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2020年11月 6日 (金)

アバレンジャー感想記:7話と8話

毎週日曜日に東映特撮YouTube Officialで爆竜戦隊 アバレンジャーの配信されてます。
今週も簡易に感想を。

7話「アバレ赤ちゃん爆竜」
2003年3月30日放送
監督:小中肇
脚本:荒川稔久

・荒川さんの持ちネタ
トリノイドの磁力攻撃で散り散りになるアバレンジャー。幸人と らんるは海外に飛ばされて凌駕は地元の名古屋へ里帰り。
名古屋は荒川さんの地元。隙あらば地元ネタを仕込むのは今作でも健在。
磁力によってチームが散り散りになるのは後にリュウソウジャー15話でもやってますね。
幸人と らんるが飛ばされた先で現地の言葉で話して状況を理解してるのが地頭の良さをうかがえる。
飛ばされた時に既に磁力は無くなっててトリノイドの攻撃はもう効かないという種明かしのロジックが面白い。
磁力で海外と名古屋に飛ばされるという展開と絵面はシュールだけど、こんな変な状況を乗り越えて敵に一泡吹かせるのが賢い人たちが集まったチームなんだなとうかがえます。


・アスカに厳しい展開
ジャンヌに心を読まれて暗黒の鎧の秘密が盗まれ、ジャンヌは恋人のマホロの体を乗っ取った使徒だと明かされ、ようやく変身能力を取り戻したのに戦いにならない絶不調で。
次回の完全復活への溜めなんだけどそれにしたって踏んだり蹴ったりで厳しすぎませんか。
リジェが鎧の事を知りたければかつて着た人に聞けばいいとジャンヌを促したけど、もうここで真実に触れちゃってたのね。
竜人族は頬の爪に触れれば心が読めるけどそれは親しい者同士でしか成立しない、ジャンヌがアスカの心を読めたということは彼女の本当の正体は・・・。
これも真実の一端にもう触れているんだよねえ。でもアスカも、そしてジャンヌも自分が抱えてる真実にまだ気付いてないすれ違いが悲しいなあ。


8話「アバレブラックこの一発!」
2003年4月6日放送
監督:小中肇
脚本:荒川稔久

・ギリギリなパロディ
子供たちに人気のテレビ番組のヒーローが本当に実在しギガノイドを倒してくれた。
ヒーローは本当にいたんだ・・・という甘い話は無くそれは子供たちに絶望の涙を流させるためのフェイクだという種明かし。
イグレックというヒーローに似せて作られたギガノイド・英雄。光の巨人・・・どう考えてもウルトラマンのパロディです。
いや本家にも偽者が出てくる話ありますけど、都合のよいヒーローがいるわけ無いだろうと子供たちを絶望させる役どころにウルトラマンのパロディキャラクターをあてるのはかなりギリギリのところ攻めてるなあと。
英雄を倒した後舞に本当のことを話して強い子に育ってほしいと語る凌駕。
裏切られることがあっても夢を失くさない子であって欲しいという願い、体のいい優しい嘘で誤魔化すことなく子供に強くなって欲しいという姿勢が大人として親としてとても素敵だと思います。
でも凌駕のその信念を揺るがす厳しい話がこの先待ってるんだよねえ。凌駕がこれほどまでに善人で強い心があるからこそあの人の登場も必然だったのだろうと思う。


・復讐では無く誰かのために戦う
ジャンヌの企みに気づき阻止しようとするも力が発揮できずまた負けてしまうアスカ。
自分には何も出来ないと塞ぎ込みアバレンジャーのピンチにも駆け付けようとしない体たらくにブラキオの喝、そして赤ちゃん爆竜のバキケロの気遣い。
舞がアスカを元気づけようとしてくれた事とバキケロの気遣いが重なり今の自分に欠けていることに気付いたアスカは今度こそアバレブラックとして復活する。
誰かを思う優しさ、誰かのために力になりたいと思う心、それを忘れて自身の復讐のために戦おうとしたから勝てなかったんだと。
無敵の竜人魂・アバレブラック。変身バンクと名乗り、さらにアバレモードで敵兵を蹴散らし必殺技でギガノイドまで倒す大アバレ。
ヒーローの復活とその活躍ぶりがまあカッコいいこと。
誰かのために戦うから力が全開する、偽者のイグレックとの対比も併せてヒーローはこうあって欲しいという制作陣からのメッセージなんだろうなと思います。

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コメント

アスカの内面に結構触れてましたね。キツイ闘いの中で恋人と生き別れ、最悪の形で再会とかつてのジェットマンのような事態になってますが、マリアと違い乗っ取られているとかヤバい……と言いたいけど実際はもっと酷い事実が待ってた訳で。7話でアスカが心をかき乱された後の8話………正直この回はウルトラマンのパロディキャラの偽物が子供達の心を傷つけるということで一部のウルトラファンからすれば下手したらかなり不快感ある話だったかもしれないです………

ですがそんな危ない橋を渡ってでも伝えたいメッセージが感じられた話だったとも思います。子供達はテレビのヒーローが目の前に現れて嬉しかったろうに最後には暴れられた挙げ句正義は力だの強ければいいだの言われて悲しむ姿は感情移入せざるを得なかったです。

それ故にアスカの闘いぶりがカッコ良すぎました。ダイノスラスターには使用者の感情が強ければ強い程威力が上がる設定があり、故に等身大にも関わらず巨大な敵を倒してしまったからこそ彼の怒りがバンバン伝わってしょうがなかったですよ。

しかしながら敵のこういう子供の心を傷つけるような作戦………こじつけだけど最近の戦隊やライダー、ポケモンに対して大人向けにしろだの最近のは薄っぺらいたのなんだ言う人達は自分達がそういう酷い事言ってるのわかってるんでしょうか?ネットで気に入らないからと叩いてる人達が格好悪く思える。

今回の話は先にも書いたようにウルトラマンをディスってるととられかねない回だったかもしれないです。しかし、恨みではなく誰かの為に闘ったアスカや裏切られたとしても夢を無くさないで欲しいと論する凌駕の姿は心に響く物があったし時には危ない橋を渡ってでも伝えなければならない事があるということを感じさせられた話でもありました。自分は寧ろ拍手したいぐらいですよ。ギャグだけでなくそれ相応のシリアスもあるのがこの作品の魅力ですね。

投稿: アルター | 2020年11月 6日 (金) 22時28分

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