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2020年10月29日 (木)

アバレンジャー感想記:5話と6話

毎週日曜日に東映特撮YouTube Officialで爆竜戦隊 アバレンジャーの配信されてます。
今週も簡易に感想を。

5話「アバレ治療! ジャジャジャジャーン」
2003年3月16日放送
監督:渡辺勝也
脚本:荒川稔久

・幸人メイン回早くも2度目
主要メンバーが3人なんだから順番回るのが早いのは当然なんだけどレッドより先に掘り下げが進んでるのが新しいなと思う。
かつて治療して回復を見届けたはずの さやかがまた歩けなくなった。その理由は事故の恐怖を乗り越えてないからだと見抜き荒療治で彼女の心を救った。
ギガノイドに狙われる絶体絶命に追い込むとは無茶苦茶だけど自分の治療が間違ってなかった確信と彼女の強さを信じて無ければ出来ない事。素直じゃないけどめっちゃヒーローしてるよこの人。
さやかをアバレモンに勝手に任命して一般人じゃなくて臨時でアバレンジャーの仲間と設定することで事に巻き込むのも手が込んでるし、事が終わったら今は車に恋してろと本来彼女がいるべき世界へ引き戻すし、一人の人間を救うためにめっちゃ一所懸命じゃないか。
荒川さんが描く素直じゃないヒーロー、これが後のゴーカイジャーにも繋がるんだなあとまた一つ発見。


・ブラキオ名言お休み
先週書き忘れてたけどブラキオの出撃時の台詞ってパロディなんだよね。
3話の「不器用です」は名優・高倉健さんから。4話の「強さは愛」は宇宙刑事シャリバンのED。
5・6話は普通のことわざだけど7話からまたパロディ再開。放送当時は元ネタさっぱり知らんかったけど今はニヤニヤしちゃいますわ。
ブラキオは戦隊ロボの輸送母艦に当たる存在なんだよね。バトルシャーク、ジャガーバルカンetc・・・。
戦隊メカの伝統を受け継ぐのが意志を持った巨大生物と設定したのは面白い。
生き物だから当然体に不調もきたすし、それで今回は首を痛めて爆竜たちが発進不能というピンチとそれを解決するロジックが組まれてたのが面白いです。


・爆竜の卵を巡ってアスカVSジャンヌ
暗黒の鎧を受け継いだジャンヌがしつこくアスカを狙う。アスカは鎧を纏ってるのがジャンヌであることも、そのジャンヌの秘密もまだ知らない。
この先何度もぶつかる2人、今はまだ悲しい運命が待っていることを当人たちも知らないのが改めて見ると辛いなあ。


・怪獣と呼ばれるギガノイド
さやかがギガノイドを怪獣と呼んでた。やっぱり荒川さんは怪獣特撮がやりたいんだなあと思う。


6話「アバレアイドル老け娘」
2003年3月23日放送
監督:渡辺勝也
脚本:浦沢義雄


・浦沢節健在なり
今作最初のサブライターが浦沢さんって強すぎますね。戦隊に関わるのはカーレンジャー以来。
怪人の能力で苦しむ人たちを救うためにヒーローが立つというプロットは普通だなあと思ってたんですが。
アイドルのリリアンが老けて自棄になり自分は生ごみだと言ってごみ収集車に飛び込もうとしたり、若さを吸ったザクロバキュームがお腹を壊し奴が残した馬糞が侵略の園に降ってくるオチとか浦沢さんのセンスじゃなきゃ書けないわ。
老けたリリアンが恐竜になれば良いんだとよく分からん理屈で奮起するのも浦沢さんらしい。
プロットが普通でも独特のセンスが表れるのがやっぱり凄い作家だなと思います。


・らんるは元アイドル
色んなことに造詣が深い らんるだけどアイドルまでやってたって本当何者だよ。
メカに関わる仕事をしたいからアイドルをやめたと言ってたけど、そう決断するまではアイドルも真剣にやっていたんだろうなと想像する。
再会時のリリアンの冷たい態度は本来の性格だけじゃなく らんるをライバルと認めていたからこそ辞めてしまった彼女を許せなかったのかな。
らんるもリリアンの事は良き友でありライバルと思っていたからこそ老けて自棄になった彼女を本気で助けようとしたんだろうし、らんるが今アバレンジャーを真剣にやっていることを知ったからリリアンも らんるに心配をかけたくないと気を使ったんだろうなと。


・アイドルを撮るなら渡辺さん
前作に続きまたアイドルネタ回を演出。とは言っても老けたアイドルという変化球ですが。
イエローのアクションシーンにアイドルソングが流れててやっぱり趣味が出てますねえ。
先週の諸田組もコミカルな演出で個性が爆発してたし、序盤から演出陣の個性が炸裂してるのが面白い。

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コメント

どちらもコミカルとシリアスの違いあれど二人の掘り下げが良く出てましたね。幸人は同じ時期にやってた555の巧みたく素っ気ないようでちゃんとやるべき事をやっているのが好感持てるし、らんるも芸能界に行ってたけど、本当にやりたい事がなんなのか考えてアイドル辞めたのも本当に真剣にやってるのが伺えて凄いです。

アバレンジャーはギャグの感じがカーレンジャーに似てるなと思う事あった(観た順番は逆だけど)のですが、浦沢さんが関わってるなら納得しかないですね。若さを吸って国民年金問題を加速させるとかヤバいんだかヤバくないんだかわからなくて笑いましたよ。馬鹿馬鹿しさ(若さを吸われた女性にはたまったもんじゃないですが)の中に社会風刺を入れるのも浦沢さんらしいというか。

投稿: アルター | 2020年10月30日 (金) 10時57分

コメント返信:アルターさん

幸人とらんるの掘り下げが良かったと思いつつ、意外と凌駕の掘り下げって序盤は無かったんだなと特殊な構成に驚いてます。
浦沢さんのセンスは本当に凄いです。社会風刺をこんなヘンテコな台詞や展開で見せる発想力に脱帽です。

投稿: んがよぺ | 2020年10月31日 (土) 09時21分

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