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2020年4月29日 (水)

ハリケンジャー感想記:5話と6話

東映特撮YouTube Officialでハリケンジャーが毎週2話ずつ配信中。
今週分の感想になります。

巻之五「館長とお風呂」
2002年3月17日放送
監督:小中肇
脚本:酒井直行

夜な夜な怪しい行動をしているジャカンジャ。地上を毒花で腐らせる作戦で既に仕込みは済んで発動の時を待つばかり。
3話の偽物作戦もそうだけど敵の作戦が既に侵攻しているのが社会の影に潜む忍者って感じがして侮れない敵だと思う。
敵の狙いが銭湯にあると勘づいた無限斎がハリケンジャーに潜入を命じる。敵が忍者ならこっちも忍者らしく懐に忍び込む。忍者同士の戦いって感じがよいです。

ハナサッカ導士にいいようにやられて頭に血が上ってる鷹介は無限斎の命令の意図を汲めず勝手な行動を起こす。
潜在能力があるのにそれを制御出来ていないことが歯がゆいと無限斎は零す。事実今回は新しい技を受信してすぐ使いこなしているからハリケンジャーに選ばれるだけの力があることが分かる。
でも若さ故に己を律することが出来ない。成長途中のヒーローという事を引き続き描いていますね。

鷹介が持ち場を離れてる間に毒花が開花し七海と吼太がピンチに。
自分のせいだと反省し2人を救出した後は土下座して謝る。突っ走っちゃうけど過ちを認めて素直に謝れるのも若さだし七海と吼太が鷹介を責めずに笑って許せるのも良いな。
でもやっぱり最後は調子に乗ってまた無限斎に怒られるというオチ。
鷹介の力を信じて新しい技を送信するように指示したのは無限斎なのにその信頼に気付かず雷を落とされる、まだまだ甘いですな。

何者かと連絡をとっている無限斎。あの方の存在はこの時から匂わせていたんですね。忍者なんだから上の存在、主君がいるのが道理。
しかしハムスターが携帯電話を操作し秘密の連絡をするって変な絵だなあ。真面目なシーンのはずなののに笑えてしまう。

1話では無言で立ち去った2つの影が再び現れハリケンジャーの戦いを見届ける。
マンマルバが予知した2人の戦士とは彼らの事。もう間もなく彼らと相対するけど徐々に何者かが迫って来るというドキドキ感がよく演出出来てるなと思います。


巻之六「ハサミとくノ一」
2002年3月24日放送
監督:小中肇
脚本:酒井直行

進級のために七海は山登りの課題に挑み鷹介と吼太はレポートの仕上げに大忙し。
ハリケンジャーになってもまだ彼らは忍風館の生徒であり怠ければ留年という厳しい現実が待っている。
課題はちゃんとやりましょうという教育的メッセージ、ヒーロー番組は教育番組なのだ。

1年前は登り切れなかった山を七海一人で登り祠にある石像を持ち帰る。
かつて鷹介と吼太に助けられたけど今度は一人で難なく山を登る様子に成長が顕著に表れてるし当人も驚いてるのも良かった。
1年前の合宿で初めて3人は出会った。諦めかけた七海を自然に助けたこの時からこの3人ならよいチームになると無限斎は目をかけていたのかなと思う。

人の縁を切るシラーンスの暗躍により社会が混乱し撃退に向かった鷹介と吼太も縁を切られて争ってしまう。
しかし七海を助けねばという思いから意気投合し協力してシラーンスを倒すことができた。
1年前に七海を助けたのと同じように自然に力を合わせられる。敵の能力が恐ろしいものだろうとこの3人の絆は負けやしないというのが表れてて良かったです。

フラビージョとウェンディーヌが宇宙一のくノ一の座をかけた勝負を始めて七海を襲う。
七海を狙うのは彼女一人なら余裕で倒せると舐め切ってるんでしょうけど、でも実際は新たな技で返り討ちに。
そもそも格下に見ている七海を倒して宇宙一を競おうとしてる時点で考えが甘すぎる。
最後に採点表でウェンディーヌにもフラビージョ自身にもバツがつくのは当然のこと。
離れていても七海を思って協力出来た鷹介と吼太、協力して戦うのではなくつまらない勝負を始めて油断してたフラビージョとウェンディーヌ。
ヒーローと悪役が対になって大切なことを描いているのが良いですね。

石像の中の巻物からカラクリボールのヒントを得たおぼろが新たな武器を発明する。
トータスハンマー、鉄球を豪快に振り回す旋風神がこれまでの戦いと違う趣で良き。
2話でおぼろがカラクリボールは古代の技術由来と言及してたので新しいカラクリボールを巻物から発明するのも納得の流れ。
そして古代からその技術があるというのが後々明かされる秘密にも関係している。
当時の制作陣はそこまで考えていたのか偶々上手く繋がったのか。どちらにしてもよく出来てるなと感心する。


宇宙忍者ファイル。
ハナサッカ導士はフラワーアレンジメントやってますと謎情報。
シラーンスはアンタなんか知ら~んすとダジャレ。
だんだん遊びが入るようになりました。たった数秒のコーナーで笑えちゃうから面白い。

この小中組からハムスター館長のプロップが何気に新しくなっててより細かく動かせるようになってる。
美術スタッフさんすげえ頑張ってるなあ。

5・6話は宮下さんからバトンを受け取り酒井さんの脚本。
まだ甘さがあるけど着実に成長しているヒーローを描いていてサブライターとして良い仕事をしていました。

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コメント

6話に関してですが、怪人の力で鷹介と吼太が縁を切られて万事休すと思いきや、彼らの絆が上回ったのは中々に熱い展開ですね。

カラクリボールはギミック的に面白いですよねーガシャポン的な繰り出し方が今回は何で戦うのかワクワクさせられるというか。それとこういう腕の付け替えではなく単純に武器を持つと言うのは後のジュウオウジャーもそんな感じだったと聞いています。カラクリボールも次の話だったか更にとんでもないギミックが出てきた筈だし…大体ハムスターが渋い声で喋って指示出してるのも可笑しくて笑える。

投稿: アルター | 2020年4月29日 (水) 20時22分

コメント返信:アルターさん

敵が予想できなかった絆の力が逆転の鍵になるのは熱い。
これが戦隊の良さですよ。

前作ガオレンジャーのマルチ合体が革命的でしたが武器を変えるというハリケンジャーも後のシリーズに影響を与えてて革命的なんですよね。
ガシャポンギミックは今見ても面白いです。

投稿: んがよぺ | 2020年5月 2日 (土) 11時21分

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