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2019年10月29日 (火)

アニポケSM感想:太陽と月と、みんなの夢!

サン&ムーンが終わっちゃう。今週を含めてあと2回。
いつものOPを見てるだけでも寂しさがこみ上げてきました。
作画がちょっと不安定だったのが惜しかったけど終始涙が滲みながらの視聴でした。

145話
「太陽と月と、みんなの夢!」
脚本:松井亜弥
コンテ:尼野浩正
演出:黒田幸生 岩田水木
作画監督:久保充照 今井武志 岩田水木 花輪美雪 服部益実 K-PRO


-大家族-

ククイ・バーネット夫妻とサトシとピカチュウとポケモンたち。皆が揃って一家で朝ご飯の光景。これを見ただけで心が温かくなった。

ガオガエン・アーゴヨン・メルメタル、彼らのために家の中が狭い。アローラリーグ中に3体も進化したんだもんな。大きくなったんだから狭くなるのは当然だけど日常の光景があることで改めて彼らの成長が感じられて良い。
食費めっちゃかかりそう。体が大きくなった分日常生活でトラブルも起きるだろうけど賑やかで楽しい毎日を過ごすんだろうな。そんな想像が出来る。
大家族大好き。バーネット博士の一言にゼンリョク同意で、もっとこの大家族の日々を見ていたい気持ちです。

でも別れはやってくる。
ウルトラホールが開きアーゴヨンは元の世界へ帰っていく。
賑やかな朝の一時を終わらせるように家の真上にウルトラホールが開いたのが別れは避けられないと容赦なく突きつけてきて、一気に寂しい気持ちへ落とされました。
メタ的にはこのアニメの、サン&ムーンの終わりを告げているようでもあり。
今この瞬間がどんなに楽しくて尊いものでもいつまでも続かないし終わりはあるんだという事。


2度目の別れ。
90話ではベベノムが絵を描いてサトシ達を送り出したが今回はその対となってピカチュウの”10まんボルト”でアーゴヨンを送り出しウルトラホールの向こうへ帰っていく。
少しの間だけどまた一緒に居られて、家族として一緒に過ごせて良かったねアーゴヨン。


-サトシVSカキ-

短い尺だけど2人のバトルを、しっかり決着がつくところまで見せてくれたことに感謝しかない。
これまで2人が授業や特訓でバトルすることはあったけど勝敗はハッキリしなかったりアローラリーグでは対決することは叶わずだったから改めて2人の真剣勝負が見られて良かった。
2人が真剣に戦ってること、Zワザのぶつかり合い、引き分けかと思わせてからのサトシの勝利、短い尺でもどちらが勝ってもおかしくないギリギリの勝負が描かれてて素晴らしかったです。


-皆の夢-

マーマネは宇宙飛行士になりたいと将来の夢を宣言し勉強のためトクサネシティへ行くことに。
無理だと諦めの言葉を口にすることがあったマーマネがいの一番に自分の夢を掲げそれに向けた具体的な道を進んでいる、本当に変わったなあと思う。

スイレンは父の仕事を手伝うため海に出る。マナフィを捕まえると目標は大きく。カイオーガを釣り上げたスイレンならマナフィゲットも嘘じゃなくて本当にしてしまうでしょう。
師匠のイアと同じようにスイレンも広い海へ出ようとしてるんだな。

アイナ食堂をポケモンたちももてなす場所にしたい。森の先生ことヤレユータンから教わった事を活かしマオの夢はさらに大きいものになっていた。
ポケモンたちのために作った新メニューは大好評。ハプウから教わったポニ大根の調理法も活かされ、夢に向かって確実に前進しています。

サトシとのバトルを経てもっと強くなると宣言するカキ。島巡りを果たした先には亡き祖父のようになりたいと、その宣言はいずれしまキングになるということで現しまクイーンのライチを前にして大胆な発言だ。
ずっと祖父の教えと思いを大事にしてきたが後を継ぐという具体的な目標を言えるようになった、立派だよ。

それぞれのやりたい事、どれもこれまでの積み重ねを感じて感慨深い。
皆本当に成長したなあとしみじみ。


-満たされる心-

リーリエはマギアナを動かすため手を尽くすが未だ成果は無く。カギとなったのはゾロアークとの再会。
マギアナを動かそうと努力を続けるモーン、マギアナに触れるために立った赤子のリーリエ、立ったリーリエに感動するルザミーネとグラジオ、家族の幸せな瞬間を傍で見ていたゾロアークが幻影の力で映し出す。
127話でゾロアークが過去の光景を見せてくれた時も涙腺緩みましたが今回もダメ、泣くわこれ。
リーリエを守ってくれとモーンの言葉が自分が居なくなってしまうことを予見してたかのように思える。


父に会いたい。過去の光景を見てより強く願うリーリエの心に応えてついにマギアナが動いた。
娘を思うモーンの思い、父に会いたいリーリエの思い、親子の思いあう心がマギアナのソウルハートを満たしたんだな。
マギアナが動くのはポケもんだいで思いっきりネタバレしてたけど、いざその瞬間になったらまた涙が出た。
116話、127話とマギアナを通してモーンとリーリエの親子の心が描かれてついに今回その心がマギアナを満たして新たな命となった、素敵すぎるよ。


-サトシの道は-

皆が自分の夢を語る中でサトシだけ次に何をすべきか答えが出せない。
これまでのシリーズならリーグ優勝に届かなかったことでまた修行のやり直しだと次の冒険へ進むところだけど、チャンピオンになってしまった今は大きな目標が見つからず悩んでいる。
カキとの決着を見せてくれて嬉しいと前述しましたが、友達とのバトルという身近な目標も早々に叶えてしまったらサトシの悩みは益々深刻になる、容赦ない展開です。
112話でもカキに島巡りを終えてこれからどうるすのだと問われ答えられなかった場面があって、この頃からサトシが最後に直面する課題は想定されてたのかなと。


外の世界を見ることが大切、サトシはもう分ってるのではないかとライチはヒントを出す。
ポケモンマスターという果てしない夢のためには新たなポケモンとの出会いを求めて今いる場所から旅立って新たな世界を冒険する。これまでのシリーズでもそうだったようにサトシが選んだのは外の世界を知るために一度マサラタウンへ帰ること。
ライチが言ったようにサトシの中でとっくにその答えは出ていて、でもアローラを離れるのが寂しくて答えを口に出すのが躊躇われたんじゃないかな。
アローラを離れるのは家族と学校の友達と別れるということ。その別れは旅の仲間と別れるこれまでのシリーズとはまた違う寂しさ、その寂しさを自覚するのが怖かったんじゃないかな。

サトシの悩みに自分で考えるんだとヒントを出さなかったククイ博士。
サトシがアローラを離れることを予想してて、だからこそ自分で決めなくちゃいけないことだと何もヒントを出さなかったのかな。


-寂しい-

ついに次回最終回。次回予告のナレーションがサトシがいない寂しさを皆がぼやくというものでそれだけでもう泣きそう。
そのナレーションを聞きながら第1話の予告ナレーションが頭を過りました。

まだ見ぬ転校生がどんな子かと皆が想像を巡らせるというもので、最初はサトシの事を知らなかった皆が今は彼がいないと静かだと寂しさを隠せない。 このアニメが3年間積み重ねたものがずっしりと感じられて泣く。寂しい。


沢山の経験と学びの末に子供たちが自分たちの進む道を決める。
1話でよくまとめたなと感心すると同時に、繰り返し書いてるように彼らと別れるのが寂しくて仕方ない。
あと1回、次で最後。寂しいけれど、しかと見届けます。

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コメント

色んな事が終息に向かった回でしたね。

まず例のURLですが、消してくれてありがとうございます。言われていたのに結局あのコメント欄にあったサン&ムーンの叩きに嫌な気分なってしまい、そもそもあれが近くにあるからなんかなってしまうので無くなって良かったです。あのナナシの実って人の方がよっぽど嫌な人に思えると言うか……作画云々については今回はちょっと不安定だったかもだけど、裏を反せば普段はしっかりしてる方という事でしょうね。でもやっぱり諸々の要素でジーンときたというか。例え作画について何か言うにしても、んがよぺさんが今回言うように柔らかい表現と言葉使いだったり良いと思った所を良いと言うなら落ち着いて読めます。

前置きが長くなりましたがサン&ムーンのサトシの手持ち程大器晩成という言葉が似合う面子もいないですね。リーグ来た時に最終進化してたのルガルガンだけだったのがモクローのフェザーダンス初めとしてここまで弾けた訳ですし。日常が進む中アーゴヨンとのお別れが。UBの騒動で進化して助けに来てくれたのは本当に嬉しかったしピカチュウと同じ技でのさよならも本当に良かった。

スクールで皆が夢を語る場面も良かったし本当に成長したなと。学校で学べる要素乏しく旅でも学べるとかいう発言あったけどどの辺がそうなんでしょうか?スクール要素はただの舞台装置な訳だし、情報が学校で学べる要素で無くちゃならない理由とかあるでしょうか?寧ろ旅でやったことの方が学校でもやれる事多かったような。

なんにせよ引っ込み思案だったマーマネが自信を持ってトクサネに向かう事を宣言したり、スイレンが家族を手伝う為マナフィを探しに行こうとしていたり(マナフィがイメージとはいえまともにテレビ放送に出るの初めてですね)マオが18話や39話でも言ってたようなポケモンや人が楽しく食事出来るような店を開こうとする等これまでの積み重ねが感じられる場面もあって良かったです。こういう想いの方が重要なのに学校で学べる要素乏しいって発言の方がどうかと思うような。

投稿: アルター | 2019年10月29日 (火) 10時55分

分割します。

カキがサトシとバトルした後の島キングになりたいというのも驚きだったけど、これも今までの流れを観ていけば納得の決断でした。サトシ除けば後述するリーリエの次にどうするのかわからなかったのですが、祖父が島キングだった訳だし、加えてライチだけでなく他の島キング、クイーンや主ポケモン達に島巡りの中で打ち勝って更なる高みを目指すのもとにかく熱いカキならではの答えだったし納得です。

リーリエをと言いたい所ですが、その前にサトシについて。島巡りもアローラチャンピオン到達も達成しましたし、進化したガオガエン宜しく目的が叶ってしまった以上すっからかんになったサトシでしたがククイ博士に自分で考えろ、ライチに外の世界を知る事も大事と言われしっかり考えて再び旅をする事を決める。外の世界なら今まで散々観てきたじゃんと思ってしまったけど、それまでと違い今回は定住期間の方が長かった訳だし旅とは勝手が違うからこそ感じられる物もあったからこういう部分でも学校に通った意味あったと思うんですけどね。アローラリーグに関しては歴代でも規模の小さいリーグだったとは思うけど、そこを逆手にとって更なるステップを踏む段階により説得力を持たせている構成も良いし、今までと違う要素あったからこそまた一つ夢に進めたと思いました。次回作でも彼の活躍を楽しみにしたい。キャラデザが変わった事に関して最後まで過去作との比較が無くならなかったのは残念だけど、別に崩壊してないですよね。

最後はリーリエとグラジオですが……マギアナを動かそうと頑張っているリーリエが本当に泣ける。グラジオにも見せている辺りやっぱり家族の問題を自分達で解決していこうとするのが伺えます。

例のURL消してもらって尚もそれでも不安定な気分ではあったんですよね。一連の流れでも彼らの成長を嬉しく思う反面なんで連中は作画でしか語れないのかと。それでもずっと観てた所…………もうここからは泣くしかありませんでした。

ゾロアークが幻影で当時のモーンと赤ん坊だった頃のリーリエを見せ、モーンがマギアナに自分の大切な娘を守ってほしい事を頼む姿やリーリエがマギアナに興味示したのが初めて立ったきっかけだった事、それを喜ぶエーテル家族の姿には涙腺が刺激されてしょうがなかったです。サン&ムーンのテーマの一つに家族がありますが、その幻影を見るリーリエの涙に反応してマギアナが起動したのも本当の意味で家族の再生が近付きだしたのが感じられて感動しました。サン&ムーンを叩く意見が最後まで無くならなかったとは書きましたが、この作品は家族の絆を初回からブレる事なく描いてきましたし、やっぱり周りがどのように過去作と比較しようとこの家族のテーマを大切にサン&ムーンは描いてきたのだからこそ毎週観れたのだと思えました。

今回であっても叩くような人はアニメ楽しむ以前に人として何か欠落してる気がします……。来週で終わる都合上最後まで家族の完全な再生が観れなかったのは惜しいですが、限られた時間の中で描ける所まで描いてくれたスタッフの本気に脱帽しました。少なくとも物語の中でリーリエは沢山成長してきたし、グラジオもサトシに影響されて表情も柔なくなって来ていたし、完全な再生が観れないのは惜しいけど、そこに至るまでの[試練]を乗り越えたこの家族ならきっとモーンに会えると確信しました。

来週でいよいよ最終回。心して観たいです。

投稿: アルター | 2019年10月29日 (火) 12時27分

コメント返信:アルターさん

シリーズ最終盤になっての手持ちの進化ラッシュ、歴代で類を見ない展開でしたね。
日常をベースに描く今作だから進化させ辛かったという事情もあると思いますが、進化してなくてもリーグ中ここぞというところで皆活躍してくれたし、日常の積み重ねの先にやっと進化したという感慨もあって良かったです。

皆がそれぞれの夢や目標を語るところは本当に良かった。
子供たちがやりたいことを声に出せるようになることが学校という場所の役目だと思うので、今作の路線は大成功ですよ。
レギュラーキャラが歴代最多でありながら誰も埋もれることなくそれぞれのやりたいこと・夢を見つけられるまでドラマを積み重ねてきたことは称賛に値すると思っています。

リーリエとグラジオにはまた泣かされました。マギアナが動くことは叶いましたがおそらくモーンとの再会までは描かれず最終回は彼を探すための旅立ちになるのでしょう。
でもこれまでも自分たちの力で前に進み少しずつ家族を再生させてきたのだからいつかきっと父と再会できるだろうと希望を持てる。
そう確信できるほど今作はしっかりドラマを積み重ねてきたのだと思ってます。

つい少し前までサトシのリーグ初優勝に沸きましたが、それこそがサトシの最後の悩みの種になるとは恐れ入りました。
大きな目標を叶えてしまったからこそ次に進む一歩が踏み出せない。過去のシリーズで描けなかったことに挑戦する姿勢に感心しています。


文句言ってる人は放っておいて次回のフィナーレをしっかり見届けましょう。

投稿: んがよぺ | 2019年11月 1日 (金) 07時52分

来週の感想の前に少し聞いておきたいのですが、あのURLのブログのコメント欄観たんですよね?サン&ムーンに関して製作者が安直だとか作画が酷いとかサトシやロケット団のキャラデザに文句言うような書き込みありましたけど、それでもんがよぺさんはサン&ムーンを好きだと言う気持ちの方が勝っていますか?サン&ムーンで気になっているのがなんでもバンダイアンケートで圏外になったらしくて……僕は物語に破綻があったとは思ってないのですが、子供人気はどうだったのかよくわからないんですよね。ネットではサン&ムーンを叩く意見見かけたけど、ああいう事書く人って普段からポケモンに触れてないないしは一部のシリーズだけ好き、そもそもポケモン自体大して好きじゃないという人が書いてる的なの聞いたんですけどそうなんでしょうか? というかやっぱりんがよぺさんはこの先どんなにサン&ムーンを安直だの作画が酷かっただの見かけてもそれでもサン&ムーン好きの気持ちは変わらないですか?

一応僕はサン&ムーンは好きでありたいけど過去のアニポケの記憶曖昧だし、他の人の否定意見やアンケート結果で揺れ動いたりする辺り本当に好きなのかって。それとあのURLのブログのGTSって人がブログ書いた人に抗議してましたけど、僕も似たような事書いて製作者か?って返信された事が昔あるんですよね……好きの気持ち信じたいけどサン&ムーンの過去エピソード見る余裕無いからどうすればサン&ムーンってかポケモンが好きな事証明出来るかわからなくて…………これだけ聞ければ大丈夫です。

どちらにせよサン&ムーンは来週で最終回、色々言われたけど、あの平成ライダーだってクウガとかこんなのライダーじゃないって言われたそうだし、サン&ムーンの路線やサトシとロケット団のキャラデザに関しても叩かれたけど、ああいうのってこんなの○○じゃないと言われてこそ意味があるし、実際クウガや龍騎も最終的に受け入れられたの考えると、サン&ムーンの路線や絵柄変更に文句つける意見あったのはある意味成功と言えるんでしょうか?本当の不人気は誰からも相手にされないという意見もあるらしいし、実際なんだかんだで話題になったからそこまで気にしなくて良いって事なんですよね。好きの反対は無関心というし。

最後が質問ばかりになって失礼。なんであれ最終回をしっかり見届けたいです。

投稿: アルター | 2019年11月 2日 (土) 05時31分

コメント返信:アルターさん

自分はサン&ムーンが好き。
始まってから最終回を迎える今この時までその気持ちは揺らいでません。
言えることはただそれだけです。

投稿: んがよぺ | 2019年11月 2日 (土) 12時08分

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