ゴーバスターズ感想記:35話と36話
毎週日曜日に東映特撮YouTube Officialで特命戦隊ゴーバスターズが配信されてます。
今週も簡易に感想を。
35話「タテガミライオー 吼える!」
2012年10月21日放送
監督:竹本昇
脚本:下山健人
意志を持ったマシンであるタテガミライオー。
それを開発した葉月サブロー博士を演じるのは水木一郎さん、キャラが濃すぎる。
マサトもタジタジになる変人となれば濃いキャラになるもの納得だけど凄い人連れて来たなあと。
ライオーのアクションシーンでは水木さんが歌うテーマソングがかかって否応にもテンション上げてくるし。
劇中では故人でそこに居ないのに存在感が強すぎる。
博士の娘のミカは父が組織の犠牲になったのだと思いゴーバスターズのことも嫌っていたが。
博士は自分の研究を守るために組織を離れたんだと別の意味があった事をリュウジが諭す。
ライオブラスターに残されていたメッセージ、自分の研究を守ってくれてありがとうと博士からの言葉がそれを証明しミカはライオーを託すことを決めた。
設計図を解読しようとマサトに持ちかけ博士の真意を察してミカを諭す言葉、リュウジがエンジニアとして前進してることがうかがえたのが良かった。
エースVSライオー、互いの力を認め合うための対決でほとんど話が進んでいたのも印象的。
一応エンターとも戦ってたけど、ヒーロー側のロボ対決が軸になってるのもロボを推してる今作ならではのエピソードだったなと思い。
36話「ゴーバスターライオー ガギーン!」
2012年10月28日放送
監督:竹本昇
脚本:下山健人
ライオーに夢中で全然構ってくれないとゴリサキとウサダが不満を漏らし、ニックがなだめようとしたのにJの余計な発言でストライキに発展するという珍事に。
会議室で話し合うバディロイド、変な絵に笑わずにいられない。
しかし要求内容が相棒に構ってほしい、要は一緒に遊んだりしたいって事なので可愛いもの。
相棒の事を大好きなのがうかがえてむしろ微笑ましいくらい。
しかし戦いが始まればバディロイド不在は痛手で、パワードカスタムが使えずゴーバスターズがピンチに。
そのピンチでようやく冷静さを取り戻し現場に駆け付ける一同。相棒が何よりも大切だと一番大事なことにを改めて気付くのが良かった。
同時にライオーの気持ちへの理解も。産みの親の葉月博士がいなくなって、ライオーに寄り添えるのは自分たちしかいないんだとニックが諭す。
最強のマシンでも寂しい心はある。長い時間を相棒と共に過ごしているニックだから誰も傍にいない寂しさを理解し寄り添おうとするのが良いね。
今回のニックは大人だよ。ストライキを止めようとしたりウサダとゴリサキを諭しライオーに寄り添い、お疲れ様。
ライオーを認めたウサダとゴリサキが新たな合体を承認しゴーバスターライオーが完成。
ライオーを仲間として認める心情の変化と新たな合体がシンクロして良い感じ。
バディロイドもバディゾードも心を持つマシンだからこそ新たな合体で心の繋がりを描ける、これも本作ならではで熱い展開でした。
| 固定リンク
「特撮」カテゴリの記事
- アバレンジャー感想記:37話と38話(2021.02.18)
- ゴーバスターズ感想記:35話と36話(2021.02.18)
- アバレンジャー感想記:35話と36話(2021.02.11)
- ゴーバスターズ感想記:33話と34話(2021.02.11)
- ゴーバスターズ感想記:31話と32話(2021.02.04)
「特命戦隊ゴーバスターズ」カテゴリの記事
- ゴーバスターズ感想記:49話と50話(2021.04.05)
- ゴーバスターズ感想記:47話と48話(2021.04.01)
- ゴーバスターズ感想記:45話と46話(2021.03.26)
- ゴーバスターズ感想記:43話と44話(2021.03.19)
- ゴーバスターズ感想記:41話と42話(2021.03.11)
コメント
やっと出たタテガミライオー。そしてそれを開発した葉月サブロー博士を演じたのが水木一郎さんって…………それだけで当時は度肝を抜かれました。平成と違い昭和の戦隊やライダーは見れてない(観れた昭和ライダーも初代、アマゾン、BLACKのみでした)僕ですが、それでも数々の特撮ソングを歌ったらしい彼が出演したのは衝撃的でしたし、作品は観てないけど、曲は聴いた事あります。仮面ライダーXやストロンガー、怪傑ズバットの主題歌凄くカッコよかったです。ライオブラスターの音声を特撮の大御所歌手がやるのはオーズの串田アキラさんを連想しますね。
内容にしても博士はあのマサトがタジタジになる程拘りの強い人だったのが伺えたし、誇りもあったろうからミカがあのような態度なのも理解出来るというか。でもタテガミライオーのような貴重な存在を逃す訳にはいかないし、リュウジ初めとするゴーバスターズ面々だって決して私利私欲の為に動いてる訳では無い以上皆で敵の攻撃から守る姿はこれまでを観てきてる僕たちからしたらそれだけで説得力ありましたね。
ライオーと戦うヒロムにしても譲れない意志を見せた末に認められて最後に協力してメガゾードεを倒す場面はカタルシスあったし。
なんとかライオーを譲ってもらった後でも今度はゴリサキとウサダがストライキを起こすっていう。人間じゃないのにストライキを起こすシュールさがやたら人間臭くて笑うしか無いし、でもその心の内には相棒に対する寂しさがあったんだとわかるのがいい。ここは変な絵面でも深く見ると案外理にかなってる浦沢義雄さんの弟子たる下山脚本の凄い所ですよね。
パワードカスタムはバディロイドが強化に必要不可欠というのが決して彼らは要らない存在じゃないというのが改めてわかる良い展開だったし、なんだかんだ玩具の宣伝だってこのようにドラマを開いてくれる事だってあるのが良いです。
この2話はライオーとゴリサキとウサダ双方の気持ちに関して上手く寄り添ってくれているのが伺えるし、こういったドラマの繋ぎ合いあるからこそゴーバスターライオー暖合体もまた味わい深さが感じられました。そういえばパワードカスタムもライオブラスターも水木一郎さんが音声やってますけど、こちらは劇中においては全く関係ないのなんででしょうね?元々関係あったのを諸事情で設定変更になったんでしょうか?なんであれ玩具宣伝要素をただの宣伝で終わらせない姿勢が凄いですよね。
投稿: アルター | 2021年2月18日 (木) 18時52分
コメント返信:アルターさん
大御所がゲストに来るのはいくつも例があるので珍しい事では無いですが如何せん皆さまキャラが濃いので印象に残りやすく、今回の水木さんもその一つで上手く今作に溶け込んだというか登場する理由をちゃんと作れていたと思います。
続くバディロイドのストライキでも各キャラが立っていて人間臭いドラマが楽しかったです。
投稿: んがよぺ | 2021年2月21日 (日) 07時34分