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2020年4月23日 (木)

新ポケットモンスター第22話感想

22話
「さよなら、ラビフット!」
脚本:赤尾でこ
コンテ:尼野浩正
演出:野田泰宏
作画監督:山崎玲愛 武内啓
海老沢咲希
坂田愛子

-アゲハントを調査せよ-

再び訪れたホウエン地方。今回はミシロタウンでアゲハントの渡りを観察するのが目的。
調査中にケムッソの再ゲットを試みるゴウ。以前ゲットした3体が全部マユルドに進化したことまだ引きづってたのね。でもその執念がカラサリスを探せばアゲハントに辿り着けると答えを導き出す。
以前の話を拾いつつ今回の調査に繋げているのが上手い。

無事カラサリスを見つけ、アゲハントへ進化する瞬間と渡りを目撃することが出来た。
サトシもゴウもただ立ち尽くして見送る。ポケモンの神秘を目の当たりにして感動してることが良く分かります。
調査は今回の主題では無いけどポケモンを探しその神秘に触れる過程を見せてくれたのが良かったです。


-反抗期?-

進化して以来ラビフットの素っ気ない態度が続いていることにさすがに耐えきれず声を荒げるゴウ。
ゴウのいう事を聞かない様子は繰り返し描かれてきましたが、今回はさらに態度が顕著で何を言っても相手にしてくれないラビフットにゴウはショックを隠し切れず。
ゴウがヒバニーの気持ちを汲まなかったすれ違いがそもそもの発端。とはいえゴウだってパートナーにそっぽを向かれたら不安だし寂しくもなる。
17話ではヒバニーの気持ちが汲まれなくて悲しかったけど、今回はゴウの心が弱ってるのが悲しい。
心がすれ違ったらどちらにとっても苦しい。ラビフットの事ばかり気になってたけどゴウだって苦しいんだという事を今さらながら気付かされました。

リンゴ売りのおばちゃんがそれは反抗期だと自分の息子を例えにラビフットの態度を説明してくれたが、ゴウはそれを聞いても納得出来た様子では無く。
それを聞いて安堵したというよりは嫌な考えから逃げたい、自分が嫌われてるかもしれないと考えるのが怖くてその答えにすがっているように思いました。


-ダンスバトル-

ラビフットが夜中に抜け出してどこかへ行っている。その事に気付いていたゴウにもっと早く言えよと答えるサトシ。ここのやりとりが良いコンビだと感じられて印象に残りました。

ラビフットはジグザグマたちにダンスを教えていて、成り行きでドゴームたちを相手にダンスバトルをすることに。
ドゴームの爆音にリズムを乱されるがゴウたちの協力を得てリズムを取り戻し見事なダンスを披露。踊るラビフットとてもカッコ良かったです。

縄張りを賭けた勝負のはずだったが踊りにつられて野生のポケモンたちが集まって来ていつの間にか和気あいあいとした空気に。
余所者であるラビフットが受け入れられてるも素敵だし、進化してパワーアップしてる脚力をバトルじゃなくてダンスに活かして平和的な解決に導いたのも素敵でした。


-本当の気持ちは-

ラビフットはここに残って他のポケモンたちと暮らす方がよい、ラビフットが楽しそうじゃなかったのは自分のせいだと考えたゴウは別れの言葉を伝えぬまま去ろうとする。
それを聞いたサトシはラビフットにちゃんと言ったのかと鋭く刺さる言葉を。たくさんの別れを経験してきたサトシが言うと説得力があるし、ここの声色に静かな怒りも滲んでるように感じて梨香さんの演技凄いなと思います。

走り出した列車の中を逆走しラビフットの名を呼ぶゴウ。これ5話でヒバニーがゴウを追いかけて列車の中を移動してたのと対になってるんだね。
転んで泣いて顔がぐしゃぐしゃになりながらラビフットを呼ぶゴウの姿に心打たれる。ここは山下さんの演技も相まって印象強いシーンでした。

ゴウが必死の思いを叫んだ直後にラビフットがドアを開けてサラッと姿を見せる。本当にお別れなわけがないと思ってたけど緊張の糸が切れてホッとしましたよ。
リンゴを分け合って食べる2人。ラビフットの口元に笑みが見えた事でゴウは嬉しくて抱きつく。
ゴウの喜びようも抱きつかれて恥ずかしいラビフットの様子も微笑ましい。


結局ゴウもラビフットも相思相愛でさよならなんてあり得なかったんだと思う。
ゴウが嫌われてるかもと不安を抱いたのは好意の裏返しでラビフットと仲良くしていたいから生まれた気持ちだし、だから自分の思いを押し殺して別れを選ぼうとしたゴウにサトシの言葉は刺さったのだと考える。
ラビフットはかつての自分とクスネたちを想起させるジグザグマに盗みを止めさせ新しい生き方を教えていた。自分がかつてゴウにしてもらったことを反復している、ゴウへの思いがなければこんな行動は出来ないでしょう。
そして今回のダンスバトル。ラビフットが何をしたいのか理解し手助けするゴウ、ゴウの手を取ってから活き活きと踊り出すラビフット、すれ違ってた2人がやっとこの瞬間心通じたように見えた。
心通じて一緒に何かを成し遂げる。本当はずっとこうしたかったんだと思うし、心通じて力を合わせられたからこそ素晴らしいダンスを披露出来たんだと思う。

素直に好意を表さなくはなったけどラビフットがゴウを好きでゴウもラビフットが好きだということが良く分かった回でした。
以前とは違うけどこれからもゴウとラビフットは上手く付き合っていけると思えてやっと一安心出来ました。


さて、良い話だったけどしばらくアニポケは再放送になるという残念なお知らせ。
いずれそうなるだろうとは思いましたけどやっぱり寂しい。
でもずっと気がかりだったゴウとラビフットの関係に一区切りつく今回まで休まず放送していただいた関係各位にまずは感謝を。
この続きとなる話もきっと面白い話になると期待していつかの再会を心待ちにしています。

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コメント

今回の感想を書くその前に。 あれから色々考えて観たけど、サン&ムーンに関してですがモクローが寝てしまってた件はどうにかしてほしかったし、グズマの一件についてももっと説明を入れて欲しかったと思いました。もちろんサトシの優勝は良かったと思うし、カロスリーグの結果に関しても納得はしてるのですが、それでも正直に言ってしまうと上記の2つの事があったからそこまで盛り上がれなかったのも事実なんです。エキシビションマッチに熱くなったのも本当ですけどね。

でも上手く物事を上手く説明することが出来ないから知恵袋とかTwitterを観て他の人の意見で納得しようとする過程で嫌なものも観る事あって・・・観るのやめた方がいいとは言いますけど、それでも自分の感情を上手く言えない悔しさもあって結果https://twitter.com/aijiyuki/status/1080660171972501505
https://twitter.com/ashmistymasara/status/884745725258510336
https://twitter.com/Dela_apeKNUCKL/status/893111548381585408
こういうの観てしまって・・・別に矢嶋監督はキャラを物扱いしてないし、冨安監督も別にキャラのゴリ押しとか公私混同はしてないですよね?

本題に入りますが17話から続いていたゴウとラビフットの問題。今回でようやく動いてきた感じですね。

感想を書くのが苦手な分試験的にキャラの動きから感想を書きますけど、まずサトシですが、彼の行動からゴウは本当に良い友達を持ったなって思いました。ゴウの相談に対して水くさい事言うなよと言ったり自分達を騙したジグザグマにケガが無くて良かったと安心したりラビフットを置いてきたゴウに本当にその判断で良かったのか聞いたり・・・良い奴過ぎて泣けました。僕にもかつてはゴウから観たサトシのように子供時代から仲良くしていた友達がいてでもそいつとは訳あって疎遠になってしまってね。そういう友達が今も近くに
いたらもっとネットの言葉に惑わされなかったり出来たと思ってしまった事あるというか、でも何かあった時親身になってくれる友達だったのでいつか再会したいし、サトシもアゲハントの旅立ちというかつてのバタフリーの事を思わせる今回で思う所があったんでしょうね。ゴウは良い友達に会えたなと思います。

ゴウに関してですが、ポケモンゲットについてはアゲハントをゲットするには最初からカラサリスを狙えばよかった(正直最初からそうした方が早いと思っていた)とゲットの為の手順こそ進歩はあるけど、一方でそのゲットしたポケモンへの気持ちを汲み取る事はまだまだ未熟な物で。それでも進化してからラビフットが素っ気なくなってしまったのは彼にとって寂しかったのが伺えるしだからこそ当たってしまったのかと思うと悲しい物がありました。

話が進む中でラビフットが先ほど買った林檎を野生のポケモン達にあげていたり、縄張り争いの為に本気で戦う姿を観て、ヒバニー時代の面影は今も確かにあるのがわかって良かったです。そしてそれを見てゴウは協力してやり、そのままラビフットが野生のポケモン達と仲良くしてる姿から、自分といるよりここにいた方が良いと言うのも一見するとポケモンの事考えているようでラビフットに何も言わず去ってしまったのは言い方が悪いですが、短絡的な判断だったと思いました。

それと短絡的と言ってはなんですが、ポケモンの事を考えての判断だったとは思います。ラビフットが進化して以降のゴウは所々に自分のポケモンに申し訳が無いような態度も取っていましたし、特に帰りの駅についた際俺のせいと言っていた場面はそれが凄く感じられました。それ故にサトシに自分の行動について問われて電車から降りようとしたり、電車の中を走って行ってラビフットの名前を叫ぶ場面は山下さんの演技もあって涙腺に来ましたよ・・・。

そしてドアからラビフットが出てきて林檎を渡されたり、林檎を食べてるラビフットの笑顔を観て喜ぶゴウの姿観た時は少々情けないと思いつつ本当に良かったなって思いました。まだまだ甘い所もあるゴウですが、今回の出来事を機にポケモンの事を観てやれるようになって欲しいです。

投稿: アルター | 2020年4月24日 (金) 00時24分

しかしながら来週からはしばらく放送はストップで再放送なんですね・・・BWの時の反省なのかはわからないけど、残念だと思いつつ英断だと感じました。最初に変な事を置いてすいませんが、僕って自分の感情を上手く説明出来ない事があって、その為に他人の表現を借りる過程で知恵袋やTwitterで嫌なもの観る事あって。矢嶋監督の件ですが、キャラを道具のように・・・とか言う人いるけど、だったらサトシが自分のポケモンを信頼してるような発言とかさせたりするんですかね・・・冨安監督も至って真面目にアニポケ作ってると思いたいし。ヌメルゴンの一件なんか初登場の時点で別れるような伏線あるのにそれをグッズを売るためだとか言う人いるのもなんか嫌で。

これだから比較して貶めるような輩は嫌いなんですよね。どのシリーズもポケモンと人の絆が描かれているんだからその時点でスタッフは十分誇りを持ってるのに。自分は寧ろXYもSMも良い作品だったと思ってるし、感謝してます。それだけにアローラリーグの件で疑念出た自分にも怒りあるというか。少なくとも今回の話は凄く感動したし、それらの出来事もBWの失敗やXYの成功あっての物だと思うからしばらくの休みを寂しいと思いつつこれだけの嫌な想い抱えてこれからを楽しめるかわからない所もあって。

最後に矢嶋監督や冨安監督に疑念生じるような事書いてしまいましたが、それでも信じたい気持ちもあるんですよね。確かに人間キャラ中心になってしまう事もあるけど、それでも描かれているドラマが定年なんだし、燻る思いもありつつもしかしたらという気持ちもあるから楽しくやりたいです。とにかくしばらくはお休みですが、事態が和らいで来たらまたここにコメントしに来ます。んがよぺさんも気を付けてください。僕も感染しないよう最善は尽くします。また会いましょう。

投稿: アルター | 2020年4月24日 (金) 00時42分

コメント返信:アルターさん

ゴウは結論を急ぎ過ぎるところがあるように思いますし、それが今回ラビフットと別れようとしたことにも表れていたと思います。
他にも3話でサトシと喧嘩した時や15話で両親と一緒にいられない寂しさを抑え込んでたりと自分の気持ちに蓋をしがちなところもあったので、その性分も今回の事に繋がっているように思います。
サトシが大事なことを教えてくれなかったらゴウは悲しい選択をしてしまうところでした。彼が良き友達でいてくれることがゴウにとっては救いだったんだなと思います。
経験の差からどうしてもサトシがゴウに何かを気付かせるという話になりがちですが、いつかはその逆、迷ったり諦めそうになるサトシをゴウが助ける話も見てみたいところです。


自分の考えが纏まらず誰かの言葉や表現に頼るのは、自分だってそんな事ばかりですよ。
自分の感じ方に近いものを探して発言したり纏める、それ自体は何の問題も無いし謝ることじゃないです。自分の事は自分だけでは分からないんですから。


そちらも体調にはお気をつけください。

投稿: んがよぺ | 2020年4月25日 (土) 19時47分

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