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2020年6月28日 (日)

新ポケットモンスター第26話感想

今週のアニポケはショートエピソードの2本立てという新しい試み。
さらにゲストにお笑い芸人のオードリー春日さんが出演と放送前から話題の回となりました。

26話
「はねろ!コイキング」
「かぶれ!ヤドキング」

脚本:藤咲淳一
コンテ:樋口香里 湯山邦彦 冨安大貴
演出:ウヱノ史博
作画監督:篠原隆 海老沢咲希


-カオスの予感-

ムサシが読んでる雑誌の表紙にカルネが載ってる、早速小ネタ仕込んできた。
暇を持て余すから特訓することになってペリッパーを呼ぶけど、室内だから来れるわけが・・・玄関から入って来ちゃったよ。のっけからカオス回の匂いがプンプンします。

ガチャで出たのは今回の主役となるコイキングとヤドキング、キング繋がり。
コジロウがワザの説明書を読んで驚いた様子で何事かと思ったら今日は2本立てと堂々とメタ発言。
からの~いつものOP。こんなカオスなアパンなかなか無いわ。

ムサシとコジロウがボールを投げるシーンが次回予告のサトシとゴウのセルフパロディ。
アパンの流れが最後に繰り返されてデジャブかと思ったらカスキングが現れて扉をそっと閉じる。
本編には絡まないけどロケット団も十分にカオスギャグを見せてくれました。


-はねろ!コイキング-

コイキングのハイジャンプ大会に参加するため先日ゲットしたコイキングを鍛えるゴウ。
24話では池の主として驚異の”はねる”を見せていたから大会も余裕・・・かと思ったら太ってしまって本調子ではない模様。
サクラギパークの生活でだらけてしまったのかなと想像してみる。

大会9連覇中のカスキングとキンキングに負けまいと猛特訓開始。
特訓の様子、そして大会本番の演出もアプリゲーム「はねろ!コイキング」の再現ですね。
本家のポケットモンスターシリーズ以外のゲームからもネタを拾ってくるのは面白い試み。
コイキングがはねるだけ、やることは至ってシンプルだけど暑苦しい特訓の様子や少しだけ映ったマッチョなサトシとゴウ等絵がカオスで笑いが止まらない。
それをラビフットがジト目で見ているのも良いね。その心境は想像に難くない。

大会を盛り上げるためにリミッターを掛けていたというカスキングに対し、ゴウも本気を見せるとコイキングが付けていた重りを外す。
カイリキーが腰を痛めてしまうほどの重さだったみたいで、そんな無茶苦茶なスパルタしてたのかと驚く。
それだけ鍛えてればジャンプの差は歴然、キンキングを遥かに上回りゴウのコイキングは宇宙まで行ってしまった。地球は青かった、たぶんゴウのコイキングそんなことを思ってたんじゃないかな。
しかし大会はキンキングの優勝。コイキングが帰ってこないから記録として認められないというまさかのオチにまた笑ってしまった。

さようならコイキング。サトシが勝手にナレーションをつけてそれにゴウが突っ込んでこの話は終わり、Bパートで次の話へ。
って、飛んでったコイキングはそのまんまかい!まさかの投げっぱなしにまたビックリだわ。


カスキングの声を当てるのはオードリーの春日さん。
ポケんちには何度も出演されててこの度ついにアニポケにも参加。
キャラデザインが春日さんそのまんまだしご自身の持ちネタも存分に披露されてて笑いが止まらない。
たっぷり笑わせて頂いてありがとうございました。


-かぶれ!ヤドキング-

ヤドンが生息する島を訪れたサトシとゴウ。
公式テーマソング「どないやねん ヤドン」に乗せてヤドンの様子が映される。ヤドン可愛いい・・・んだけどずっと聞いてるとトリップしそうでちょっと怖いよ。

図鑑の解説で尻尾が美味しいらしいと言った傍からサトシが美味いと言っててギョッとした。
もちろんヤドンの尻尾を食べたわけじゃなくカップ麺だったわけですが、ギャグにしたってヒヤヒヤしたよ。
そんなサトシの前に現れたのはヤドン、じゃなくてうどん、じゃなくてうどんを食べてるヤドキング。
うどん県こと香川県がヤドンとコラボしてる事から拾ってきたネタですね。
先のコインキングの事もそうだけど色んな所からネタを拾ってくる試みは評価したい。


サトシのカップ麺を分けて貰ってその美味しさに感動したヤドキングは、自分の頭のシェルダーとサトシの持ってるカップを交換・・・って何でそうなるの?
シェルダーを被ったサトシはサトキングと名乗り、ヤドンマスター、ヤドンのためのインフルエンサーとか言い出した。
ヤドキングはシェルダーを被ることで賢くなってるからサトシも同じく賢くなったわけね、成程・・・ってポケモンの法則を人間に当てはめてるのがまずおかしいって。
コンプライアンスだのビッグイシューだの、アニポケというより子供番組でまず聞くことは無いだろう単語をペラペラ喋る、ナニコレ。
おかしくなったサトシのビジュアルにも困惑するし松本さんの良い声で変な事言うものだから余計にカオスで、笑いながら変な汗出てきた。
サトシは絶対こんな事言わないしゴウの困惑も当然だよ。

ラビフットがシェルダーを引き離してこれで元通り、やっと解決・・・してなくて今度はゴウがシェルダーを被ってゴウキングと名乗ってまたおかしなことに。
さらにピカチュウとラビフットにも被さってしまい一向に収拾がつかない滅茶苦茶な状況。
どうすんだよこれ・・・とその時、星になったはずのコイキングが島に落ちてきてやっと元通り。
かと思ったら、ヤドキングの頭にコイキングが被さってそれを見たヤドンたちが恍惚の表情、いや何なんだよコレ。
はねたコイキングをヤドキングが被る、2つのエピソードをオチで繋げる力技にビックリだわ。


-違和感-

今回はカオスに振り切った話だしそういうものと割り切ってみるのが正解だとは思うのですが。
視聴中は笑いながらも違和感が拭えないこともありました。

ギャグだからって飛んでいったまま行方が分からないコイキングをサトシとゴウが放置してヤドンのリサーチに行くのは違うよなあと。普段の彼らだったらまずコイキングを心配して探そうとするよね。
ヤドキングの頭のシェルダーを被ればサトシも賢くなるというギャグの発想は良いんだけど、ヤドキングをフェードアウトして不条理ギャグを繰り返すのは何か違うなとも感じて。皆が大騒ぎしてる間体の一部が取れちゃったヤドキングはどうなってるんだろうと気になってノイズになっちゃったかな。

こういう違和感を抱くという事は、裏を返せばこれまでのアニポケが丁寧に作られてきた証左でもあると思う。
サトシとゴウならどう動くかポケモンにどう接するか、どんな言葉を言うかあるいはこういう事は言わないだろうとか。ポケモンをどう描くべきか、ポケモンでどんな話が作れるだろうとか。
そういうことを真剣に考え話し合ってアニポケが作られてきたから、アニポケならサトシとゴウならこうするだろうという意識が視聴者にも根付いているんだなと思い。

コンテに冨安総監督、そして前総監督の湯山さんまでいるというとんでもない回。
お二人が直々に今回の話を手がけられたのは、2本立てという変化球の実験且つアニポケを統括してきた責任者としてあえて上記の違和感を演出したのかなと。
アニポケなら何が出来るか、逆に何をやってはいけないのか、アニポケの可能性を今一度探るためにお二方が登板された。
・・・というのは好意的に考えすぎでしょうか。

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コメント

今回はサンムーンでポケベースや学芸会の話をした藤咲さん脚本だけあってカオスでしたが、振り切れているというかアレな言い方するとかなり好き嫌い分かれる回だったかもしれません…サトシ達がコイキング探しに行かずそのままリサーチに行ったりした事とかその辺りで違和感感じたのはわかります。僕も一瞬感じましたし。少なくともDP観てた頃の僕ならこないだのそちらのDPのポッチャマ回で書いたような感想書いたと思います。

ですがなんだかんだ年齢上がって感じ方も変わってるからか、今回のエピソードは寧ろその違和感も含めて楽しんで観てたんですよね……態々2話構成にしてるんだから後半で帰ってくるんだろうと思ってましたし、ゴウは重り付けてコイキング鍛える程にはトレーナーとしての自覚が24話に続いて現れたと思いますし。

ヤドキングは…頭のあれは別に身体の一部じゃないというかシェルダーですし、ヤドランに比べて姿が大分リファインされた進化してるからまだ大丈夫なんでは。散々ふざけた末にここでコイキング帰ってきたのは喜ぶべきなのかなんというか。

最後のコジロウが春日来た時々に無言でドア閉めるのも妙な笑いあったし。

後、本編とは関係無いけど、ヤドランが毒エスパー複合のリージョンフォームになるのと同じ時期に態々ヤドキングの話するのとコイキングに触れられるから冗談抜きでガラルヤドキングの進化にはコイキングが絡んでるから今回それを先行で見せるのかなと思っていたんですけど予想が外れました。

ガラルのヤドキング何タイプになるんでしょうね?個人的にはカラカラのリージョンフォームの進化が地面から炎ゴーストになるの考えるとエスパーが完全に消えるのではとか根拠は無いけど鋼毒とかどうですかね?頭のシェルダーが固くなって物理ステータス上がるかなとか思ったというか。

次回は約一ヶ月遅れてキバナとソニアが登場。原作との違いに関しては散々話してきましたし、アニメはアニメで楽しむ事にします。

投稿: アルター | 2020年6月28日 (日) 22時33分

コメント返信:アルターさん

また返信遅れて申し訳ありません。


藤咲さんのアニポケデビューがカオス回だったので今回の采配も納得です。

番組序盤のゴウだったら特訓という選択肢は無かったと思うのでギャグとはいえコイキングを鍛えていたのは仰るようにトレーナーの自覚が芽生えているんだと思います。
そういうところは外してないところがやっぱりスタッフが真剣にアニポケを作ってるんだということがうかがえます。

記事には違和感について書きましたが、今回の話が作られたこと自体は嬉しいと思ってます。
挑戦の姿勢がうかがえるのと記事にも書いた通りスタッフが丁寧にアニポケを作ってる事を感じられたのでこの回の存在意義がとても大きいと思っています。
違和感は抱きましたが好きか嫌いかといえば”好き”の方ですね。


ガラルヤドキング、毒・悪という極悪なタイプになりそう。
でも果たしてガラルヤドキングが存在するのかどうか。
ガラルニャースがペルシアンじゃなくてニャイキングに進化したように全く別の進化の形が現れたりするかも?なんて自分は想像しています。

投稿: んがよぺ | 2020年7月 3日 (金) 08時16分

ちょっと訂正させてもらいますが、公式サイト見たところガラルヤドキングは存在するようです。

投稿: アルター | 2020年7月 3日 (金) 12時56分

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