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2020年7月23日 (木)

新ポケットモンスター第29話感想

29話「パチパチやきもち!ワンパチのきもち」

脚本:松井亜弥
コンテ:浅田裕二
演出:浅田裕二
作画監督:岩根雅明 志村泉

 

-サクラギ家の光景-

コハル久々の登場。私服姿が凄く可愛いです。
雑誌を読んでて突然むくれだして、ヨシノが勝手にコハルを元にしたイラストを載せた事に怒ってた。
あくまでキャラクターだからと言い訳してもソウタから見てもコハルだと一発でバレるという騒がしい一幕。

ワンパチが吠えてて今度は何だと思ったら、マメパトを引きずって連れてきていた。
ペットが変なものを連れ込んで来るみたいな、現実にありそうなシチュエーション。
冒頭から賑やかな光景で楽しかったです。

 

-サクラギパークの日常-

前回仲間になって催涙効果でお騒がせだったメッソン。
サクラギパークでもその力は絶大で、メッソンよりずっと大きいポケモンたちが皆で号泣。メッソンを探してたサトシとゴウも当然涙を零して今回も大変なことに。
その絵面にやっぱり笑っちゃう。問答無用で皆泣いちゃうんだから面白くないわけが無い。
メッソンをなだめるためにカイリューが抱きしめる。サトシがいつものと言ってたのでこの騒ぎも今回が初めてじゃなくてもうサクラギパークの日常になってるんだとうかがえる。
変わった仲間が増えてもそれに合わせた日々を過ごす。サクラギパークの在り方がまたうかがえたのが良かったです。

 

-嫉妬-

保護したマメパトは最初こそワンパチを怖がっていたのに、それを忘れてワンパチの背中に乗っかるのが楽しくなっちゃった模様。
さらにコハルにも懐いちゃってワンパチはそれが面白くなくて不機嫌に。
マメパトに近づこうとするコハルを止めて服を引っ張ったり、博士が解説するまでもなくマメパトに嫉妬してる事が表れている。
弟や妹が出来て自分が構ってもらえないと感じて嫉妬する、ポケモンにもそういう感情があるんだと描いていたのが良かったです。

 

研究所でワンパチの嫉妬のことで話が弾み、かつてコハルもワンパチに嫉妬していたことが語られる。
コハルが忘れていた記憶、サクラギ家に迎えられたワンパチに親の関心を取られてしまうという嫉妬からワンパチを遠ざけたりレンジにまで文句を言うという我儘を言っていた。
幼いコハルの言動にリアリティがあるというか、この描写はお子さんがいる松井さんだから書けたんだろうなと思う。
かつての自分を恥じるコハルだが恥ずかしい事じゃないと大人たちは言う。
キクナは自分にも覚えがあるとフォローするし、博士が良い思い出として語れるのは我が子の成長の1ページを大切に思っていることがうかがえる。
ワンパチの嫉妬も成長の1ページと捉えているんだと思う。面倒な事と思ってたら余裕のある語り口にはならないだろうから。

 

-嫉妬するほど仲がいい-

オニドリルの襲撃からマメパトを守るためにコハルとワンパチが心を一つにする。
2人なら大丈夫だと博士は確信しバトルを促す。2人は嫉妬するほど仲が良いんだと言ってて、嫉妬を悪いことでは無く絆の表れとしているのが良いな。

夜中に家出したワンパチを探しに出るものの、怖くて泣き出してしまったコハルをワンパチが助けた。
思い出話でワンパチと仲良くなったきっかけを思い出したコハルが今一度ワンパチと心繋いでバトルをする。
11話でも成り行きでバトルしてたけど、2度目のバトル且つワンパチと再び心繋いだことでグッと凛々しく見えました。

トレーナーが見つかりマメパトはサクラギ家を去っていく。
一緒に過ごしたのはたった2日だけなのに別れは寂しく、それはワンパチも同じ。
嫉妬してたり過ごした時間が短くてもマメパトが大切な家族の一員だったことがうかがえるのが良かった。

博士が書いた本には人とポケモンが共に生きてくためにどうあるべきかが書かれている。
それを知ってコハルはカッコいいと父を見直した。
ワンパチと絆を結んだ記憶を思い出し一時的でもマメパトが家族の一員だった今回の事で、ポケモンと一緒に生きるのがどういうことか身を持って知ったからこそ父の研究が凄い事だと理解できたんだと思う。

 

コハルがまた一つポケモンの事を知る話としても良かったし、サクラギ家の家族模様がまた見られて心が温かかったです。
コハルが空を眺めてて目に映ったオニドリルがマメパトを襲いに来たり、マメパトがヨシノのイラストに反応してたのはトレーナーがモジャ毛だったからと分かったり、終盤に向けて前振りとなる描写があったのも丁寧で。
何よりコハルとワンパチの表情が良く描けていて、2人の感情が豊かに表現されてたのが素晴らしかったです。

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コメント

数か月ぶりに登場したコハルですが、この話観て今作のキャラでは最も視聴者の視点に近いところにいると改めて思いましたね。自分の髪の事とか女の子らしいところも観られたのは可愛かったし。そんな中で怪我をしたマメパトがワンパチに連れてこられてトレーナーが見つかるまで世話をすることになりましたが(散歩してる場所が現実の日本みたいで笑った)マメパトが彼女に懐いた事でワンパチがジェラシーを感じたのもまた可愛いと言うか。マメパトと触れ合うコハルも満更ではなさそうだったし、それどころかコハルも過去にワンパチに対して同じような事をしてた辺り似た者同士なのでは。

こういった子供の気持ちを描くのは本当に松井さんは上手いですよね。ワンパチの場合コンパンからコハルを守ろうとしたり、マメパトの件でジェラシーを感じたりとコハルが好きなのが伺えるし、正直コハルのポケモンに正式になってほしいと思います。ソニアもゲームでワンパチ持ってる訳だし、アニメではパルスワンに進化してる方が面白いかも。

今回は淡泊なコメントになりましたが、松井さん脚本が感覚的というの抜きにしてもね・・・・本来ならゴーカイジャーとハリケンジャーの前にコメントしたかったのですが、その日はなんか乗り気にならなくてこの二つを優先することにしたんです。

コハルに関して前から思っていたのですが出てこない期間が長い時あるような・・・・前作のヒロイン3人はSMのキャラが多いから出ない期間それなりにあっても気にならなかったけど、コハルはもっと出番あってもいいような。リサーチに参加してない事とか関係あるんでしょうかね?(かなり個人的な事言ってしまうと彼女の声優である花澤香菜さんのファンなんでその意味でも寂しく思ってる)。でも今回の件と前の話の事踏まえて観ると、割と初期の段階でコハルの設定は重要な部分に関して考えられていたとは思うし、出番が少なくてもコハルもスタッフが大事にしてくれているのがわかって良かったです。

勝手な考えですが、どこかでゴウとラビフットの関係は赤尾さんが担当してると聞いたのですが、コハルの件は松井さんが担当しているんでしょうかね。家族模様の魅せ方とか前作を思わせる部分もあったし、コハルの出番の少なさ含めてまだまだ試行錯誤してる部分はあるんだろうけど、それでもこの回だけで一気に何かが進んだ気はするからまだまだ見守りたいです。

投稿: アルター | 2020年7月26日 (日) 02時45分

コメント返信:アルターさん

松井さんが11話に続き今回担当してるのは、日常と家族の情景を描くのが得意だからという采配でしょうね。
赤尾さんがゴウの担当、正確にはゴウとヒバニー(ラビフット)の関係が動く話を書いてるのは一貫性を持たせるためだと思いますよ。


コハルとワンパチに似ているところがあると分かり絆が深まるのが良かったですね。
コハルは誰にでもあるような日常を描くために存在してるキャラクターだと思うので、日常ってそんなに大きな事件が起こるわけではないですし事件が無ければ活躍を見せようがないからどうしたって出番は少なくなっちゃうんだと思います。
でも今回もしっかり心情に寄り添いワンパチとの関係も大事に描かれてますから、出番が少ないから不遇とは感じないですね。
この先も出番は少ないかもしれませんが、コハルの視点からポケモンと共に生きる日常を描いてくれれば良いなと思っています。

投稿: んがよぺ | 2020年7月26日 (日) 08時19分

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