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2020年11月25日 (水)

ゴーバスターズ感想記:11話と12話

毎週日曜日に東映特撮YouTube Officialで特命戦隊ゴーバスターズが配信されてます。
今週も簡易に感想を。

11話「ねらわれたウイークポイント」
2012年5月6日放送
監督:竹本昇
脚本:下山健人

エンターの謎の行動の理由はリュウジの弱点を確かめるためのもの。
メタロイドは弱点を狙うために特化させメガゾードはヒロムとヨーコを引き離すための囮。
従来はメガゾードが作戦の本命だったけど今回は逆。この先も弱点を狙われる話があるしエンターの作戦が狡猾になっていくのが気が抜けない厳しい戦いが続いてることを表してる。
ゴリサキが盾になることでメタロイドを倒すことが出来たけどバスターマシンの要になるバディロイドが前線に出るのは危険。弱点のことをよく知ってるバディロイドが常にサポート出来れば良いんだろうけどそういうわけにもいかない、これも厳しい戦いを描く制限としてうまく作劇に活きてるのが面白い。

ゴリサキはリュウジの熱暴走を防ぐための安全装置を作ったけど逐一警告音が鳴りうるさくて使い物にならない。
リュウジは自分でそれを改良したり戦闘中にスイッチを切ったりと言葉にはしないけど失敗作だと思ってる事がうかがえる。
言葉にしてくれないこと、それがゴリサキにとっては距離を置かれてると感じてパートナーと遠慮なく言い合えるウサダとニックが羨ましいと零す。8話でリュウジが夢を諦めた事をヨーコに話してるのを盗聴してたのも本音を聞く躊躇いが根底にあったからなんだな。
ニックからすれば大人なリュウジとの距離感が羨ましいとゴリサキに語る。ニックとゴリサキの会話のシーン好き。アクターさんと声優さんの芝居が良い感じ。

ゴリサキの無茶にリュウジは声を荒げ、やっと本音が聞けたとゴリサキは安堵。
互いを思いやってるのに大人だからこそ素直に言えない、そんな2人が厳しい戦いを通して一つ壁を破って心繋ぐドラマが素敵です。


12話「変装はお好き?」
2012年5月13日放送
監督:加藤弘之
脚本:毛利亘宏

女優のアンジーが身につけてるイヤリングを守るのが今回のミッション。そのイヤリングがメガゾードの材料になるからヴァグラスから守ると言う事。
メタロイドは人間に化けられる上に反応を消すことが出来る厄介な相手で、ならばこちらも化けるとアンジーとそっくりなヨーコが入れ替わって敵を欺く駆け引きが面白い。
ゴーバスターズが化けたメタロイドを見分けられないように、イヤリングを奪う命令しか受けてないメタロイドは身につけてるのがアンジー本人かまで見分ける能力は無い、互いに完璧じゃないからこそそこを突いた攻防が映える、面白い。

アンジーは亡くなった母の思いを背負い女優になる夢に向かって進んでいる。
アンジーと顔がそっくりなのは入れ替わり作戦のための作劇の都合と併せてヨーコのifの姿という意味もあるんだろうね。
普通の女の子として自分の幸せのためにがむしゃらに夢に向かって進んで行く人生があり得たかもしれないと。

アンジーと出会ったことでヨーコは夢について考える。ヴァグラスと戦う事は夢では無くやらなくちゃいけない事だとヒロムからは厳しい言葉、リュウジは戦いが終わったら夢を見つけられればいいと優しい言葉。
戦う事が当たり前になっていてやらなくちゃいけない事と自分がやりたい事・夢は別なんだとヨーコは気付く。
ゲスト、というかヨーコの写し鏡なんだけど、一般人を守ることでヒーロー自身の夢もいつか見つけたいというドラマに繋がるのが良かった。

仲村がヨーコも普通の女の子なのに戦いばかりで哀れむような様子を見せていたけど、ウサダは皆の愛情を受けて育った普通の子だと答える。ウサダのこの一言が凄く良い。ウサダにとってはそれがヨーコという女の子であり当たり前の事、世間一般の普通とは違うだろうけど哀れんだり特別視することじゃないという感覚なのが表れててよい。
イヤリングは片方だけ奪われてしまったけどヨーコが身代わり作戦でメタロイドと戦った事でそれがアンジーの映画の宣伝になったというフォローが。
戦いばかりだったヨーコだけどそれが誰かの夢を支える力になった。ヨーコにとっての当たり前も誰かの夢に繋がっていて意味ある事だと描かれた結末が良かったです。

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コメント

放送当時は気にしてなかったけど、良く考えたら3話続けてヒーローとその相棒の関わりを描いてた事になるんですね。

当然ながらリュウジは現時点で唯一成人してるメンバーだからその年齢による相棒との関わり方も他の二人とは大分変わってくる訳で、そういったやり取りの違いを観るのはメンバー毎に相棒がいる戦隊ならではの場面で面白いです(アバレンジャーやゴーオンジャーにも言えてる事ですね)。ゴリサキが無茶をした事でなんとかメタロイドは倒されそこから心配の声を荒げるリュウジが印象的でしたね。

エンターが本当にやり手で。ヒーローの弱点を調べて本気で潰そうとしてきたり、自分の目的を達成するためならとことんまでメタロイドを駆使して撹乱をしてくるのが初っ端からガチな事をしてくるし、でも4話でなんかピザ食べてたり等時々憎めない姿を見せる事もあるので良い悪役してるというか。前作のバスコが恐ろしさに焦点を当てた悪役ならエンターは厄介さに焦点を当てたキャラという印象でして。実際バスコは恐ろしくはあるものの意外と完全にゴーカイジャーをハメきる事は出来ませんでしたが、エンターの場合はメタロイドとメガゾードが倒されても設計図の件とか目的を達成してるパターンは多かったし。

今回もハメられても一人の夢を守り切る事は出来たのは幸いだったというか。次の前編後編がこの第1章最大の正念場ですが、手に汗握られましたよ。

投稿: アルター | 2020年11月26日 (木) 01時13分

コメント返信:アルターさん

三者三様、相棒との関係が色濃く描かれる話が続いててどれも見どころ満載です。
リュウジが声を荒げたところは心に響きますね。遠慮してたってやっぱり相棒の事は一番に心配するし思わず感情が顕わになるところが良いです。

見た目は人間で且つここまで狡猾なエンターは戦隊のライバルキャラとしては珍しいタイプだと思います。
後々明らかになりますが、彼はデータから人間の言葉や行動を学習し真似ているので、そのために作戦の狡猾さとは別に妙な人間臭さを感じてバスコともまた違う面白い悪役になってるなと思います。

投稿: んがよぺ | 2020年11月26日 (木) 08時04分

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