« 感想:ウルトラマンタイガ第5話 | トップページ | ニチアサ感想・2019/08/04 »

2019年8月 5日 (月)

アニポケSM感想:鳥上決戦! ブレイブバードVSゴッドバード!!

「鳥上決戦! ブレイブバードVSゴッドバード!!」
脚本:藤咲淳一
コンテ:中田誠
演出:中田誠
作画監督:高橋優 矢田木瀧

-前向きロケット団-

前回コジロウが負けてリーグで優勝という夢は潰えたが、試合後にドーナツ販売に精を入れて大儲けのロケット団。
前回ムサシが後ろは振り返らないと言った事を実践してて商売で成功を収めようと次のステップへ進んでるのが凄い。
前向きな姿勢は本当に尊敬する。

その頃のキテルグマとヌイコグマ親子。
いい加減温泉も飽きたのかと思いきや、用意されてたヤレユータンロボのおもてなしを受けて再び入浴。
強制送還の対策が今まで以上に万全でこれも凄い。
ロケット団が本気出すと凄いんだなと改めて思います。


-親の心-

モクローを見てるドデカバシ、サトシを見ているククイ博士、ハウを見ているハラ。子を思う親の視線が繰り返し描かれてるのが印象的。
バーネット博士が窓に張り付いて観戦してる描写がありサトシの事心配だったのかなとうかがえる。前回はルザミーネに落ち着くよう言ってた彼女が今度は自分が子供を心配してる。
子供を想わない親はいない。前回の言葉を反復するように親の心が表れてるのが良かったです。


-カキVSマーマネ-

カキに勝ちたいと思うようになった。試合前にマーマネは正直に思いを打ち明ける。
そう思えるようになったこともそれを正直に話せるのもマーマネの成長の表れ。それを受け止め真剣にバトルに応じるカキの友情、素敵。
決着は次回に持ち越しになったけど試合前の2人の会話が凄く良かった。
残り少ない尺で今回はマーマネの分析と計算を活かした戦い方が良く表れていたのも良かった。


-サトシ敗北?-

空中戦を挑むがやはり進化形のジュナイパーには及ばないモクロー。
だがサトシは”ブレイブバード”で逆転のチャンスを狙い決して諦めていない。
しかしハウはそのワザが来ることをお見通して上空から突撃してくるモクローを”ゴッドバード”で迎え撃つ。
モクローが”ブレイブバード”を使うところを見たことは無いはずなのにそれが来ると読んでたということは、ハウがサトシに勝つために彼を研究しあらゆる予測をしてきた、それだけ本気で勝ちにきている表れに思います。

大技がぶつかり倒れる2匹、先に立ち上がったのはジュナイパーでハウの勝利が宣言される。
まさか本当にここで終わりなのかとヒヤリ。こう言っちゃなんですが、歴代シリーズを見ている者としてはいつサトシが負けてもおかしくないという考えが頭を過るので今回もこれで終わりなのだと本気で思っちゃいました。
が、ハラの申し立てでジャッジは覆る。モクローは寝ていただけでまだ戦闘不能じゃないというまさかのバトル再開。
よく見ると大技の激突の前にモクローが眠そうにしてる様子があって、この大舞台でもいつもの癖が変わらないことに驚くと同時にホッとした。
モクローの個性を描くことを貫くアニポケ制作陣の姿勢に頭が下がる。一度出たジャッジを覆す展開に異議を持つ方もいるだろうけど自分はアリだと思いました。


-自己流のワザ-

バトルを再開してもモクローが不利な状況は変わらず。再び”かげぬい”で動きを止められ今度こそ終わりかと思われたが。
土壇場で教わった”フェザーダンス”を完成させようと力を振り絞った結果、羽毛の分身でジュナイパーの攻撃をかわすという自己流の”フェザーダンス”が完成し逆転してみせた。
”ゴッドバード”を今度こそ確実に当てようというハウの戦術は普通なら勝利を確固たるものにしてたはず。それを上回る予想外の成果を見せるサトシとモクローの土壇場の力、恐れ入る。
前回マントを身代わりに”かげぬい”を脱出したことが伏線だったのも驚きだし、”タネばくだん”習得の時と同じく教えられたのとは違う自己流のワザを完成させるというモクローの個性を再び炸裂させる展開も面白い。


-ハウとハラの思い-

今度こそ勝敗が決して勝ち上がったサトシを称えるハウ。だが当然悔しさはあってハラの前で涙を零す。
前述したようにサトシに勝ちたい思いはバトルに表れていたし相当な鍛錬を積んだだろうに予想しようがない展開で負けてしまったのだからその悔しさは計り知れない。

ハウの健闘によくやったと褒めるハラの心境は如何ほどか。
申し立てをしなければそのままハウの勝利だったのに再びサトシと戦うようにしたのは、予測を超える展開を見せる強烈な個性を持つサトシに本当に勝ってこそハウはもっと成長できると期待してのことだったのかな。
ワザを磨き相手を研究し戦術を組み立ててもそれでも勝利は確実ではない、予想外の事もあるしそれを乗り越えてこそさらに強くなれるとサトシとのバトルから学んで欲しかったのでは。


一度勝利判定をしておきながらそれを覆すというのはどうなのかという思いが全くないわけではないですが、それでも一度は敗北したと思って絶望するサトシの表情にはドキッとしたしこんな状況でもいつもの調子を変えないモクローの個性を描くことを貫いた展開は予想外で面白かったし良いものが見れたと思いました。

|

« 感想:ウルトラマンタイガ第5話 | トップページ | ニチアサ感想・2019/08/04 »

ポケモンアニメSM」カテゴリの記事

コメント

いやはや驚いたというかビビったと言うか・・・・・・今までサトシはオレンジリーグも含めた8つのリーグに出ていて今回9度目のリーグ2回戦で負けるのかよと冷や汗を流しましたがなんとか勝てて良かったですね。今回の勝利を覆す一件はある一方からはご都合展開、もう一方からはあくまでポケモンの個性とトレーナーの成長を取ったと賛否両論なところもあるでしょうね。正直な話前回も言ったようにマントでZワザから逃れたのはどうかと思っていたんですよ。あれがモクローが元々持っていたならともかく第三者から貰う件も伏線は無かったしなんかなあとは思っていたんです。・・・・・・でもこんな風に色々思いながらもイライラしないのはやっぱりキャラの心情が丁寧に描かれているからでしょうね。前述のようにツッコミたいところもあるけど、このアローラリーグが始まった時からバトルに向かう者達の様々な想いや本気についてはとにかく力を入れて演出しているのは凄く伝わって来るし、そこは素直に認めても良いと思っているんですよね。ハウにしても思うところあっただろうけどマイペースながら自分を崩さないモクローを凄いと思ったからこそ沢山鍛えて戦いに挑んだんだと思います。ゴッドバードは仮にモクローが寝なかったとしても溜めが足りてなかったからどのみち倒せなかったのは考えられるし、この辺もサトシのカントーリーグでの理不尽ながら理由付けはしっかりしていたのを思い出します。ハラさんだってあのまま黙っていればハウの勝利が確定してただろうにそれでも発言したのは孫に成長してほしい想いがあったからでしょうね。

僕の場合子供の頃はサトシのカントーリーグの一件はどう考えてもロケット団が邪魔しまくったのが原因だろ(これもロケット団がDPまで毎回出るのに良い想いしてなかった理由の一つ)と思っていたのですが、その後で中学や高校、大学等で人間関係やら本気での頑張りが台無しになる等の理不尽な目にあった上でスノードロップさんやんがよぺさんのアニポケの想い読んでいて理不尽な事の無い人生は無い、だからこそ本気で戦う必要があると思わされたし、それを考えたら正直ハウに凄く感情移入出来ましたよ。本当に強くなってほしい物です。

投稿: アルター | 2019年8月 5日 (月) 23時26分

分割します。 それと間違えて2回押したので重複分消してください。最後のカキVSマーマネも前半のバトルを観た後だからやっぱり感じさせられる物ありましたね。クワガノンのシグナルビームでリザードンを誘導してつばめがえしが必中であるのを逆手にとって命中率の低いでんじほうを当てに行くのはマーマネも相当相手の出方を研究したのが伝わりました。彼は初期の頃はバトルに積極的ではありませんでしたけどお別れ会やらデンヂムシ、クワガノンレースやらシザリガーとのバトルやらメテノの一件やらで成長した者の一人ですし、そんな彼も現在リーグに出ているのが本当に泣けてきます。なんとかリザードンをまひ状態にしてZワザが決まりそうなところで次回に続きましたけど、どんな結果が待ち受けていようとも歩みを止めないでほしいです。 それと今週辺りで僕がんがよぺさんのブログにコメントするようになって大体1年でしたね。コメントする中で色々ありましたけど、これからもよろしくお願いします。自分で言うのもなんですけど、これでも理不尽な事態に置かれた事が何度かあったのですが、僕も本気で求めている物を掴む為にも歩み続けて行きたいです。長文失礼しました。

投稿: アルター | 2019年8月 5日 (月) 23時40分

コメント返信:アルターさん

1年、もうそんなに経ちましたか。今後ともよろしくお願いいたします。


競技としての公平さを考えれば前回と今回の描写はいただけないという批判は当然だと思います。
でもおそらくアニポケスタッフはそうなることを承知の上で、モクローの個性を見せることと大会に臨む皆のそれぞれの思いを描くことを貫いた姿勢はやっぱり凄いなと自分は思います。

ハウの方に感情移入というのもおそらくはスタッフの狙い通りなのかなと思いました。
理不尽なことっていつか誰しも経験することで、そんな時そこで腐らずにまた強くなって欲しいというメッセージでもあったのかなと。

カキとマーマネの対決はマーマネが優勢なのが成長を如実に表してて良かったですね。
Zワザが決まるかというところで次回へ続くのもドキドキして決着がどうなるかとても楽しみです。

投稿: んがよぺ | 2019年8月 6日 (火) 08時22分

やっぱり思う事あるので書きます。最近はやらなくなったとはいえ散々ネットの書き込み見て色々聞いてもらいはしましたけど、今回と前回の展開で不安感が自分の中で起こっているんです…もちろん今回のバトルはキャラの心情をしっかり描いていて良かったとは思いますし、キャラのブレも無いからそこは良いと思ってるけど、態々こんな展開にする必要性あったのかと考えてしまっているんですよね…

理不尽な事だってあるのを教えるのはいいとしても、僕の考えではアニメはあくまで視聴者を楽しませるべき物であってほしい訳で、今回のような疑問に感じる要素は下手したら説教臭いところもあったんじゃないかと考えて。ですがそれでも楽しみたい気持ちがあるのも本当だし、でも今まで色々ありながらもサン&ムーン楽しんで来たのに肝心のリーグでこんな事になってしまったのがね…だからサトシが今回優勝したとしても素直に喜べるのかわからないんですよ。

因みに今日僕が語った事は決してネットに影響された訳ではなく純粋に前回と今回を観て思った感想なんです。勿論今回のバトルを楽しんだ人がいるのもわかってますが、本当にどうすればいいと思いますか?

投稿: アルター | 2019年8月 9日 (金) 22時22分

コメント返信:アルターさん

まずはこの物語、ポケモンリーグの全ての決着がつくまで見届けること。もしかしたら今後の話次第では今回抱いたモヤモヤが少しは和らぐかもしれません。
しかし最後まで見てもやっぱり自分はこの話で描かれたことには納得できないしサトシが優勝したとしても気持ちよくないと思ったらその気持ちを認めて作品への評価を下せばよいと思います。

他社作品になりますが、あるアニメのエピソードにどうしても納得できないものがあり、一応最後までその作品を見届けましたがやっぱりそのエピソードに抱いたモヤモヤが覆ることは無く、結果自分はそのアニメについて「良いところもあったけどもう一度見たいとは思わない作品」という自分なりの評価を決めました。
そのアニメは好きなシリーズの一作品で興味を持って見ていたものですが、好きや興味があっても良作だと思わなくなることもあるんだとその体験をもって知りました。
それが不幸な体験だったとは思わないしどうしても自分には合わなかったんだと受け入れています。

楽しんで見ていた作品で思わぬ気持ちを抱いて苦しいかもしれませんが、アニポケに限らず作品に触れるのはそういう事もあるんだと学んでいただければと思います。

投稿: んがよぺ | 2019年8月10日 (土) 20時22分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 感想:ウルトラマンタイガ第5話 | トップページ | ニチアサ感想・2019/08/04 »