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2020年9月12日 (土)

感想:ウルトラマンZ第12話

12話「叫ぶ命」

突如現れたグルジオライデン相手にセブンガーとウインダム2体がかりでも全く歯が立たず。
Zに変身しガンマフューチャーの力で難なく倒せるかと思いきや、前回のレッドキングの事がハルキの頭に過ってトドメを躊躇ってしまう。
引きずるのも致し方なし。でもトドメを躊躇ったのはそれだけじゃなく、グルジオライデンの叫び声からこの怪獣の哀しい運命を無意識に感じ取ってしまったのかなと思う。

グルジオライデンは特空機の開発のために密かに研究を続けていた怪獣兵器だという。
グルジオライデンを生み出したのが誰なのかは分からないけどその命が弄ばれ地球人もその命を研究のために利用していたのは紛れもない事実。
その哀れな命を葬る事への躊躇い、ますますハルキの迷いは大きくなる。
グルジオライデンが瓦礫の山やウインダムを食べていたのは生きたいという意思の表れに思える。永い眠りから目を覚まして懸命に生きようとしての行動で、その生きたいという願いが叫びとなってハルキの心を揺さぶったのかなと。

迷いを見せるハルキにかけるヨウコの言葉。今の世界に怪獣の居場所は無いから倒すしかない、だからこそ誰かに押し付けず命を奪う責任を自分が背負いたいんだと覚悟を語る。
5話でプロとしての矜持を見せていたけど今回も戦う者としての覚悟を見せている、強い。
前回は扱いに苦労していたキングジョーを今回は使いこなせていたのはその覚悟故、責任を背負う強い意志があって成せたことなんだろうな。
クリヤマ長官はグルジオライデンを”殺せ”と命令した。子供番組では物騒な言葉をハッキリと、怪獣退治は命を奪う事なんだとその重さを描くためにあえてこの言葉を選んだ制作陣の意気込みに敬意を表します。

がむしゃらに体を動かしながらこれまで戦ってきた怪獣たちの事を振り返るハルキ。迷いを振り払おうと必死な姿に心が痛む。
何とか振り切って今度こそ戦えるかと思ったが、グルジオライデンの涙を見てしまってまたトドメの一撃を躊躇ってしまう。Zのウルトラフュージョンが解除されてしまう大ピンチで、ハルキの揺れ動く心を変身ギミックと絡めて表してるのが上手かったです。
まだ迷いの中、ここからどうやって立ち直るのか次回以降も気になります。

キングジョーストレイジカスタムの活躍がたっぷり見られた回でもありました。
グルジオライデンを市街地から遠ざけるために分離と変形機能を活かした作戦行動が映えるし、理に適った運用が玩具販促しても見ていて気持ちいい。
ハルキが戦えない状態だからキングジョーがトドメを刺すのもドラマの流れとしても分かるし、前述したヨウコの覚悟を見せる意味でもキングジョーの活躍が必然の流れでよく出来た構成だと感心します。

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