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2019年8月13日 (火)

アニポケSM感想:みんなゼンリョク! 準決勝への道!!

134話
「みんなゼンリョク! 準決勝への道!!」
脚本:大久保昌弘
コンテ:齋藤徳明
演出:牧野友映
作画監督:志村泉

-迷わないマーマネ-

虫のZワザが決まるかと思ったがリザードンは間一髪脱出。
大技を外してしまうがマーマネは落ち込む様子も見せず”いとをはく”で執拗にリザードンの動きを封じる作戦を続ける。
”ワイルドボルト”でリザードンのZワザを真っ向から迎え撃つ大胆さも見せて、クワガノンの力を信じ迷うことなくバトルに臨んでいるのが分かります。
前回試合前にカキに勝ちたいと語っていて、その思いが迷いのないバトルに良く表れていました。
自分には無理だと諦めの言葉を口にすることもあったマーマネが想定外の事態にも動じず友達との真剣勝負で全力を出し切れているのが彼の成長を表してて感慨深いです。


-カキの友情-

迷いなく向かってくるマーマネに全力で応えるカキ。
”ワイルドボルト”を”ほのおのパンチ”で受け止めたり ”いとをはく”を”かえんほうしゃ”で焼き払ったり、マーマネがワザと戦略で向かってくるならカキは力で真っ向から打ち破るといったところ。
マーマネの力を認めるからこそ全力の技で応じてるのだろうしトドメに飛行のZワザを放つのも敬意の表れでしょう。
自信の無かったマーマネが迷いなく向かってくることがカキには嬉しかっただろうし、手を抜かずにそれに応えるカキの友情が素敵です。


-グズマの執念-

”であいがしら”を警戒するスイレンの裏をかき”じごくづき”でアシレーヌの喉を潰す。
”どくづき”で執拗な攻めを続け”ここごえるかぜ”もグソクムシャの装甲で耐えてみせる。
最後には”アクアブレイク”でZワザを一刀両断し勝利を収める。
圧倒的。グズマの賢さもグソクムシャの能力の高さも存分に表れたバトルでした。
Zワザ無しでここまで戦えるのだから彼のバトルのセンスは相当なものだとうかがえる。
カキVSマーマネ戦が伏線になってる構成も上手くて、通常ワザVSZワザでZワザが勝つのを先に見せておいてグズマは通常ワザでZワザを破ることで強さを際立たせているのが良かった。

でもグズマがここまで戦える根底にあるのは、Zワザへの憎しみでありハラとククイ博士と袂を分かったことなのが悲しい。
Zワザが使えなくても自分が最強だ、その証明のためにこの大会に出てるのにバトル中観戦してるククイ博士に視線を送っても彼が見てるのは諦めない教え子の姿でありグズマの主張は届かない。
憎んで執念で強くはなったけど、その強さで勝利を収めても拗らせた思いが晴れることは無い。
試合には勝ったけどグズマは何も得るものが無いように感じる。


-負けたけど-

マオとリーリエはグズマの戦い方を好かないと言うがスイレンは相手の実力を認めカキも冷静に彼の戦いの凄さを分析している。
好きになれないという感想も実力を認める冷静な分析もどちらも描かれてるのが良いです。
ルール違反をしていない以上戦い方についてどう思うかは人それぞれで意見が分かれるのも当然のこと。それを描いてるのが丁寧だと思いました。

スイレンは負けたけどこれをバネにさらに強くなることを誓い凛とした表情を見せる。
強い子です。バトル中は劣勢にありながら逆転のチャンスを信じて決して諦めていなかったし、バトル中も負けた後も折れない心を持っているのがカッコいいです。

負けたスイレンが強い心を見せているのに、勝利したグズマが心晴れないままというのが皮肉。
この大会中にグズマの心が晴れるのか、あるいはそのきっかけだけでも訪れるのか気になります。

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ポケモンアニメSM」カテゴリの記事

コメント

あの後考えましたけどやっぱり最後まで観ていこうと思います。結果がどうなろうと人から聞くのと実際に観るのでは印象の受け方も違うだろうし、もう少し気楽に観ます。こないだの結果は過剰に反応しすぎただけかもしれないし。

本編ですがやっぱり炎飛行に虫のZワザは威力が足りなかったからかリザードンに脱出されましたけど、それでも狼狽えないマーマネの成長がますます感じられて素晴らしいです。激戦の末にZワザをお返しされて敗北しましたが、マーマネのその表情は全力を出してやりきった満足感に溢れていたし本当に成長したなと感慨深くなりましたよ。

一方のグズマVSスイレンですが、グズマが相変わらず乱暴ながら相手のポケモンの特徴を理解した戦い方をしていて本当におっかない。スイレン渾身のZワザもグソクムシャのアクアブレイクで一刀両断してしまうし彼のZワザに対するコンプレックスは並々ならぬ物を感じます。グズマの戦い方はあちらこちらで賛否両論分かれていて僕としてもこんなに上手く戦えているのに何故非難の言葉を浴びせられるのだろうと思っていたらスイレンとアシレーヌを雑魚呼ばわりしたり、ライチにその発言を咎められたのを観て相手に対する礼儀がなってないからなのかなと感じました。

ポケモンバトルはあの世界ではスポーツですしお互いが気持ちよくバトルするべきなのに肝心のグズマの態度があれではどんなに素晴らしいバトルをしても褒められないのも無理ないかなと思いました。実際戦ってる時の彼からは相手への敬いの態度が全然感じられなかったし。

準決勝はカキVSグラジオ、サトシVSグズマに。てっきりグラジオが原作のようにグズマに敗北してサトシとグズマが決勝で対決すると思っていたので3回戦で当たるのは予想外でした。一時期強力なメガシンカを打ち破ったグズマに強力なZワザで勝利と優勝を手にしても試合に勝って勝負に負けた状態になりそうだったのとサトシVSハウの内容がああだったのでどうするのかと思っていましたが、もしかしたらこのバトルで何か起こるかもですね。なんだかんだ一番気にしていた対決なので見届けようと思います。

色々書きましたけど、先週苦しい想いしまくって何故ネットの書き込みに反応してしまうのか思い出したのですが、正直モヤモヤした気分になるの怖かったんですよ。先週のような想いをベストウィッシュの頃に味わってその上でネットの書き込みで最近の作品貶して昔を持ち上げながら最近の作品を観てる奴はガキ的な発言見かけて凄くショックだったというか(平成仮面ライダーや戦隊でも似たようなのあった。ポケモン以外の特定の世代のアニメでも)だから仮にリーグが残念な結果になってもつまらないと思った果てに貶してる連中と同類になるの怖くて。そういう恐怖感に押し潰されるのが怖かったから昔の方がとか最近のはって言う物に反応していたんですよ・・・・・・因みにこの回の放送当日プールに行って遊んでいて帰ってそのまま寝た所スマホの電波が来ない場所にスマホ置いて録画出来なかったからとっさにあにてれに登録したのですが、これってどうしたら解約出来ます?

最後が長くなりましたけど、次回はカキのシスコンが色々と面白い事になりそうなので楽しみですね。兄VS兄がどんなバトルになるのか見物です。

投稿: アルター | 2019年8月13日 (火) 11時01分

後、前にグラジオがシンジに近いと書きましたけど、どちらかと言うとグズマの方がシンジに近いかもですね。向こうもバトルの仕方に賛否あったけど、実力があったのも確かだし、サトシがどのようにして立ち向かうのかは観ていこうとは思いますね。

投稿: アルター | 2019年8月13日 (火) 11時37分

どうもはじめまして。
今回初めてコメントの方を投稿させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今回の第三試合と第四試合は、上手いこと対比している形になってましたね。

まず第三試合は、特にマーマネの成長を感じさせるものだったように思います。
以前はサトシやカキと当たるのを嫌がっていましたし、すぐに勝負を諦めてしまう所がマーマネにはありました。
けれど今回は、Zワザを潰されても諦めずに攻めていき、カキのZワザにも真正面から立ち向かっていったりと、最後まで諦めない気持ちを感じることができました。
そして、カキもそんなマーマネを認め、思いに応える形で全力でぶつかっていましたし、本当に良い試合だったと思います。

一方、第四試合のスイレンとグズマの試合なんですが・・・。
リーリエたちはあまり好きではなかったみたいですが、戦術に関してはあまり思うことはなかったんですよね。
実際、アシレーヌのZワザをアクアブレイクで潰して勝利したところは素直に凄いと思いましたし、バトルセンスの高さを感じさせるものだったと思います。
まぁ現実のスポーツ界でも、ルール違反ではない戦術であっても、姑息だとかセコいと言われてしまうことがあるように、今回も相手を徹底的に追い詰める冷徹なバトルスタイルが、そう見えてしまうものだったのかなと思いました。

なのでこの試合、前回は分かりにくかった別の事が気になったんですよね。
以前の話で、グズマはZワザ無しで強くなることでククイ博士やハラさんを見返そうとしているような描写があり、今のところ順調に勝ち進んでいます。
でも、それでグズマの気持ちが晴れたり、得られたものがあったりしたかというと、とてもそうは見えないんですよね。
むしろ、素直に負けを認めて前を向こうとしているスイレンの方が、この試合で得られたものは大きかったようにさえ感じました。

そして、これも対比になっていたと思うんですが、お互いに相手をしっかり見て戦い、最後はお互いを認め合って終わった第三試合に対し、グズマは対戦相手のスイレンではなく、観客席のククイ博士ばかり見ていました。
そして試合が終わった時もそれは変わらず、諦めずに最後まで戦った対戦相手に敬意を示すこともなく「雑魚が」と吐き捨てて、ライチさんに止められても構わず去って行きました。
要するに、相手にきちんと向き合おうとしていないんですよね。
それではたとえ勝ったとしても、気持ちが晴れることはないだろうと思いますし、それに気づいていないことに、何だか少し悲しさを覚えました。

まあ、その歪んでしまった気持ちを晴らすきっかけをくれるのが、次の対戦相手であるサトシなんだと思うので、そこを楽しみにしたいと思いますし、そろそろサトシの全力バトルも見たいですね。

とはいっても、カキとグラジオの試合の方が先にあるみたいなので、そちらの方も楽しみに待ちたいと思います。

投稿: レティ | 2019年8月13日 (火) 22時14分

コメント返信:アルターさん

カキVSマーマネの試合は互いに全力を出し切れて満足した様子で見ているこっちも気持ちが良かったですね。
クラスメイト同士の対決は先行するマオVSスイレンもありましたがそれともまた違った味わいでした。

その試合と対になるようにグズマVSスイレンはもやっとするもので。
仰るようにグズマは相手への礼儀や敬意に欠いてるところがあるので、公の場でそのような態度を見せれば非難されるのは当然。
スイレンやカキが実力を認めてる描写もあるのが尚更彼の態度の悪さ・彼が抱える問題点を浮き彫りにしてたように思います。
準決勝でサトシが戦うことになりましたがさてどんな影響があるのか要注目です。


あにてれさんの解約?ごめんなさいそれは分かんないです。

投稿: んがよぺ | 2019年8月14日 (水) 23時48分

コメント返信:レティさん

はじめまして。拙い記事ですがお読みいただきありがとうございます。

カキとマーマネの試合は互いを認め合いストレートに気持ちの良い勝負でした。
それと対になる第四試合のスイレンVSグズマ、仰るようにグズマは相手をちゃんと見ないで敬意を払ってないのが印象的でしたね。
スイレンは負けながらもグズマの実力は認めてる、グズマのことをちゃんと見てるのにグズマはスイレンの事は眼中に無くククイ博士のことを気にしている、視線のすれ違いがお互いを称え合う第三試合と好対照で、これは演出も脚本も上手い構成をしてるなと感心しました。

次のサトシとの試合でグズマの心に光が差すかどうか。
幼いククイに負けてもいいんだと教えたサトシならグズマにも何かを伝えられると思いますがさてどうなるか。楽しみにその時を待ちたいと思います。

投稿: んがよぺ | 2019年8月14日 (水) 23時56分

んがよぺさんは思いっきりカン違いなされているようなので、一応指摘しておきますね。
グズマがグレた原因は、「すごく強かったのに周囲に認められなかったから」であって、
「憎んで執念で強くなった」わけではありません。あなたが書いたことは順序が真逆です。
グズマは元々強かったし、バトルの才能もあったんです。ちなみにその設定はゲームにおいても同様です。
んがよぺさんはどうもそのへんを履き違えてるように見えますね。

それから、負けたスイレンを嫌に褒めちぎってますけど、それは単にあなたがスイレンageの脚本に乗せられてるだけだと思いますよ。
マオやリーリエはグズマを非難しそれをスイレンが否定することで、負けたスイレンは株を保ったわけですが、
その代償としてマオとリーリエの株は下がりましたよね。それについて何か思うことはないんですか?

投稿: hayabusa_power | 2019年8月17日 (土) 15時11分

コメント返信:hayabusa_powerさん

初めまして。拙文を読んで頂きありがとうございます。


グズマが今大会に臨むモチベーションと相手を徹底的に追い込む戦いについて執念が根底にあると感じたのでそう書いた次第です。
グレる前から強かったというのは仰る通りですね。そこは自分の書き方と解釈が下手でした。

マオとリーリエの株が下がったとは思ってません。
スイレンの反応も2人の反応も当然の事だと感じたのでスイレンのために2人の株が下がったとは微塵も感じていません。

投稿: んがよぺ | 2019年8月17日 (土) 17時24分

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