« 再会:ドラえもん のび太のドラビアンナイト | トップページ | ニチアサ感想・2020/02/23 »

2020年2月24日 (月)

新ポケットモンスター第14話感想

14話
「初イッシュ地方!遺跡でレイドバトル!!」
脚本:冨岡淳広
コンテ:尼野浩正
演出:徐恵眞
作画監督:新城真 夏目久仁彦 升谷有希

-イッシュ初上陸-

冒頭のナレーションに変更あり。前回サトシがダンデと戦いたいと目標が定まったことにより、改めてサトシとゴウがどんな夢を持ってるのかを表していて次のステップに進んだなという感じです。

今回訪れたのは今作では初めてとなるイッシュ地方。
既に現地に着いてる状況で目的は最近発見された古代遺跡を探検すること。
研究所を出発する様子は一切描かれてないけどニュースを見てイッシュに行きたいと飛び出してきたんだろうと想像に難くない。
いきなり新地方にいる状態から始まる大胆な省略だけど、それもこれまでの話の積み重ねがあってこそ出来た事なんだろうなと思います。


-賑やかな遺跡探検-

遺跡へ行くには砂漠を横断・・・しようにも何の装備も無しに熱砂を渡るなんて不可能。
キーラの助言を貰い空を飛べるポケモンにボードを引っ張ってもらうことで砂漠を走る。
カイリューとスピアー、以前ゲットしたポケモンに活躍の機会があるのが嬉しいし砂漠を走るサトシとゴウがとても楽しそう。
いつの間にか競争になってたりカイリューが暴走気味でサトシとピカチュウが宙に投げ出されたりと絵が賑やか。

賑やかさは遺跡に着いてからも続く。
遺跡の中はお約束と言わんばかりにトラップだらけで巨石が転がってきたり落とし穴があったり。
トラップのスイッチに気を付けてとキーラに注意されてもヒバニーがスイッチに触ろうとしたりわちゃわちゃしてて。

遺跡の碑文に記された巨神とはゴルーグのことで、通常より大きいゴルーグに皆でレイドバトルを挑む。
このバトルも色んなポケモンの活躍が見られて飽きさせない。


調査団の団長。目を輝かせロマ~ンと繰り返し口にし変なポーズをとっていてインパクトが強い。キャラが濃いけど遺跡探索を心底楽しんでるんだろうなと分かる。

デスカーンに捕まっていたカラバリ。色違いのコダックを相棒にしていて色違いポケモンで図鑑を埋めると意気込んでる。バトルから逃げようとしたけどキーラが色違いポケモンをチラつかせるとあっさり誘いに乗っちゃうところも面白かった。

探検家のキーラ。砂漠を渡る方法を教えてくれたり遺跡のトラップを回避したりデスカーンに誰かが捕まってると分かっていたりかなりの熟練者であることがうかがえる。

ゲストキャラクターが皆個性が強くて彼らがいてくれたことも賑やかな展開をさらに楽しくしてくれました。


次々と賑やかな絵が見られて個性的なゲストが絡んで来るわちゃわちゃしたこの感じがとても楽しかったです。


-バトルの伏線-

賑やかな絵が続く展開でしたが、その中にレイドバトルの伏線が張られていたのが冨岡さんらしい流石の手腕だなとも思い。
道中出会ったメグロコとデスカーンにピカチュウとヒバニーのワザが効かないことを見せておいて、同じタイプを持つゴルーグにも当然効かないという流れ。
そしてピカチュウとヒバニーが戦えないことで必然的に他のポケモンに出番が回って来て、カイリューとスピアー、さらに今回新たにゴウがゲットしたヒヒダルマにも早速見せ場が来ると。
タイプ相性を活かしてレイドバトルでポケモンたちを活躍させるための流れをきちんと組んでいたのがお見事だと思いました。


-穏やかな守り神-

バトルの末ゴルーグはゴウがゲット。
通常よりも大きい個体であること、碑文に記された究極の攻撃のことを考えると古代人にとって最強の兵器でありその力を恐れて封印されていたのだろうと想像する。
しかしそんな強大な力を持ちレイドバトルでも猛威を振るったゴルーグも、サクラギパークでは穏やかに他のポケモンたちと過ごしている、ゴウ曰くサクラギパークの守り神。
兵器では無く一緒に生きていく仲間として迎えられた、と考えると最後のシーンがとても輝いて見えます。

なんて穏やかな気持ちでいたら、あのゲンガーが再び姿を見せて。
おおやっぱり引っ張るのね。


-ありがとうございます-

ここからは制作陣への感謝の思いです。

9年前、ベストウイッシュの重要エピソードが震災の影響でお蔵入りになったこと、本当に悔しくて残念な思いでした。
本当ならそのエピソードはリゾートデザートを舞台にロケット団とプラズマ団の対決が描かれるはずだったのに。

しかし今回、全く違う話ではあるけどリゾートデザートを舞台にしてくれたこと。
今作最初のイッシュ地方の冒険がこの場所だったこと。
そのエピソードと同じく冨岡さんの脚本と作画監督に夏目さんがいること。
偶然、にしては出来すぎなので、きっとあの時の悔しさを少しでも晴らしたいというスタッフの意地だったと自分は受け取りました。

あのエピソードの封印が解かれることはきっと無いだろうけど、制作陣も忘れないでいるんだということが嬉しかったです。
本当にありがとうございました。

|

« 再会:ドラえもん のび太のドラビアンナイト | トップページ | ニチアサ感想・2020/02/23 »

新アニポケ」カテゴリの記事

コメント

もう9年前ですか。早いものですね。当時まだ高校生でして普通に家でのんびりしていたら突然物凄い揺れが起こって外に出たら人が沢山いたのが驚きましたよ。多数の犠牲者が出ましたし、当時のアニポケにも震災を想起させる要素があったから悪い言い方するとかなりグダグダになってしまったというか・・・

なんか世間ではベストウイッシュって黒歴史扱いされてますよね。僕としてもストーリーがなんかなあと思ってた一方当時見かけたベストウイッシュの評価がどうにも共感しずらかったのとDPまでのアニポケにおいてヒロインは交代するのにタケシが交代しない(これタケシが嫌いな理由にならないですよね?)、ロケット団が毎回出てくるのが気に食わない、BWを低評価する人の中には子供を貶すような人がいた事から完全にBWを低評価する気にはならなかったんですよね(こういう風に過去のアニポケに不満持ってる関係で同じように4年前に見かけた知恵袋の回答で最近のアニメや戦隊や仮面ライダーは手抜きで内容ペラペラとか言う書き込みに憎しみを覚えてしまった事もある)。

個人的にはタケシのポジションを交代した事やロケット団を毎回出さなくなった事等でDPまでのアニポケにあった面倒くささが無くなったのは良かったと思います。正直最近のアニメや特撮だって十分面白いと思うから昔観た知恵袋の回答は全く共感出来なかったので。

これはともかくとして確かにあの震災の件で有耶無耶になったリゾートデザートのエピソードをやってくれたのは良かったですね。流石にプラズマ団はもういないので当時の再現ってかシリアスですらないコメディ回でしたが遺跡によくあるトラップを掻い潜ってのサトシ達の動きが面白かったですね。砂漠という事で砂が熱そうだったし、ヒバニーに至っては炎タイプだから大丈夫かと思いきや熱くて飛び上がる等相当な物だったのが伺えます。

サトシ達が今シリーズでゲットした者も含めて適材適所の役割を自分達のポケモンに行わせていたのも彼らを空気にしない気づかいが表れていました。砂漠を渡る時に競争を初めてしまうのも悪友っぽくて良い。また、今回はバトル描写に定評のある冨岡さんだからか、ゴウのポケモンゲットにも少し工夫が見られましたね。最初のヒヒダルマこそ普通にボールを投げていただけですが、次のメグロコはしっかりヒバニーにバトルをさせてゲットしたのもヒバニーがただのマスコットにならなくてほっとしました。

終盤のゴルーグとのバトルでもサトシ達はピカチュウとヒバニーでは歯が立たない事を知るや否やカイリューと先ほどゲットしたヒヒダルマ(ゲットしたポケモンを即座に使用するのもやはり空気にしない工夫がある)で打ち倒してゴウがゲットする。正直6話以外の今までのゴウのポケモンゲットでは一番良かったです。同時にこのバトルというか前から気になってたのがヒバニーの技構成。タイプ一致の炎技を覚えていないし、これも今後ポケモンをゲットする上で大事な事では。かつてのサトシのジュカインもタネマシンガンが最初のタイプ一致技だったのでゴウのポケモン特訓回も観たいですね。

それと最後に言いますが前述の通りBWや最近のアニメ、特撮を内容手抜きでペラペラとか言ってる知恵袋の回答に関して憎しみを覚えたとは書きましたが、同時にBWがああいう出来だったことは正直トラウマでもあるんですよね。当時グダグダになった事に呆れて2年目に入ったところで観るの辞めてXYから戻ってきた感じです。この時のトラウマがあったから以前のそちらのミュウツーの映画であんなことになってしまって・・・改めてすいませんでした。

ですがBWで色々改善したからこそXYやサン&ムーンは更なるアニポケに進化したのだと思うし、今回の放送でもゴウのポケモンゲットの改善が現状トップクラスに感じれたので今後も期待したい所存です。特撮に関しては別につまらなさを感じたとかではなく別の問題なのですが、その問題が解決次第全ては無理でも観なくなったトッキュウジャー以降の戦隊やドライブ以降の仮面ライダーを全て観た上で現在放送中のリュウソウジャーやゼロワンに追いつきたいと思っています。もちろんポケモン以外のアニメも楽しみたいし。

長文な上、まとまらなくてすいませんが大体この辺で。来週は中々触れられなかったゴウの家族が出てきますがどのように描かれるか気になります。

投稿: アルター | 2020年2月24日 (月) 01時15分

それと、僕も僕でコメントするにあたり結構ムラがある時あるんですよね。まとめきれなくて今回長文になってしまうし・・・上手くやりたいけどこれもなんとか改善したいです。

投稿: アルター | 2020年2月24日 (月) 01時29分

なんか変な事書いて失礼しました。ネットの件もBW序盤の頃はそこまで気にして無かったのですが、あの震災で色々台無しになってしまったのが当時ショックで過剰に気にする傾向強くなってしまって。

投稿: アルター | 2020年2月24日 (月) 15時52分

コメント返信:アルターさん

ゴウがゲット時にもバトルをしてレイドバトルにも参加してたのは変化があってよかったですね。
ヒバニーが炎技を覚えてないのも後々の伸びしろと思えば期待が膨らみます。
記事にも書きましたがゲットしたポケモンに見せ場を設けた構成は本当に上手かった。
1クール経って今作の地盤が固まってきたことでキャラクターの活かした方が徐々に洗練されていく気配を感じられた回だったと思います。

9年前のことは本当に衝撃で悔しくて。
重要エピソードが潰れた事で構成を練り直すのが上手くいかずどうしてもBWがイマイチという印象が蔓延してるのは致し方ないと思います。
でも大変な状況で番組を休ます放送を続けたことは凄い事だと思っていますし、自分はBWを作った制作陣に本当に感謝してるんですよ。
震災で怖い思いを経験した自分にとってはBWの放送が毎週続いているというのが希望だったし、誰が批判しようが大事な作品だというのはこれからも変わりません。
言うまでもないことですがBWが大改革を行ったからこそ後の作品も素晴らしいものになったんですから、BWが黒歴史なんて言葉は論外です。

言葉が悪くなっちゃいましたがアルターさんを責めてるわけでは無いのであしからず。
BWは大事な作品だと言いたかったのと、アルターさんが途中で視聴を切ったというのもなるべくしてそうなったことなのでそれを悪いと言いたいわけじゃないです。
無理にBWを再評価しよう、再視聴しようとは思わないでください。
ただ黒歴史扱いや比較して文句を言う言葉には惑わされないでほしい、BWやアニポケに限らず叩いて当然のような空気に飲まれて作品と向き合うことは止めた方がよい、お節介ですがそう思う次第です。

投稿: んがよぺ | 2020年2月25日 (火) 20時44分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 再会:ドラえもん のび太のドラビアンナイト | トップページ | ニチアサ感想・2020/02/23 »