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2021年2月 5日 (金)

新ポケットモンスター第54話感想

54話「メッソン・イン・ポッシブル!」
脚本:宮田由佳
コンテ:尼野浩正
演出:興満録助
作画監督:荒井怜子 山縣クリカ 松本勝次

-サクラギパークの日常-

サクラギパークでボール遊び。のっけから可愛い光景が見られて眼福。
パークで暮らすポケモンたちの姿も見られて良し。

遊んでる時でも臆病なメッソン。ヒヒダルマに驚かされてまた落ち込む。
ヒヒダルマはヒバニーにもちょっかい出してた事あったなあと思い出し。
日常の光景でポケモンたちの性格を表してるのが丁寧で良いなと思う。
そして最後にメッソンがヒヒダルマにやり返すオチに繋がる、メッソンの成長劇として冒頭のシーンがちゃんと活きてるのが上手い。


-撮影は続く-

サブタイトルからして某映画のパロディ。19話以来に登場のコレダ監督がカメラを止めるなと、これもパロディ。
ロケット団の乱入があってもそれをチャンスと撮影を続行する監督、はちゃめちゃで楽しい。
ロケット団が撮影してた映像を最後にいただいちゃう逞しさも凄いわ。
メインはメッソンの成長劇で映画見学はそのきっかけに過ぎないけど、オチにも映画が関わってて小ネタにも抜かりが無かったのが良かったです。


-ただのファン-

撮影に乱入してきたロケット団。19話では撮影所に入ろうとして門前払いだったから今度は強行手段ってわけか。
インテレオンを捕まえるのが狙い、とは言っても映画に出て目立ちたいという欲求も当然あっただろうし、誰が言い出しっぺなのかは言わずもがな。

一度インテレオンに負けて吹っ飛ばされたのにまだ諦めず計画を立てて再チャレンジ、本当に逞しい。
人質作戦・・・って19話でもやってたじゃん。あれはメタモンを返すための芝居だったけど今度はガチ。
目的は違うけど作戦が同じじゃネタの使い回し・・・。かと思ったら、インテレオンを捕まえるだけじゃなくてその姿を動画に残したかったともう一つの目的もあったという種明かしは捻っていて良かった。
変なマシンが設置されてると思ったら監視じゃなくて録画目的って。計画を練り直すってどんな狡猾は作戦かと思ったら録画の準備ってただのファンじゃん。
悪いことはしてるんだけど行動の動機がなんか憎めないのが彼ららしくて面白かった。


-泣き虫だけじゃない-

泣き虫で味方の足を引っ張ってしまったメッソン。
逃げてばかりじゃバトルにならないと特訓を始めるがやっぱり上手くいかない。
普通のバトルは無理、ならば逃げることに特化しようとゴウは閃きメッソンに合った特訓を提案する。
逃げることを自分を守るための力とメッソンの在り方を肯定、ゲットした時もその力を褒めて長所と捉えていたしそれを今一度伝えてメッソンに自信を持たせる言葉が素敵。
ポケモンに合ったスタイルを探す、やってみて駄目なら他の方法を選ぶ。
ヒバニーとすれ違った経験があったからこそ今度はメッソンの気持ちも能力のことも考えて適切な対応が出来てるんだなと思い。

ひたすら逃げて隠れる。要はかくれんぼなんだけど楽しみながら隠れる事が段々上達していく様子がとても活き活きとしてて良かった。メッソンの上達をサトシが褒めてたのも良かった。
その特訓がロケット団とのバトルで活きて、姿を隠して落ち着いて攻撃しまた隠れる、ヒット&アウェーがメッソンの戦い方なんだと確立させた。
かくれんぼの絵からバトルに繋げる構成でヒット&アウェーがどいういうものかメインの視聴者であるお子さんにも分かりやすくなってたんじゃないかな。上手い。

メッソンがついに見つかってしまってゴウは無理せずバトルをやめさせようとしたが。
メッソンは気持ちを奮い立たせて新たな技”とんぼがえり”を発動させた。
その源は憧れのインテレオンからエールを送られたこと。憧れの存在があるから勇気を振り絞れる。その憧れのインテレオンもかつて泣き虫だったけど今はあんなに強くてカッコいい、自分もそうなりたいという思いがこれまでにない力を生み出すのが良いね。
”とんぼがえり”がヒット&アウェーをさらに活かす技なのも良い。
ゴウが見つけてくれた戦い方とインテレオンへの憧れが生み出した力が合わさってて上手い。

ゴウは無理に戦わなくてもよいと今のメッソンを肯定してくれるけど、自ら殻を破るために一歩踏み出す心も大事。
映画撮影の見学というシチュエーションから憧れの存在に出会い勇気を奮い立たせるクライマックスへ持っていく流れがお見事でした。
一歩踏み出したメッソンをインテレオンが認めてくれたシーンも素敵。


過去の話と繋げつつ楽しいシチュエーションからの勇気を奮い立たせるクライマックスへの構成がお見事でした。
いやあ今週も凄く面白かったです。


・・・ゲストキャストの演技を除けばですが。

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コメント

今年に入ってからのエピソードを観てて思うのですが、やっぱり1年以上やってるとこのシリーズのやり方も確立されてきてる物ですね。コハルの役割、サトシのピカチュウ以外の手持ちの課題、先週のスイクンのような伝説の扱い等大分熟れて来てるなと。

今回のメッソンもゲットされて以降ただのマスコットのままなのはちょっと危うく思っていただけに今回目標が出来たのは良かったですね。前作のサトシのニャビーがロイヤルマスクのガオガエンに憧れた件もそうだけど、こう自身の進化系に憧れる展開描く事でメッソンの変わりたい想いが非常にわかりやすく思えたし、インテレオンも当時はそうだったというのもありがちな話だけど、成長が見込めて良かったと思います。

それ故特訓でなんとか追いつこうとしてかくれんぼの中で自分の強みを見出しつつ本番のロケット団とのバトルの際にやれるだけの事をした末にとんぼがえりを覚える。一見すると逃げただけではあるけど、作中で言われたヒットアンドアウェイを突き詰めた結果だと思えば納得でしたね。

今回に関して先程書いたガオガエンとニャビーの関わり合い宜しくメッソンがジメレオンに進化するのかと思ってたけど、結局しなかったなと。ヒバニーがラビフットに進化した時もそうだけど、やっぱりメッソンが進化した時も性格が大幅に変わる事が予想出来るし、ゴウは例えメッソンがどんなに変わろうとも変わらず接してほしいですね。

投稿: アルター | 2021年2月 5日 (金) 23時38分

コメント返信:アルターさん

キャラクターの扱いがこなれてきた感じはありますね。
ジメレオンへの進化は先送りなのかメッソンのままなのかは分かりませんが、今回進化しなかったのはドラマを急いで描かずゆっくりやる意味でも進化しなかったのは正解だったかなと思います。
前作に似た事例があるから差別化の意味でも良い判断だったんじゃないかなと考えてます。

投稿: んがよぺ | 2021年2月 6日 (土) 20時22分

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