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2020年3月 1日 (日)

リュウソウジャー最終回感想と統括

スーパー戦隊シリーズ43作目「騎士竜戦隊リュウソウジャー」が本日最終回を迎えました。
以下最終回と本作を振り返っての感想になります。

48話「地球の意思」

巨大ロボ3体でエラスに立ち向かう。のっけから迫力の特撮、良いです。
騎士竜の力をリュウソウカリバーへ集めてエラスを封じるトドメの一撃。それは騎士竜たちとの別れを意味するがもう迷いは無く。
コウとティラミーゴが最後に交わす言葉は僅かだが思いが一つであることは十分に伝わりました。

意を決した一撃だったがリュウソウカリバーは折れてしまい、そしてコウの命はエラスに奪われる。
間髪入れずに衝撃の光景が続く。前回エラスが見せる夢を乗り越えたのにまだ厳しい試練を課すのか。
コウが倒れても仲間たちは立ち上がる。諦めろとエラスの言葉にコウは諦めたりしないと彼の心を代弁し立ち向かう。
正義に仕える6本の剣。最終回だけの特別な名乗り、コウは倒れたけど彼のソウルも一緒に戦ってると分る演出、カッコ良すぎて痺れます。
騎士竜たちと別れることになっても迷わず力を使った事、コウが倒れてもその心と一緒に戦ってること、ソウルを一つにという今作のテーマを最後まで貫いてることが素敵。

黄泉の世界でコウはエラスと対峙する。
エラスは孤独だけど自分たちは仲間と泣いたり笑ったりして未来へ繋いでいくのだと諭す言葉。
全てリセットしようとする孤独な創造主に対し失敗を繰り返しても仲間と一緒に笑顔でいられる未来を目指す若者、良い対比です。
エラスの本体とは仲間たちが戦いエラスの心にはコウが戦いでは無く言葉でアプローチ、場所も方法も違っても皆で未来へ進むためにぞれぞれが思いを一つにして行動してるのが素晴らしい。
エラスは自分はこの星に不要だと悟って消えていく。ラスボスを倒すのではなく悟らせて決着をつけるというのが斬新な展開。

皆の手が届いてコウは現世に連れ戻され仲間たちと笑いあう。
レッドが死んでエンドマークは無いだろうとは思ったけど、無事帰って来たのはやっぱりホッとしたし仲間たちと笑顔でいてこそ戦隊だよ。
ドルイドンも、クレオンの生まれた星に行くぞとワイズルーの思い付きで新しい目標が決まりまだ戦おうとするプリシャスも流されに任して付き合う、彼らも戦いとは違う未来へ進んでいるのが良かった。


剣を封じていつか騎士竜たちと再会することを誓いそれぞれの道を進む。

トワは広い世界を目指して旅立つ。バンバは弟の成長を喜びつつ別れを惜しむ気持ちもあるだろうに素直にそうは言わずに見送る、この兄弟らしい一幕。

メルトは尚久と共に研究を続けて騎士竜たちを復活させる術を探す。当然のようにオトも一緒でその理由はいわずもがな。尚久のおふざけに振り回される様子が賑やかで良き。

アスナは学校を開いて子供たちに大切な心を教える、これも未来へ繋いでいく大事な一歩。
アスナにアプローチしてるのに気づいてもらえないカナロ、新たな愛の芽生えが微笑ましい。

コウは断崖を登りある人に会いに行った。名前も口にしてないし姿も見えないけどそれが誰なのかは分かる。
彼の心もずっと一緒だったんだと分かる素晴らしい演出でした。

ういが帰って来てラボには皆が再び集まり彼女を迎える。
最後の最後に出番があってホッとしてる。リュウソウジャーが戦い抜くことが出来たのは彼女が夢を叶えられるように帰る場所を守ったのだと好意的に解釈します。

飾られた多くの写真の中に皆でふざけ合って笑っている光景が収まる。
皆で笑いあえる未来、最後にその光景を見せてくれたのが素晴らしかったです。
良いフィナーレでした。


騎士竜戦隊リュウソウジャーを振り返って。

先に不満を書いておきます。惜しいという感覚は拭えなかったのが正直なところ。

リュウソウ族がどういう人たちなのか、彼らがどういう生活をしてどんな価値観を持ってるのかが見えづらかったのがもったいない。
コウがアスナやメルトと出会って優しさを知ったとか(26話)、バンバが外の世界で出会った人と別れていたとか(17話)、リュウソウジャーとなる以前の彼らがどうしていたのかということをもっと掘り下げてくれれば彼らの事をもっと好きになれたのに。
リュウソウジャーの最初の友達である ういの視点から彼らの心にもっと迫ってくれていたら彼女の出番も増やせて一石二鳥だったろうに、本当にもったいない。
そういう彼らのパーソナルな部分に迫る話をメイン監督の上堀内さんが担当していないのも惜しいと思う一因。前述した回は他の演出陣の担当だし、メインの上堀内さんがもっと積極的にローテに入って彼らがどういう人でどんなヒーローなのかという地盤をしっかり固めて欲しかったなあと。

マイナソーは人の心から生まれ人の命を吸う怪物、それと戦い倒すことで人の心と命を助ける。
このフォーマットは斬新だったけど各話のロジックは詰めが甘かったです。上手に扱えてればゲストとの心の交流がもっと鮮やかだったろうに。
終盤は形骸化しちゃって全然話に絡んでこなかったのも非常にもったいない。

文句はここまで。


マイナソーという怪物を設定したため必然的に一般人と絡むことが多かったのは良かったと思います。
やっぱりヒーローは子供や力無き人たちの味方であり希望であって欲しい。構成は甘かったけど各話のゲストを守るために戦うヒーローの姿を多く見られたのは好感が持てました。

アクションはとにかくカッコ良かった。
剣戟が映えるのは言わずもがな、リュウソウルを使って武装する流れが鮮やかだったり各能力の魅せ方もカッコいい。
坂本監督がローテに入った甲斐あって素面アクションも頑張ってた印象。メインキャストの皆本当に良くやってたしどんどん上手くなってて凄いなと。

ロボのデザインもアクションもカッコ良かった。
1話の衝撃は半端じゃなかった。戦隊ロボがこんなにスタイリッシュに動くんだと驚きましたよ。
さすがに毎回同じようにとはいかなかったけど戦隊ロボもまだまだカッコ良く出来るんだと思いました。

ソウルを一つに。
強敵を前にして迷い立ち止まることがあっても、それでも困難に打ち勝つため仲間と心を一つにして戦う。
OPで歌われてる言葉を体現するために仲間を思い心を一つにする場面が繰り返し描かれていたのが好印象でした。
そのソウルには使命を託した先人たちや命を落とした彼の心も含まれている。
劇場版を経て終盤のメッセージに昇華された未来へ繋ぐという思いも、過去から今へ受け継がれた彼らの心と共にある、心は繋がっているのだと1年を通して描いていたのが素敵でした。


文句もありましたけど心を一つにして戦うヒーローの姿を見られたことは本当に良かったと思います。
スーパー戦隊、チームで戦うヒーローなんだから心を一つにというメッセージは大事です。
散々使い古されたメッセージだろうけど大切なことは何度だって言うべきだしそこはブレずに通したことには拍手を送りたいです。

キャスト・スタッフ・関係者の皆さま、
1年間ありがとうございました。

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