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2020年3月15日 (日)

新ポケットモンスター第17話感想

17話
「ヒバニー、炎のキック! 明日に向かって!!」
脚本:赤尾でこ
コンテ:斉藤徳明
演出:ウヱノ史博
作画監督:篠原隆

-些細なきっかけ-

朝からバトルの特訓をしているサトシとゴウ。ヒバニーとゴウの息が合っていてバトルに慣れてきてるのが分かる。
よい調子だったがヒヒダルマの挑発を受けたヒバニーが”ひのこ”を上手く使えなかったことでゴウとのすれ違いが始まる。

自分の力を自慢してドヤ顔のヒヒダルマ。他のポケモンたちと同じくゲットのその後と個々の性格を見せてくれるのが良いね。
ドヤ顔のヒヒダルマとヒバニーの特訓に擬音でエールを送るサトシにドン引きのコハル。コハルの塩対応も見慣れたというか彼女らしいリアクションだなあと思い。

ここまでだったら騒がしいいつもの日常の光景で済んでいたのに。
始まりはほんの些細な事だというのが後の展開を思うとやるせない。


-ゴウの未熟さ-

ゴウは”ひのこ”を出そうとするヒバニーに無理にやらなくていいと特訓を止めさせようとする。
当然ヒバニーがそれで納得するわけがなく一人で特訓を続けて少しだけ”ひのこ”を出すことが出来た。
その成果を見てほしいのにゴウはポケモンゲットに夢中でヒバニーのアピールに気付かず、しかもペリッパーを取り逃がしたことをヒバニーのせいのように言ってしまう。
ヒバニーの思いに気付かないゴウ、ゴウを追ってきてアピールしてるのになかなか気づいてもらえなかった5話の光景が頭を過ります。
あの時はまだ微笑ましい光景だったけど、今回は一度パートナーとして心を繋いだ2人が明確にすれ違っていく様子が表れていて辛い。
ロケット団とのバトルに負けたことですれ違いは決定的に。出来ないものは出来ないんだとヒバニーの思いを否定する言葉が出てしまって。

7話でゴウはバトルに負けて自分には無理だと諦めてしまっていたし、彼の性分が今回のすれ違いの一番の問題点だと思う。
ヒバニーに出来るやり方をすればいい、その理屈は正しいし事実自己流の”ひのこ”完成に至るけど、ヒバニーの気持ちを汲まずに一方的に諦めさせようとしたのはよろしくない。
冒頭の特訓でバトルに慣れてきたことが表われていたように、無理だと諦めた事も少しずつ出来るようになってるんだから、”ひのこ”も同じように少しずつ出来るようにしようと歩み寄れなかったのか。
ポケモンゲットもバトルもこなれてきてはいるけど、まだまだポケモントレーナーとしてゴウは未熟という表われなんでしょうね。

ヒバニーの事を考えてバトルをしていたというゴウにそうだったのかと驚きを露わにするサトシ。
ゴウはヒバニーと一つになれてなかったとバトルの心得-やっぱり擬音だらけなのが彼らしい-を説きヒバニーと仲直りするようにと背中を押す、先輩トレーナーしててよいです。
当人は素直な感想を述べただけで他意はないんだろうけど、その驚きようがゴウが未熟であることを如実に表してるように思えました。


-しりとりと意外な強敵-

電話ボックスから地下のアジトへ移動するコジロウ。帰りを待っていたムサシとニャースが神妙な面持ちで何事かと思ったら、お菓子を食べるのを楽しみにしていたという種明かし。
うんそんな事だろうと思ったよ。彼ららしい。

腹ごなしにとしりとりを始める。悪い言葉でしりとりをするというものだが全然物騒な感じはしないしソーナンスが何を言ってるか分からないのにしりとりが続いてる絵がシュールで笑いを堪えられない。
エンディングテーマのセルフパロディで彼ららしい笑いを見せてくれたのが楽しい。


今回のガチャで呼び出されたのは13話でゲットしたカムカメ。
再登場を期待してけど意外に早かった。しかもおっとりしてるようで意外に強い。
ピカチュウにあっさり吹っ飛ばされたと思ったらヒバニーと衝突して再び対決。
2回もバトルするとは珍しいしその2回ともカムカメが活躍しててムサシとの息も合ってきている様子。
やっぱりこのままレギュラー入りするのかな。


-新技と進化とすれ違い-

ヒバニーが小石を蹴っていたことをヒントに自己流の”ひのこ”の光明を見出したゴウ。
今度は勝てるとロケット団との再戦でヒバニーと息を合わせて戦いサトシの教えを身をもって理解することができた。
自慢の脚力を活かし石を蹴って燃やす”ひのこ”、自己流の新技完成が文字通り熱い。

その熱さも束の間、今度はヒバニーがラビフットに進化という衝撃の展開。
進化しないままゴウのパートナー且つマスコットキャラを貫くのかと思ってたので意外過ぎました。
小石をリフティングしながら進化したその姿が映る演出がカッコいいし、進化してさらにパワーアップした”ひのこ”の燃え盛る炎の演出も見応えありました。

すれ違いから今一度心を合わせてバトルして新技習得と進化、良かったこれで一件落着・・・。
とはいかずラビフットはゴウの呼びかけに応えずそっぽを向いたまま。
進化したら言うことを聞かなくなる、かつてサトシもヒトカゲの進化で経験したこと。
前回も捨てられたポケモンというそのヒトカゲを思わせる話だったし、ラビフットがこうなってるのもそれを意識した構成なんでしょうね。
そもそも今回ゴウはヒバニーの気持ちに気付けなかったことを謝っていないし、”ひのこ”の完成は偶然の産物でバトルで息を合わせられたのも成り行き上でしかない。
解決は次回に持ち越しかと思えばサトシメインの話になるようだし、ゴウとラビフットのことは時間をかけて描いていくんでしょうね。

進化も驚きだったがすれ違いが解決せずに持ち越しというのも驚きで、先が読めなくてどうなるのか気になってしょうがない。
ゴウの未熟さが浮き彫りになりそれがすれ違いの原因なのだから解決までじっくり描いて欲しいと思います。

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新アニポケ」カテゴリの記事

コメント

今回は今後の事についてかなり考えされられましたね。僕もヒバニーは進化しない道を考えていましたし、進化させるにしてもAGのジュプトルやXYのゲコガシラぐらいのタイミングでするのではと思ってたのでこんなに早く来たのが正直どう反応していいのかわからないんですよね……(マオのアママイコも早かったけど、あちらは手足が出た方が色々都合良いという事で納得してた)。

ひのこはまあそうですよね。話の流れから息が合っただけでそれが問題解決を決定付けた訳でもないので。サトシのリザードは進化して手がつけられない感じになってましたし、薬屋のパラスの特訓とか明らかに痛め付けてもおかしくない雰囲気でしたし。それとは違って別に狂暴になったとかでは無いから良かったものの、元気だった頃に比べて随分素っ気なくなりましたね……。でも今後の進化先の事考えると、エースバーンになって心を開いてくれるかもしれないし、リザードンがオレンジ諸島でニョロボンに敗北した時のサトシよろしくゴウもラビフットの心に寄り添ってくれたら嬉しいです。

ただ……今回の内容とは別に変な考えが過ってしまったのですが、ヒバニーがこんなに早く進化するとか今シリーズは歴代アニポケでもかなり早く終わるとか無いですよね?んがよぺさんに聞いてもわからないのはわかってるけど、そう思わざるを得なかったというか。ましてや他のガラル御三家のサルノリとメッソンもまだ出て来てないし……とある場所でアニポケは3シリーズ毎に御三家の扱いとか初めとして共通するというのがあって、無印とBWはジムリーダーが二人同行、御三家を全てサトシが持つ。AGとXYは旅のメンバーが4人で御三家を最年少以外が1匹ずつ。DPとSMは草と炎をサトシが所持し、水はヒロインが持つ、その上今迄のシリーズでは類を観なかったストーリー(DPはサトシとシンジのトレーナーの考えの違い、SMは学校生活等)を展開する、というのがあり、今シリーズはゴウがヒバニーゲットしたからそのパターンは無くなったかに思ってましたが、ヒバニーが早く進化したの観て、無印のサトシが経験した事をゴウがするんじゃないかと思ったんですよ。

そういう意味でもしかしたらゴウがこの先サルノリとメッソンゲットするのかもしれないし……別にラビフットを蔑ろにしろという訳じゃなく、今回でこんな予想外の事が起きて、進化を嬉しいと思いつつ、先が読めなくて反応に困ってる自分がいるのも本当なんです。でもBWを経験して今があるアニポケなんだから大丈夫ですよね。SMでもグズマの一件で不安にはなったけど、そこにもしっかり答え出してくれたし。

これ以外にもサトシとコハルが今回は長めに絡んでいたり、コジロウのアジトに入る時の特殊コードの如何にもな悪の組織感、電話ボックスを知らない子供が増えてるニャースの嘆きやカムカメのその後等楽しませてもらいました。次回はサトシのダンデへの道のりがいよいよ始まりますね。岩根作監と言う事でどんなバトルが来るのか楽しみです。

投稿: アルター | 2020年3月15日 (日) 23時02分

前回のゲンガーはおそらくメグロコのような感じになるのかなとある程度予想はしてましたが、ヒトカゲのようにまさか捨てられたポケモンとはびっくりでした。アニメでの設定も通信交換で進化なのかわかりませんが、ゲンガーは通信交換進化なので気になっていました。そして熱い友情ゲット!ゲンガーゲット回でも驚きましたが、二週連続とは(^_^;)しかもラストはまさかの展開!

ヒバニーとの出会った時のヒバニーに対してのゴウの態度が今回への伏線だったとわ!!

おそらく、最初の出会いから今回のヒバニーに対しての態度がつながっていて、進化したことで気持ちに変化が起きたのかと感じました。
わだかまりがとけて友情進化かと思ったので、予想外の展開に驚きでした。
ツタージャ、ケロマツのようにゴウに対して見切りをつけたのか、ヒヒダルマを見返しにいったのか今後の展開が気になります。

ゲームでヒバニーを選んでないのでわかりませんが、YouTubeで感想とかのコメントみてると、ひのことされているあの技ってエースバーンの専用技なんですか?
だとすれば、わだかまりがとけて、エースバーンになって完全なエースバーン専用技になれば本当激アツダイオーですね!

いいことも悪いことも沢山経験してきた頼りになるサトシという存在があります!

ゴウとラビフットが成長して乗り越えた先に、最強パートナーになると思います!

投稿: リザードン大好き! | 2020年3月18日 (水) 14時41分

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>アルターさん

今作が早く終わるのではという予想ですが、全地方を舞台にすると大風呂敷を広げてる以上そうはならないと思います。
ヒバニーの予想外の進化に動揺はしましたが、これもアニポケの新しい挑戦と捉えて長い目で見守っていこうと考えています。
サトシのダンデへの挑戦も始まったばかりですからじっくり楽しんでいきたいです。


>リザードン大好き!さん

今回完成した”ひのこ”は進化後の技を先取りした形ですね。
さすがに専用技を進化前に覚えさせるわけにはいかないからそれに似た形の”ひのこ”になった、アニメ独自の演出に拍手を送りたいです。
いずれ最終進化もするでしょうし、その時改めて”ひのこ”が専用技にパワーアップするのを期待したいです。

投稿: んがよぺ | 2020年3月21日 (土) 08時19分

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