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2021年1月14日 (木)

ゴーバスターズ感想記:25話と26話

毎週日曜日に東映特撮YouTube Officialで特命戦隊ゴーバスターズが配信されてます。
今週も簡易に感想を。

25話「アバターの謎を追え!」
2012年8月12日放送
監督:竹本昇
脚本:小林靖子

マサトの怪談話が始まって何事かと思ったら、リュウジに問い詰められるのを避けるためだったようで。
アバターだから不死身なんて嘘だった事が分かり、亜空間にいるマサト本人はどういう状態なのか真相を突き止めたいリュウジだがマサトはひらりとかわし続ける。
リュウジは悪夢を見せるロウソクロイドの能力をヒントにアバターについての仮説を思いつきマサトに問いただす。
敵の能力と重要な秘密に迫る仮説を関連付ける構成が上手いなと感心。
さらに秘密に迫るためにリュウジはエスケイプに問いかけるというまさかの行動。敵に質問するなんて馬鹿だったと反省はするが答えを求めて考えることは悪くないと自分の流儀をむしろ確固たるものとする。
マサトを案じるからこそ考えて仮説を立てて、秘密に迫れる可能性として敵にコンタクトを取るという大胆な行動だって起こした。
追及をかわし続けるマサトの不穏な様子を描き、秘密に迫ることで思考をやめないのがリュウジだと個性を確立させるドラマの構成が上手いなあと感心。

ブルーバスターとエスケイプの一騎打ちが滅茶苦茶カッコいい。
ここでライバル関係が確立し後々引っ張ることに。これも上手い構成だと思います。

悪夢にうなされるゴーバスターズ。ヨーコは怪談話を聞いたばかりだからそれが夢に出てきてしまって。冒頭のシーンは茶番かと思ったらちゃんと意味があった、これも上手い。
そしてやっぱりヒロムは巨大ニワトリを見ちゃってず~っとフリーズ。メガゾードが来るまで変身したまま固まった状態なのが変な絵で笑っちゃう。良い清涼剤でした。


26話「小さな強敵! 司令室SOS」
2012年8月19日放送
監督:竹本昇
脚本:下山健人

今作屈指のギャグ回。
ケシゴムロイドが小さすぎてメタロイドを作るのに失敗したと思ったエンターがそれを隠すために歯切れの悪い受け答えをしてるのがまず可笑しい。
ケシゴムロイドにデータを消されて何を言おうとしたか忘れてしまうバディロイドたち。お年寄りじゃないんだから。特にゴリサキは酷くてどんどん自分の事を忘れていて戦闘中に一々リュウジに問いかけるのが可笑しい。
小さなケシゴムロイドを取り押さえるために森下と仲村が必死に計算を行ってる傍らで滅茶苦茶張り切ってる黒木、何この光景。
Jはケシゴムロイドの存在に気付いてたのにそれを言わなかったことを皆にツッコまれるし。
基本厳しく重たい戦いの話が続く今作なのではっちゃけた絵面が強烈に印象に残ります。

しかしギャグ回は意外と大ピンチになるのが特撮あるあるで。
データを消されて合体もままならず司令室からのサポートも満足に出来ない。
メカに重点を置いた今作ではデータを消されるのは史上最大のピンチになるのは当然で、消しゴムにこんなに苦しめられるというのがギャグだけど理に適ってるのが面白い。
いつもの合体が出来ないならとゴーバスターエーススタッグカスタムという新しい合体パターンをお披露目。新ギミックを使うに足りるロジックが組まれてるのが偉い。
そしてデータが無いなら自力で計算するという森下と仲村の活躍の場面が生まれる。戦いを支える司令室の活躍もこのピンチだからこそ映える。
計算を急かすヒロムに五月蝿いと仲村が一喝。話しづらいと距離を置いてた仲村が殻を破るドラマにもなっているのが上手い。

ギャグだけど大ピンチの理由もピンチをカバーする仲間のサポートも理に適った展開で面白かった。
バディロイドのデータが消えるというのが今回はギャグで済んだけど、同じ下山脚本のゴーバスターズVSゴーカイジャーでは全く別のドラマを描くことになる。それがまた面白いんですよね。

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コメント

こっちも折り返しに来ただけに核心に大分触れていますね。何度も書いたようにマサトは軽い態度ながら色々隠してるので、今回のメタロイドとの戦いで自身の秘密に仲間達から感づかれた時は気が気でなかったと思います。

リュウジも散々振り回された末に敵から真相を聞き出そうとするなどして急ぎすぎた事を反省してますが、それだけマサトが心配であることがわかります。仮にも13年も生死不明でようやく会えたんだから色々聞きたい事が出てくるのはわかるし、それだけ必死なんでしょう。

このタイミングでリュウジとエスケイプに因縁が出てきますが、やっぱり戦隊はこういう好敵手との戦いも見物ですね。態々自分から熱暴走を起こしてまでパワーを上げる姿は「正気か?」と思いましたが、それだけ命かけてるのが伺えるし緊迫感が感じられました。

次の26話は序盤から巨大戦を行う裏で本拠地にはメタロイドが。消しゴムから生み出されたからか小さい見た目をしていますが、オペレーターの皆の情報を消すなどして妨害しまくるし、それでいてとうのメタロイドはやりたい放題しつつエンターに褒められる妄想してたりと憎めない姿を見せてますが、そいつの為に巨大戦を行う皆が思うようにロボを動かせなくて敵に苦戦してるのも事実。エンターが失敗作だかなんだか言ってましたが、そういう奴に限ってヒーローを苦戦させてるから面白いですね。そもそも消しゴムの能力持ってて小さいとか撹乱にピッタリな人材でしょうに。

散々苦労した末にヒロムがデータに無いゴーバスターエーススタッグカスタムというアドリブを見せたのは見事でした。ここら辺はデータに頼ってばかりではやれる事もやれないし、時には今までの戦いの中から答えを見つけ出す教訓にも思えたし、また彼らは成長しましたね。

最終的に基地に戻ってイチガンバスターの一撃で終わってしまう呆気なさに当時はつい笑ってしまったし、ヒーローをあそこまで追い詰めた敵の最期がここまで呆気ないのは謎の達成感があります。なんだかんだゴーバスターズはシリアスな部分ばかり持ち上げられるけど、こうして振り返ると意外とギャグシーンは多い方なんですよね。電王がギャグだけでなく振り返れば割とエグい場面多いようにゴーバスターズだって決してシリアス一辺倒の作品じゃないし、こういうコミカルな部分こそ大事にすべき点だと思います。

余談ですけどシンカリオンでも小さい巨大怪物体(凄い矛盾した言い方……)に苦労させられててんやわんやする話とかありませんでしたっけ………シンカリオンはメインライターが下山健人さんだったし、今回を思い浮かべながら脚本書いたんですかね?なんだかんだ下山さんも東映で成長させられたんだなと。

投稿: アルター | 2021年1月15日 (金) 15時46分

コメント返信:アルターさん

リュウジが自ら熱暴走を起こしたのは、守ってばかりじゃ勝てないと以前マサトに教わった事を自分なりに実践したんだなと思います。
そして今回は考え過ぎだとマサトの指摘に考えるのが自分だと反発し自己を確立させている。先輩に教わるばかりじゃないリュウジの成長が表れた回だったと思います。

シンカリオンはちょくちょく見覚えのあるネタがあったので、今回や後のニンニンジャーの経験を下山さんがセルフパロディしたんだと思います。
シリアスをきちんとやれるからギャグも活きると思いますし、普段の真面目な話を作る構成力があればこそギャグ回でも納得の展開で面白く出来たんだと思います。

投稿: んがよぺ | 2021年1月15日 (金) 23時49分

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