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2019年11月16日 (土)

ありがとうサン&ムーン

いよいよ明日からアニポケの最新作が始まります。
その前にもう一度サン&ムーンについての思いを、自分がサン&ムーンの何に惹かれ何が好きだったのか、それを忘れないうちに書いておきます。

◆ポケもんだい

3話から始まったクイズ企画。毎回レギュラーの誰が問題を出してくれるか楽しみでした。
問題は本編を見なくても予想がつく簡単なものもあれば本編を見るまで分からない問題もあったり、時には本編のネタバレになるものもあったりと多彩でした。
Cパートは答え合わせに続いて本編の後日談が描かれることもしばしば。
本編の後も楽しみがあって飽きさせない企画になってたのが本当に良かったです。
ちなみにテレビ東京系列の放送では劇場版の告知やキャンペーンの告知等でポケもんだいがカットされることもあったようですが、有料配信サービスではカットされていません。
毎週配信サービスで視聴してる自分としてはその点で得してるなと思い、ポケもんだいがカットされて残念がる声をツイッターで見るたびにちょっとだけ優越感を覚えていたことを白状します。


◆キテルグマ

どこからともなく突然現れロケット団を強制帰還させるキテルグマ。
何を考えてるのか分からず現れ方も毎回強烈なインパクトでした。
本気を出すとウルトラビーストすら圧倒する戦闘力を持ち、絶対に逆らえない究極の存在という印象でした。
各話の脚本や演出はキテルグマをどう扱いどう登場させようか考えるのが難しくもあり楽しかったんじゃないかと推察します。
しかしそんなキテルグマも子を持つ母であることが96話で分かり、ロケット団を過剰なまでに守るのは家族を思う故なんだと分かったのは衝撃でした。
そして最終回。旅立つロケット団を引き止めるのではなく優しく抱きしめ見送る姿には心打たれました。
今作が生み出した名キャラクターであることは疑う余地がありません。


◆ロトム図鑑

シリーズお馴染みのポケモン図鑑にロトムが入ることで意思を持ったキャラクターとして定着させた画期的なアイディアでした。
原作ゲームでも主人公をサポートしてくれる存在でアニメでも出会ったポケモンの解説やバトルの解説と要所要所で彼の存在が光っていました。
そしてアニメではドラマ「アローラ探偵ラキ」の大ファンという味付けがされて、17話ではラキの真似事をして騒動になったり98話ではラキが好きすぎるがゆえにサトシと喧嘩になったりと独自の味付けが彼のキャラとドラマをより盛り上げていました。
道具の一つだったポケモン図鑑が大切な仲間であり相棒になっていた。原作の要素を拾ってより魅力的なキャラクターに昇華したことに拍手を送りたいです。


◆ウルトラガーディアンズ

学校の地下に基地があり緊急事態に皆で立ち向かう。専用のコスチュームに着替えてライドポケモンに乗って基地から発進。子供心をくすぐられる要素がテンコ盛りで初出動の61話は本当にワクワクしました。
主にウルトラビーストの対処に当たるために結成されたチームでしたがそれ以外でも出動の機会があり最終回ではサトシとピカチュウを見送るために出動したのも印象強いです。
ウルトラビーストの調査とライドポケモンという原作要素をアローラを守るための特別なチームへと昇華したのは本当に素晴らしかったです。


◆共に生きる

アローラでマナーロ。分かち合って共に生きていく。
大好きな言葉。87話から90話までのネクロズマ編で露わになった今作の核になる理念だと思います。
言葉として表れたのはネクロズマ編ですが、モアニさんが市場を訪れるたびに果物を分けてくれる様子が序盤から描かれたりサトシもロケット団も家でポケモンと共に生活するという今作の構成自体がその理念を表していて、言葉にせずとも番組序盤からその理念を感じることが出来ていたんじゃないかなと。
最終回の感想記事で家族ドラマが特にツボだった旨を書いたんですが、共に生きていくという理念が今作の根底にあるからこそ人とポケモンが一緒に生きていくアローラの家族の光景が心に響いたのだと思っています。


◆命

21話ではムーランド、79話ではメテノ、108話ではマオの母と命の終わりと別れを描くエピソードがあったことも忘れられない。
生きていくという事はいつか命の終わりを迎えるという事でもあり、それを逃げずに描いた制作陣には頭が下がります。
メインの視聴者である子供たちには理解するのは難しいだろうし表現に厳しいご時勢で命の終わりを描くのは挑戦だったと思いますが、それを数回も見せてくれた制作陣の気概に改めて敬服します。


◆ポケモンスクールの仲間たち

何と言っても学校に通うようになったサトシの新たな仲間たちが本当に魅力的で、皆と一緒にいる日常がとても愛おしかった。
レギュラーメンバーが歴代最多でありながら皆埋もれることなくそれぞれのキャラとドラマを見せてくれたことが嬉しかった。

・カキ
最初はクールなキャラだと思ったのに、ホシが出てきてからはシスコンと変顔でだんだんクールさが崩れていくのが面白かった。
でも祖父から受け継いだアローラを思う心は一貫しててカッコ良かった。
面倒見の良いバグガメス、祖父から受け継いだリザードン、やんちゃなガラガラ。相棒のポケモンたちも皆魅力的でサトシに次いでバトルで活躍の機会が多かったのも印象的です。


・スイレン
最初は大人しい子だと思ったのに大げさな嘘をついて皆を驚かせたりスポーツは万能で色んな競技で活躍を見せカキに次いでこの子も化けたキャラでした。
Zリングを手に入れて以降バトルでも才を発揮したのも驚き。
バルーンで海中散歩という夢を相棒のアシマリと共に叶えようと努力を続け、師匠イアとの出会いを機にさらに己を磨いていく姿も魅力的でした。


・マオ
序盤から皆を引っ張っていく活発な姿を見せながら、実は寂しさを内に秘めていた子だと後々分かったのは(39話や108話)驚きでした。
最初のメイン回が18話と彼女にスポットが当たるのが遅かったのも、周囲を気遣い自分の思いを伏せてしまう彼女の性格を考慮しての構成だったのかなと今にしては思います。
そんなマオがアマージョと共に遠慮することなく自分の思いを曝け出したアローラリーグでの奮闘は、彼女の成長を如実に表していて強く印象に残りました。


・マーマネ
機械やプログラムに詳しい長所を持ち、それ故に計算では分からない不確定な事には尻込みしてしまうこともありました。
暗いところが怖いと弱点もありいつもトゲデマルとデンヂムシに助けられていました。
その弱点もクワガノンレースで克服。叶えたい夢のために自分を奮い立たたせる姿がカッコ良かった。
不得手だったバトルもZワザの特訓も仲間たちに影響され少しずつ出来るようになりそれがアローラリーグで結実したのも印象的。
苦手な事・不安な事でも少しずつ出来るようになっていくと時間をかけて成長を見せてくれました。


・リーリエ
ポケモンが触れないという大きなハンディを持ち、封印された過去の秘密とトラウマの克服、母との和解と父を探すという家族の再生のドラマ、今作を盛り上げたメインヒロインでした。
ポケモンのタマゴ、シロン、ピカチュウ、少しずつポケモンに触れるようにハンディを克服する姿勢を見せ、良いことも悪いことも全て忘れたくないと逃げずにトラウマと向き合い克服したこと、諦めず逃げないその心が強く美しい。
トラウマの克服以降は距離があったグラジオとルザミーネと話す機会も増え家族の再生が進んでいき、父を探すという大切な目標を持って旅立ちを決意するにまで至ったことは大きな感動をもたらしてくれました。


◆本編以外でも

今作の49話がアニポケ通算1000回目の放送として大々的にキャンペーンを展開したことが忘れられない。
池袋サンシャインシティで開催された記念イベントに参加できたことは一生の思い出です。

ポケんちで度々今作のことが話題になり あばれる君やサンシャイン池崎さん等々ポケんちの出演者がアフレコで今作に関わったことも忘れられない。
しょこたんがタイプ:ワイルドを歌い最終回の原画に参加したのも大ニュースで、収録の様子や原画を描く様子を番組で紹介してたこともありました。
サン&ムーンを盛り上げようと何度もコラボしてくれたこと、本当に有難かったです。


今作に関わった声優さん作家さんアニメーターさん等々。
関係者の方々が今作の事をとても楽しんで作り上げてることが分かる言葉をツイッターで何度も見られてのも嬉しかった。
作り手とファンの距離が近すぎるのもよろしいとは思わないんですが、作ってる人たちも楽しんでいることが伝わってきたのは本当に嬉しかった。
改めて素晴らしいアニメを作ってくれた関係者の方々にお礼申し上げます。


ふう。
上手く纏まってるか言いたいことがちゃんと書けたか分からないですがこれで締めといたします。
この3年間サン&ムーンを見ている時間がとても楽しくいつも満たされた気持ちでした。
素敵な時間を提供してくれた素晴らしいこのアニメとこれを作ってくれた関係者の皆様へ。
本当にありがとうございました!

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コメント

改めて読んで見てんがよぺさんのサン&ムーンへの想いが伝わりました。周りがどんなにキャラデザとかに言ってても、それでも前に仰ったように自分の意見と他人の感想は別にした方がいいんですよね。

正直僕もサトシのキャラデザとかサン&ムーンのギャグ路線の話聞いた時は驚き隠せなかったけど、それでも出てくる情報を見て色々思ったし、何よりあれだけ盛り上がったXY&Zの後であんな事をしようとしてて、それでいて楽しいシリーズに出来るという意気込みも感じれたのが良かったし、1話のテンポの良さが凄く良かったから見続けようと思った物です。アローラリーグも色々思ったけど、それでも熱い展開は熱く魅せてくれたしこの作品に込められた想いは子供達に伝わっていたと思いたいです。

サン&ムーンですがなんか終わった気がしないんですよね……それ故にアニポケの新シリーズもそこまで入り込めなかった自分が許せないというか。

いつまでも叩いてる輩の意見及び終わった作品の事をあれこれ言っててもしょうがないし、なんとか切り替えれるよう努力したいです。

少なくとも約3年前はサン&ムーン入れるのか不安だったのが現在こうなっているんだから新シリーズもいつの間にかハマっているようにしたいですね。来週はいよいよサトシとゴウ、コハルが出会うそうですし、彼らの困難に立ち向かう姿を応援したいです。

投稿: アルター | 2019年11月19日 (火) 15時55分

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