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2021年2月20日 (土)

感想:スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021

昨年夏に公開されるはずだった劇場版キラメイジャーがようやくお披露目となり、リュウソウジャー特別編とテレビに先駆けゼンカイジャーの劇場版デビューの3作が「スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021」として本日から公開となりました。
本来の予定とは異なるプログラムなんだろうけど3つのスーパー戦隊を一緒に観ることが出来てとても楽しかったです。
公開されて本当に良かったしここまでこぎ着けた関係各位には感謝の思いで一杯です。
以下ネタバレ含む感想となります。

「魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム」

本来だったら夏に公開されてるはずだったので、ここで魔進ザビューンとキングエクスプレスザビューンがデビューになるはずだったんだろうなと。
ロボ戦の切り札の必殺バズーカは販促するアイテムが無いから苦肉の策だったんだろうなと思ったり。
それとガルザが優しい夢を見ていたという事実も、もっと早く公開されてればテレビ終盤で明らかになった彼の秘密へのさり気ない伏線として機能したんだろうなとか。
公開が遅れた事が本当に悔やまれるなと思い。

いきなり惜しむ気持ちを描いちゃいましたが、本筋はキラメイジャーらしくてとても楽しかった。

ミンジョの力で夢の世界に閉じ込められた人たちを救うためのミッション。
チームを分けて少しずつ夢の世界の謎を解いていく展開がキラメイジャーらしくて良き。
充瑠と為朝が少女の姿を見て彼女が夢の主かと思わせるミスリードとその少女が幼いマブシーナだと分かる瞬間とか良い演出だったな。
謎のメッセージが少しずつ送られてきて誰が送り主かと気になる要素を挟むのも飽きずに見られて良かった。
瀬奈とマブシーナはウエディングドレス姿になったり小夜は金魚に襲われたり時雨は苦い思い出の万力の悲劇再びと、別班は夢の世界ならではの賑やかな絵に笑いが止まらなかった。
オラディン王がテレビだと基本真面目な役どころなので今作ではおおはしゃぎ。アフレコしてる杉田さんがさぞ楽しかっただろうと想像に難くない。
夢世界の冒険に魔進たちがキラメイストーンの状態で同行してたのも良い絵だった。魔進と共にあるのがキラメイジャーなので相棒と一緒に困難に立ち向かってる事が表れてて良かった。
夢から覚める時に博多南の寸劇。中の人のネタを全く自重せずに披露。エピソードZEROや本編では匂わせ程度だったのに今作ではガッツリ、これも劇場版ならではか。


悪夢を操るミンジョの力を打ち破るのは煌めきの力、夢の中でもイマジネーションを働かせて充瑠が華やかな夢の世界を創造する。
ファイヤと協力して悪夢の世界を華やかな世界に書き換えるシーンは煌びやかで素敵でした。
充瑠の想像の力を見つけて褒めてくれたファイヤが一緒に世界を創造するというのが熱かったし、悪しき創造をするミンジョの企みを破る方法としてこれ以上ないもので納得の展開。
夢の世界で無敵だったはずのミンジョが充瑠の想像力に負けて、現実の世界ではガルザを利用して事がバレて一気に小物化するのも痛快でした。

現実の世界に戻って来たキラメイジャーの活躍。
6人揃って変身と名乗り。劇場版スケールで派手に火薬を使ったアクションシーン。
これこれ!これを大スクリーンで観られたのが本当に嬉しかった。
宝路は冒頭ですぐやられちゃったけどクライマックスでは皆と一緒に戦ってミンジョに一矢報いていたのも良かった。
ロボ戦もスクリーンでは初めて。
本当に待ちに待ってたから迫力の絵を観るが出来て楽しかったです。


最後は楽しい夢をと皆でキラメイダンス。
これも劇場で観るのは初。皆楽しそうで思わず笑みが零れちゃう。
クランチュラが踊ってる傍でガルザもちょっと混ざりたそうにしてるのも良きかな。

謎解き、チームを分けて事態に対処し、魔進との絆と連携で敵を破り、小ネタや賑やかな絵も外さず、迫力のアクションで目を見張り、切り札は想像する力。
キラメイジャーらしさが詰まった輝いてる映画になっててとても楽しかったです。


「騎士竜戦隊リュウソウジャー 特別編 メモリー・オブ・ソウルメイツ」

きっとあるだろうと思ってたけど昨年末に亡くなった うい役の金城茉奈チャンへの追悼メッセージ、まずここで涙腺に響く。
本編から抜き出したエンディング映像に彼女の姿が。映画のタイトルにはもちろん彼女の事も含まれてるのが表れてて涙せずにはいられない。


ナダが修行の旅に出ようとしてた理由、仲間たちに追いつくためとテレビ本編ではメッセージを残していたけど、それはガイゾーグに既に力が無くなってたからとまさかの補完。
まともに戦える状態じゃなかったのにウデンに食らいつきそして命を落としたって事か。
今回マイナソーの宿主になったマイコから閉鎖する卓球場のチケットを貰って本編33話に繋がると。
後付けのエピソードのはずなのに全然それを感じさせず見事に本編に繋がっていて震えた。

ディメボルケーノとナダの問答。また特に意味の無いディメボルケーノの戯れとナダが媚びようとしてるのかと思ったけど、そんなわけ無かった。一瞬でもそんなこと思ってしまって恥ずかしい。
力が無いなら自分を鍛えて力を取り戻す、既にナダの中で修行に旅立とうと思いは決まってたんだろうけどディメボルケーノの問答で腹を決めたという事、最後の一押しに話を聞いて欲しかったんだなと。
誰かを羨み自分から逃げてばかりだったナダを昔から知っていたバンバとしては彼の新たな決意を目の当たりにして嬉しかっただろうな。


変わりたいのに変われないと悩みを抱えるマイコがマイナソーを生み出しリュウソウジャーの変身を封じるというピンチの見せ方も良かった。
ぶっちゃけ予算もスケジュールも無くて新しいマイナソーを作れないから役者さんにそのままマイナソーを演じてもらうという苦肉の策なんだけど。
でも変われないという悩みと変わろうと一歩踏み出してるナダの対比が効いてたし坂本監督の十八番の素面アクションをたっぷり見せられるし制作の事情を逆手にとった見事な演出で拍手を贈りたい。


締めにコウのナレーション。予告でも聞いたやつだけど実際の映像を見るとより沁みます。
はあぁ~凄い。正直尺が短いと事前の情報で薄味になるかと思ったけど全然そんな事無かった。
短い時間にギュッとリュウソウジャーのソウルを詰め込んでて素晴らしかったです。


「機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE 赤い戦い! オール戦隊大集会!」

トジデントが人々を襲い、そこに颯爽と現れるゼンカイジャー。
名乗りの台詞が力の元になった歴代戦隊を踏襲しててニヤリ。
人々の声援を受けて介人がちょっと良い気分になってる様子だったり、ジュランは戦闘中に女性にナンパしてたりブルーンは助けた人に病院を誘導する生真面目さだったり、各々のキャラが見えて最初から賑やかさ全開で楽しくなっちゃう。
戦いの後ガオーンは猫と遊んでて。マジーヌは占いの仕事に戻る。やばい、皆良いキャラしてて好きだわ。
介人とジュランの買い物のシーンも良い雰囲気だし。
人間一人とロボ4体のチームがどんなものになるかと思ったけど、これなら全然心配ないわ。


ゲゲの思い付きで生まれたスーパー悪者ワルド。
語尾がワルモノってまんまで笑っちゃうし、関さんの台本通りなのかアドリブなのか分からない台詞の応酬に耳が忙しかった。
ゼンカイジャー相手に繰り出した攻撃は歴代ボスの能力って事なんだろうね。どれがどのボスの能力なのか分析と、それと台詞を聞き取るために繰り返し見るの必至だわ。

ザミーゴ、バングレイ、九衛門、バスコ&サリー、ライバル続々で嬉しいね。
尺の都合台詞も出番も少ないけど、僅かな台詞に各々のキャラが表れてたしまた彼らに会えたのはやっぱり嬉しい。


ピザすき焼き。予告映像で謎ワードしてピックアップされてたけど、介人が皆との平和な一時を過ごすために楽しみにしてた料理のことだったのね。
それだけじゃなくついさっきまで平和だった世界が蘇った悪者たちに蹂躙される光景がありそれに対しても怒りを露わに。
世界も人々もピザすき焼きもギアトリンガーも悪者には渡さない。ヒーロー足り得る心が介人にあることが表れてて良かった。
前半は賑やかな感じだったけど決めるところは決める、やっぱりヒーローはこうでなくっちゃ。って思ってたら縛ってた鎖が汗ですっぽ抜けたというまさかの脱出で敵も味方もポカーンとしてたまた笑っちゃった。


センタイギアで呼び出された歴代レッド、凄い絵面に鳥肌立つわ。
からの、ゼンカイジャーの変身に心躍り。そして元祖レッドのアカレンジャーからレッドじゃないのかとゼンカイザーへツッコミ。
ああもう!情報量多すぎて楽しすぎるわ!!
そして全員で決めポーズ。凄い迫力。この絵を撮るのに相当苦労しただろうし関係各位には頭が下がります。


スーパー悪者ワルドの攻撃に怯まず全力全開で向かっていくゼンカイジャー。
各々の能力を発揮し戦う姿がカッコいい。
ギアトリンガーのギミックもしっかり見せてくれてゼンカイジャーのお披露目として申し分ない活躍でした。
傍ら、蘇った悪者たちとの戦いはあっさり処理されて歴代レッドのアクションは有って無いようなもので。
セッちゃんの歴代レッドの読み上げも途中で早口になって以下略という扱いだし。
あくまで今作はゼンカイジャーのデビュー作という割り切り。このバランスが中澤さんらしいなと思い。


歴代レッドも悪者たちも元の世界へ帰っていく。
海城剛からのメッセージを受けてゼンカイジャーの戦いがこれから始まっていく。
あくまで歴代戦隊にはそれぞれの世界がありゼンカイジャーにはゼンカイジャーの世界があるという体なのが良かった。
劇場版という事で全員集合の絵はあったけど、スーパー戦隊を全部一緒くたにするわけじゃなかったのはホッとした。


キラメイジャーの煌めき、リュウソウジャーのソウル、ゼンカイジャーの全力全開。
各々のカラーを見られた3本立て、とても楽しかったです。
厳しい情勢の中この映画が観られたこと、関係各位の尽力に改めて感謝します。
本当にありがとうございました。

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