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2019年8月26日 (月)

仮面ライダージオウ最終回感想

平成仮面ライダーシリーズ20作記念且つシリーズの最終章である仮面ライダージオウが最終回を迎えました。
以下感想を。

最終話 「2019:アポカリプス」

ツクヨミが変身したのは仮面ライダーツクヨミの世界とすることで彼女がいた世界を安定させ崩壊を防ぐというのが作戦だった。
が、変身して早々にスウォルツの軍門にくだるというまさかの裏切り。
まあ油断させておいて自分の手でスウォルツに引導を渡すんだろうなと思ったらやっぱり。
せっかく変身したのにいきなりの裏切りとスウォルツと相打ちって華がなくてもったいない。
まあVシネマや冬の映画でまた見せ場があることを期待しましょう。
力に酔うだけの自己満足の偽りの王はいらないと刺し違えてでもケリをつけようという覚悟は彼女も仮面ライダーたる心があるんだなと思ってそこは良かったです。


前回順一郎が何か大事そうに持っていたのは壊れたライドウォッチで全て修理してみせたようで。
時計屋なのに時計以外のものを色々修理してたけど最後に時計屋としての本分を全うしつつ戦いに赴く仮面ライダーを支える、良いな。
朝ご飯を最後の晩餐にさせないようにソウゴに晩御飯のリクエストを聞いて彼の帰りを待つ用意もある。改めて本当に良いおじさんだ。
仮面ライダーを支える”おやっさん”。昭和ライダーから脈々と続くポジションだけど、これほどの人格者で主人公のことを大切に思ってくれる人はなかなかいないんじゃないかな。
ねえ全ての元凶だった地球外生命体さん?あなたのせいで順一郎にも何か裏があるんじゃないかと余計な勘繰りしちゃったこともありましよ。


ライドウォッチが直り再びグランドジオウへ変身するソウゴ。
グランドジオウ変身シーンがフルで見られたのが予想外。変身が長すぎて初登場時以外はもうお披露目は無いと諦めてたので最終回でもう一度見られたのはこれは嬉しかった。
ぶっちゃけここが一番テンション上がったかも。ライダーの存在は無くならないし再び蘇る。グランドジオウの変身シーン自体がそれを訴えてるようでグッとくる。


ソウゴを庇って倒れるゲイツ。ソウゴの名を呼びオーマジオウになれと願いを託し命を落とす。
オーマジオウを誕生させないため現代に来たのに彼の存在がオーマジオウ誕生のトリガーになった。
ソウゴと心通わせ強い信頼を得てゲイツも変わったのだとこれまでの話でも十分伝わってきたけど、それを一番大きな形で表すのが魔王誕生の後押しとは皮肉な。


オーマジオウへ変身するソウゴ。祝えとウォズに命令する口調からしてさっきまでのソウゴとは風格が違い過ぎる。
ソウゴは本当にオーマジオウになるのか、とても最低最悪の魔王とは思えないと番組序盤から疑問は投げかけられていたけど、この変わりようにオーマジオウ=ソウゴは間違いないと思いました。
声の迫力も全然違うし奥野くんの演技が素晴らしいわ。


怪人たちもスウォルツも難なく消し去ったソウゴが魔王として選んだ道はこの時空を破壊して歴史をやり直すこと。
そしてソウゴは2018年の時間で普通の高校生に戻りゲイツやツクヨミ、ウールやオーラと一緒の日常を生きる。
元の時間に戻ったようでかつての2018年とはちょっと違う。ソウゴが未来のオーマジオウとの対話で時計の針は一周しても時間は前に進んでいると言ったように、戻ったように見えてより良き未来を掴むための前進が今回のソウゴの選択だったのかもしれない。
ライドウォッチが直ってライダーの力が蘇ったように、新たな時間を生きるソウゴもいずれジオウになる時が来るのかもしれないけど、それでもより良き未来にたどり着けるんじゃないかな。
そのより良い未来は劇場版で描かれた世界かもしれないしまた別の周回でたどり着くのかもしれないし、そうやって何度も巡りながら少しずつ未来へ進んでいく、それが仮面ライダージオウの世界であり物語ということなのかも。


ジオウが何度も巡る世界と物語ならオーマジオウは最悪の未来に辿り着いてしまった1週目のソウゴということなのかな。
この1年間見てきたソウゴにはゲイツとツクヨミとウォズという大切な仲間が出来たけど1週目のソウゴには心許せる仲間がいない孤独な王だったのかなと。
前回ジオウトリニティでオーマジオウと対峙した時未来のあなたとは違うと言ってたのがその示唆なのかな。
27話では順一郎がソウゴに寂しい思いを隠すなと叱咤してたけどあれが重要な分岐点で、孤独を回避出来ずに一人ぼっちの王になってしまったのが1週目のソウゴ=オーマジオウだったのかなと。
王であるためには孤独ではいけない。スウォルツが倒されるのも孤独な王の否定だろうし、そう考えれば2018年の時間をやり直し仲間がたくさんいる高校生活を送る新たなソウゴは、より良き王になるために前進してるとみていいんじゃないかな。
リセットオチと言うと聞こえは悪いけど自分は納得できる結末でした。

仲間を得て良き王への道へ進んでいく物語としては文句なし。
ただアナザーライダーとオリジナルのライダーが同時に存在できないだとか未来のライダーがやってくるだとかややこしいルールや展開が整理しきれてないという感じは否めず。
アギトとかカブトとかオリジナルが同時に存在することもあって結局その理由について説明も無かったし。
まあ毎年異なる世界観で個性の強いキャラクターを多数生み出してきた平成ライダーを統一したルールで整理すること自体無理難題だと思うので整合性を求めるのはしょうがないと諦めてますけど。

整合性は仕方ないとして、かつてのヒーローが再びテレビで見られたのはやっぱり嬉しかったです。
欲を言えば主役ライダーを演じた方全員に出て頂きたかったのが本音ですけど。
色々な事情があって制作陣も思うとおりにいかないことも多々あったと想像に難くないですが、それでも平成ライダーを彩ったキャラクターたちに再会できたのは心躍る体験で1年間楽しませていただきました。

そして歴代のキャラクターに埋もれないジオウとしての物語もちゃんとやってくれたこと。
前述したように良い王様になるためのソウゴの歩みは納得して見ることが出来ました。

これにて平成ライダーの物語は終幕。
のはずなんですが、今年の5月に元号が変わった時もそうだけど平成が終わったって感じしなかったのでジオウも平成ライダーも終わったって感じがしないです。
確かに元号も変わったし平成ライダーというシリーズの区切りにはなったけど、時間は絶えず流れて繋がっているし来週にはまた新たなライダーが現れるし、区切りも終わりもあまり実感がないです。

ともあれ、1年間仮面ライダージオウを作ってきたキャスト・スタッフ・関係者の皆様、素敵な時間をありがとうございました。

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