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2020年1月20日 (月)

新ポケットモンスター第9話感想

前回に続きまたまたアニポケ新規参加の脚本家による新アニポケでした。

9話
「あの日の誓い! ジョウト地方のホウオウ伝説!!」
脚本: 待田堂子
コンテ:でんさおり
演出:でんさおり
作画監督:酒井裕未 柳原好貴

-真っすぐな心-

サクラギパークに前回までにゲットしたポケモンたちの姿が。
ほんの僅かでもゲットのその後が映ってるのが良いです。ポケモンたちがそこで生活してるんだと想像できます。

ホウオウの目撃情報がネットに流れそれを知ったゴウとサトシは目を輝かせる。
サトシはバトルしたい、ゴウはゲットしたいとそれぞれの目標を堂々と叫び大人たちを驚かせる。
迷いなく夢を叫ぶ様子を最初に見せたのは今回のゲストと対比させるためでしょうね。
夢は叶う、叶えてみせるという2人の真っすぐな心が眩しいです。


-噂の真相は-

エンジュシティに着くなり輝きを放ち空を飛ぶポケモンに早速遭遇。
こんなにあっさり?という疑問の答えもすぐに出て、オニドリルとヒノアラシがホウオウの真似をしていただけと判明。
ホウオウとオニドリルが似てるってファンの間では冗談としてよく言われてたけどアニメで採用されるとは。
ネットで知った情報が、真実はあっけないものだったというのは現代社会の皮肉のようにも思えます。

ホウオウに会う事を諦めてしまったジエイに夢を思い出してほしくて孫のクリオが目撃情報を捏造した。
祖父を思っての事だったがそれは騙しているだろとサトシはクリオの行動をバッサリ切る。
人を想ってあえて嘘をつく、優しい嘘というのもあるんだろうけど、旅立ちの日にホウオウを目撃しずっと夢を諦めずに追い続けてるサトシにとっては、夢のためとはいえ嘘やごまかしをする事は看過出来なかったのかなと思いました。
でも厳しい言葉の直後に本当にホウオウを探せばいいと前向きに励ましてもいる。
どこまでも夢に対して真っすぐなサトシが眩しいです。


-夢をもう一度-

スズの塔の頂上で虹色の羽を掲げればホウオウに会えるという伝説があり、虹がかかっていれば会える可能性も高くなる。
調べた情報と気象状況を分析しゴウが具体的な可能性を示し、理知的なアプローチが気持ちで動くサトシとは差別化されてて良かったです。
尤も、ジエイは過去にスズの塔を登ったことがあるようだしゴウと同じように気象の分析だって何度も試したことがあるんだろうと想像に難くない。
気持ちも知性もどちらも持ち合わせてホウオウを追い続けてきたけどそれでも願い叶わず諦めてしまった。詳細は描かれなかったけどジエイの心境はそんなところだったのかなと。

しかし夢を真っすぐに追う子供たちに手を引かれ一緒に塔を登っていくうちにジエイの心が揺れていく。
ムウマとオドシシが見せる幻の世界で崖を登ったり相棒のホーホーのワザで幻を破って見せたり、ずっと夢を追ってきた経験が伊達じゃないことをうかがわせる。
ジエイの心に反応して色を失ってた虹色の羽が僅かに光り、塔の頂上でホウオウの名を叫ぶことで再び輝き出した。
夢をもう一度追いかけようと気持ちが揺れ動く様子が、塔を登ってる間の行動や虹色の羽の輝きに表れていたのが良かったです。


壊れてる最後の階段を上るシーン。
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サトシとゴウがクリオに手を伸ばし、そしてクリオがジエイに手を伸ばす。
夢を諦めない気持ちがリレーしていくようで強く印象に残りました。
階段が壊れているというのも、道が閉ざされてるように見えても諦めなければ先へ進めるというメッセージに思えます。


-夢見る心-

今日は諦めてもまた明日からホウオウを探すとジエイは夢を追う心を取り戻した。
その心を取り戻したところで終わるのかと思いきや、虹の中を飛んでいくホウオウをジエイが見つけてそしてすぐに消えていった。
ジエイにだけホウオウが見えたのは、今回は彼の心に応えて現れただけで子供たちにはそれぞれの夢を追いかけてほしいという表れなのかも。
サトシはポケモンマスター、ゴウは全てのポケモンゲット、今はジエイを支えてるクリオもいつか自分の夢を持つだろう。
それぞれの夢に向かって進んで行けば子供たちの前にもいつかホウオウは姿を見せてくれる。
ホウオウは夢を諦めない心の象徴なんだろうなと思いました。


サトシが旅立ちの日にホウオウを見た事に触れたのは大分久しぶりだったと思います。
旧無印1話のあのシーンが新作画で再び見られるとは感慨深い。
サトシの原点を振り返りつつ一度諦めた大人が再び夢見る心を取り戻す構成が良かった。

個人的な余談ですがこの話の放送日は自分の誕生日でした。
良い誕生日プレゼントを頂いた気分です。ありがとうございました。

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コメント

やっぱり一度夢を諦めた人が子供達の行動に感化されて再び動き出すのは良いですね。サトシのあの1話の事に触れていたのも良かったです。一応パラレルとはいえホウオウとは既に君に決めたでバトルしていますが、それを思わせる要素が出たのも感慨深いです。

それと気がかりな事もありまして。ゴウのポケモンゲットの下りがどうにも変化を見出だしにくいところも相変わらずあるような気がするんですよね。ポケモンgoを意識してるのはわかるけど、やっぱり変化がほしいというか。スノードロップさんがここをどうにかしないと飽きられる可能性あるとも言ってたので気がかりなんです。

関係ないですが昭和の仮面ライダーにスカイライダーというのありましたよね。僕は観たことないからなんとも言えないけど、仮面ライダーが空を飛ぶという事で話題集めたものの、そこからバイクが要らないとかそういう問題が出た為中盤位から飛ぶシーンが少なくなったそうですね。だからそんな感じにゴウのポケモンゲットもなんらかのテコ入れ入る可能性あるのかなと思ってて。

後これも今回とは関係ないけど近いうちに剣盾チャンピオンのダンテが同じチャンピオンのワタルとバトルをするそうなんですよね。直接的なこの作品の問題解消に繋がるかはわからないけど、なんだかんだ楽しみにはしたいです。

投稿: アルター | 2020年1月20日 (月) 12時24分

コメント返信:アルターさん

記事には書きませんでしたがゲットの流れが単調なのは自分も感じてるところです。
まだ今作の地盤固めをしてる段階だと思うので(今回サトシの原点に触れたのもその一環でしょうね)、それが一段落してから変化が現れることを期待したいです。

スカイライダーが途中から飛ばなくなったのは飛行シーンの合成にお金も手間もかかり過ぎて続けられなくなったというのが実情だそうですよ。
テコ入れは歴代ライダーの客演の方で視聴率の伸び悩みが理由と聞いています。
長期番組というのはどうしても予測不能の事態が起こるものだと経験上理解してるので、テコ入れが起こったら気持ちとしては穏やかじゃないけどそうなったら致し方なしという考えでいます。

尤も、前作サン&ムーンでタケシとカスミの登場やめざポケ20thアレンジがOPになった時はテコ入れかと心中穏やかじゃなかったですが、蓋を開ければサン&ムーンの世界を大事にして最後まで貫いてくれたという体験もあったし、件のスカイライダーについても自分は何回か見ていますがテコ入れを理解しつつも楽しめたので、今作にテコ入れがあるとしてもそれが悪いことになるとは限りませんしあまり構えなくてよいかなと思っています。

投稿: んがよぺ | 2020年1月21日 (火) 08時59分

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