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2021年2月26日 (金)

新ポケットモンスター第57話感想

57話「恋はコダック」
脚本:面出明美
コンテ:尼野浩正
演出:小柴純弥
作画監督:大西雅也 倉員千晶

-キクナの日常-

母親からの電話に応えながら朝食をとり仕事の準備をするキクナ。
初めて描かれる彼女の日常の光景、働く大人のお姉さんって感じでちょっと見とれちゃう。
コダックだらけの部屋と意味深に映る写真。今回のオチへの布石がしっかり打たれてるのも良し。

時間を持て余したコハルがキクナの仕事ぶりを見学することになり、コハルの目にはカッコいいお姉さんとして映る。
が、女子会となっていざ部屋に招かれると冒頭には映ってなかった散乱した部屋の様子が。
カッコいい仕事ぶりとのギャップを表すためにも冒頭のシーンが利いてる。テキパキと準備をして仕事が出来る人と見せておいて片づけは下手という、ああこういう人いるよねえと共感を呼ぶ演出になってて良かった。


-それぞれの日常-

ナミとお泊り会をする事になってワンパチに協力を頼むソウタ。突然の仕事の依頼で大忙しのヨシノ。短いシーンだけどサクラギ家の光景が見られて良かった。
一緒に晩御飯を食べようと誘うつもりだったのにそんなコハルの思いを露知らず寒空の中駆けだすゴウとサトシ。
2人が雪と寒さでこじんまりとするわけも無く、むしろポケモンゲットのチャンスと元気になってるのがらしいなあと。
研究所に置いて行かれて不機嫌なゲンガー。空調システムに隠れててお騒がせのメッソン。
短いけど皆のキャラが見える日常のシーンが挟まれてて好感触でした。


-コハルの勘違い-

コハルはキクナの家に泊まり女子会の運びとなった。
晩御飯の買い物、料理に舌鼓をうち、デザートにも目を輝かせる様子と、どれも微笑ましい光景で。
冒頭から映ってた意味深な写真に気付いたコハルはキクナに甘いエピソードがあるのではと期待を膨らませてニヤケ顔。
そういえば11話で両親の馴れ初めのエピソードに食いついていましたっけ。年頃の女の子って感じでこれも良いリアクションでした。

キクナを挫折から救ったコダックとそのトレーナーの青年との出会い。サトシとゴウが偶々そのコダックと青年に会ったことを知りもう一度キクナに会わせてあげたいと奔走するコハル。
カッコイイと思ってたキクナにも心にわだかまりがある事を知ったから何とかしてあげたいという善意からの行動、誰かのために力になりたいと駆け回るコハルの優しさが沁みる。
・・・のだが勘違いオチで、ですよね~という感じ。
大人の恋を垣間見た、と思ったのは演出のミスリードでコハルも根本から勘違いとしてたという。
でもキクナの心は救われたし、コハルは恥ずかしい思いをしたけど奔走した事が無駄じゃなかったのは笑いを交えつつ良いオチだったと思う。


-あなたがいたから-

コダックのトレーナーには特に名前が設定されてないし、冒頭からコダックグッズがこれでもかと映ってて職場にも置いてあったんだから最初からキクナの思いはコダックに向かってるのは明白で。
コダックを見るとついグッズを買い漁ってしまうと。滅茶苦茶共感するよその気持ち。
好きなもの、心を支えてくれたものに夢中になってついつい財布の紐が緩んでしまう。
似たような経験ある人たくさんいるだろうし、現実のポケモンファンをメタ的に表してるんだなと思い。

苦しい時、気持ちが落ち込む時、ポケモンが傍に居たから頑張れたり気を持ち直せた。自分にもそんな経験あるしそういう体験を持つ人沢山いるんだろうと思います。
ポケモンが傍にいてくれることが力になる。ポケモンの誕生から25年の節目となる今にこういう話しをやってくれたのが、ポケモンが積み上げてきた時間は無駄じゃないと表してるように思えて良い。

心を支えてくれたコダックに再会出来てキクナはまた張り切って仕事に臨む。
彼女と同じように現実の自分たちもポケモンが傍にいてくれることを励ましにちょっと頑張ってみようか。
勘違いオチには笑っちゃったけど、温かいメッセージを感じる話でした。

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