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2020年5月12日 (火)

ハリケンジャー感想記:9話と10話

東映特撮YouTube Officialで忍風戦隊ハリケンジャーが毎週2話ずつ配信中。
今週分の感想になります。

巻之九「雷兄弟と砂時計」
2002年4月14日放送
監督:諸田敏
脚本:前川淳

クッツク法師に作戦を指示したチュウズーボが砂時計をずっと見つめソワソワしてて何事かと思えば、作戦完遂を目の前にしてクッツク法師が寿命で力尽きてしまった。
スーパー戦隊、いや特撮番組広しと言えどもヒーローに倒されるどころか寿命で勝手に力尽きる最期を迎える怪人はいないよ。
七海と吼太がクッツク法師の足止めをした事と鷹介がゴウライジャーと接触したことで2人がクッツク法師の加勢に来るのが遅れたという、ヒーローの行動が怪人の作戦を阻止したことにはなっているけど。
でもまともに戦わずに勝手に力尽きるなんてガッカリ感が凄いわ。フラビージョの言う通りこれは作戦を立てたチュウズーボが悪い。

ゴウライジャーが何故”アレ”を求めるのか、どこまで情報を持っているのか、分からないことだらけで悶々とする鷹介は直接本人に聞こうと迅雷の谷へ赴く。
吼太の何気ない一言を真に受けて行動する鷹介が良くも悪くも真っすぐ。あくまで話し合いたいと戦いを避けようとするが一鍬にボコボコにされちゃうし。で、話が通じないと分れば今度は戦うと怒りを露わにして、単純過ぎる。
でもその真っすぐさがあるから後々ゴウライジャーの救いにもなるんだよね。
今回もゴウライジャーに歯が立たず悔しい思いを抱く七海と吼太に今からでも特訓しようと励ます鷹介、ハリケンジャーにとっても彼の前向きな心は要なんだなと思う。

鷹介の素直すぎる行動に苛立ち戦いを仕掛ける一鍬、勝手にしろと呆れる一甲。
やっぱり2人の考えが微妙に違ってるね。堕落した迅雷流を嫌悪しながらも、一鍬は迅雷流が、ゴウライジャーがハリケンジャーに勝ることを証明することに拘ってる複雑な思いがあって、一甲は疾風と迅雷の因縁はとっくに割り切ってるというところか。


巻之十「雷神と滅びの谷」
2002年4月21日放送
監督:諸田敏
脚本:酒井直行

”アレ”の情報を少しでも手に入れるため迅雷の谷へ忍び込むハリケンジャー。時を同じくしてゴウライジャーを信用できないサーガインも探りを入れていた。
腹の探り合い、情報戦、各陣営の思惑が絡むのが忍者って感じで良いですね。

鉢合わせとなったハリケンジャーとサーガインがそのまま戦闘に。
今回は下忍が登場せずレギュラーキャラクターのみで構成された話。
いろんな能力を持った怪人が各話に登場するのがスーパー戦隊の魅力だけど偶に怪人無しで話が進むのも面白いんだよね。
サーガイン強し。ハリケンジャー3人を相手に余裕の立ち回り。今回初めてハリケンジャーと剣を交えて、今後も何度も強敵として立ちはだかります。

ハリケンジャーとサーガインが戦ってる間にゴウライジャーはシノビマシンを完成させた。
その力を見せつけようと早速呼び出しハリケンジャーと対決、巨大メカ同士の対決が良い絵です。
さらに2台のマシンが合体し雷のカラクリ巨人・豪雷神が完成。トリコロールカラーが映える旋風神とは対照に黒を基調としたゴツイデザインがカッコいい。
2大巨人の激突。前作のガオレンジャーでもそうだったけどライバルロボの初陣は主役側の敗北フラグ、なんだけどロボ対決は良い絵になるし子供心をくすぐられます。
豪雷神もカラクリボールを使える。迅雷流にも同じシステムがあるのは重要な意味があるしこの戦いを見届けてるサーガインが興味を示しているのも後に繋がっていくんだよね。

プラントアックスの一撃で旋風神は機能停止に。ハリケンジャーの完全敗北、小さい子が見たらショッキングなシーンでしょう。
でも往年のファンとしては旋風神の腕や足がもげてないんだから全然余裕と思っちゃう。フラッシュキングとかジェットイカロスとかもっと酷い目に遭ってたし。
過去の作品に詳しすぎるのも考えものですね、ちょっと反省。

谷に忍び込んだハリケンジャーにコソ泥かと嫌味を言うゴウライジャー。
そんな事を言った後にハリケンジャーからプラントアックスを奪う、おーいブーメランになってるぞ。
放送当時はゴウライジャーも豪雷神も強いなと素直に思ったけど、改めて見るとブーメラン発言に他者から奪った武器で勝ち誇るってちょっとカッコ悪いなと思いました。

ゴウライビートルとゴウライスタッグを初めて見た時に真っ先に思った、重甲ビーファイターのビートマシンじゃんコレ。
ゴウライジャーの専用バイク・バリサンダー。同時期放送の仮面ライダー龍騎がバイクアクションやらないからこっちがバイクに乗ってるんだと思った。
数年前にニコニコ動画でハリケンジャーが配信された時に同じようなコメントを見かけて、放送当時に同じこと思った人沢山いたんだなと思いました。
やっぱりビートマシンに似てるし龍騎と合わせて見ていたら意識しちゃうよねえ。


7・8話に続きゴウライジャーの存在感をたっぷり見せつけたエピソードでした。
玩具販促の都合もあるとはいえ4回にも渡りハリケンジャーがまるで歯が立たず、ついには完全敗北まで描くとは思い切った構成だったなと思います。
でも一度負けてから立ち上がるのがヒーローの醍醐味。成長途中のヒーローであるハリケンジャーだからこそここで負けることも必要な事だったんだと思います。


本編の感想とは別に。
ゴウライジャーのデザインモチーフはカブト虫とクワガタ虫。スーパー戦隊で昆虫モチーフのヒーローが登場するのこれが初めてなんですよね。専用マシンもいわずもがな。
放送当時は単純にカッコいいとしか思ってませんでしたが、スーパー戦隊の歴史を知った今となってはここにも新しい挑戦があったんだと分かって感慨深い。

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コメント

クッツク法師の最期は小学生の時こそなんとも思いませんでしたけど、ゴーカイジャー放送時期にハリケンジャーを改めて観た際はなんでこんな奴にチュウズーボは作戦を任せたんだ?とツッコまずにいられませんでした。タウザントの声音が半ギレ気味だったのが余計に笑いを誘ったのですが。

アレに関してはつくづくボカシた言い方してるのもあって良い感じに続きが気になる感じを醸し出して面白いですよね。この件やこの時点ではまだいなかった二人の幹部の事もあってジャカンジャには興味を誘われたというか。

サーガインは個人的はハリケンジャーの敵キャラではお気に入りでしたね。科学者と武人の要素を併せ持つ敵幹部なのが面白いし、仲間には情を持ってるし、中に小さい本体がいるのも面白い。ニンニンジャーにも同じ事してる奴がいると聞いたけど、リスペクトという認識でいいんですよね?本体の件もあってメガタガメ操縦する場面は正直頑張りすぎだろと思いましたが。同じようにスーパーでハオーシュリケンジン見かけた時はシノビマル頑張りすぎだろとも思った。

過去のスーパー戦隊に関してはギンガマン観てないのと遡れたのがジェットマンまでなのでギンガマンとファイブマン以前の戦隊はあまり語れないんですよね。その辺はすいません。

投稿: アルター | 2020年5月12日 (火) 22時54分

コメント返信:アルターさん

過去の戦隊との関連については自分が個人的に気になって言及してるだけなので無理に付き合わなくて大丈夫ですよ。
これは戦隊オタクの性なのでふ~ん、へ~、ぐらいのリアクションで十分です。


チュウズーボが寿命の事を説明する様子がいたたまれないというかこれはあまりにも恥ずかしい失敗、タウ・ザントが切れるのも当然だし苦笑するしかありません。
”アレ”の正体が不明なのは、制作陣もまだこの段階ではどうるすか決めていなかったのではと邪推するんですが、だとしても結果として物語を引っ張り興味を誘うのに成功してるのが上手いなと思います。

サーガインは自分も気に入っています。
本体は小さいのに多くのクグツを開発し自分自身も徐々にパワーアップしていくのが敵ながら天晴れだと思います。
ニンニンジャーでリスペクトされたのは嬉しかったしそれだけ魅力ある敵キャラだったと思います。

投稿: んがよぺ | 2020年5月16日 (土) 21時02分

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