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2019年12月21日 (土)

感想:ウルトラマンタイガ第25話


1人の地球人と3人のウルトラマン。
彼らの物語がついに最終回を迎えました。

25話「バディ ステディ ゴー!」
監督:市野 龍一
脚本:林 壮太郎

ウーラーを倒すのではなく空腹と心を満たして救う。
ウーラーの心を知ったピリカからのメッセージを聞いてイージスの皆が動き出しマグマ星人とマーキンド星人も作戦に協力。
最終回で怪獣を倒すのではなく救うというのが近年のシリーズでは珍しい。
宇宙人も一緒に生きていけるのが理想だと語ってる今作なら倒す・排除するでは無く救うという方向性も納得。
ピリカがウーラーを救いたいと与えられてた命令に背くことを選ぶのも、旭川ピリカ個人として心を持ったからこその願いだし最終作戦は納得の展開です。

作戦の最後の要はウルトラマンの光線。ヒロユキは隠してるつもりだった正体はとっくにカナとホマレにはバレていて作戦の成功を託される。
ホマレが自分は宇宙人だと明かした時も皆が特に言うこともなかったように、秘密を知ってても詮索することなく当たり前のことと思って接していてくれたんだなと。
皆それぞれの事情があって当たり前。これまでそういうスタンスを描いてきたイージスという場所がウルトラマンがいることも難なく受け入れていたというのが良いです。


最終作戦の実行を邪魔するトレギア。
宇宙人を差別しておきながらウルトラマンには期待を寄せる地球人の矛盾を語る。
彼が闇に堕ちた理由、前回全ては虚無だと語ったのはそういった矛盾に絶望してしまったからなのかなと思いました。

お前はウルトラマン、光を守護する存在。
トレギアの光線とタイガの光線が一つになりウーラーを満たして救うことが出来た。
天に昇るウーラーから放たれた光が地球を覆いその光にトレギアも温かさを感じた。
心を弄び全てを無にしようと企んだトレギアが地球を救い自身がウルトラマンである事実を突きつけられる。
矛盾を語ったトレギアにも矛盾があるというのが皮肉であり、タイガが差し伸べた手を取ることは無かったのが悲しい。

タロウの息子タイガ。トレギアにタロウの息子と呼ばれ煽られたこともあったが、堂々とタロウの息子であると名乗ってタイガはトレギアに止めを刺す。
もうトレギアの言葉には惑わされない、最後に強く成長したことを見せてくれたのが良かった。


マグマ星人とマーキンド星人がイージスの新入社員となり、そしてピリカも戻ってきた。
地球人も宇宙人もアンドロイドも、色んな者がいて当たり前の居場所がある。
最後に理想的なイージスの様子を見せてくれたのが良かったです。


ウルトラマンタイガという作品について。

3人のウルトラマン・宇宙人が当たり前に存在する世界・闇へ誘おうとするトレギアの存在。
魅力的な要素はありましたが正直纏まりには欠けたかなあと思います。
近年のシリーズは2クールしか放送出来ない事情は理解しつつももっと尺が欲しいとどの作品にも惜しむ気持ちがありましたが、今作は特に尺不足が深刻だったと思いました。
トライスクワッドの出会いと結成を外伝に委ねて本編で見せられなかったのは特に勿体ない。
3人のウルトラマンの個性をもっと際立たせてヒロユキとわちゃわちゃするところも見たかったよ。
もっと尺があればじっくり各キャラクターを魅せられたと思うし、宇宙人との共存やトレギアとのライバル関係ももっとよく描けたんだろうなと惜しむ気持ちが尽きないです。

惜しい気持ちはありますが新しいウルトラマンとその仲間たちの物語を今年も見られたことには関係者各位に感謝しています。
半年間ありがとうございました。

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