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2021年1月 7日 (木)

アバレンジャー感想記:25話と26話

毎週日曜日に東映特撮YouTube Officialで爆竜戦隊 アバレンジャーが配信されてます。
今週も簡易に感想を。

25話「開運! アバレ絵馬」
2003年8月17日放送
監督:中澤祥次郎
脚本:荒川稔久

人々の願い事を叶えるトリノイド・ハエマツ。ただし勝手な解釈で願いを叶えるため銀行強盗をしたり車を破壊したりとやりたい放題。
後の仮面ライダー電王のイマジンみたいなことしてるな。願いをかけた人々は無茶苦茶な叶え方に絶望し苦しむ。
願いを利用する奴が悪いに決まってるんだけど、安易に願いをかける人の浅はかさへの風刺にも思える。

ハエマツの能力を分析し一瞬の隙を突いて絵馬を撃ち落とし無力化するアバレンジャー。
願いをかけた人が傷つくというズルい能力の前に絶対絶命かと思いきや知恵を働かせて乗り切るのが凄い。
さらに巨大化してからも学校を壊すという願いをあえて叶えさせて隙を突く。壊したと思った学校はらんるの発明で作り出したホログラムという種明かし。
敵の裏をかく頭脳戦。こういうのもアバレンジャーの好きなところ。

凌駕が出会った少年・アキオは運動会で順位をつけないという学校の方針に納得が出来ずハエマツに願いをかけてしまった。
順位をつけたら差別になる、でも走ることが唯一の取り柄の自分はどうするんだと行き場のない怒り。
これも社会風刺よね。子供のためだとやってる事が本当に子供の心に寄り添ってるのかと。

気に入らないなら壊してしまえと唆す壬琴とそんなの駄目だと凌駕。
今すぐにでも気に入らないものを壊す、正しいわけが無いけど行き場のない思いを抱く子供には壬琴の誘いは魅力になっちゃうんだろうなと。
凌駕の答えは一緒に頭を下げて校長先生に直談判する事。ルールを力づくで壊すのではなく粘り強く話し合って変えていく。
地道で根気のいることだけどそれが凌駕なりのルールの壊し方。ただ悪い手段をとっちゃダメだと諭すだけじゃなく一緒に地道な行動を起こす。現実的で具体的な行動を起こせる凌駕が凄いし憧れます。
運動会のルールは変わりアキオは2位という結果に。1位は取れなかったけど納得のいかない事に立ち向かって掴んだ結果だからきっと誇りに思えたんじゃないかな。

子供の心に寄り添い納得させるには安易なルールの制定や暴力的に解決させることじゃなく地道な活動を実践する事。
そんなメッセージが含まれてるように思いました。


26話「釣りバカアバレ日誌、どもども」
2003年8月24日放送
監督:中澤祥次郎
脚本:前川淳

アニメの釣りバカ日誌とまさかのコラボ。凌駕と舞がアニメを見ていて(幸人も何だかんだで楽しんでるのが面白い)、それだけならまあ分かるよ。
実際のアニメが劇中劇として登場する例は東映特撮に例があるから。
でもそのアニメのキャラクターと会話してしかもキャラクターがテレビを飛び出し一緒に戦うってどういうことだ?
放送当時も衝撃を受けたけど改めてとんでもないものを見ちゃったなと思う。

釣りバカコラボに目を丸くしたけど、アニメ以外の演出も変だった。
トリノイドのモチーフにカツオが使われてるから攻撃時にカツオの調理の様子が挟まれるという謎の演出。
そしてロボ戦でもトリノイドを捌いて生け作り、どういうことだこれは。
ああルパンレンジャーVSパトレンジャー45話の系譜はここにあったのか。中澤さんの演出について再発見。

アバレンジャーと釣りバカのコラボと並行して壬琴とジャンヌの決闘。
こっちはおふざけ無しのガチの決闘で悪VS悪の雰囲気が凄く良いんだけど。
何せコラボの絵面が強烈過ぎて合間に挟まれる決闘シーンが浮いてしまうのが難点。
勝利したもののダメージは残る壬琴。まだアバレキラーの力も完全では無い事が示唆されてて後のパワーアップに繋がるんだけど。
繰り返しになるけどコラボのインパクトが強すぎる。

エンディングにも浜ちゃん乱入。
最後まで強烈な映像でした。

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コメント

今回のトリノイドの願いを歪んだ形で叶える件ですが、言われてみると仮面ライダー電王のイマジンぽいですね。やたや電王以降のライダーはわかりやすくなったから薄っぺらいだの過小評価される事ありますが本当に薄っぺらいんでしょうか。ギャグシーンの多い作品だけど、イマジンのせいで特定の人が皆の記憶から消えていくとか悲しすぎるし、ピアノ弾いてた人が戻って来なかった話とか桜井侑斗のゼロノスシステムの真実とかリュウタロスの終盤の苦悩とか残酷にも程があるような。部分部分で見れば電王も555とかに負けないぐらい鬱になる展開あったと思います。

それはともかく折返し地点のトリノイドだけあって厄介な能力でしたよね。まだ願いが叶ってない時にアバレイザーで撃った際ハエマツではなく絵馬を書いた人にダメージが向かって流血する場面とかヒエッてなりましたよ。

それでもなんとか巨大戦に持ち込むも絵馬が発現してこんな奴どうやって倒すのかと思いきやホログラムで作った偽物の学校を壊させる事で願いを終了させたのは上手いなと思いました。願いが叶ってない間はどうする事も出来ないキツさがあっただけにカタルシスがありましたね。

凌駕はこの間のテレビ番組の話で心身共に打ちのめされましたが、それでもあくまで自分の姿勢を貫いているのが偉い。今回のアキオに関してもこの間の酷いやり方で夢を叶えようとしていた人達とは違う純粋な想いや正々堂々と成果を出したい彼の気持ちに凌駕は救われた所もあったんじゃないでしょうか。だからこそ態々校長先生の所に行ってまで説得に向かったんだと思います。まあ僕の解釈だけど。

一方の26話はまさかの釣りバカ日誌とのコラボに飽き足らず浜ちゃんが具現化した場面に当時は衝撃を受けましたよ。なんかカーレンジャーにあっても違和感なさそうな展開ですね。後、地味に山寺宏一さんが特撮に出演したのもかなりレアな気が。色々出てるのに当時は特撮出演した話を聞いて無かったから中々凄いなと。その後のキョウリュウジャーVSゴーバスターズで普通のティラノサウルスだった頃のガブティラもやってましたし。

こんな回だからか巨大戦もアバレンオーの両腕を武装するという特別仕様。個人的にはナグルスとノコドンを両方使った必殺技も観てみたかったですね。

投稿: アルター | 2021年1月 7日 (木) 20時12分

コメント返信:アルターさん

電王は辛く悲しい物語をイマジンという名キャラクターの活躍でオブラートに包んでるだけで決してコメディだけの作品じゃないですからね。

一般人の流血描写は表現に厳しい中でよくやったなと思います。
敵の残酷さが表れるからこそそれを打ち砕くヒーローの活躍が映えて効果的でした。

アキオの心を救えたのは以前のエピソードを思うと心底ホッとする結末でした。
凌駕が人の善性を信じ続たことが一つ実を結んだんじゃないかと思います。


山寺さんこの釣りバカコラボが戦隊初参加だったかな?
まさかアニメのキャラクターで出演することになるなんて当人も想像もして無かったと思います。

投稿: んがよぺ | 2021年1月 8日 (金) 08時15分

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