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2020年8月27日 (木)

ハリケンジャー感想記:39話と40話

東映特撮YouTube Officialで忍風戦隊ハリケンジャーが毎週2話ずつ配信中。
今週分の感想になります。

 

 

 

巻之三十九「七の槍と謎の石」
2002年11月17日放送
監督:舞原賢三
脚本:宮下隼一

宇宙忍者の存在、宇宙にもカラクリメカが存在する事、流星群のメッセージ、様々な謎を解くカギをシュリケンジャーが握っている。
これまでの事を振り返りながら おぼろはそう確信し無限斎から情報を聞き出そうとするがまたはぐらかされてしまう。
とはいえシュリケンジャーが仕えている御前様の事もいい加減隠し切れなくてみんな気付き始めている。
物語は終盤、いよいよ核心に近づいていく感じがしてドキドキします。

変装したシュリケンジャーの後をつけて正体を探ろうとするハリケンジャー。
野球選手、ビジネスマン、ミュージシャン、訪れた場所と彼の特技を紐づけて正体を推測するがどれも外れ。
あちこち回ってたのはランチをどうするか悩んでただけでたどり着いたのは普通のラーメン屋。変装したままだけどシュリケンジャーの貴重なプライベート、けっこう庶民的なのね。
変装した姿はラーメン屋の常連の男で本人と入れ替わることでハリケンジャーの追跡をかわす、プライベートでも抜かりないのが凄いわ。
今回の変装体の坂木鉄平を演じるのは未来戦隊タイムレンジャーからタイムイエロー/ドモンだった和泉宗兵さん。
特にタイムレンジャーの小ネタは無かったけど出演頂いただけで嬉しい。
ちなみに間もなく配信予定のゴーカイジャー40話にも和泉さんゲスト出演されてるんだよね。

 

サーガインが最強のクグツと誇るフショクルーガが鱗粉で人々を苦しめる。
倒せば爆発と共に鱗粉が拡散し本体は何度でも再生する、ハリケンジャーにもゴウライジャーにも成す術が無いというとんでもない奴。
サーガインはいつも自分のクグツを最強と言ってるけど今回は本当に強い。失敗を糧にどんどんクグツを強くしていく、今回は一つの集大成だったんだと思う。
それだけに新たに現れたアイツにかき乱されたのが不憫。

 

暗黒七本槍の最後の一人、七の槍サンダールが地球にやって来た。
最後の幹部というポジションはもちろんのこと声が池田秀一さんですよ。強いに決まってる。
センチピードに現れるなり他の七本槍と手合わせして余裕の態度。サーガインが一人で十分戦えてるのに横やりを入れる、同士として助けるべきだと他の七本槍を口車に乗せて狡猾な立ち回り、嫌らしい。
余計な手出しをさせてピンチの状況を作りそこへ自分が助けに行って信用を得る、自分の立場を盤石にするためにサーガインの戦いを利用してるわけだ、卑劣な。
手を出さなければサーガインがハリケンジャーたちを倒していたかもしれないのに、わざとかき乱したのはいつでも自分の力で敵を倒せるという自負があってまずは自分が有利に立ち回れる状況を作ろうという考えだったんだろうな。
事実星一つを滅ぼしてその足で地球にやって来てるんだからそれだけでヤバい奴だと分かるし、御前様がその存在を感知しシュリケンジャーに警告するくらいなんだからその脅威は本物。
予告で姿を見た時からヤバいのが来るという感じはしたけど実際の活躍を見るとさらにゾッとする。

怒りの矢と嘆きの弓、サンダールとタウ・ザント会話の中で重要なアイテムの情報が。
”アレ”に関わる最後の鍵、マンマルバが残していった情報からそれを手に入れることがサンダールとタウ・ザントの狙い。
同士と言っておきながら一番大事な情報は他の七本槍には伏せているんだからどこまでも狡猾な。
最後の七本槍サンダール、登場初回にて十分すぎるほどその悪辣さが表れてました。

 

巻之四十「オトリと忍の掟」
2002年11月24日放送
監督:舞原賢三
脚本:宮下隼一

あらゆる技をいなして圧倒的な強さを見せるサンダール。久々に披露の”影の舞”、5人がかりの技をいきなり破ってしまうのが強さを見せつけるのには絶大なインパクトでした。
サンダールは扇から扇忍獣という怪物を呼び出し操る。地球の忍者を圧倒したうえに巨大怪物まで自由に扱えるなんてデタラメ過ぎる強さ。前回だけでもヤバい奴だと十分表れてたのにさらに盛ってくるのが凄いな。
サンダールの狡猾さにサーガインだけは勘付いているがそのために孤立していく。
フラビージョとウェンディーヌはサンダールにミーハーで、ゴウライジャーが現れた時もそんな感じだったけ。口車に乗せられて付き合いの長いサーガインを追い詰めてるとはつゆにも思ってないんだろうなあ。

 

シュリケンジャーが御前様からサンダールの事を知らされていたこと、無限斎が度々御前様と連絡を取っていたこと、御前様の存在がついにバレてしまった。
だがまずはフショクルーガを倒すのが先決でそれ以上の追及はしない。人々を守ることが最優先なのはもちろんのこと、ただ問い質してもシュリケンジャーを追い詰めるだけだと思ったんじゃないかな。35話のニンジャミセンの特訓で拗れた経験もあるし同じ轍を踏まないようにシュリケンジャーを事情を汲んで気遣ったんじゃないかな。

御前様が用意してくれた防腐剤のおかげで鱗粉を恐れることなく戦えるようになったが、それには落とし穴が。
鱗粉を防ぐ代わりにスーツを固めて動けなくしてしまう。動けなくなったハリケンジャーとゴウライジャーを囮にしてフショクルーガを倒すのがシュリケンジャーへの秘密の命令だった。
忍者は命令に従ってこそ、その命令に迷うシュリケンジャーだったが。
彼が選んだのは命令に従うより仲間と共に戦う事。千本ノックでフショクルーガの再生装置を破壊しハリケンジャーとゴウライジャーのビクトリーガジェットでトドメ。
一人で倒すことも出来たのに仲間に止めの一撃を任せたのが、秘密を抱えてるのを知りながら自分を助けてくれた仲間への信頼の表れだったんだと思う。
いつもファイヤーモードに仮面を変えてから使う千本ノックをノーマルモードで使っているのも、仮面を被らないシュリケンジャーの本心、一緒に戦いたい願いの表れなのかなと思いました。

 

まだ秘密は明かせないシュリケンジャーだが焦らずいつか話してくれると信じるハリケンジャー。
ゴウライジャーとの絆も時間をかけて築いた彼らの言葉は楽観ではなく説得力があります。
秘密を持つ仲間も信じる地球の忍者たち、また一つ6人の絆が強まった。

対して宇宙忍者はサンダールの狡猾な立ち回りにより怪しい雲行き。秘密を抱えるのは同じでも仲間を信じるのではなく利用しいいように操ろうというのがあからさま。
いっそ清々しいくらいとことん狡猾であることを見せつけてくれました。

信頼と協力、企みと方便、秘密を抱えていてもこうも違う。正義と悪の忍者の対比が効いた前後編でした。

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コメント

今回のエピソードはシュリケンジャーの日常を垣間見た感じがあって楽しかったですね。無論それだけではなく絶対に正体がバレないよう徹底しているのもまた凄いというか。今作で最も謎の多いキャラですが、こんな風に日常を過ごす所を見るとグッと親しみが湧いて来ます。それだけに最終盤のあれがね……ここはその時に書きます。

一方の敵側には最後にして最強の幹部のサンダールがジャカンジャの面々は基本的にコミカルな性格をしていますが、サンダールはそんな雰囲気を微塵も感じさせない恐ろしさを醸し出していたのが怖くて。敢えて言うなら声優さんがガンダムに出ていたからか(僕はガンダム全く詳しくないけど)台詞回しがガンダムに因んだ物も見られたのは細やかなネタ要素だったといえるかも。因みにタウ・ザントの梁田さん、サタラクラの島田さん、チュウズーボの郷里さんもガンダムで重要な役回りしてたそうですね。

サンダールの実力が恐ろしすぎて。影の舞破るし性格にしても自分の本性隠しつつサーガインの邪魔したり、そのサーガインには自分の事を怪しまれたりと思えばこの辺りからこの組織に亀裂が入っていたのではないかと思うんですよね。

御前様の事も遂に明かされるし物語が終わりに進むにつれて大変な事になってますし、見逃せない展開が続くなと思いました。

投稿: アルター | 2020年8月28日 (金) 13時39分

コメント返信:アルターさん

抱えてる秘密がなければシュリケンジャーも皆と一緒に日常を過ごせたかもしれないと思うと今回のプライベートシーンはちょっと切なく思えてきます。

サンダールはコミカルも可愛げも一切無い登場初回からガチの悪党ですからね。
そうでもしないと終盤の話を動かせないし他の幹部たちに埋もれてしまうという作り手の事情もあったのかもしれませんが。
池田さんが声を当てるのは他のキャストがガンダムと縁あるのはもちろんベテラン揃いなのでそれに負けない方となると池田さんしかいなかったというこなのかもしれません。
おかげで絶大なインパクトを残したキャラクターとなりました。
彼の登場でサーガインの運命も決まってしまうのですが、それもしっかり見届けたいです。

投稿: んがよぺ | 2020年8月29日 (土) 02時23分

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