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2020年2月22日 (土)

再会:ドラえもん のび太のドラビアンナイト

子供の頃自分が大好きだったドラえもん映画「のび太のドラビアンナイト」を久しぶりに鑑賞したという話です。


神保町シアターで歴代のドラえもん映画を上映する「ドラえもん映画祭2020」が3月5日まで開催中で、ドラえもん映画12作目の「のび太のドラビアンナイト」を先日鑑賞してきました。
何故この映画を観たのかというと、子供の頃テレビ放送されたものをビデオに録画して繰り返し見ていて、自分にとってはドラえもん映画の原体験であり大好きな作品だからです。
もう30年近く前の作品だけど、せっかく劇場で観れるチャンスなんだから行かねばなるまいと思い神保町まで足を運んだ次第です。

ドラビアンナイトの概要はこちら
https://dora-movie.com/film_history/history_12.html

1991年3月9日公開
監督/芝山努
原作・脚本/藤子・F・不二雄

あらすじ
 ドラえもんのいない間にのび太たちは絵本入りこみぐつで「ジャックと豆の木」や「ピノッキオ」の世界で遊んでいた。ところが「絵本をバラバラにしたらおもしろいと思わない?」とスネ夫とジャイアンは、絵本をバラバラにしてしまう。絵本の中はメチャクチャになり、しずかだけが「アラビアンナイト」のお話の中に取り残されてしまった!
 ドラえもんたちが、しずかを助け出すために調べてみると「アラビアンナイト」のお話のいくつかは本当にあった出来事だとわかった。時間旅行公社のミクジンにガイドを頼み、西暦794年のアラビアへ出かけた。
 おしゃべりのミクジンは着いた早々、みんなとケンカしてしまいどこかに行ってしまう。仕方なく4人でしずか探しをはじめるが、盗賊のカシムにだまされてドラえもんは四次元ポケットをとられてしまう。砂漠をさまようのび太はついに日射病に。危機一髪のところを、巨大な空飛ぶ魔人があらわれて、黄金の宮殿へみんなを連れていく。
 黄金の宮殿の持ち主はなんとあのシンドバッド。でも、おじいさんだ。さらに不思議な道具をいっぱいもっていて、おかげでどれい商人のアブジルからしずかを無事助けることができた。
 ところが宮殿のひみつを知っていたアブジルは、盗賊カシムといっしょに、シンドバッドの宮殿と不思議な道具をうばいとってしまう。
 さあ、四次元ポケットをとられたドラえもんとみんなは黄金の宮殿とシンドバッドを助けることができるのだろうか?

以上公式サイトより引用


鑑賞した率直な思いとして、足を運んで良かった、この映画に再会できて良かったです。
当時の35ミリフィルムで上映だったので画面がノイズだらけでしたけどそれも味。
今ではすっかり見かけないパンチマーク(フィルムを切り替える際の画面右上に出る黒い斑点)を久しぶりに見られたのも懐かしかった。
昔の映画を劇場で再びという体験が貴重なものでよい時間を過ごせました。


※ここからは本編の感想と考察 ネタバレ含みます


のび太がタイムマシンで しずかちゃん救出を提案するも過去へ行っても絵本の世界には関係ないとドラえもんが否定するシーンがあるんですが、いやいや絵本の世界に行けなくても しずかちゃんが閉じ込められた絵本を過去の時間から引き揚げれば解決したんじゃないの?
あるいは他のひみつ道具を使って(タイム風呂敷とか)絵本を復元するなり方法はあったのではないか。
絵本の世界へ行けなくなったから現実の歴史と絵本の世界の接点を探しに古代アラブを冒険するという流れだけど、結局過去へ行くならタイムマシンを使っても無駄と一度否定したのは何だったんだろう。
子供の頃はそんなこと考えなかったけど今見ると古代アラブへ行く理由付けに無理があるなと思って、昔と今の感覚で一番ギャップを覚えたのがこの点でした。
と、今の感覚でツッコミを入れながら鑑賞してたんですが、鑑賞後に考え直してその疑問も自分なりに答えが出せました。


道具は使いよう。道具の使い方次第で状況は良い方にも悪い方にも転ぶ、今作はそういうシーンが多々あって、今作の一貫したテーマってこれなのかもと考え直しました。

・スネ夫とジャイアンが”絵本入りこみぐつ”をもっと面白く使うために絵本をバラバラにしようと閃いたが しずかちゃんが絵本世界に取り残される悲劇を招いた。

・カシムが奪った四次元ポケットからひみつ道具を取り出しても使い方が分らず結局無用の長物になってしまった。

・ドラえもんの元に唯一残ったターバン、全然役に立たないかと思いきやこのターバンのおかげで砂嵐をやり過ごすことができた。

・シンドバットのコレクションのおかげで しずかちゃんを救出出来たけど、そのコレクションがアブジルたちに奪われると一転して悪の尖兵として立ちはだかり脅威になる。

・ランプの精はうっかりやな性格で頼りなさそうだが、用事を聞かずに飛び出したら しずかちゃんを見つけてきたり、その性格ゆえに変装したドラえもんの命令に疑問を持たずアブジルから兵士の種をまんまと奪還することに成功したり、一番ひ弱に見えたコレクションがここぞというところで活躍してる。

・シンドバットは宮殿とコレクションの存在を世に知られないようにしてひっそりと暮らしてるがアブジルたちはその力で世界を自分たちのものにしようと野心を抱いた。

・・・等々。

便利な道具があってもそれを上手く扱える知恵が無ければ意味が無いし、駄目だと思えた道具も使い方次第で状況を打破するカギになったり、人を助ける道具が使い方次第では人を苦しめるものにもなる。
ドラえもんのポケットとシンドバットのコレクションが奪われる展開とそこからの逆転劇が今作のクライマックスになってるのって、そういうメッセージを込めているからなのかなと。
だとすれば、しずかちゃん救出の最短且つ最適解をドラえもんものび太も閃かなかったのも、道具があっても知恵がなければ意味が無いし道具は使いようというテーマに沿ったのもので意味があることだったんだなと。

と、今の自分が抱いた疑問も今の自分なりに答えを出すことが出来て、子供の頃とは違う視点でこの映画を振り返ることが出来て面白い体験でした。


その他には


大山さんを始め旧声優陣の声を久しぶりに聞けてよかったなと思い。

エンディング主題歌凄く良い歌だし染みるわ~。

しずかちゃんが絵本世界に取り残される事から始まり、ドラえもんのポケットが奪われ砂漠の道中ではのび太が日射病で倒れてと、次々悪い事態が起きて追い詰められていくのが子供心には恐かったなあと思い出して。
それからシンドバットとの出会いと しずかちゃんの救出で一度安堵して、からのアブジルたちの逆襲とピンチにまた不安を覚え、さらにコレクションを奪還しての逆転劇にワクワクして。
そんな気持ちを抱いていたことを思い出し、今もまた次々状況が変わっていく展開が面白いなあと改めて感じることができて。


本当にこの映画に再会出来て良かった。
思い切って遠征した甲斐があった非常に楽しいひと時でした。

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