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2020年3月22日 (日)

新ポケットモンスター第18話感想

18話
「サトシ参戦!ポケモンワールドチャンピオンシップス!」
脚本:冨岡淳広
コンテ:浅田裕二
演出:浅田裕二
作画監督:岩根雅明 志村泉

-ラビフットの心境は-

ヒバニーの進化とゴウとすれ違ったままという衝撃の引きだった前回。
さて今回のラビフットはどうなのかと思えば、全くゴウの言う事を聞かないわけでもないようで。
オニスズメのゲットに一応協力はしてくれたようだしゴウの傍にはいるし嫌ってるわけではなさそう。
しかしバトルに興味があるようなのに素直にその気持ちを態度に見せないところはやっぱりヒバニーの時とは違うのだと分かる。
本当はサトシとピカチュウのようにゴウと心を合わせてバトルがしてみたい。試合を観戦しながらそんなことを思ってたのかなと想像してみる。
前回ゴウとすれ違った事が無かったことになってるわけじゃないと思うので、今回のバトルに興味を惹かれてる様子といいやっぱりまだ引っ張るんだろうなと思います。


-挑戦WCS-

13話で説明があったポケモンワールドチャンピオンシップスにサトシもエントリー。(長いのでWCSと略します)
一気にランキングを上げるためサトシが最初の対戦相手に選んだのはクチバジムのジムリーダー代理のビスケス。
いきなり上位のトレーナーを選び心躍らせているのがサトシらしい。

ジムに向かう道中サトシがクチバジムでバッジを獲得したことがある事とジムリーダーとジムバッジの説明があったこと、ビスケスがマチスからサトシの事を聞いていたと言及があったこと、ファンサービスが嬉しいです。
サトシの経歴もジムバッジのシステムもWCSのルールとは関係ないけど、彼が頑張った事が今に繋がってるのはやっぱり嬉しくなりますよ。


-クチバジムのビスケス-

サトシがジムを訪れる前にビスケスがジムリーダー代理としてしっかり務めを果たしてる様子が描かれたのが好感触。
ジム戦がどういうものであるかを説き対戦相手に敬意を表し全力のバトルで応じる。バトルの後はパートナーであるライチュウの奮闘を労う。
めっちゃ好感度高いよこの人。マチスの代理として強い責任感を持ってジムを守ってるんだなと思います。
ぶっちゃけて言えばサトシに負けることは予想がつくんだけど、負けることが分かっていてもそのキャラクターの人となりをちゃんと見せてくれるのが丁寧だなと思います。
サトシに負けてショックを受けてる様子も、ジムリーダーだって負けてランキングが下がったら悔しい、当然の感情をちゃんと見せてくれたのも良かったです。

ジム戦で壁の凹みを印象的に見せていたりビスケスの部下がジム戦後の片づけをしてる様子を見せていたのもよかったです。
日々バトルが行われてるんだからフィールドが荒れるのも後片付けも当然のこと、当たり前だからこそちゃんと見せるのが良いです。


-昔とは違うバトル-

2vs2のバトルで早速ピカチュウとライチュウが激突。
”ボルテッカー”の電気を”アイアンテール”をアースにして逃がす、あのクチバジム戦を彷彿させる演出にテンション上がりました。
しかしその逸話を聞いてたビスケスがそう簡単にやられるはずが無くライチュウのパワーで押し切る。同じ手が通じるほど甘くは無いしビスケスとライチュウが相当鍛えてきたことがうかがえます。
サトシだってやられてばかりではなく、一矢報いたら無理せずピカチュウを交代させゲンガーに後を託す。冷静に戦略的判断をするところがあの時のサトシから大きく成長してると感じる。
クチバジム戦を彷彿させながらサトシもジムリーダーもあの時とは違うんだと表してるの良いです。

今回が公式戦デビューとなるゲンガー。ゴーストタイプならではの不可思議な動きでライチュウを翻弄し見事勝利を収めた。
捨てられて要らないとまで言われたゲンガーにとってお前なら勝てるとサトシに信じてもらって晴れの舞台に立てたことは相当嬉しかったんじゃないかな。
勝利を収めてピカチュウと一緒に笑っている姿が眩しい。ゲンガーが活き活きとしてて本当に良かったよ。

ビスケスの切り札はマルマイン。”でんじふゆう”でフィールドを制し縦横無尽に動き回るマルマインの前にゲンガーは敗れる。
前述した壁の凹みの謎がここで明らかに。マルマインがこんなに活躍することも凹みの謎の答えも驚きです。
とてもアクション映えするようには見えないマルマインがこんなに動き回って強敵として描かれるんだから演出の妙技に感心します。

マルマインのもう一つの驚異が”ころがる”で延々とダメージが増加していくこと。
この技にサトシとピカチュウがどう対処するのかと思えば、マルマインに乗って”アイアンテール”で回転を止めて今度は逆回転で弾き飛ばすというもの。
”ボルテッカー”を止めるのには失敗したが”ころがる”を破る新たな使い方を閃く、このバトルの中でもサトシとピカチュウがまた強くなっているのが良いね。

最後にもう一つ驚いたのが”エレキネット”でマルマインの爆発を防いだこと。
今のサトシとピカチュウだから使えるワザと閃き、これもかつてのジム戦とは違うんだと最後まで見せてくれて良かったです。


初代アニポケでようやくまともなジム戦が描かれたのが3つめのジムであるクチバジムでした。
あの回と同じく冨岡さんの脚本でサトシの最初のWCS挑戦の舞台をクチバジムにしたというのが嬉しいです。
しかし繰り返し書いてますがセルフオマージュだからといってただあの回をなぞるのではなく、今のサトシとピカチュウから出来るバトルを見せてくれたのが本当に良かったなと思います。

話は変わりますが早水リサさんと武隈史子さん。再びアニポケで声が聞けたのが嬉しかったです。
お二人の出演も長年のファンとしては見逃せないトピックです。


名エピソードを彷彿させつつ今のアニポケが出来る迫力のバトルを見られてOBキャストも出演。とても満足した回でした。

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コメント

今回は20数年の積み重ねや脚本と演出、作画の相乗効果が良い味出してましたね。本当ならラビフットに先に触れたいけど、これは後で。

ようやくサトシのダンデへの道のりが始まりましたけど、これが今迄のジム戦や大試練に該当するバトルになるんでしょうね。例年のように敗北してしまう事もあるかもしれないけど、それでもサトシを応援したいところ。個人的には剣盾のジムリーダーやライバルのホップとビート、マリィともバトルしてほしいです。特にマリィ関係なら上手いこと原作でガラルで活動してるエール団をストーリーに絡めるし。

クチバジムも随分懐かしいですよね。あのときピカチュウが進化後のライチュウに敗北した後で進化を薦められた際、それを拒んでピカチュウのまま勝つ道を選んだのはピカチュウなりのプライドみたいなのがあったんですよね。こういうポケモンが進化系に戦いを挑んでリベンジをするのは後のポッチャマVSポッタイシ、ヒノヤコマVSファイアロー、モクローVSフクスロー等のバトルでも観られますよね。
クチバジムを思わせる要素もそうだけど、ノゾミ役だった早水リサさんとマーマネ役だった武隈史子さんが再びアニポケに別キャラとは言え出てくれたのも嬉しいです(余談ですが、ドローンロトムの声はシンカリオンでゲンブを演じていたマックスウェル・パワーズさんでしたね)。

ビスケスの口からマチスの話も出ましたけど、ライチュウをゲットしてすぐに進化させたが故に、その穴を突かれてサトシに敗北したのは相当彼にとって印象的だった事が伺えるし、ビスケスにジムを任せて自分は訓練に向かうのもジムリーダーや軍人としての誇りや信頼が絡み合っているのかも。
バトルは安定感のある演出が見応えありましたね。ライチュウの攻撃をピカチュウのしっぽで地面を抑えてダメージを減らしたり、ゲンガーのゴーストタイプの特性を利用して攻撃を透かしたりと長年の相棒や新しい仲間とのコンビネーションが良いです。

後半になってマルマインという意外な強敵が。冨岡さんはクノエジムの虫技でトリックルーム破壊等型にハマらない戦法を演出してくれますが、今回もでんじふゆうで地面の一部を浮かせたり、マルマインのスピードを活かした三次元的なバトルが本当に凄いです。ゲンガーが倒された後も彼の頑張りを無駄にしないようサトシ達の猛反撃が良かったし、クライマックスでピカチュウが飛ばされながらも回転を加えたアイアンテールでトドメを刺し、特性のゆうばくが発動しようともエレキネットでガード等本当にやってくれますよ。

そんなバトルをラビフットが気にするのも良かったし、バトルが進む中で応援するような素振り見せていたのもまだ元気いっぱいだった頃の面影が見えますし、ゴウも今回のサトシ達のような絆をラビフットと再び育んで欲しいと思います。
次回は19話目にしてようやくロケット団が主役のようで。

予告のメタモンは無印に出てきた顔だけ変わってない奴思い出したし、ロケット団が何をするのか楽しみです。ミスがあったのと言い方変えたかったので先のコメント消去お願いします。

投稿: アルター | 2020年3月23日 (月) 02時23分

失礼 ピカチュウが吹っ飛ばされた後でアイアンテールぶつけたのはライチュウ戦でしたね。リフレクターで防がれていたし。なんであれゆうばくが発動してもエレキネットで防御する抜かりの無さからサトシもピカチュウも無印の頃に比べて成長してますね。心身ともに。

投稿: アルター | 2020年3月23日 (月) 19時40分

コメント返信:アルターさん

最近返信が遅れて申し訳ありません。

ソード・シールドの原作キャラはWCSで出会う可能性は十分考えられますね。
アニメでどんな味付けがされるか楽しみです。

進化せずとも進化形に勝つというアニポケの王道を作ったのがクチバジム戦でした。
けど今回はあえてピカチュウVSライチュウの決着はつけずチームバトルとして展開したのが良かったと思います。
記事にも書きましたがかつてとは違うバトルを存分に見せてくれて、脚本・演出・作画とも20年以上の積み重ねは伊達じゃないと感じるバトルでした。

記事には触れませんでしたがマックスウェルさんの出演も嬉しかった。
シンカリオンとも繋がってニヤリです。

投稿: んがよぺ | 2020年3月28日 (土) 21時00分

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