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2021年2月18日 (木)

アバレンジャー感想記:37話と38話

毎週日曜日に東映特撮YouTube Officialで爆竜戦隊アバレンジャーが配信されてます。
今週も簡易に感想を。

37話「快感アバレクイーン」
2003年11月9日放送
監督:諸田敏
脚本:荒川稔久

リジェが急成長し改めて黎明の使徒として覚醒、リジュエルと名乗るようになった。
所謂ギャル口調で話し、壬琴と出会ってからちょくちょく片鱗はあったけど言葉遣いが乱暴に。
悪い男に引っかかってグレた少女、乱暴にまとめちゃうとそういう絵に見えちゃって背筋が凍る。
しかしリジュエルの演技は下手やね。キャラは良いんだけどそこだけは何度見ても残念。

リジュエルが最初に計画したのが親子を引き離し子供の涙で宝石を作ろうというもの。
人の心の弱いところにつけこみ悲しみを利用する、こんな残酷なやり方も壬琴の影響をうかがわせる。
リジュエルの出生を思えば幸せな親子に苛立つのも納得。同時に悲しくもなる。

凌駕は操られてる親たちに呼びかけて子供を思う心を呼び覚ます。
子供に苛立つこともある、それでも子供の笑顔のために頑張れるのが親だと。
綺麗ごと、だけどそれがやっぱり理想だし親子の間に何の情も無かったらそれは悲しい事なんだと今回の話で訴えてるように思える。
苦労を知りながらも子を想う凌駕の父親としての心が改めて見えて良かったし、同時に愛されることを知らずに悪い方向に成長したリジュエルが悲しくなってくる。
凌駕に悪意は無いし自分が信じる思いを主張してるだけなんだけど。それが反対側にいる者、優しさや愛を知らずに生きてきた者には残酷に響くんだろうなと思ったり。

マックスリュウオー初合体。
強い。・・・のだけど、如何せん良い意味でも悪い意味でもリジュエルの印象が強いのと、凌駕を絡めた親子のドラマの方に引っ張られてロボ戦の印象が薄くなっちゃった感じがしてもったいない。


38話「花咲けるアバレピンク」
2003年11月16日放送
監督:諸田敏
脚本:前川淳

笑理が親の都合で、というより強引に海外へ引っ越しすることになって困っているという話し。
一同の会話のシーンが言葉が入り乱れ笑理の事情と関係ない話まで紛れてややこしい。
マホロだけ事情が分かって無いから変な質問を挟んでて混乱している。諸田さんの会話劇の演出面白いなあ。

あの親にしてこの子ありというか、笑理の両親のキャラが濃いから笑理自身も独特のセンスのキャラになったんだなあと納得。
アバレンジャーと共に戦うために日本を離れられない。話が通じない親を説得するために笑理がとった行動は。
今度こそアバレピンクに変身。ではなく、自作の衣装で戦士になったつもりというもの。
後にゴーカイジャーでも拾われるネタ。自作衣装で戦えるわけ無いし見た目も変だしつい笑っちゃうしネタになるもの納得。
だけどそれに込められてるのは笑理が本気で戦ってるんだという覚悟。見た目はネタでも思いは真剣、このギャップがあるからこそ強く印象に残る。
危険だと分かってても笑理の思いを汲んで一緒に名乗りをして戦ってくれるアバレンジャー。笑理も含めてチームなんだとうかがえて良い。

笑理の奮闘むなしくルージュラフレシアの力で花に変えられてしまう。
さらに追い打ちとばかりにあの鎧の戦士がまた現れ、そしてその正体が明らかに。
やはり鎧を纏ってたのはアスカで、仲間に攻撃されるという悲劇が降りかかる。
仲間を失い、仲間に襲われる、冒頭の会話劇やアバレピンクの印象で笑いもあったけど滅茶苦茶辛い展開。
明るく賑やかのように見えてとんでもなく辛い状況が続くのが今作らしいといえばそうなのかも。

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コメント

放送当時はよくわかってなかったけど、時間経って改めてアバレンジャー観てリジュエルの件に関して察する物はありましたね。この一件あったから以前の配信の際にニンニンジャーの出演陣の演技もどさくさに紛れて叩かれてたらどうしようという思いもあり観れてないわけで・・・トランザ、カイザーブルドント、サラマンデス、マンマルバ成長体に次ぐ成長系の幹部ではあるけど諸々考えたら盛り上がりにくいのはあるかも・・・言い方あれだけど先の4名がインパクトのある姿をみせてただけに余計悪目立ちしてるのがね。これ以降成長系幹部いないのが惜しい。

悲観的になるのも良くないから書くけど、脚本を観てれば壬琴のやりたい放題が敵の内情にとことんまで影響を及ぼしこのような事態(演技じゃない)を起こした辺りリジェにとって彼の姿がそれこそときめきを感じさせたのだろうなと。

出生故に親子を狙う悪事も親が子を置いてく場面がめちゃくちゃエグイし子供達の心も傷ついてるから尚更悲しいです。今回のギガノイドの悲劇的によって現れた黒服がおっかなさを際立てていたのも本当に怖くて。

当然子供を育てる立場にある凌駕は黙ってられないし、今回に至るまで20話や22話、23話での出来事があっただけに綺麗ごとかもしれなくてもそれでも信じた道を進む彼は良い意味で22歳とは思えないです。凌駕もやっぱり成長してるんだなと思います。

そういう家族の話をした後で笑理の転校及びその家族に触れるからその構成は上手いと思います。確かに噛み合わない会話は凄く面白いですが、事情を知らないマホロがズレた事も言うのでそのグダグダ感がある意味リアルですよね。

アバレンジャーは戦う人以外の気持ちにも触れてるのが良い訳で笑理が公園で親を説得(その公園にある遊具が爆竜を連想する物なのも良い)して想いを伝えるのに、体調悪いのかと言われるのがホントあーって感じで。

敵が襲ってくるので最後の手段として出たアバレピンク。ぱっと見ふざけてるようにしか見えないけど、11話とかで語ってた内容考えると決してふざけてるわけではないのがわかるし、これはシリアスなシーンと捉えて問題無いと思います。

行けるとこまで行くけど、そのままラフレシアになってしまうのが・・・やっぱり仲間が犠牲になるのは辛いし、追い打ちをかけるように鎧の戦士の正体が明らかになるのがキツイ。色々と問題あれど、それでも必要最低限この作品の方向性を見せるスタッフはプロとしてやれることをやってて凄いと思います。

投稿: アルター | 2021年2月19日 (金) 00時35分

コメント返信:アルターさん

壬琴の存在がエヴォリアンにも影響してる事がリジェエルという新幹部の登場で如実に表れるという構成がお見事だなと思います。
片や凌駕は親としてブレない思いを貫き続いて笑理が親に真剣な思いを伝えようと、ヒーロー側は真っすぐな思いを見せていて。
敵とヒーローの対比がドラマとしてもシリーズ構成にも活きてるのが本当に上手いなと感心します。

投稿: んがよぺ | 2021年2月21日 (日) 07時34分

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