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2020年5月11日 (月)

ゴーカイジャー感想記:7話と8話

毎週日曜日に東映特撮YouTube Officialで海賊戦隊ゴーカイジャーの配信中。
今週分の感想です。

第7話「ニキニキ! 拳法修行」
2011年4月3日放送
監督:中澤祥次郎
脚本:香村純子

ナビィが虎の子を探せと予知した。その虎の子とはゲキレンジャーのゲキレットだったジャン、虎に育てられた戦士の事。
ニキニキ、ワキワキ、ジャン独特の言語が健在で嬉しくもあり、かつてとは違う落ち着いた佇まいと子供たちに拳法を教えマスターと慕われる姿が感慨深い。
ハカセとアイムが大切な心を学んだことを見届けこれ以上自分が教えなくても高みを目指して変わっていけると確信。雰囲気といいこの対応といい先輩ヒーローしててカッコ良すぎる。
マスターシャーフーを相手に落ち着いた様子なのも彼の成長が顕著に表れてて良き。

パチャカマック13世相手にまともに戦えず凹むハカセとアイム。アイムは己を鍛えようとジャンに師事するがハカセは自分が鍛えても無駄だと諦めの心。3話で勇気が出せないと諦めていたハカセだからここでヘタレるのも納得。
最初から強いと思ってたマーベラスもルカも普段の生活の中で己を鍛えていることを知り、自分も変われるはずだと修行を始める。
最初から強い人などいなくて積み重ねて鍛えて強くなっていく、大切なことを仲間たちに気付かされてハカセが奮起するのが良い。
コンピューターの操作に食事の用意、いつもハカセがやってることをルカとマーベラスにまずはやってみようと返すオチも良い。
戦いだけじゃなく日常の事もまずはやってみて慣れていくのが大事、そんなメッセージを感じるし前半で2人に振り回されたハカセがお返しするのが少し成長したことをうかがわせて良い。

ゲキレンジャーの大いなる力でゴーカイオーからゲキビーストが飛び出す。
玩具で発売予定の無い大いなる力が登場したことに当時驚いたのを覚えています。
玩具で再現出来ないのが寂しいと思いつつも、販促に縛られずに歴代レジェンドを登場させることも可能ということが分かって今後のレジェンド登場に期待が高まったことも個人的には嬉しかった思い出。
事実この先多数のレジェンドが登場するわけで。


第8話「スパイ小作戦」
2011年4月10日放送
監督:中澤祥次郎
脚本:荒川稔久

スニークブラザーズのエルダーとヤンガー。ザンギャックが海賊の目的を探らせるためにこの兄弟を送り込む。
キャストが千葉繁さんに檜山修之さん、6話の高木渉さんのやかましさ(褒め言葉)に大笑いしたばかりなのにそれに負けないパワーを持つお二人の掛け合いに笑いを堪えられない。
こんなやかましい2人にスパイ作戦を任せること自体がツッコミどころだし弟が兄を放り投げて失敗するという潜入前のやりとりからして可笑しすぎる。
でも一応海賊が宇宙最大の宝を求めてると目的を盗み聞きする事には成功してるからスパイとしての実力はあるんだというのは分かる。

ダマラスとインサーンの会話でゴーカイジャーの過去の一端が語られる。
マーベラスは赤き海賊団の生き残り、ジョーは元はザンギャックに居た、ルカはザンギャックを相手に盗賊をしていた、ルカはザンギャックに滅ぼされた星の姫だった。
そしてハカセは・・・特に何も無し。いや目立った反逆をしてないだけで彼もザンギャックに苦しめられた一人なんですけどね。

ヤンガーの潜入に気付かずナビィを探してわちゃわちゃしてる5人の様子が楽しい。
当のナビィは自分を探して皆が騒いでいたのに街へ出て女子にチヤホヤされていたと能天気な答えにまた笑い。
潜入がバレたヤンガーをジョーがバットで打つ、ゴーカイオーもバットを振りかざしホームラン。荒川さん本当に野球ネタ好きですね。さも当然のように野球のバットが登場してることに笑うしかない。

たっぷり笑わせてもらいましたが、海賊たちの過去の掘り下げと目的が帝国に知られたことで益々戦いが厳しくなるきっかけの話になっていて。
パイロットを撮った中澤監督だからギャグをやりつつも今作の肝をしっかり描いているのは流石だなと。


7話の脚本は香村さん。ゲキレンジャー本編には参加されてないのに「暮らしの中に修行あり」のテーマを踏襲しハカセの成長に絡めた構成がお見事。
ゲキレンジャーのメイン監督だった中澤さんが演出してるだけあって1話の中にテーマが凝縮されてるのも流石です。
ちょっと寂しいと思ったのはゲキレンジャーの主題歌インストも無く変身演出の再現が無かったこと。
放送当時はテーマが凝縮された名エピソードだと思って全く不満は無かったんですが改めて見るとちょっと寂しい。
でも今作はあくまで海賊たちの物語なんだからあまりレジェンドに寄り過ぎない演出は正しいと思います。
ゲキレンジャーも手掛けた中澤さんだからこそテーマだけ借りてあえて変身や主題歌の再現は避けたんじゃないかな。

8話は笑える場面が多々ありながらゴーカイジャーの過去の掘り下げと今後ザンギャックとの戦いが本格化する前振りになってて今作の軸がしっかり描かれているのが良いバランスだと思います。

繰り返しになるけど中澤監督のバランス感覚が凄く良いなと改めて思った次第。
そのバランス感覚があればこそ今作のパイロットが務まったんだだなと思います。

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コメント

ジャンが成長していたのが嬉しかったですね。ロンの酷い目的に巻き込まれて野生児になった彼ですが、そこからシャーフーやシャッキーのような師匠に出会い(特にシャッキーの教えをリスペクトする場面が良かった)、戦いの中で父親のスウグ=ダンの謎に迫って行って黒幕のロンを仲間と共に倒すではなく封印するという道にたどり着いたのはカタルシスあって良かったですね。ゲキレンジャーも色々言われる事あるけど、こと主人公達の成長ドラマにおいては戦隊シリーズの中でも引けを取らない物だったと思います。シャーフーの声優は今は亡き永井一郎さん。惜しい人を亡くした物です…。

先週大いなる力もっと商品化しても良かったのではとは言いましたけど、戦隊の総数的に全部来るとは思っては無かったですね。だから7話のはある意味予想通りだったというか。

8話は一見するとハチャメチャなギャグ回ですけど、敵がヒーローの目的を知ってしまったり、ヒーローの過去が断片的に語られたりと話がしっかり進んでいるのは秀逸だと思いました。敵怪人の声優も後のキョウリュウジャーナレーションの千葉繁さんやフォーゼナレーションの檜山修之さんと叫びに定評のある人なので賑やかな回でした。ゴーカイジャーナレーションの関智一さんも叫びに定評あるからオーズ終わってフォーゼ始まった時はどうしようもないレベルで熱苦しかったですよね。良い意味で。

投稿: アルター | 2020年5月11日 (月) 20時34分

コメント返信:アルターさん

ゲキレンジャーはヒーローも敵も鍛えて強くなるという目的を並行して描くのが面白くて終盤の怒涛の展開に目が離せませんでした。評価がイマイチだったと後年知って、何で?と不可思議に思いましたよ。

フォーゼが始まってからはゴーカイジャーと合わせてナレーションが騒がしかったのが良い思い出です。
関さんと檜山さんによるスーパーヒーロータイムのコール、暑苦しくて好きでした。

投稿: んがよぺ | 2020年5月16日 (土) 20時45分

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