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2020年5月24日 (日)

アニポケ感想EX:アドバンスジェネレーション65話

新アニポケが再開するまで歴代アニポケのエピソードを語る記事です。
今週はアドバンスジェネレーションから65話を。

 

「ゴクリン撃退大作戦!!」 2004年2月26日放送
脚本: 藤田伸三
コンテ:浅田裕二
演出:大町繁
作画監督:たけだゆうさく

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-ゴクリンの驚異-

トウカシティへの道中、訪れた町で突然鳴り響く警戒警報。それはゴクリンの大量発生と市民への避難を呼びかけるものだった。この町ではゴクリンが度々大量発生して食料を食いつくしてしまうためポケモンセンターに対策本部を設置し撃退しているという。ゴクリン研究一筋のシャクジイ博士が作戦に協力しサトシたちもそれを手伝うという話し。

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のっけから超展開。いきなり警戒警報から始まるのにまず驚くし、ゴクリンは終始撃退の対象として扱われる、自然の驚異というか害虫や害獣としての扱いなんだよね。
餌を使って町の外へ誘き出す、ワザで攻撃して弱らせるなど、子供番組だから流石に表現は抑えてはあるけど、ゴクリンと共生するという選択の余地を全く挟まないで話が進んでいるのが攻めたエピソードだなと思います。

 

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でもポケモンだって人間に都合の良い事ばかりじゃないし一緒に生きてくのが難しければ排除するというのはリアリティがあるというか。
序盤にパン屋さんが狙われ食いつくされて、こんなこと繰り返されたら生活は成り立たないし、次々町へ侵攻してくるゴクリンの群れにはいくら見た目が可愛くても恐怖を覚える。
ポケモンを生き物として描くならこういう影の部分もあるという実験的なエピソードだったのかなと思います。

ちなみにこの回のロケット団は食べ物欲しさにこの騒動に便乗し火事場泥棒をしようとしてあえなく失敗するという情けない役回りでした。
お腹が空いたから食料を手に入れる、ただ自分たちがしたいようにしてるというのは彼ららしくて良いですけどね。

 

-まさかの超展開-

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シャクジイ博士の発明でゴクリンを次々町の外へ放り出して残り1体となったところでトラブルが発生。
最後の1体とサトシのキモリがエネルギーの暴走に巻き込まれ光に包まれたかと思ったら。

 

 

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まさかの巨大化。なんじゃこりゃあ!

 

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逃げ惑う人々、巨大ポケモンのバトルで崩壊する町、シチュエーションと絵の構図が怪獣映画なんですがそれは。

 

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静止画では分かりづらいですが赤い非常灯が点滅してからキモリにカメラがパンしている。
この非常灯の点滅は言わずもがなウルトラマンのカラータイマーのパロディ。
湖で戦っているのだって初代ウルトラマン1話と同じシチュエーションだし。
もうアニポケスタッフは何やってんの!ありがとう!

それとシャクジイ博士役の渡部 猛さんは東映特撮で多数悪役を演じられた名俳優。
聞き慣れた声で耳が幸せです。ウルトラマンのパロディに加えて渡部さんの出演も個人的には嬉しい。

 

 

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巨大化したキモリに拡声器で指示を出してるサトシ、冷静!
こんな無茶苦茶な状況なのに適応力凄いな。

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巨大ゴクリンをヘビーボールでゲットすることで何とか騒動は収まった。
ちなみに当時発売してるゲーム(ルビー・サファイア)ではヘビーボール使えないんだよね。
ゲームで使えない道具をアニメで出してもいいんだとちょっと驚いた覚えがあります。

 

 

騒動は収まったけどゴクリンは巨大化したままで元に戻す方法は博士がこれからも研究を続けるという事でオチて、実は問題そのものは解決してない投げっぱなし。
巨大化とパロディはぶっちゃけスタッフがやりたかっただけなんだろうな。要るか要らないかといえばやる必要は無く問題解決に全然関係無いし。
でも前述したとおりポケモンが社会にとって驚異になることを描いた挑戦は記憶に留めておいていいと思います。

このエピソードから15年。
映画「名探偵ピカチュウ」に巨大ポケモンが登場しゲーム最新作ソード・シールドではポケモンが巨大化するダイマックスが実装された。
色物だったポケモンの巨大化が当たり前の時代になるなんて時の流れはフシギダネ。

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コメント

やる必要あったのかはともかくインパクトは確かにありましたよね。仰るようにポケモンの巨大化が後にダイマックスとして出てきた時はこの話を思い出しました。それ以外にも無印の頃にデカいフーディンとゲンガーが大暴れした末にこれまたデカいプリンに眠らされた話もあったような気がします。

パロディは初めて見た時は気付かなかったけど、こうして振り返ると結構あるものですね。それを抜きにしてもポケモンの生き物としての脅威を描ききり、解決とまでは行かなくてもこれ以上被害を広げないようにしたのは良かったと思います。

それとヘビーボールに関してですが、個人的な事言うと首を傾げるところがあるんてすよね。こういうのは昔からアニポケ観てる人からしたら面白いかもしれないのですが、メインターゲットの子供からしたらちょっと意味がわからなかったのではと思うんですよね。これに限らずDPまでのアニポケは過去から観てきた人からすれば盛り上がる要素でも、過去を知らないメインターゲットの子供からしたら置いてけぼり食らったような感じしたのではないかと思って。実際僕はこの話をリアタイで観た当時タケシがヘビーボールを持ってる事知らなくて彼がそれを出した時ちょっと唐突に感じたと言うか。DPのかみなりのいしの下りも過去作観てないとサトシに感情移入しずらいのではと言う気もしまして。

ちなみに過去キャラを出す時はゲストとして出演させる程度なら良いと思っていて、あまりその作品の空気を変えすぎない程度なら良いと考えてもいます。サン&ムーンもタケシとカスミが出演しましたが、必要以上に過去の出来事を語りすぎず、サトシにはこんな友達がいる程度の話をしてましたし。

それと今回とは関係ないけど、AGのサトシ一行の構成ってXYと同じなんですよね。違うのは最年少がヒロインの兄弟かタケシポジションの兄弟かという事でしたし。旅仲間という観点でみるならこの頃のサトシ一行は結構な家族感ありましたよね。こうして最近のアニポケと過去のアニポケ比べて観ると、個人的にはXY以降の方がキャラの動かし方が上手い印象があります。別に過去がダメという訳じゃなく過去が色々確立したからこそそのノウハウが後に活かされているとも言えますし、新無印も頑張ってほしいですね。出来れば新アニポケにもコンテストが出てほしいのですが、コンテストはバトル以外でもポケモンが輝ける事を見出した画期的な要素だと思うし。

投稿: アルター | 2020年5月24日 (日) 21時47分

コメント返信:アルターさん

巨大ポケモンネタは無印からありましたね。ポケモンはそもそも特撮怪獣やウルトラマンの怪獣をリスペクトして生まれたので巨大化ネタは必然とも言えるというか。

過去作のネタについては仰るように子供にとってはチンプンカンプンです。
過去ネタありきで話が進んじゃうと往年のファンが楽しいだけになってしまうので扱いは難しいですし、今回やDPはその点で言えばちょっと厳しかったと思います。
サン&ムーンについてはこういった経験を積んだ上で最高のバランスでタケシとカスミを登場させることが出来たんだと思っています。

キャラクターの動し方はシリーズが続いて段々と上手くなっていると感じてまして、やはりその積み重ねは着実に生きていてXYやサン&ムーンと後のシリーズを面白くする支えになっていたと思ってます。

投稿: んがよぺ | 2020年5月29日 (金) 07時21分

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