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2019年9月21日 (土)

サトシの優勝に思う事

アニメ・ポケットモンスターシリーズが始まって22年。
先日放送したサン&ムーン139話にて主人公のサトシがシリーズ始まって初めてのリーグ優勝という栄冠を掴みました。
初のリーグ優勝について無印からアニポケを見続けてきた自分が今思うことを書いておきます。

物語の主人公は最後には勝利するもの。
無印放送当時の自分はそれが当たり前だと思っていて、サトシが初めてのポケモンリーグに挑戦した時も彼が優勝するものだと思っていました。
が、ヒロシとのバトルに負けてサトシの挑戦は終わってしまいます。
当時の自分のショックは相当大きかったし、サトシの妨害をしたロケット団を酷く恨んだことを覚えています。
けど同時に、負けても涙を拭きヒロシと握手するサトシをカッコいいとも思った。
勝つのが当たり前、勝つことが大事だと思ってたけどそうじゃない。負けてもまた次に向かって前を向くことも大事なんだとサトシの敗北から教えて貰った。
その後のシリーズでもサトシは何度も負けることになり優勝という栄冠を掴めませんが、最初のシリーズで勝つことが絶対じゃないと知ったことで何度敗北してもそれは意義あることなんだと思って見ていました。
負けることもドラマになるんだとアニポケに教えて貰ったんです。


でもそれがずっと続くことに違和感を覚えなかったわけでもなく。
身も蓋もないことを言えばサトシを優勝という一つのゴールに辿りつかせてしまうと彼の物語が作りづらくなるから。
ゲームを始め多数の関連商品を売り出し映画の公開等々ポケモンは大きな商売として世に存在をアピールしなくちゃいけない。
その商売を成功させるには皆が知ってるキャラクターがいてくれた方が都合がよくて、そのためにサトシは大人になることは無くずっと夢を追う少年のままで旅を続けなくちゃならないんだ。
彼が優勝という一つのゴールに一度も辿り着けないのはそういう都合に縛られているからなんだ。
いつしかそんな大人の事情を察してしまったし、商売のために勝たせてもらえない可哀そうな主人公と揶揄する言葉を目にして怒りや悲しみを覚えたこともありました。


いいや負けてもそこにドラマがあって何度も心動かされたし負けのドラマを描ける子供番組があってもいいじゃないか。
そう納得してずっとアニポケを見てきた。いや、そう言い聞かせてきたのかもしれない。
先日の放送の直後、各種ニュースサイトでもサトシ優勝が取り上げられたり主演の松本梨香さんを始め多くのアニポケ関係者からのコメントが寄せられサトシの優勝を祝っていた。
その盛り上がりにやっぱり勝って栄冠を掴むことを誰もが望んでいたことを思い知ったし、自分も、サトシ優勝の瞬間に体を巡った感覚は嬉しさによる高揚だったんだと思います。
やっぱりサトシには勝って欲しかった、頑張ってきたことを一つの成果として示して欲しかった、そんな思いが自分の心のどこかに燻ぶってたんだろうと思いました。


サトシの優勝を喜んでる自分の心に気付いた。
じゃあこれまで負ける姿に心動かされたことはまやかしだったのか、そんなわけは無い。
また身も蓋も無いことを言えば、サトシに限らず物語の登場人物の行く末は作り手の都合、商売の都合、色んな事情に縛られていて、勝利も敗北もあらかじめ決められていること。
でもそこにドラマを、心を、物語の登場人物の真剣な思いを描くのが物語だと思うしアニポケはずっとその物語を紡いできたのだと信じています。
だから何度サトシが負けても彼の頑張る姿に自分は心動かされてきたしこの度の優勝だって心から嬉しいと思える。


大人の事情?商売の都合?結構じゃないか。
どんな都合があろうがサトシが頑張ってきたこともそこに真剣な思いがあったことも嘘じゃないもの。
自分は何度負けてもまた前を向いて進んできたサトシを尊敬します。
これまでの頑張りを無駄にせず一つの成果に辿り着けたこと本当に凄い事だと思います。


あらためて言うよ。
サトシ優勝おめでとう!

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ポケモンアニメSM」カテゴリの記事

コメント

一番最初のポケモンリーグで優勝してチャンピオンになってアニメ終了なのかなと当初は感じていました。
なので、なかなか優勝出来ない勝たせてもらえないことがなんでなんだろうと感じるようになり、特にそれはジョートリーグからでした
カントーのポケモンリーグであの悔しい負け方をして、オーキド博士からもリザードンを使いこなしていればという言葉もあったので、ジョートリーグでは優勝するだろうと感じていたのでよりそういった想いが強くなっていったのを覚えています。

成人してDP編あたりからようやく大人の事情等で勝たせてもらえないのもあるのかなと想うようになり、それから新作発売時期とポケモンリーグ編の放送時期を照らし合わせて、あっまた優勝は無理か!と想っていたのも事実です

でも大人の事情があろうが、サトシが紡いできた時間はんがよぺさんがおっしゃるように決して無駄ではなく、特にカントーリーグでの悔しい負け方は今でも鮮明に覚えていますし、それがあったからこそ、カントーポケモンリーグ以降どんなことがあっても諦めず、前をむき、サトシらしくやってこられたのかなと想います。

サトシのポケモンはいづれどこかのタイミングでサトシのポケモンのアニメが終わるとかではなくても、一旦一区切りをしないとダメなのかなと最近本当感じていたので、サトシが悲願のポケモンリーグ初優勝したことはいろんな意味でアニメポケが新しいスタートを切ったなと想いますし、初期から観ていた自分にとっても自分のことのようにうれしく想います!

サトシの夢に向かって、物語が一歩進んでいきましたね!

シンオウリーグ編のVSシンジ戦の次回予告で、サトシが言ったセリフで抜けてるのもあるかもですが「おれはチャンピオンになりたい、ポケモンマスターになりたいんだ!、よーし、シンジ、勝負だ!」というセリフがずっと心に残っていたので、本当サトシのリーグ初優勝は本当考え深いです!

ネット記事でもサトシの初優勝に関して取り上げられてて、あらためてポケモンってすごいなと感じました!

サトシ、ポケモンリーグ優勝おめでとう!!ポケモンマスターに向かって全速前進!

投稿: リザードン大好き! | 2019年9月21日 (土) 12時41分

改めて本当にサトシが優勝して良かったです。確かに敗北から生まれるドラマだってあるのは理解出来るけど、6回も優勝を逃すと、もうテーマがどうとかじゃなく楽しむ事自体難しくなりかねないです。商業的な事情があるかもしれないけど、それでもその中でサトシ達が紡いで来た努力は間違いなく本物だと思うし、決して嘘では無かったと思いたいです。同じように戦隊や仮面ライダーもおもちゃの事でストーリーに影響出ますけど、こちらもヒーロー達が戦いの中で抱いた気持ちや信念は、例え決められていた事だとしてもそこにある時点で本物だし、視聴者がそれを観て何かを感じた時点でフィクションの領域越していると思います。

XYの時の炎上でさえ叩く側もどうかと思うけど、裏をかえせばそれだけサトシの優勝への想いがそれだけ強かったとも思えるしやっぱりアニメも特撮も無くなってはいけない宝だと思えましたよ。サトシの優勝に関しては決勝になってもまだVSハウの事あったから直前まで喜ぶ事出来るかわからなかったですが……いざ優勝するところみてしまったらまあいっかと思っちゃったんですよね。形はどうあれ熱いバトルの末に勝ち取った優勝に違い無いし、サン&ムーンで優勝して良かったと思いました。

この先アニポケがどうなるのかわからないけど、まだまだこの熱さを感じたいしアニポケは視聴していきたいと思います。

同じように先程の戦隊やライダーも確かに商業的な都合はあるけど、それでも2期ライダーの彼らが戦いの中で感じた感情も間違いなく本物だと思いたいし、僕も2期ライダーで感じた感動は嘘だったと思いたく無いです。

見るかどうかはわからないけど、もし機会あったら戦隊は観なくなったトッキュウジャーからいつかリュウソウジャーに追い付きたいし、ライダーも全話観れなかったクウガ~響鬼、既に全話観たカブト~鎧武、そして観たことの無いドライブ、ゴースト、エグゼイド、ビルド、ジオウを経て令和ライダーに追い付きたいと思います。

とはいえまだまだ人生経験足りないので上手く表現出来ないところもありますけど、少なくともアニメも特撮も製作側にどのような都合があろうと周りの意見に縛られず自分の感想と他人の感想を分けれるよう頑張って行きたいです。

関係ない話しましたけど、サトシの優勝も束の間突然やって来たアクジキング。奴がサン&ムーンのラスボスなのでしょうか?もうサン&ムーンは終わり近いし、このアクジキングとの戦いが今シリーズの描いてきた事の集大成になるのでしょうね。戦いの末に何があるのか、その後のロイヤルマスクとのバトルはどうなるのか。最後まで目が離せないです。

投稿: アルター | 2019年9月21日 (土) 15時28分

コメント返信


>リザードン大好き!さん

シリーズの終盤や新シリーズ発表になると、またサトシ負けちゃうのかな、負けるとしたら誰が相手だろう、なんて考えたこともありましたね。
でもシリーズの集大成ともいえるポケモンリーグはいつも力の入った演出で見せてくれましたし、結末が決まっていてもそこには真剣な思いが描かれてきたのでやっぱりそれは無駄事なんかじゃなかったと思います。
最初のカントーリーグで悔しい思いをしたからこそここまでやってこれた、今にしてみれば最初の躓きが大きな糧になってたんだなと思います。
自分もサトシの物語に一区切りはいつか必要になることだと考えています。仰るように今回の優勝で一つ前進したのだと思いますし、そういった意味でも喜ばしいリーグ初優勝でした。


>アルターさん

6度も優勝を逃したのはシリーズが変わってもずっとサトシが主人公というアニポケの特殊な状況が招いたことでどうしようも無いことではありました。
記事に書いたことの反復になりますがそれでも描かれてる思いは真剣。アルターさんが例に出された戦隊やライダーも同じ。商業の都合で縛られていてもヒーローたちの思いは真剣だし彼らの戦いも無駄じゃないし彼らの活躍に心動いたことは嘘ではないです。
XYで荒れたこともアローラリーグでも文句を言う声もありましたけど、優勝した事実とその瞬間に心動いてるならそれは素直に喜んで良いことです。
改めてこの優勝に拍手を送りたいです。
で、その興奮冷めやらぬうちにまさかのアクジキングには本当にビックリ。一体何を見せてくれるのか楽しみです。

投稿: んがよぺ | 2019年9月22日 (日) 08時03分

戦隊や、仮面ライダーの商業的部分がストーリーに影響を与えるで感じたんですが、最近ファイブマンの最終回を観て、前作のターボレンジャーで好評ということでファイブマンでも基地ベースとなる最終形態の合体ロボが誕生しました。

しかし、売れ残りがすごかったみたいですね。たしか、ターボレンジャーのときとそんなに変わらないのに値段が高額だったのもあったみたいですね

その影響なのか、マックスマグマは初回登場と、最終回の2回だけで、しかも最終回には超獣大脱皮したバルガイヤーがマックスマグマを破壊しました。初めてみたときは本当衝撃的でした

でも今想えば、兄弟ロボしたスーパーファイブロボでバルガイヤーを撃破したのは家族のつながり、絆を感じられたので、実にファイブマンらしくてよかったのかなと感じるようになりました

投稿: リザードン大好き! | 2019年9月23日 (月) 07時16分

コメント返信:リザードン大好き!さん

ファイブマンのマックスマグマは基地として序盤から出ていて自分は好きなんですが当時の玩具セールスとしては大失敗だったらしいですね。
ターボレンジャーのターボビルダーが好評を受けての登場だったのに狙い通りにはいかなかったみたいで。
最後に活躍したのが兄弟ロボというのが結果として兄弟戦隊らしいと思いますし、転んでもただでは起きないというか商売の都合はあってもドラマを活かすというのは昔から大事にされてたんだなと思います。

投稿: んがよぺ | 2019年9月23日 (月) 20時28分

やっと終わった決勝から11日経ちましたけど、今でもサトシが優勝して良かったと思いますし、感動が冷めないうちに2回程観直しましたが、変わらず熱い気持ちになりました。それなのに時間が経っていくにつれて色んな人の意見観ていると変な疑念が沸いてきてしまう事もあったんですよね・・・。

とあるピクシブの記事観ていたところ、https://dic.pixiv.net/a/サトシリセットなる物を見かけて読んでみたらなんかアローラリーグに関してよろしくない事が書かれていて・・・確かに始まる前はフルバトルとかどうするんだろうと思っていたし、でもバトルロイヤルで熱くさせられて試合が進んでいく中でサトシVSハウを観て複雑な気持ちにはなったけど、それでも視聴を続けてサトシVSグズマで暖かい気持ちになってそこから再び熱い気持ちを持ってサトシVSグラジオを観てとにかく楽しみ、ルガルガン同士の本気のぶつかり合いを観てサトシの優勝が決まった瞬間まあいっかとは思いました。

それなのに、このピクシブには全体的にバトルが中途半端だったと書かれてたり祝ってる人もバトルの詳細を知らない人が多い等と書かれているからやっぱり大多数の意見の方が正しいのかな、自分は本当に作品を観ていたのかなと思ってしまいました。

フルバトルの件はロイヤルマスクとのバトルが残っているからいいじゃないかと思ってはいるけどそれを抜きにしてもちゃんと欠かさず観ていたにも関わらずこうしてピクシブに書かれているの見るとちょっと自信を落としかけてしまって・・・実を言うとアニポケは子供の頃に無印を全話見終えているけどAG、DPは全話観てなくて、BWも2年目辺りで観なくなってXYで復帰してそれ以降は現在まで見続けていて。

なんかすいません、変な事書いてしまって。ただ少なくとも139話は計3回観ても熱い気持ちにはなったし、サトシも決して手を抜いてなかったのはわかっていますがそれはこの回だけ見直しているからそうなっているだけでどうしたら自分の気持ちがまやかしじゃなかったのか自信持てるかわからなくて。正直例のピクシブ書いた人にはもっと全体を観ろよと思うのですが、僕も全体を観れているかわからないからなんとも言えなくて。

少なくともエキシビションマッチで完全に終わると思うからそこで答えがハッキリすると思うんですけど諸々の事についてどうお考えですか?

投稿: アルター  | 2019年9月26日 (木) 01時01分

いきなりで失礼しました……なんかサトシが優勝した事に関して中にはサトシをクビにしたいからとか言う人までいたし、pixivにもあるように学校生活で学べる事に乏しいだのサトシのキャラデザをボロクソ言う人が多いとかアローラリーグは中途半端だとか書いてあったしなんで自分が望む物ではないとこんなに残酷になる人がいるんでしょうか?これ見て僕の見た事はやっぱり嘘だったのかと思ってしまって

投稿: アルター | 2019年9月26日 (木) 09時55分

コメント返信:アルターさん

不安を抱かれていたのにお返事遅れて申し訳ありません。
率直に申し上げてアローラリーグを中途半端とする声を気にするより3度も139話を見直したあなたの熱い気持ちを信じるべきです。
その気持ちこそこの作品を楽しみ好きだというあなたの心を証明してるように自分は思います。

アローラリーグ、いやサン&ムーン自体をよく思わない声があること自体はどうしようも無い、それは人ぞれぞれの考えなので否定は出来ません。
でも違う考えの声を聞いたからといって自分が抱いた気持ちまで否定しちゃダメです。その熱い気持ちは誰よりも自分自身が信じなくちゃ。

ちゃんと全体を観れているのか、ぶっちゃけ自分だってアニポケに限らず俯瞰して作品を捉えられる自信は無いです。でも自分の感性と考えで感じるものを何とかして表現したい、だからブログを続けているんです。
的外れなことを書いたらどうしよう、不安はあります。でも自分が感じた事を表現しなかったらせっかく湧き上がった思いが嘘になる、そんなの嫌です。

中途半端?リセット?やかましいわ!
あなたはこのアニメが望む形にならず気にくわないでしょうけど自分はこのアニメに心奪われたんだ、その思いを嘘なんかにさせないよ!
批判の声に対して自分が言いたいのは要約すればこういうことです。

どうかアルターさんも自分の中に熱い気持ちが湧いたのならそれを大事にしてあげてください。

投稿: んがよぺ | 2019年9月28日 (土) 19時22分

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