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2020年10月30日 (金)

新ポケットモンスター第43話感想

43話「ソード&シールドⅡ 「ブラックナイト」」
脚本:土屋理敬
コンテ:齋藤徳明
演出:門田英彦
作画監督:谷澤泰史 kwon yong sang

-伝説の真相-

ゴウとソニアが英雄伝説の謎を追い、英雄は1人と伝えられてるが実は2人いたのではないかと勘付く。
壁画にタペストリーにブラックナイト、原作でも謎を解くカギとなるワードが次々と出てきてそれらの関連に気付きブラックナイトの正体は強大な力を持つポケモンではないかとの仮説にまで辿り着く。
頭脳派の2人の波長が合ってるおかげで謎の解明が一気に進んでいる。原作の要素を拾ってここまで話が進むとは驚きです。
2話のルギア、12話で雲の中に見えたあのポケモン、過去のエピソードも拾って関連付け仮説を導く構成も上手い。
4話で纏める以上どうしても謎解きは駆け足になるけど、2人が謎解きに活き活きと取り組んでる様子が良い感じだし、賢い2人だから次々と謎が解けていくのが不自然に感じなくて気持ちの良い展開でした。


-苦しむポケモンたち-

炭鉱でキョダイマックスしたセキタンザンと戦うサトシとダンデ。
騒ぎは収まったがそこで働く作業員はセキタンザンに石を投げ憎悪を向ける。
前回少女の声がマルヤクデに届かなかったのも辛い描写だったが今回も惨い。
ポケモンは暴れたくてこうなったわけじゃないのに人を傷つけてしまいその人から憎まれるなんて酷すぎる。
今回の現象がポケモンたちを苦しめてる事をサトシは目の当たりにしてる、これがローズへのカウンターになるんだろうな。

当のローズ。この騒動の張本人なのに原因は分からないと白々しい。
サトシを有望と見込んで近づいてくるがサトシは困惑顔でピカチュウは警戒してる。
ローズの企みはまだ知らないけど嫌な感覚は覚えたんだろうなと。過去に似たような人たちと対峙してきたからねえ。
でもお腹が空いちゃってローズの食事の誘いには結局付いて行くことに、シリアスが続かないのがらしいといえばらしい。


-追いつけないなら-

ソニアがポケモン博士を目指す理由は祖母のマグノリアへの憧れと、もう一つは幼馴染のダンデの存在があったからとゴウに語る。
トレーナーとして高みを目指しあっという間に自分と違う世界へ行ってしまったダンデ。バトルでは彼に敵わないし追いつけない、ならば別の道でポケモンと関わろうと考えて研究者になったと。
仲良しだった友達が手の届かないところに行ってしまう寂しさ、原作にはなかったソニアの思いが描かれて良かったです。

ダンデとソニアの関係はサトシとゴウ、あるいはゴウとコハルの関係とも重なるようにも思える。
サトシとゴウは今は対等だけど、トレーナーとしては先輩であるサトシがどんどん先へ進んでしまってゴウが焦りや寂しさを覚えるようなことがこの先あるんだろうか。
幼馴染のゴウがやりたい事に真っすぐ進んでるのに自分はどうなんだとコハルが悩み疎外感を覚えることもあるんじゃないだろうか。
原作の補完をしつつ今作の主要メンバーの未来を示唆してるようにも見える構成が上手いです。


-主役はこの2人-

新しい事を知って触れていくことが楽しいと語るゴウ。自分の夢を叫んだその時願い星が彼の元へ降ってきた。
またまた原作イベントを拾ってきますか。ゴウの夢と溢れる好奇心を改めて表したうえで原作イベントと絡めるのが上手いなあ。

食事の席に誘われたサトシはローズから支援の話を持ちかけられるが。
自分の足で世界を旅してポケモンたちと一緒に強くなっていく、それが自分のやりたい事だと話を断る。
うんうんそれでこそサトシ・・・って良い事言ったのにオリーヴのキレ顔にビビっちゃって締まらないなあ。

原作を拾いつつ今作の主役であるゴウとサトシの根幹となるものを改めて示す。
原作に準じた話だけど今物語を紡いでるのは間違いなくこの2人なんだと示しているようで嬉しい。


他にも、
サトシとダンデの共闘やラビフットのダイマックスがカッコ良かったり、ロケット団が潜入してて一波乱ありそうだったり、ソニアの荒い運転でゴウが参っちゃってたり、今回も面白いシーンが多くて楽しかった。

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コメント

駆け足ではあっても詰め込み過ぎには思わなかったし、テンポ良く進んでいると思いました。

ソニアがゴウはポケモン博士に向いてると言ってたけど、言われてみるとそっちのが向いてるように思いますね。一応伝説をゲットするためにポケモンを鍛えてたりはしますけど、別にバトル最強を目指す訳ではなく、あくまでミュウに追いつきたいからだし。なんでもかんでも理屈で語る悪癖はまだあるけど、裏を返せばそれだけ研究者としての素質が見え隠れしてるという訳でもあるし、仮に最後までミュウをゲット出来なかったとしてもタケシがブリーダーからドクターへの道に切り替えたようにゴウもそういう選択肢はあると思います。

一方のサトシですが、以前はダイマックスポケモン相手に苦戦してたのを今回はダンデと一緒だったとはいえなんとかセキタンザンを落ち着かせた辺りやっぱり彼も成長してますね。セキタンザンが文句を言われてもしっかり庇ってるのもらしいというか。その活躍がローズの目に留まって食事に誘われ、援助を受けないかと言われたけど、それでも自分の力で強くなりたいと言うのが偉い。ジンダイに勝った時だってフロンティアブレーンを断ってたし、やはりその向上心があるからこそ前作の優勝とエキシビションマッチ制覇、コケコへの勝利だったと思います(サン&ムーンでの成績に関してある場所で勝率と釣り合ってないだの主人公補正だの言ってる人いたのですがそんな事無いですよね?)。

原作キャラに関してもローズへの忠誠が高すぎる為にキレるオリーヴやダンデとソニアの掘り下げ、ローズの1000年先という意味深な台詞等キャラの見せ方も面白くて。特にダンデとソニアのやり取りがどことなくゴウとコハルに近い何かも感じられたのですがソニアとコハルが会う事もあるんでしょうか。

ゴウ達が壁画に辿り着き、オリーヴの部下と交戦する中で例の像が出てきましたがどうなるのやら。まだまだ目が離せないです。

投稿: アルター | 2020年11月 3日 (火) 13時24分

コメント返信:アルターさん

ゴウが研究者に、というのは一番しっくりくる道なのかなと思いました。
ゴウの可能性を広げる意味でもソニアとのペアは意義ある事だったのかなと。

原作キャラと絡んで可能性が広がるならコハルにも同じような事があり得るかも。
まだコハルは原作キャラとは絡んで無いので誰かに道を示してもらう展開があるかもしれませんね。

だんだんとサトシがダイマックスポケモンとのバトルに慣れてきてる感じはありますね。ローズが目を付けるのも納得で。
サトシは我が道を往く人なので誘いを断ったのはやっぱり嬉しいです。

投稿: んがよぺ | 2020年11月 5日 (木) 08時19分

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