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2020年12月 3日 (木)

アバレンジャー感想記:15話と16話

毎週日曜日に東映特撮YouTube Officialで爆竜戦隊 アバレンジャーの配信されてます。
今週も簡易に感想を。

15話「アバレ世間は鬼ばかり」
2003年5月25日放送
監督:坂本太郎
脚本:前川淳

今度のトリノイド・シャークルマーガレットは花占いをしてから相手に嫌いなものの幻覚を見せるという能力を持つ。
マーガレットの花弁をむしってからビームを放つという面倒な手間をかけるだけあってその効果は絶大、凌駕以外はみんな幻に苦しめられまともに戦う事が出来ない。
発想は面白いけど撮影はめっちゃ大変だったろうなと想像に難くなく。よ~く見ると花弁を上手くむしりとれてないのを勢いとアフレコでカバーしてるのが当時の制作陣の苦悩がうかがえます。

アスカはジャンヌの幻に翻弄されて、らんるは・・・納豆とダンスに苦しんでた。
納豆を持った竹内先生の厳しいレッスンについていけず翻弄される、何この光景は。
アスカが宿命の相手と幻の中で戦ってる傍らで納豆とダンスってギャップが激しすぎる。
竹内先生、スーツアクターの竹内康博さんですけど、筋肉すげえな。その体格で納豆を持ちながらアイドルのダンスレッスンという絵が強烈すぎるんですが。

幸人が見た幻は鬼。その鬼の正体をずっと嫌っていた父の事だと思った幸人は縁を切るために父のもとへ。
人の心も金で買える、金で何とでもなるという考えの父に自分の教育に使った金を渡してそれで縁を切ろうとた。
しかし縁を切り心の闇を克服したつもりが再び幻に囚われてしまう。
さらに戦いに巻き込まれた少年・次郎の容態が悪化し病院へ駆け付けるが何もできず。
幸人をとことん追い詰める厳しい展開。まともに戦えないなら心の闇を克服しようと嫌ってる父に会いに行くと意を決し、巻き込まれた子供の事も気にかけてる、自分の不甲斐なさを自覚してすぐ行動を起こせるんだからアバレンジャーであることに一番真剣なのって幸人なんじゃないかと思える。
でもその思いも空振り、まだ闇を克服できないのが辛い。

幸人が凌駕に毒舌というかすれた態度をとるのって彼の性格はもちろんだけど、舞との良好な親子関係を羨む思いがあってその裏返しでキツイ言葉が出ちゃうのかな。


16話「乗ってけ! アバレサーフィン」
2003年6月1日放送
監督:坂本太郎
脚本:前川淳

らんるは納豆嫌い克服のためとにかく食べる。そしてダンスの振り付けも練習して覚える。
ヒーロー番組は教育番組、苦手な事をそのままにせずに克服しようと頑張る姿を描くのが良いです。
幻を見せられる前に敵を倒しちゃえば苦手を克服する努力も必要無いのだけど、そんな身も蓋も無い事はしない、努力してそれが結実する展開は大事です。
アスカはどうかというと、また謎の少女が現れて幻を打ち破ってくれた。爆竜を探すジャンヌの前にも彼女が現れた。
幻とはいえアスカがジャンヌと戦うのを止めてくれた。そりゃ止めようとするよねえ彼女の正体を思えば。

幸人は中学生の時に付き合ってた彼女と金の力で無理やり引き離された。それがトラウマでありそれからずっと家を出ていたと。
家を出てからカリスマ整体師としての地位を築くために計り知れない苦労と努力を重ねたんだろうど想像する。そして大金を稼げるようにはなったけどその度に父の影がチラついていたんだろうなと。
2話でアスカに自分の年収を払えるかとふっかけた事があったけど、お金の力とその怖さを誰よりも知ってるからこそあえてあんな事を言ったのかなと思う。

凌駕は金で縁を切ろうとするは父親のやり方と同じだと幸人に気付かせる。それでは本当に心の闇を克服できないと分かったから。
幸人の過去の話を聞いてあっけらかんとしてるかと思えば彼の思い違いを見抜いて親と子は違う、幸人には幸人の生き方があるんだと気付かせるのが凄い。
父の事を振り切れずにいた自分自身こそ一番嫌いだった。凌駕に諭され自分の本当の心と向き合って幸人はやっと幻に打ち克った。
仲間に支えらえて自分の心と向き合い殻を破る、王道展開良いですねえ。

次郎が見つけていた卵から爆竜ステゴスライドンが目を覚ます。
アバレンオーを背に乗せて波乗りアクション。シャークルマーガレットに水の能力が追加されたのはアバレンオーのサーフィンをやるためだったわけね。
販促のためのやられ役お疲れ様でした。

Cパートで明かされる凌駕にだけ幻が現れなかった理由、舞曰く嫌いな人も物も無いからという驚きの答え。
幸人を諭す時に幸人の生き方も幸人の父親の事も悪く言ってなかったもんね。舞が自分の思う通りに育たなくてもそれでも将来が楽しみだとも言ってた。
人の善性を根っから信じてるから人の悪口も言わないし嫌いにもならないということなんだな。
そんな彼でも心を揺さぶられる存在が間もなく現れる。
このCパートも新たなドラマへの布石だったのね。

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コメント

今回の敵シャークルマーガレットは相手にとって嫌いな物の幻覚を見せてくる敵でしたが、ゴーバスターズにも似たような事してくる奴出ませんでしたっけ?あっちは怖い物を下さい見せるけど。

らんるの幻覚は僕は子供の頃に見た時は良く覚えて無かったけど改めて観た当時コーラ飲みながら観てたので納豆を持った竹内先生とかいう意味不明な物が出た時は吹きそうになってしょうがなかったです。スーツアクターの一人が演じてたとか衝撃的ですね(笑)

一方のアスカはジャンヌの幻覚でストレートに苦しまされてましたね。この手の精神攻撃は一歩間違えたらかなりトラウマになりかねない物なので先程のらんるでバランスとってるんでしょうね。

凌駕は攻撃受けても何も無い一方今回特に苦しんだのは幸人でしょう。中学生の時付き合ってた彼女が自身の父親の金の力の為に引き離されるとかどう考えてもキツイ事この上無いし作中でも指摘されてたように自分まで金で縁を切ろうとしたのは悪手でしたね。普段クールで素っ気ない彼ですが、10話での本気とかクールだけでない人間性とか垣間見える時あったし、そうして悩む中で自身の弱い心に打ち勝つ展開は熱かったですね。他の皆もなんとか克服していった訳で。

今回仲間になったステゴスライドンですが、この爆竜も後にとんでもない事をしでかすし…………特にアバレンオーとの合体も乗ってるだけな事について触れられてた気がするからこちらも自身の心に打ち勝つ必要ありましたね。

最後の凌駕ですが、この人は本当に素晴らしい人格者で………設定年齢22歳だったと思うし、にも関わらずこの出来た立派な親らしさですよ。ましてや舞は本当の子供じゃないのにここまでの愛情を注げる姿といい嫌いより好きを沢山見つけていきたい姿勢といい………正直人として憧れます。だからこそ例の白い戦士が起こした事件での行動が………自分もこんな風にすればあまり要らんこと考えなくて済むのかな………難しいけど大事な事も教わりました。

投稿: アルター | 2020年12月 3日 (木) 20時28分

コメント返信:アルターさん

ゴーバスターズの該当エピソードは25話でまだ先になりますね。

心をえぐる話なのでらんるの幻は清涼剤になりましね。
納豆とダンスは何度見ても笑っちゃいます。

これまでも幸人の本質が見え隠れしてましたが今回のことでハッキリしましたね。
クールに見えてとても熱い思いを抱いてて一番ヒーローらしいというか。

自分の心に勝つという今回のドラマが彼が参戦することでさらに厳しくなっていきます。
ステゴスライドン、彼もそうですが他の爆竜にも心を攻められる話がありますし、ヒーローもそのパートナーたちにも試練が訪れるのが今作の見どころで。
その中で根っからの人格者である凌駕の精神力には本当に憧れます。
こういう物言いや落ち着いた振る舞いが出来たら、もの凄く難しいからこそ眩しく見えます。

投稿: んがよぺ | 2020年12月 4日 (金) 15時19分

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