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2020年9月 3日 (木)

ハリケンジャー感想記:41話と42話

東映特撮YouTube Officialで忍風戦隊ハリケンジャーが毎週2話ずつ配信中。
今週分の感想になります。

 

巻之四十一「メダルと漫才」
2002年12月1日放送
監督:渡辺勝也
脚本:宮下隼一

 

サタラクラの配下のツッコミーナが現れ寒いダジャレを連発。ダジャレにちなんだ現象が起きてハリケンジャーたちを苦しめるというふざけてるようでとんでもない強敵。
サタラクラと漫才まで披露するほど息がピッタリで、ふざけながら相手を苦しめるサタラクラのやり方にも合っているし一番気が合う部下だったんだろうな。
そんなツッコミーナですが真の目的はハリケンジャーたちを煽る事。ふざけた戦い方に怒りを抱いた彼らのエネルギーがサンダールが持っている封印の石に吸収される。
サンダールの懐を探ろうとして失敗したサタラクラは彼に協力することになって今回の作戦だったわけだが。
結局石の封印を解いたのはツッコミーナの断末魔の怒り。ハリケンジャーたちが倒れてもツッコミーナが倒れても怒りを吸収出来ればどちらでも良かったという算段だったわけだよね。
自分の部下を利用されてるのにサンダールに迎合しちゃってるサタラクラ。この振る舞いがこの先サタラクラが迎える末路に繋がってるんだなと。因果応報よ。

 

吼太の妹の鳴子が4話以来の登場。
一時帰国した鳴子が偶々ハリケンジャーたちの戦いを目撃してしまい吼太の秘密にも勘付いてしまう。
変身解除した一甲と一鍬にさっき戦ってた忍者だと直球に話しかける、強い。
しかしシノビメダルが吼太の腕にも付いていることに気付くとはしゃいでた空気は一変、危ない事をしてるんじゃないかと吼太を案じて秘密を聞き出そうとする。
よく観察するところは吼太と同じだしかつて吼太が鳴子を心配したように今度は鳴子が吼太を心配している、似たもの兄妹なんだとよく分かる。

再び戦いの場に居合わせハリケンイエローが吼太だと確信した鳴子。
家族であってもハリケンジャーの秘密を明かすわけにはいかない、鳴子の言葉に答えられない吼太を助けたのは吼太に変装したシュリケンジャー。
変装名人のナイスアシスト。シュリケンジャーなら今の吼太の苦悩は痛いほど分かるだろうし助けに来てくれたのは納得の流れ。
でも結局正体は気付かれてしまう。それはハリケンイエローが咄嗟に鳴子を守ったから。
目の前の吼太の背におぶさりながらも鳴子が見ているのはその吼太じゃなくてハリケンイエロー。
本当の兄はどちらなのか、いつも自分を心配してくれる兄が誰なのかを鳴子はちゃんと見ているのが分かる演出が良かった。

再び海外に旅立つ鳴子を見送る吼太。別れ際に鳴子は吼太の秘密に気付いてたことを明かす。
吼太が鳴子の成長を見守ってるように鳴子も吼太が自分らしく戦ってる事を見届けたと互いに思い合う心が表れてたのが良かった。
黒子ロボットの出番です。・・・・が今回は野暮ってもんでしょ。鷹介と七海が止めるシーンも良かった。

 

天雷旋風神ようやくの復活。
トライコンドルを一人で直すと宣言し本当にやり切った おぼろが凄い。
ずっとヒーローを支えてきた技術者としての意地を見せつけた。
次回でもう一人の技術者の意地も見られるわけで、それと対になるように おぼろの活躍を強調したのかなと。

 

巻之四十二「鎧と怒りの矢」
2002年12月8日放送
監督:渡辺勝也
脚本:前川淳

封印の石から現れた怒りの矢のメダル。そのメダルから怒りの矢を生み出す方法を探るとサーガインが奮起する。
サンダールはサーガインを焚きつける言動、相変わらず狡猾。サーガインもそれは承知の上で意地を見せようとしてるんだと思う。
怒りの矢と対になる嘆きの弓のメダルが地球にあるはず。サタラクラが口を滑らせハリケンジャーたちにその情報が伝わってしまうが、これもサンダールの狙い通りなんだろうね。
口の軽いサタラクラに喋らせて情報を与えれば地球の忍者たちに何か動きがあるだろうという考えだったのだと思う。

シュリケンジャーを仲間と信じながらも秘密を明かしてくれないもどかしさを零す一同。
その話を聞いていた謎の釣り人。彼曰くきっと話したくても話せないんだとシュリケンジャーの事情を汲む言葉。それを聞いた鷹介は仲間だからこそ話して欲しいんだと真っすぐな言葉を返す。
その釣り人こそ変装していたシュリケンジャー。皆の気持ちを知りたかった、そのために回りくどい方法を取るしかないのが彼の立場故の難しさと彼の不器用さが表れてました。
皆が自分を信じてくれてる、そう確信を得たからこそついにシュリケンジャーは皆を御前様に会わせる決意をした。
一世一代の決意、仲間を思うからこその決断に胸が熱くなります。

が、その決意をふいにする御前様の厳しい対応。いつも謁見していた場所には姿は無く未熟者と厳しい言葉の書置き。
シュリケンジャーの決意が台無し。だけどここで正体を明かせないのもちゃんと理由があるんだよね。
無限斎が電話で皆の気持ちを代弁しようとして御前様は分かっているんだと答えた模様。
若者たちの絆も思いも知っている、それでも秘密を明かすわけにはいかない。シュリケンジャーもそうだけど御前様も苦しい思いを抱え続けてるんだなとうかがえる。

 

サーガイン製のカラクリ巨人メガタガメがまさかの3代目の登場。
カラクリボールによる必殺技の連撃を受けても倒れない驚異の防御力。
メガタガメの役目は別にあるのだが、そのまま旋風神たちを倒せそうな勢い。
天雷旋風神が復活してなければこの後の本命を待たずに十分勝てる見込みあったんじゃないかな。
前座のメカでも驚異の技術力、やっぱり凄いわ。

サーガインが自身の全てをかけて作り上げた最強のカラクリ巨人ガインガインで出撃。
天雷旋風神とも渡り合える強さも驚異だがさらに驚きなのはカラクリシステムを搭載していること。
メガタガメが攻撃を受けることでカラクリボールのシステムを解析しそれを転用することで怒りの矢のメダルからカラクリボールを発動させた。
かつてハリアーモードをコピーしたようにまた真似事かと突っ込まれるが、偉大なる発明は常に人の真似から始まるのだと堂々たる切り返し。
放送当時はパクっておいて何を偉そうにと思ったけど、大人になってから聞くと深い言葉だなと思います。
何事もまずは誰かの真似をしてみないと始まらないからね。そこから自分なりの力を身に付けていけばいいわけで。
サーガインはそれが出来ている。10話でハリケンジャーとゴウライジャーのカラクリ巨人に関心を抱く描写があって、それからメガタガメを作り上げアップーデートを重ねて何度も彼らを追い詰めて。そしてついにガインガインという究極のマシンに辿り着き天雷旋風神にも迫ることが出来た。
今改めてサーガインの活躍を見ると悪ながらその姿勢はカッコ良いと思うのです。
次回サーガインと最後の戦い。う~ん悪なんだけど彼の方を応援したくなっちゃうな。

 

シュリケンジャーが扮した釣り人の浜田三平を演じるのは、五星戦隊ダイレンジャーよりシシレンジャー/天幻星・大五を演じた能見 達也さん。
役名の三平って某釣り漫画からだよねたぶん。釣りをしていたのは大五の趣味が釣りだったから、2重のネタなわけで。
そして変身ポーズはもちろんシシレンジャーの名乗りから。足を肩幅に開くところから映しているのが分かってる演出で嬉しいですね。

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コメント

個人的には今回サタラクラが行った作戦は終盤だけあって彼の可笑しいながら非道さがトップクラスに現れた物でしたね。漫才で攻撃とか字面だけならバカみたいな話ですが、実際にはハリケンジャーがそのギャグの通りの攻撃で苦しんでいるし、何よりそこは終盤のシリアスらしく皆の怒りの感情を利用するという卑劣な意図があるので全く笑えない状況だし、いとも容易く同僚の部下を犠牲にするサンダールもおっかない。ヤバい奴だけど、この非道さが際立つから彼のキャラが立ってるのもまた事実。

サーガインも初期の幹部の意地を見せて最初は敢えて負けつつ敵のデータを奪い取り、そこからそのデータ及び今までの発明の集大成と言わんばかりにガインガインのようなとんでもない物作ってしまう訳で。前にも言ったけどやっぱり彼も成長する幹部だと思いますよ。最初は例え他者の真似だったとしても、こういうので一番大事なのは自分が何を表現したいのかな訳で。んがよぺさんがサーガインの姿勢を凄いと思えた理由ですが、ああいうのって現実でもよくある話だからってのもあると思うんですよね。そもそもメガタガメマーク2がハリアーの制限時間を克服してた時点で進歩があったんだし、そうしてある意味で努力(と言っていいのかな?)を重ねたからこそ今回の集大成でヒーローを追い詰めているんだから悔しいけど凄いとしか言いようが無い。

パクリの本当に駄目な事は人の真似をするだけで全く進歩が無い事ななんだし、なんというかここまで凄い事してるの考えるとある意味サーガインが悪の道を歩いているのがめちゃくちゃ惜しく思えてきますね…………でもそんな奴が相手だからこそ次回のヒーローの逆転にカタルシスがあるのも事実。なんだかんだ悪役から学べる事があると言うのも粋な物ですね。

投稿: アルター | 2020年9月 3日 (木) 23時05分

コメント返信:アルターさん

サタラクラの部下が登場するのは今回が最後なので彼の作戦の集大成だったんですよね。
やってる事はバカバカしくも非道で、彼らしさが結集した作戦でした。
味方がやられてるのに自分の計画通りと喜ぶサンダール、本当に恐ろしい奴です。

サーガインはトライ&エラーの繰り返しで強くなっていくのが敵ながらカッコいいと思うし記事にも書いた通り彼の発言には説得力があります。
年をとったからこそこういう姿勢には心打たれるし、ヒーローであるハリケンジャーたちの成長と同じように諦めず強くなっていく姿は悪でありながらも学ぶものがあります。
そういう魅力的な悪役がいるからこそヒーローの逆転劇もまた映える。良いキャラクターと良い構成をしてるなと改めてこの番組の良さを噛み締めています。

投稿: んがよぺ | 2020年9月 6日 (日) 00時13分

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