« アニポケSM感想:無敗の帝王グズマ! | トップページ | ニチアサ感想・2019/09/08 »

2019年9月 7日 (土)

感想:ウルトラマンタイガ第10話

10話「夕映えの戦士」
監督:武居 正能
脚本:柳井 祥緒

仕事で失敗し傷心のヒロユキを慰めるのは絵描きの小田という男。
演じるはナイトレイダーの和倉隊長だった石橋保さん。
YouTubeの公式チャンネルでウルトラマンネクサスも毎週配信中だからタイムリーなゲストにニヤリ。

小田の正体はかつてブラックキングと共に殺戮の限りをつくしたナックル星人オデッサで、ウルトラマンに負けてから戦いから身を引いたという。
回想に映ったウルトラマンはジャックですね。夕日に佇む姿がカッコええです。
石田さんに続きこんな形でレジェンド出演とは嬉しいサプライズ。


でもドラマは悲しく。
トレギアは小田を煽り戦場に引き戻そうと悪魔の囁きをして、ダメ押しに自身が暴れることでタイガを呼び出しその姿を小田に見せることで封印してた思いを解き放つよう誘導する。
一度はブラックキングの目覚めを抑えたのに目の前にウルトラマンの姿を見て抑えが効かなくなり、そして蘇った相棒を倒されたことで小田は再びウルトラマンと戦う道を選んでしまう。
小田の心を操るトレギアの策が悪辣。一度封印が解かれればもう戦うしかないって分かっててやってるしその戦いを笑いながら見ている、ゾッとするわ。


小田の回想のジャックと重なるように夕日を背にするタイガ。
視聴者目線ではカッコよく見える夕日に佇むウルトラマンが、小田にしてみればトラウマの象徴、異なる意味が込められたシーンにゾクッとします。
強烈な印象が残る演出でした。

小田は失敗してもやり直せばいいとヒロユキを諭したが、自身は敗北という失敗を乗り越えられず再び戦う道を選び、そしてタイガに敗れ散っていく。
ヒロユキは自分が知ってる小田は絵を描いてダジャレで笑わせてくれた優しい人だと言うが、小田自身はどう思われてるかより過去のくすぶってた思いをとってしまった。
前回ホマレとマイコが過去がどうであるより今の自分をありのまま受け入れてもらうという優しいドラマがあったけど、今回はそれと対になる悲劇だったのかなと。
過去よりも今を認めてもらい前に進める者もいれば、どんなに今を肯定されても過去の思いを払拭できない者だっている。
失敗してもやり直せばいいと口では言っても、大きな失敗で傷ついた心はどうしても癒せなかったり失敗の過去を封印したままには出来ないということなのかと。


どうすれば良かったのかとヒロユキの問いにタイガは答えられない。
きっと誰にも正解は分からない、答えのない問題、厳しすぎて悲しい話でした。

|

« アニポケSM感想:無敗の帝王グズマ! | トップページ | ニチアサ感想・2019/09/08 »

ウルトラマン」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« アニポケSM感想:無敗の帝王グズマ! | トップページ | ニチアサ感想・2019/09/08 »