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2020年5月23日 (土)

ゴーカイジャー感想記:9話と10話

毎週日曜日に東映特撮YouTube Officialで海賊戦隊ゴーカイジャーの配信中。
今週分の感想です。

第9話「獅子、走」
2011年4月17日放送
監督:加藤弘之
脚本:香村純子

天空の島で大いなる力を巡ってゴーカイジャーとザンギャックの攻防。・・・のはずだったが、ワルズ・ギルの鶴の一声で作戦は変更、全宇宙を支配する帝国にはそんなもの必要ないと慢心している。
本当にバカ王子なんだから。作戦の変更を命じられたダマラスもバウザーも胃が痛いだろうな。

天空の島アニマリウム。そこに住むガオライオンに認めて貰えばガオレンジャーの大いなる力が手に入る。
だが元ガオレッドの獅子走からは宝にしか目がない海賊には無理だと厳しい言葉。
何者だと問われて俺は獣医だと彼を象徴する台詞で返すのが良いね。多くの動物と、命と向き合ってきた自分の仕事への誇りを感じるし、だから宝を優先し命を軽んじるように見える海賊には厳しいんだろうと。

ゴーカイジャーは宝にしか目がない海賊なのかといえば答えは否。
マーベラス・ジョー・ルカは荒々しい戦いをしながらも襲われた人々を助ける。作戦が変更になり大いなる力を諦めたバウザーをわざわざ相手にする必要は無いのに首を突っ込んで。
ハカセとルカは3人が本当に宝にしか目がなければ自分たちが仲間になることは無かった、気になることがあれば首を突っ込み宝は後回しにするのが彼らだと走に語る。
海賊だから口は悪いけど命を見捨てることはしない。それを走は理解しガオライオンもまた彼らを認めた。
大いなる力を得るために認めて貰うと躍起になるでもなく、ただ自分たちがやりたいようにやっていたら認められたというのが良い。

ガオレンジャーにゴーカイチェンジして破邪百獣剣で一閃。必殺武器と漢字が表示されるガオレンジャー独特の演出の再現が嬉しい。
しかしゴーカイジャーが邪気退散って言うのが全然似合わないなあ。悪党相手とはいえ大人しくやられろなんて物騒なこと言う人たちが邪気を払うなんてミスマッチ。
でもそれが良いんだよ。口が悪い、走がそう零したように彼らの在り方がよく表れてるからね。

ガオライオンが駆けつけゴーカイオーと合体。
その姿はガオケンタウロスを彷彿させるし百獣召喚の効果音が再現されてるのも嬉しい。


第10話「トランプ勝負」
2011年4月24日放送
監督:加藤弘之
脚本:下山健人

星一つを滅ぼしかねない危険な兵器を扱う特殊部隊を地球へ派遣したワルズ・ギル。
滅ぼしてしまっては元も子もないのにダマラスの進言を無視して作戦を強行、前回に続きバカ王子ぶりが顕著です。

元ザンギャックだったジョーは特殊部隊のことを知っていて、それを聞いて地球を滅ぼされてはたまらんとゴーカイジャーも作戦を開始。
地球が滅んだら宝が手に入らないからと彼らの目的のためではあるけど結果として地球を守るために行動してるのが素直なヒーローじゃない彼ららしい。

潜入したジョーとルカはゴーミンに変装。被り物が丸わかりの変装なのに誰も気付かないのがザル過ぎる警備で笑っちゃう。
成り行きでドゴーミンたちとポーカーをすることになりルカがイカサマして荒稼ぎ。元はザンギャック相手に盗賊をしていたルカだからこれくらい朝飯前といったところ。
が、さすがに行動隊長のヨクバリードにはバレてしまい一転してピンチに。

代わりに勝負をすることになったジョーだがあまりにも不利な条件でこれで終わり・・・かと思いきやまさかの大逆転。
その間にマーベラス・ハカセ・アイムも潜入してて兵器を強奪。2人が注意を引きつける囮役で、こんな単純な作戦に引っかかってるんだからやっぱりザルだなあこの部隊。
もう一つ、最後に明かされるルカの仕込みにも気付いていなかったんだからヨクバリードは勝負師としても完全に負けてるのが情けない。

トランプ勝負にちなんでジャッカー電撃隊にゴーカイチェンジ。
トランプが敵に張り付く演出、そしてビッグボンバー。
OBの客演こそないけどジャッカーの演出をバッチリ再現してるのが豪華。
ビッグボンバーのプロップわざわざ作ったんだろうし。2011年当時にこれを再現したスタッフの気概に敬服します。

タイトル通りトランプにちなんだ回でゴーカイジャーもトランプで遊んでるし敵もトランプで賭けをしてるし。
でもよくよく考えれば宇宙から来た彼らが地球と同じトランプと同じルールで勝負してるというのが変なのに、トランプは皆知ってて当然のものとして話が進んでるのがカオスだなあと。

ジョーとルカが囮役の作戦だったがもう一つ囮があって、ジョーが追い詰められてる隙にルカがこっそりトランプをすり替えていたと最後に種明かし。
本気を出したルカには勝てないというジョーの言葉の意味が明らかになるオチが良い。
イカサマをして仲間を囮にするなんてヒーローがやることかと思うが、お行儀のよいヒーローじゃないゴーカイジャーだから成り立つ話だなと思いました。
それとジョーはルカの本気の強さを知ってて彼女が大丈夫と言うから勝負に乗ったのだし、囮にされたとはいえ信頼が根底にあるのが良いじゃないか。


香村さん2度目のレジェンド回担当と下山さん初登板。お二人とも良い話書かれて流石です。
演出は加藤監督がローテ入り。ガオレンジャーとジャッカーだけじゃなく9話ではターボレンジャーとジェットマンの演出も再現されてて愛ある絵に感謝です。

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コメント

アウトローな部分のある戦隊なだけに邪気退散が似合わなかったり、イカサマとかヒーローとしてどうなのかという行動をとってはいますが、そんな素直なヒーローではない連中じゃなきゃやれない行動とも言えますよね。結果として彼らの行動が問題解決に繋がっているのもらしさが出てると言うか。

ワルズ・ギルは本当に指揮官として所々に危うさがあるというか…そんなんだから次の回で悲惨な目にあわされた訳で。まあ馬鹿息子らしさ溢れる行動は観ていて楽しかったですけどね。

ガオゴーカイオーはガオケンタウロスを思わせる見た目もそうですが、ここから更に凄い事になるんですよね。

投稿: アルター | 2020年5月23日 (土) 13時57分

コメント返信:アルターさん

次の組はまたメインの荒川さんの脚本回になりますが、サブの香村さんと下山さんでワルズ・ギルの危うさをリレーしているのが素晴らしいチームワークだと改めて視聴して感じたところです。
そのチームワークも、アウトローでありながら大事なところは外さず何だかんだ人を助けてる海賊たちの描き方も一貫してて、この丁寧さが放送当時夢中になった一因なんだろうなと思った次第です。
次の記事でも触れますが、ガオゴーカイオーからさらにあの変形はよく考えたなと放送当時膝を打ちました。

投稿: んがよぺ | 2020年5月23日 (土) 20時00分

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