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2020年5月 4日 (月)

ゴーカイジャー感想記:5話と6話

毎週日曜日に東映特撮YouTube Officialで海賊戦隊ゴーカイジャーの配信中。
今週分の感想です。

第5話「ジャッジメント・パイレーツ」
2011年3月20日放送
監督:坂本浩一
脚本:荒川稔久

マジレンジャーに続いてゴーカイジャーが出会うレジェンドは特捜戦隊デカレンジャー。
劇中でも突っ込まれてるけど海賊が警察を訪ねるなんて自殺行為、豪快にも程がある。
海賊容疑はザンギャックの捏造で彼らが何か悪さをしたわけじゃないとこの回で判明。
要は帝国が反逆者を抑えつけるために海賊というレッテルを張ってるだけなのだが、OPナレーションでも言われてるように彼らはその汚名をあえて誇りとして背負い自分たちの夢を追いかけている。
その誇りを対極にいる警察との邂逅で浮き彫りにする。ドギーとマーベラスがバチバチ火花を散らしながらも互いの心根を理解する流れが本当カッコいい。
で、この出会いが後に「スーパー戦隊最強バトル」にも繋がるんだから熱い。

デカレンジャーにゴーカイチェンジ。大いなる力でデカゴーカイオーに武装。
夜の戦闘シーンがカッコいいんだなこれ。

ドギー、バン、ジャスミン、3人もレジェンド出演されてて豪華。
ジャスミンの登場は坂本監督の熱望によるものですよね。本当好きなんだから。

行動隊長のブラムドがトリガー星人でデリート許可も出ているとドギーの口から説明があったのが良い。
デカレンジャー本編では各回の犯罪者がどの星の出身で罪状は何かという説明があるから、ちゃんと原典に沿った演出になってますね。


第6話「一番大事なもの」
2011年3月27日放送
監督:坂本浩一
脚本:荒川稔久

ひょんなことから大金持ちの家でメイドとして働くことになったルカ。
かつては貧乏だったその家の娘・小牧が貧乏でも昔の方が良かったと言うがルカはお金が大事だと一蹴、ルカがかつて貧しさのために苦しい思いをしていたことをうかがわせる。
ヒーローならお金よりも大事なものが~と訴えるところだけど、ルカに限らずゴーカイジャーの面々はそれぞれに苦い過去を持つので綺麗ごとだけではやっていけないんだという言葉に説得力があります。
じゃあ小牧の思いを無視するのかといえばそうでも無く、彼女が本当に大事にしたいものが家族の思い出の象徴となる人形ならそれを火事の中から救出してくるし、家族の思い出だって大事だということも描いている。
その人形の中に小切手を忍ばせているのが、お金という現実的なことと家族の思い出という理想をどちらも取る、どっちも無くしちゃいけないんだというメッセージに思える。
この一家を助けてルカはただ働きをしたのか、いやいやちゃんと貰うものは貰ったよと指輪を見せびらかすオチも良い。
家族の思い出、人助け、それももちろん大事だけどお金や報酬だって大事。素直なヒーローではない海賊戦隊だから描けたエピソードだと思います。

バルパンサー・ボウケンイエロー・ゴーイエロー・イエローレーサー、ルカのメイン回なのでゴーカイチェンジもイエロー尽くしで面白い。

ナノナノダの声は高木渉さん、喋りすぎててやかましい(褒め言葉)
サンバルカンとジャッカー電撃隊の主題歌の歌詞をちゃっかり台詞に入れてるのも面白い。


坂本監督がスーパー戦隊に初参加となったのがこの2本でした。
5話の警察署で手錠をかけたままマーベラス大暴れ、6話のルカのメイド服とその姿のままでアクション、初参加にして監督の趣味全開してますね。


5・6話の放送は東日本大震災が起きてから間もない頃。
地底から攻撃しようとする犯罪者、情より金だろうと一蹴するアウトロー、あの大惨事の後にこういうキャラクターをテレビに映すのは関係者各位頭を悩ませたんじゃないかなと想像します。
一視聴者としては、日和らずに放送しその後も番組を続けてくれた事今でも感謝しています。

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コメント

夜景をバックに巨大戦を行うのは見栄えがあっていいですよね。デカレンジャーは警察組織なのもあってそういうの本当似合うと思います。海賊が警察に向かうのもよくよく考えるととんでもない自殺行為。それだけ自信があるという事でしょうか。ボスことドギークルーガーは本当にカッコいい上司でしたよね。戦闘員100人斬りは今思い出しても迫力があったの覚えています。ドギーが本当にすばらしい上司だっただけに声を演じてる稲田さんがリュウソウジャーでとんでもないブラック上司を演じたの聞きつけた時は驚きました。まあ厳密にはガオレンジャーのシュテンも十分すぎるぐらい酷い奴だったのですが。

お金より大事なものがあるというのも王道のヒーローものなら普通はそうするはずですが、そこはアウトローな海賊。でも利益優先かと思えばそういう考えを持ったのにもこれこれこういった過去があったからと裏付けがしっかりしてるのも丁寧。それでいて家族の想いも決して無視せず助け出すのも後に語られるルカの妹の事考えると大分観方変わって来るし、別に利益を求める事自体は悪い事ではないんですよね。ルカ役の市道真央さんも良い演技してるし、後に声優になったのも凄いと思いました。

ロボ戦ですが先ほど触れた夜景での戦闘やマルチ合体を駆使しての戦いぶり等見応えあっていいですよね。おもちゃ売る為だのなんだの言う人いますが、そういう面あったとしてもだったら尚更戦闘シーンは気合入れて演出しないといけないと思うんですよね。巨大戦が戦隊に必要な理由なんて迫力があるから、それだけで十分じゃないですか。気合の入った戦闘シーンに見とれるからこそおもちゃも買いたくなる物だし。

個人的には大いなる力はもう少し商品化しても良かったと思うんですよねーまあそんな事を思ってしまうぐらい言葉で説明出来ないところで巨大戦に力が入ってる裏返しとも言えるし商売の都合だろうがなんだろうがバトルフィーバーJから続く伝統は消してはいけないと思います。

投稿: アルター | 2020年5月 4日 (月) 17時43分

コメント返信:アルターさん

デカゴーカイオーのパトランプが夜景に映えてカッコいいんですよ。
銃撃戦もカッコいいし本家をリスペクトしてて見応えあるロボ戦でした。

ルカのキャラは上手くやらないとただ嫌な奴に見える難しいものだと思うので演じきった市道さんは凄く上手いなあと思います。
現在は声優として活躍されてるのもその演技力あればこそですね。

番組開始当初は全てのレジェンドを出す予定は無く過去10年の戦隊だけ出せればよいという想定だったみたいですよ。
結果的に全てのレジェンドが登場することになって当初の予定と変わって大いなる力の商品化も追いつかなかったんだと思います。

投稿: んがよぺ | 2020年5月 4日 (月) 19時55分

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