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2021年2月19日 (金)

新ポケットモンスター第56話感想

56話「四天王ガンピ!騎士道の館!!
脚本:土屋理敬
コンテ:浅田裕二
演出:浅田裕二
作画監督:岩根雅明 志村泉

 

-チャンバラしようぜ-

サトシVSゴウ、ネギを握っていざ尋常に勝負!
って、のっけから何やってるんだ。カモネギの特訓に付き合うためにネギの扱いに慣れようというのがサトシらしいけど。
真面目な特訓だけどチャンバラごっこみたいでつい笑っちゃう。普通に年頃の男子の遊びみたいなんだもん。
でもこれがガンピの最終試練で意味を持つようになるんだから考えられてる。上手い構成に素直に感心しました。

 

-涙もろい四天王-

カロス地方の四天王の一人・ガンピが修練の場を設けてると知り赴く一行。
大きな城を構えてガンピからは四天王だけあって強いオーラが感じられてこれはさぞ厳しく怖い人なのでは・・・。
なんてことは無く、サトシとゴウが試練を突破する度に涙し若者の前向きな心に打たれてる涙もろい人だった。
四天王の威厳どこ行った。いやそのギャップで一気に交換持てましたけどね。

四天王直々に鍛えてもらえるって人気出そうなものなのにサトシとゴウ以外の挑戦者いないのね。
モブキャラを描く作画が面倒だった・・・予算の問題・・・ゲフンゲフン
きっとガンピのノリについていけなくて脱落する人多かったんだと解釈しよう。閑古鳥が鳴くのはそのせいだ、きっと。
サトシとゴウの躍進にガンピが涙するのも脱落せずに挑んでくれる若者に会えて嬉しかったんだよきっと。

 

-騎士の心-

ガンピが課す試練はトレーナーもポケモンも鎧を纏ってひたすら走り回ったりトラップをかいくぐったり。
鎧の重さで満足に動けない状態でポケモンによる妨害もあって(デデンネとサトシの邂逅、さらりと小ネタありがとうございました。)、やってる事は単純でも凄く大変そうで。
負荷がかかり満足に動けない状況だからこそ互いに助け合わないと乗り越えられない。
ガンピが伝えたかった騎士の心は誰かを守るために力を発揮すること。制限がかかり苦しいからこそトレーナーとポケモンが互いを守ろうと自然に動き出す状況を作ってるわけなんだなと。

ゴウとストライクは良い感じにそれを体現しているが、カモネギは我が道を進むという感じでサトシの指示も聞かずただ力任せに進んで行く。
ガンピがこのままではいかんと危惧するのも当然。
しかしそのままのはずが無く、カモネギが落としたネギをサトシが体を張って取り戻したことをきっかけに流れが変わる。
カモネギが大切にしてるネギを守るのは当然だと屈託のない笑顔で応えるサトシ、そういうところ本当カッコいいし好きだわ。
そんな姿を見せられたら猪突猛進だったカモネギもサトシのために体を張りたくなるさ。ガンピの一撃からサトシを庇うシーンは熱かったよ。

 

-それぞれの前進-

最後の試練はクレッフィから鍵を奪えば勝ちでガンピとギルガルドを倒す必要はない。
とはいえ簡単に鍵を取らせてくれるほど甘くはない。サトシとゴウ、カモネギもストライクも皆で連携してようやく試練をクリアできる。
冒頭のチャンバラがここで活きてくるしゴウがストライクを守ったりサトシの指示を聞いてカモネギがギルガルドに一矢報いたり。
バトルで直接ガンピに勝たなくても試練を乗り越えるカタルシスが生まれるしガンピの格も落とさないいいバランスだったと思います。

カモネギは”みきり”を覚えてストライクはハッサムへ進化しそれぞれに前進があった。
ストライクの見せ場は相当久しぶりだったけどゴウと息の合った活躍でブランクを感じさせず進化まで辿り着いたのは納得できたし。
カモネギは順当にサトシとの絆を深めていずれやって来るリベンジと進化の機会が待ち遠しくなって。
ゲストのガンピのキャラを立てつつ2人と2匹の見事なチームワークと成長を見せる、いやいやよく纏めたなあと本当に感心します。

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新アニポケ」カテゴリの記事

コメント

なんかここ最近のそちらのブログやツイッター見ていて、コメントが沢山来たら考え纏まりにくくなるかなと思ってたので、なんとなしに先のプリキュアの感想読んだところ、考えをしっかり纏めた上で書けたのが伺えたので今回書く事にしました。

アニポケについてですが、冒頭のチャンバラが凄く小学生男子感あって良かったですね。ああいう光景は僕の小学生時代でも偶に見かけたので親近感ありました。でも遊んでる訳でなく、カモネギの気持ちになってやってるのが変な絵に見えてちゃんとポケモンの心に寄り添えているのがわかって偉いです。

まさかのカロス四天王のガンピ登場は本当に驚きました。こういうのって普通なら以前言ったAGのヘビーボールのようにメインターゲットの子供ではなく無印から観てる人しか反応出来ない要素なのであまり歓迎は出来ないのですが、今作はコンセプトがディケイドやゴーカイジャー、ジオウと同じ物であるため、そんなに気にならないですね。全地方を舞台にしたからこそ違和感が無いのもポイント。

ガンピのキャラはゲームだと単にバトルするだけなので人となりは良くわからなかったけど、サトシのコータスみたく涙脆いのが面白いキャラ付けでしたね。でも試練の時は真剣にサトシ達を鍛えてくれたし、サトシ達とポケモンの絆も褒めてくれたのが好印象でした。この調子で他のアニポケ未登場キャラも出てきてほしいなと思ったり。

また、最近はゴウとそのポケモンの成長にスポットが当たっていましたが、今回はサトシ達の成長にもスポットが当たってましたね。サトシは前作の成長を引き継いでいるから良いとしてカモネギの心境にも変化が。猪突猛進とは言っても一応サトシの言う事は無視してないし、トレーナーとして慕ってはいるんだろうけど、それでも気を回すのが苦手なのも感じられたし、変化が見え始めたとしたらやっぱり落ちたネギをとりに行ってくれた場面でしょうね。

もちろんサトシは取りに行った後でそれがカモネギにとって大切な物である事をしっかり理解してくれていたのがカモネギの心に響く物あったんじゃないでしょうか。だからこそ最後の試練でも真剣に付き合ってくれる事に心動かされてサトシをネギと同じくらい大切な存在と思ったからか、自分がダメージ受けても守りに行く姿はようやく大切な事を学んでくれたと思いましたね。

戦いの中で身を守る「みきり」を覚えたのも突っ走るだけでは勝てない事を理解したのだと思いますし、やっぱり守る存在いてこそ強くなれるというのは普遍的ながら大事なメッセージだと受け取りました。

ゴウもストライクがハッサムに進化したし、カモネギも後は進化を果たしてリントのエルレイドへのリベンジ果たすのみ。次こそ勝ってほしいですね。なにはともあれ良い収穫でした。

投稿: アルター | 2021年2月21日 (日) 22時46分

コメント返信:アルターさん

ガンピは今回で初登場なのに違和感なくアニポケの世界に溶け込んでましたね。
番組構成と演出と脚本の巧さあってこそだと思います。

突っ走ってばかりのカモネギが身を守り一歩引くための技を覚えるというのが成長を如実に表してて良かったです。
守るものあってこそ強くなるとは王道のメッセージですが、それを騎士の心とリンクさせ演出してるのがまた巧いなと思います。
騎士であるガンピの登場もそれで意味を成していますし本当良くやってると感心します。

投稿: んがよぺ | 2021年2月24日 (水) 07時42分

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