感想:ウルトラマンタイガ第18話
18話「新しき世界のために」
監督:辻本 貴則
脚本:足木 淳一郎
ホマレが助けた男・小森は宇宙人だった。
同じ宇宙人と意気投合した2人。一緒に食卓を囲み小森に会うために早々に仕事を切り上げるホマレがとても活き活きとしてて見ているこっちも思わず笑顔になっちゃう。
でもこのままいい話で終わるわけがなく、2人の穏やかな時間があるからこそ後の展開がより悲しくなる。
宇宙人が生き辛い今の地球の社会を変えるのだとゼットンを呼び出し破壊を始める小森。
トレギアが唆したとはいえ彼が抱いていた鬱屈した思いは本物。
やり方が正しいとは思わないが弱い者に優しくない世界をどうにかしたいという思いは切実に感じました。
ホマレはヒロユキやイージスの存在があったから今の地球でも生きていられるが皆がそうなれるとは限らない。
出会いが無ければホマレも小森のように世界を恨んで間違った道を選んでもおかしくなかったんだろうなと。
ホマレは全てを見せてくれた、心を開いてくれた。小森とホマレは違うんだとヒロユキは語る。
だがヒロユキは自分がウルトラマンであることを未だ隠し続けてる。
今回は言い逃れ出来そうにない状況だったのにそれでも自分はウルトラマンじゃないとホマレの追及をかわす。
ホマレが全てを明かしてそれを受け止めたのに自分は隠し事をしてる矛盾。
その矛盾こそ今の世界の不完全さ、小森が恨む世界の在り方を表してるように思う。
小森の恨みの籠ったゼットンが倒されたことで彼はまた立ち直ろうと心を改めることができた。
世界は変わらないけど彼の心は救われた。これで一件落着・・・になるわけないですよね。
前回のことがあって今度は誰がトレギアに狙われるか、小森がターゲットになるかと思いましたが撃たれたのはホマレ。
ヒロユキが一番信頼を置く人物を直に狙ってくるとは本当に悪辣。
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