« ゴーカイジャー感想記:17話と18話 | トップページ | 感想:ウルトラマンZ第1話 »

2020年6月17日 (水)

ハリケンジャー感想記:19話と20話

東映特撮YouTube Officialで忍風戦隊ハリケンジャーが毎週2話ずつ配信中。
今週分の感想になります。

巻之十九「大箱と風雷巨人」
2002年6月30日放送
監督:竹本昇
脚本:前川淳

チュウズーボ最後の戦い。ジャカンジャを裏切ったゴウライジャーを倒そうと大箱の中の異空間に2人を閉じ込めじわじわと苦しめる。
配下の中忍に空間を操る忍法を使う者が何人もいたからチュウズーボも空間を操れて当然か。
さらにハリケンジャーを操って同士討ちを狙う。前回は兄弟の絆を弄び今度は心通ったハリケンジャーを撃たせようと。執拗な策にゴウライジャーへの恨みつらみを感じます。

ハリケンジャーの奮闘でゴウライジャーを大箱から救出することに成功。
その借りを返し今度は操られたハリケンジャーをゴウライジャーが助けた。
互いに助けあう、ほんの少し前までは考えられなかった光景に胸が熱くなる。
武器を捨てたゴウライジャーをチュウズーボは弱くなったと罵るがハリケンジャーは強くなったんだと反論。ゴウライジャーが人として大切な事を取り戻したんだと信じてチュウズーボの術に抵抗するハリケンジャーの叫びに心打たれます。

ハリケンジャーとゴウライジャー、2つのチームが並んで名乗る。
トリプルガジェットとダブルガジェットの同時攻撃。
このシチュエーションで十分熱いのにさらに心躍ることが。
新たに開発された2つのカラクリボールが合体し風雷丸が完成。
その力で2体のカラクリ巨人が一つとなり轟雷旋風神誕生。
ああもう、カッコ良すぎる!

ロボとロボが合体する所謂スーパー合体はスーパー戦隊シリーズの伝統(ちなみにそれを最初にやったのは超獣戦隊ライブマン、こちらも配信中ですよ)。
それ自体が子供心をくすぐられてテンション上がるんですが、今作は対立してた流派を越えて2つのチームが力を合わせ文字通り一体となるドラマと絡めているのが素晴らしい。
シリーズの伝統を今作ならではのドラマと絡めて昇華したことに拍手を送りたいです。

合体を導く風雷丸の声が今作のナレーションの宮田さんというのも良き。
この番組を見守る天の声が新たな絆を見届けているというメタ視点でも燃える展開です。


チュウズーボは轟雷旋風神の必殺の一撃でついに散る。
フラビージョは花丸を送りサーガインとウェンディーヌもその最期を見届けた。
サーガインとは張り合ってた間柄なのに彼に最後の秘術を託してたしサーガインもそれを引き受けたのだからライバルでありながら互いに認め合ってたんだとうかがえる。
悪の中にも仲間を思う心が垣間見えました。


巻之二十「パンチと好敵手」
2002年7月7日放送
監督:竹本昇
脚本:酒井直行

ゴウライジャーの力をどう使えばいいか身の振り方を悩む一甲。
一鍬は迅雷流の再興、やっぱり生まれ育った流派への拘りは変わらずなのね。
その頃ハリケンジャーはチュウズーボを倒したことですっかり浮かれて、おぼろも渾身のカラクリボール完成にご満悦。
悩むゴウライジャーと明るいハリケンジャー。一緒に戦うようにはなったけどまだ対照的、これまでの境遇が違っていたんだから意識の違いは当然か。

工事現場でバッタリ出会った一甲にアレコレ聞く鷹介。一甲の事情を聞こうとして自分のプロフィールもペラペラ喋り出して、お見合いじゃないんだから。
一甲と話せることがよっぽど嬉しいんだと思う。ゴウライジャーに出会ったばかりの頃は同じ地球の忍者なのに考え方も違い戦わねばならないことに少なからずショックを受けてたから。
次第に彼らに負けたくないと闘争心も表れるようになったけどやっぱりどこか彼らにも人の心があると信じたかったんだろうし、一緒に戦ってまた彼らを信じられることが嬉しくて一甲に馴れ馴れしくなったのかなと。

一甲は鷹介の態度に困惑顔。そして棚から牡丹餅でハリケンジャーになった、未熟者だと厳しい言葉を投げる。
それは事実であり一甲の本心なんだろうけど、ただ鷹介を見下してるわけでは無く鷹介がどう答えてくれるか期待してるようにも思える。
父が残したものが空しいものと知り”アレ”を手に入れる理由も無くなって一度空っぽになった一甲にしてみれば未熟でお気楽でも真っすぐに気持ちをぶつけてくる鷹介が羨ましく彼がどう答えるか楽しみだったのかも。
工事現場で土のうを運んでる時明らかに鷹介に張り合ってたりカンガルーレットと戦った後の喧嘩も鷹介の反応を楽しんでるような、一撃貰って本気で殴り返しちゃったのもからかったつもりが思わず本気になっちゃったようにも見えて。鷹介の馴れ馴れしさに困りながらも彼が真っすぐに向き合ってくれることが嬉しかったんじゃないかなと思う。

運よくハリケンジャーになったけどそれだけじゃない、この星を腐らせたりしないと心に誓ったんだと自分が戦う理由を叫ぶ鷹介。その答えを聞いた一甲は自分の技を鷹介に伝送しピンチを救った。
牡丹餅を見つける資格を持っていた。鷹介の心を知り彼が伝説の後継者足り得ることを認めたことがうかがえる台詞が印象的でした。
一甲に名前を呼んで貰えて鷹介は満面の笑み。本当素直なのね、そこが良い。


繭から目を覚まし生体となったマンマルバ。
ジャカンジャのマスコットポジションだったのに一気にゴツイ見た目になってビックリ。
でも語尾に「~ら」をつける癖は変わって無くて見た目とのギャップに笑っちゃう。
そして彼の目覚めと共に六の槍の到来を予感。次回予告で早速その六の槍にナレーションが押し負けててまた笑っちゃった。


竹本監督今作初登板。
19話でバリサンダー久々の登場、ガトリングアタッカー2度目の使用。
20話でハヤテ丸のメール機能を久々に使ったり旋風神と豪雷神のダブルソードスラッシャー使用。
そして5つの武器が合体したビクトリーガジェット初披露。
竹本さんはアイテムやギミックをたくさん使うのが好きな監督という印象なので、すっかり出番が無かった機能やアイテムを拾ってくるところが竹本さんらしいなと思いました。

|

« ゴーカイジャー感想記:17話と18話 | トップページ | 感想:ウルトラマンZ第1話 »

特撮」カテゴリの記事

コメント

前回に引き続きハリケンジャーとゴウライジャーの共闘。やっぱりぶつかり合っていた者達が力を合わせて戦う姿は心に来ますね。どれだけ押さえつけられようと、互いを助け、敵に立ち向かう姿は12話も戦う中で確かに繋がる物があったんだと思えるし、特に双方の合体ガジェットでの同士攻撃及び新たなカラクリボールからのスーパー合体は彼らの絆が形として現れた事の証に思えて熱かったです。

風雷丸は後のゴーカイジャーでも大いなる力として助けに現れますが、その時のカラーリングが緑なの考えると近い内に出てくる「あの忍者」の力も関係あるんでしょうかね?まあ色が同じだからという根拠の無い考察ですが、個人的には何か関係あったと思いたいところ。

遂に倒されたチュウズーボ。寿命の一件でわらわせてもらったり、サーガインに負けじと新たな巨大化方法を探る、自身も今回命を賭けて巨大化して襲いかかる等笑える姿もあればボスへの忠誠心を見せる姿が印象的だったし、彼の声優で前作ガオレンジャーのラスボスも担当した郷里大輔さんも含めてお疲れ様と言いたい。でも彼も約10年前に亡くなったのは惜しい物です…。

チュウズーボが倒されてサーガイン初めとする他のメンバーがサポートしたりその最期を嘆く等残酷な奴等にも絆があると伺えて感動したのも良い思い出でした。

その後もチュウズーボを倒してはしゃぐハリケンジャーと自らの力をどうするか悩むゴウライジャーの意識の違いが描かれたり、そんで打ち解けてプロフィールを語ったり質問したりでもやっぱり協力して戦う等関係が軟化したのも本当に微笑ましいと言うか。

敵もマンマルバがパワーアップしてえらいことに。こういう子供から大人に成長した幹部にはトランザ、カイザーブルドント、サラマンデスがいますが何れも強敵でしたし、彼もゴウライジャーに牙を向いて来るから気が抜けないですね。

投稿: アルター | 2020年6月17日 (水) 23時32分

コメント返信:アルターさん

ゴーカイジャーに登場する風雷丸のカラーが緑なのは「彼」を意識してるものと解釈して良いと思いますよ。
流派を越えて戦うのがハリケンジャー後半の軸になってきますから「彼」の存在を意識してないはずがないと自分は考えています。
風雷丸は2つのカラクリボールで完成するギミックと合わせてハリケンジャーとゴウライジャーの共闘と流派を越えるという今作の展開にこれ以上ないマッチした存在だと思います。

郷里大輔さんの悪役芝居は素晴らしかった。言うまでもなくチュウズーボがよき悪役として存在感を持てたのは郷里さんの力あってこそです。
ご存命であれば現在の特撮作品でも強大な悪役を演じてくれたことでしょうし、本当に惜しい人を亡くしたと思います。

チュウズーボと入れ替わりに登場する覚醒したマンバルバと次回登場する彼と、矢継ぎ早に油断ならない展開が続くのも今作の見どころです。

投稿: んがよぺ | 2020年6月19日 (金) 21時09分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ゴーカイジャー感想記:17話と18話 | トップページ | 感想:ウルトラマンZ第1話 »