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2019年12月 4日 (水)

新ポケットモンスター第3話感想

3話
「フシギソウってフシギだね?」
脚本:米村正二
コンテ:樋口香里
演出:堀内良平

作画監督
森口弘之
森悦史
浅田真里
松岡秀明
中田亜希子
池田早香

-サクラギ研究所の朝-

朝を告げるアラームが鳴ってるのに起き上がれないサトシとゴウ。
寝坊助のサトシはともかくゴウお前もかよ。
2人を起こしたのはバリちゃん。何も持ってないのに掃除機に吸い込まれるような様子で何事かと思ったけどパントマイムだと理解。
さり気なくバリヤードがどういう能力を持つポケモンか描いているのが上手い。朝食の席でも食べる真似をしてましたね。

朝食をとりながらバトルの事を熱心に話すサトシ。
サトシの話をろくに聞かずに食べながらスマホを弄るゴウ。
とっくに朝食を済ませて遅い朝食をとってるゴウに呆れながら学校へ行くコハル。
過去のシリーズだと食事の時は皆で食卓を囲む和気藹々とした感じだったけど、今回の描写だと皆バラバラで各々が自由に食事の時間を過ごしてるという感じ。
共同生活と言っても出会ったばかりだからこの距離感も当然と言えば当然だし過去のシリーズとは変えていこうという表われにも思える。
3人が仲良く食事をする時が来るのか、適度に距離を保ったままなのか、今後の関係性の変化にも注目したいところ。


-初仕事はフシギダネ-

リサーチフェロー初仕事は街に現れたフシギソウの大量発生の謎を調べる事。
道中フシギダネの群れも合流し最後にはフシギバナに進化した。
栄えあるポケモン図鑑ナンバー001のポケモンであるフシギダネとその進化形の観察が初仕事というのが嬉しいですね。

フシギダネとその進化形は有名なポケモンだし今更その不思議を調べることがあるのか、しかも舞台は都会のクチバシティで大自然の中でも無いのにポケモンの生態を描けるのか、そんな疑問がありましたが杞憂でした。
突然現れて街の交通に影響が出た時点で謎が生まれそれを解き明かすためにフシギソウの後を付いて行くだけで冒険になっていたし、目的地へ進むため壁を乗り越え塔を登るフシギソウたちの成長と逞しさを目撃し、強い日差しをエネルギーにして進化する瞬間に立ち会い、最後に花粉を風に乗せて街へ送り花を咲かせる不思議な現象を見せてくれた。
十分にポケモンの不思議とそれを調べるための冒険が描けていました、お見事。

初仕事にフシギダネが選ばれたのは図鑑ナンバーで最初のポケモンだからというのはもちろん、前述したように既に知られているポケモンでも不思議を描けるという事を示すためでもあるんでしょう。
アイディア次第でポケモンの不思議とその魅力を描けるんだと示しておくことで今後も色んな話が見られると自然に期待も膨らむ。
今作の可能性を示すためにも最初の観察対象としてフシギダネとその進化形が選ばれたのは良かったのだと思います。


-ロケット団参上-

塔の頂上に集まったフシギソウとフシギダネを一網打尽にしようと現れたロケット団。
サカキの前でロケット団の悪とは何かを語ってからのこの行動、悪の組織としての本分を見せつけてくれます。

顔が割れてて指名手配されてる3人。あちこちで活動してきたんだから当然。しかもゴウはネットで広まってる彼らの噂も知っていると。
そして実際に喋るニャースに出会ってゴウは驚きながらもスマホで写真を撮る。
ネットとかスマホで写真とかこの描写が現代的だなあと思い。


今週のビックリドッキリメカならぬガチャで登場するロケット団のポケモン、いきなりギャラドスとバンギラスって強すぎるんですが。
全地方を舞台にする今作だからいろんなポケモンを出すためにポケモンガチャを取り入れたという事かな。今後ハズレで弱いポケモンを引いちゃうとか弱そうに見えて強いポケモンが出てくるとかいろいろ出来そう。
そうなると今までのように個性的な相棒を持たない可能性もあってそれは寂しい気もするけど、ダメージを負ったギャラドスとバンギラスを気遣う描写もあって、自分のポケモンには優しい彼らの本質は変わって無くてそこは安心した。
ムサシのワザの指示がいい加減なのも”らしい”。さり気ないけど嬉しい描写。

本部からポケモンが送られてくるのもよくよく考えれば理に適ってて、組織がこれまで奪い集めてきたポケモンがいるはずなんだからそれを支援に出すのは当然。
過去のシリーズでも本部からポケモンが送られてくることがあって実は間違いでしたなんて話もあったけど、今ではサカキ直々に命を受けて活動してるんだから彼らに積極的に支援があるのも納得。
サカキのためにと頑張ってきた甲斐があったなあとしみじみ。

強いポケモンで戦えたけどやっぱりピカチュウの電撃を受けて吹っ飛ばされるロケット団。
ピカチュウは強い、だからこそいつかゲットしてやる、彼らの初心を改めて描いているのも良い。
やなかんじ~、この一言があると締まります
今作でもよろしくねロケット団。


-喧嘩と仲直り-

道を阻まれ困ってるフシギソウをサトシは助けようとするがあくまで観察するだけで人が手出ししちゃいけないとゴウが引き止める。考えの違いからぶつかってしまい売り言葉に買い言葉でサトシは友達じゃなくていいとまで言ってしまう。
サトシの言葉にお前もかと零すゴウ、過去にも同じような経験をしてることをうかがわせる。
1話で友達出来ないとコハルに指摘されてたことが現実になりやっぱりなあと思いつつ、当人も友達が欲しいわけじゃないと言ってたけど全く気にして無かったわけじゃないんだろうなと。


早速ぶつかってしまった2人だがフシギソウの追跡と観察は続行し、塔を登る時は協力してフシギソウの傍で一緒に日向ぼっこしたりサクラギ博士には嬉々として成果を報告してと険悪な空気はどこへやら。
ポケモンが大好きという根本は一緒だからポケモンの不思議を追ううちに気持ちが和らいでいたんだろうなと。

サトシが手を貸さなくてもフシギソウは自力で壁を乗り越えさらに大きな塔も登って見せた。
他のフシギダネとフシギソウたちも同じように学習し困難を乗り越えて集まってきたのだと想像する。
それこそゴウが言った生きる力、ポケモン自身の力で、サトシは追跡を続けるうちに感覚でそれを理解したのでしょう。

ポケモンの気持ちを感覚で捉えるサトシにゴウは驚く。
ポケモンの気持ちを理解しポケモンを助けたいと思うのがサトシの当たり前で、その心があるからロケット団の襲来にも果敢に立ち向かい彼らからフシギソウたちを守ることが出来た。
ゴウは理屈とは違う気持ちがもたらす結果を目の当たりにしてサトシのことが少し理解できたんじゃないかな。

サトシはゴウの言ったことを理解しゴウはサトシがどんなトレーナーなのかを目の当たりにした。
フシギソウを追いながら2人の違いと互いを理解することを描いたこと、2人が言ってることがどちらも間違いではないと示せていたのが良かったです。


改めて友達になりたいと照れながら言うゴウにサトシはもう友達だろと喧嘩したことを忘れたかのようにサラッと返す。
ゴウはサトシとなら友達になれる、サトシと友達になりたいと思って勇気を絞り出して言ったんだろうに、サトシがそんな気持ちはつゆ知らずにサラッと答えるギャップが面白い。
顔真っ赤にしてるゴウにも天然で答えるサトシにもニヤニヤしちゃう。


ロケット団の新しい名乗りシーンカッコいいな。
ゴウのスマホロトムのテンション高い!これまでのポケモン図鑑の音声とは喋り方が違い過ぎてびっくり。
ギャラドスとバンギラスが出てきた時の演出が特撮怪獣っぽくて好き。

等々ありましたが、
やっぱりサトシとゴウの喧嘩と仲直りの展開が濃厚で打ちのめされちゃったという感じです。
そのうえで今作の地盤固め、前述したロケット団のガチャやリサーチフェローの可能性を示すこともやっているんだから凄いなあと感心するばかりです。

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コメント

最初のリサーチフェロー。大体の流れがわかった話でしたね。食事とかの場面は前作の流れを組みつつ発展させた感じあって良かったです。コハルが素っ気ない態度だったけど、これから先の展開次第では一緒にサトシ達と食べて行くシーンも描かれるといいですよね。個人的にはまだサトシとの明確な会話が無いので早く見たい所です。

サトシとゴウのリサーチですが考えの違いから喧嘩に。前回仲良くしていたとは言っても何らかの理由で喧嘩になるんじゃないかなとは思っていましたけどこんなに早く来るとは思いませんでした。でも二人のフシギソウへの見解はどちらが間違っているとかじゃなくどちらも正しいというのを描いていたのが良かったと思いました。フシギダネ達の目的地に着いた際も助け合って登って行きましたし、最後のロケット団とのバトルの後でも仲直りしてましたが、今後も何かの理由でぶつかる可能性もあるし、彼らの成長を見守りたいです。

関係ないですが、前回のように仮面ライダーWを持ち出してすいませんけど、あちらの2話でも翔太郎が犯人と話をつけに行こうとした時フィリップに迷いを揺さぶられるような事言われてそのまま殴り付けた事ありましたが、これも犯人に対する見解の違いから起こったんですよね。でも紆余曲折あって和解してドーパントを倒しましたし、サトシとゴウのやり取りもなんとなくそれを思い出しました。なんかWに関してあんなの観てたらバカにされますよとか見掛けた事あったのですが、別に観ていてバカにされるような内容では無かったですよね?相手にしない方がいいでしょうか?

ロケット団は今回出番少なかったですが、要所でらしさを見せていましたね。相変わらずポケモン達を拐いに来てましたし。

秘密兵器があるとか事前情報にありましたけど、ああして組織からポケモンを至急されるというのは予想外でした。一応悪事をしてるんだから組織から何か助けがあるのは自然だし、彼らの頑張りをサカキが認めてくれたのかと思うと頑張ったかいあったという事でしょうか。こういう風に悪役が毎回違う何かを繰り出すのは特撮の怪人を思わせますね。もしダイマックス使ったら戦隊っぽくなりそう。

しかしながら毎回サトシ達に立ちはだかる度に使うポケモン違うのは面白いけど、やっぱりガラルでのパートナーもゲットしてほしい思いもあるんですよね。ロケット団が何をゲットするのか楽しみです。

今後も期待ですね。

投稿: アルター | 2019年12月 4日 (水) 12時40分

追記 仮面ライダーWで二人の主人公が力を合わせて敵を打ち倒すという部分ですが、来週の回でゴウがヒバニーをゲットするようだし、同じようにサトシとゴウが力を合わせて立ち向かう姿も早く観てみたい物です。

投稿: アルター | 2019年12月 4日 (水) 13時18分

コメント返信:アルターさん

まだサトシとコハルが絡んでませんがずっとそのままということも無いでしょうし今後の関係の変化が楽しみです。

ポケモン好きという根本は一緒でも違う人間なんだからぶつかるのも当然。
早速サトシとゴウの衝突と和解を描いてくれて個人的には満足してます。

Wと翔太郎とフィリップの関係も大好きです。馬鹿にする人はそっとしておけばいいんです。好きで楽しんで見てるんだから相手にする必要ないですよ。

ロケット団の秘密兵器、何が出るのかと思ったらガチャとは予想の斜め上を行き過ぎてて驚きました。
このままパートナー無しで行くのかそのうち強烈な個性を持つ仲間が増えるのか、まだ始まったばかりで先が読めないのが楽しみでもあります。

投稿: んがよぺ | 2019年12月 7日 (土) 01時00分

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