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2019年7月12日 (金)

感想:ミュウツーの逆襲 EVOLUTION

今年もポケモン映画の夏がやってきました。
かの名作「ミュウツーの逆襲」を3DCGでリメイクした「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」が本日より公開。
以下感想となります。


※7/13追記 この映画を楽しめた方に水を差してしまうことが書いてあるので閲覧注意です

 



名作と書いておいてなんですが、自分は「逆襲」は好きな映画じゃないです。
オリジナルの「逆襲」についての思いは以前も書いていますが、サトシがミュウツーに対して無力であった事が子供心に不満でリメイクとなる今作にはそこを変えて欲しいのが一番の願いでした。
  ※こちらにその思いを書いています

一部変わってるところはありましたけど、一番変えて欲しかったところは結局そのまんまかという残念な気持ちが残る映画体験でした。
以上です。






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これで終わるのも何なので良かったと思えたところも書いておきます。

 

-CGについて-

バトルシーンや水の表現は流石にCGに分があるというか20年以上も経てばオリジナルよりずっと迫力ある絵になってました。
荒れる海とそれを乗り越えるスペクタクルはオリジナルよりずっと良かった。
バトルシーンもカメラがグイグイ動くので、オープニングのサトシVS海賊風トレーナーやミュウツーのコピーポケモンVSオリジナルもずっとカッコよくなってました。

 

-リザードンの扱い-

招待状を運んできたカイリューにサトシのリザードンが喧嘩を吹っ掛けそうになって慌ててモンスターボールに戻すシーンが追加されてたのが良かった。
ミュウツーに不意打ちの一撃を加える前振りになってるし喧嘩っ早いという性格を分かりやすく描けてました。

コピーポケモン製造マシンからサトシがポケモンたちを助けた時にリザードンの無事も確認するシーンが追加。オリジナルだとリザードンだけハブられてるのでこっちの方がずっと良い。

オリジナルだとリザードンはサトシの言うことを聞かずに勝手に暴れてる感じでしたが、今作は喧嘩っ早いけどサトシを信頼してるのだと表情やサトシとのやりとりからうかがえて良かったです。

 

-キャストの演技について-

鬼籍に入られた方や引退した方を除けばほとんどオリジナルと同じキャストを集められたのは素直に凄いです。
市村さんと小林さんを呼べたのもびっくりだしレイモンドさんもよく来てくれたなと。

台詞はほぼ一緒でも演技はさらに磨きがかかってると思ったところがいくつか。
研究施設で目覚めたミュウツーが自分が人間に作られたと知ったところ。驚きと戸惑いがより分かりやすく声に表れてた気がします。
石になって動かないサトシを前にして悲しむピカチュウ。大谷さんの泣きの芝居がグッと良くなってました。
ロケット団のお三方の阿吽の呼吸。20年以上付き合ってるチームなのでキャストのノリもずっと良かったです。

 

-ミュージカル-

海を渡るためにロケット団が用意した船がラプラス型に変わってた。でも結局人力なところが彼ららしい。
船と一緒に歌を歌いながら現れるのがミュージカルみたい。
首藤さんはアニポケのシリーズ構成をするにあたってミュージカル風にしたらどうかと提案したことがあるとご自身のコラムで語っていました。
http://www.style.fm/as/05_column/shudo142.shtml ロケット団のミュージカル風演出はその没案が元ネタなのかなと思いました。

 

-アーマードミュウツー-

公開前の宣伝でも印象強かった今作のミュウツーの拘束具。オリジナルよりカッコいいデザインだと思うしサカキがそれを使ってミュウツーを抑えつけようとするシーンもオリジナルより拘束のための道具だと分かりやすく演出出来てたと思います。

 

-お姉さん好きのタケシ-

タケシが甘い言葉でスイートにアプローチしてカスミに耳を引っ張られるシーンが追加。
お姉さん好きでジョーイさんにメロメロのタケシがスイートに反応しないはずが無いので、オリジナルには無いこのシーンは納得です。
タケシとカスミといえばこのお約束のやりとりだよねっていう往年のファンに向けたサービスシーンなんでしょうけど。

 

-ギャラドス嫌いのカスミ-

カスミが同じ水ポケモン使いとしてウミオのポケモンに興味津々の描写があったのが良かった。
そしてギャラドスだけは苦手で逃げちゃう。これもオリジナルには無い描写でよいアップデートでした。

 

-石化したサトシ-

戦いを止めようとしてミュウツーとミュウの攻撃を受けて動けなくなったサトシ。
CGのおかげでただの石の塊になってしまったという質感がオリジナルより強調されていてゾッとしました。
さっきまでサトシだったものが全く動かないという怖さがよく表れていたしその後のピカチュウの慟哭に繋がるのも納得の演出でした。

 

うん、こうして書いてみると良くなった部分は確かにあります。
全編3DCGでポケモン映画を作るという試みには拍手を送りたいしキャストの演技もプレスコにしたことでより磨きがかかったとは思うしそこは素晴らしい事なんですが。

でもやっぱり一番変わっていて欲しかったところ、ミュウツーとミュウを前に無力で動けなくなってしまうサトシという流れがそのまんまだったのはどうにも飲み込めない。
初めてポケモン映画を見た時はモヤモヤしました。20年以上経ってまたモヤモヤを抱くことになったのは正直に残念だと今の気持ちを書き残しておきます。
ポケモンは大好きだしポケモンを世に送り続けてる関係者の皆様には頭が下がる思いなのは変わりませんが、自分が抱いてるモヤモヤもまた変わらなかったです。

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コメント

お久しぶりです。劇場版観てきました。

当初、公開が決まったときは、正直なんで今リメイク?という思いが強く、きみに決めた!のこともあったので大人の事情というか、最近興行収入が落ちてきてるからなのかなと想ったりして素直に喜べませんでした(^_^;)

でもいざ観て、ミュウツーの逆襲を今3Dにして復活した理由がわかったような気がします。

オリジナルでは描ききれなかったことを3Dにして描いたことでよりメッセージせいが強くなったんじゃないかなと想っています

オリジナル版、忘れてしまってるので比較はできませんが、、随所にファンサービスというかうれしいシーンなどもたくさんあってうれしかった~
たしかミュウツーの逆襲は劇場版で唯一、アニメシリーズとの連動した作品だったと思うので、トキワジムのシーンで、サカキがアーマードミュウツーを使いジム戦をしてるシーンで、ウインディとニドクインが出てきたので、まさかと思ったら、やっぱりシゲル様で、あのシーンは、アニメシリーズの「トキワジム、最後のバッジ」の回じゃんってテンションが上がり興奮しっぱなしでした

カスミはこのとき、ギャラドスが苦手というのも、考え深いです。

カスミと別れてから、AG編でカスミが再登場した回の後編の終盤でカスミがギャラドスを出して、サトシが「ギャラドス?、カスミ、ギャラドスを使えるようになったのか」を想い出しました。このシーンはインパクトが強くて、録画してるのをそのシーンをかなりリピートして観ていた記憶がありますね

ロケット団が、だぁ~れだといって、ポケモンの名前をいう所って初期のアニメシリーズのCMにいくまえとCMあけに流れるシーンだと感じて、ニヤニヤでした

タケシが、ジョーイさんをみて、どこかでみたことあるといったシーンで、さすがはタケシと思いました。たしか、ジュンサーさんと、ジョーイさんはそれぞれ親族関係にあって、どこのジュンサーさん、ジョーイさんかわかるんですよね!そのことを想いだしながら観ていました。

サトシのリザードンはこのときは、言うことをきかなく、同じタイプだったり、自分より強いと思ったポケモンに対して、ライバル心を燃やしてバトルするのがサトシのリザードンで、ミュウツーをみてそのように直感的にリザードンが感じて、攻撃を仕掛ける所も実にサトシのリザードンらしいなって思いました

このときはサトシのことの言うことをきかない時でしたが、サトシとリザードンがお互いをみてリザードンがニコってして、リザードンがおれにまかせろっていっているような気がして凄く信頼関係が伝わってくるシーンでした

これは今のサトシとリザードンの関係せいをあらわしてるのかなと思ったり!!

僕が一番好きだったのはリザードンVSリザードンですかね!

3Dならではの迫力ある動きで動く動くでカッコいいって感じでした。

コピーのリザードンが地球投げをしたシーンでも、サトシのリザードンが決着時の決め技として地球投げのことが多いと思うのですが、それをコピーにやられるていうのも面白いなって感じでした。

ニャースとコピーニャースの会話はあれはニャースの歌を想いだしますね!

原作やアニメシリーズのサンムーンは個人的に原点回帰した作品じゃないかなと思っていて、きみに決めた、みんなの物語、ミュウツーの逆襲エボリューションはつながっているというか、3部作みたいな感じでひとつのテーマで無印の劇場版としてやっているのかなと感じました

ミュウツーの逆襲のテーマにあてはめると、今回のリメイク、そしてオリジナル版はどちらも同じ作品だけど、ときを越えて時代がうつり変わっていく中で、オリジナル版のミュウツーの逆襲は当時の想いをのせて、今回のリメイク版は今だからこそできる想いをさらにのせてやってるのを凄く感じ、違ったかたちで観られたのもよかったなと想うので、ミュウツーの逆襲テーマともリンクして考え深いなと感じました

何より、劇場版でまた初期のメンバーである、タケシ、カスミ、サトシの姿を観られるひがくるなんてうれしすぎます!

タケシはDP編以来なので、9年ぶり、カスミは2002以来、19年ぶりの劇場版復帰で、多分カスミはもう劇場版で観られないのかもと思っていたのでうれしかった~!

ミュウツー我ハココニ在りも今だから伝えられることで劇場版として復活してほしいです!

投稿: リザードン大好き! | 2019年7月16日 (火) 08時14分

連投すみません。

本来サンムーンシリーズの劇場版をやるのかとおもうのですが、サンムーンシリーズの劇場版をやらないで無印を復活させたのはおそらく、先ほどのコメントに書いたようにサンムーンシリーズは原点回帰した作品だと思うので原点回帰をして3部作かはわりませんが、無印の3作品にしたんじゃないかなと想います

ポケモンの完全新作がでるのでおそらくサンムーンシリーズの劇場版はないまま新しいシリーズになる思いますが、来年はどのような作品なんですかね。

新シリーズの劇場版になるのか、無印の劇場でいくのか楽しみです

投稿: リザードン大好き! | 2019年7月16日 (火) 08時31分

コメント返信

お久しぶりです。
記事には厳しいことを書きましたが仰られるような見どころが色々あったのは確かですね。
オリジナル版を見た時には気づけなかったことをたくさん発見できるという点で今このリメイクをやる意義はあったと思いますしこうして3DCGという新しい表現で形に出来た事は凄い事だと思います。

ここ3作続けての原点回帰は、ポケモンという存在とポケモンと一緒にいることってどういうことなんだと見つめ直すためなんでしょうね。
じゃあ見つめ直して来年以降はどうなるか、というのは気になるところで、アニメの新シリーズと合わせて続報が待ち遠しいです。

投稿: んがよぺ | 2019年7月16日 (火) 21時29分

以前は変な事書いてしまったから改めてコメントしますけど、僕がこの映画に対して感じていたのは後悔ですね。 過去と比較して最近の作品を叩く声にイライラはしてましたけど、同時に過去にこの映画をしっかり見てたにも関わらず細かい事を覚えておらずただただ重い内容だった事しか覚えて無くてそういう作品をしっかり理解しきってない自分の事もイラついていたというか。1期の仮面ライダーも昔のポケモンもしっかり理解してさえいればここまであれこれ思う事も無かったのかと思って。

色々思いながらも先週観に行きましたが、手書きとCGで受ける印象があったりカットされたシーンがあった影響もあったのかもしれないけど、改めて見返すとロケット団がモニターでだーれだとか懐かしいネタを言ったりコピーと本物の戦いという悲惨な状況の中でコダックがすっとぼけていたり等、話が重くなりすぎない為の処置なのか笑えるシーンも割とありましたね。その後のクライマックスの出来事も色々と感じさせてもらえる物があったし大人になってから見返すとツッコミたくなる場面も場面もあれば理解が深まった場面もあって結果的に観に行って良かったです。

んがよぺさんや僕も色々と思う事はあるけど、今回やキミに決めた、みんなの物語のパラレル展開とリメイクってサン&ムーンが旅をするシリーズじゃ無かったからこそ出来た気がするんですよね。特にサトシ、カスミ、タケシが旅をしていてそれをロケット団が狙うという光景が映画で観れたというのはこの時期だから出来た気がします。次回からソードシールドに移行する関係で映画の路線は以前の物に戻るかもしれないと思っているんですよね。それ故にこの時期だから出来た物をこんな形で観れたことに関しては素直に良かったと思います。

投稿: アルター | 2019年7月18日 (木) 12時47分

コメント返信

作品の事を深く理解できないのが悔しい思いがあるのは分かります。
でも何か感じるもの・心に残るものがあればまずはそれで良いと思うし、何かのきっかけで作品を改めて見直した時に最初は分からなかったことが見えてくるのも楽しみ方の一つだと思うので、全部を理解しようと躍起になりすぎたり後悔し過ぎるのも良く無いんじゃないかと思います。

さて「逆襲 EVOLUTION」ですが、改めて「逆襲」を振り返り理解を深めるための良い作品だったと思います。
仰るように笑えるシーンを挟んでいたのは重いテーマに清涼剤としての役目だったのでしょう。
リメイク作だけあって台詞の流れや間、シーンのつなぎがより自然になったなと感じたので、自身の存在に苦悩するミュウツーの気持ちやクライマックスのポケモン同士の戦いの虚しさなど色んな感情がより分かりやすく伝わるようになったんじゃないかなと思います。

サン&ムーンの独特の路線はXYまでと同じように映画との連動を意識してたら保てなかっただろうし、テレビと切り離したからこそここ3年の劇場版は新しい挑戦が出来たと思うし、テレビと映画双方にとって良い事だったと思っています。
サン&ムーンの劇場版が見たかった思いもありますけどね。でも良い作品が出来たのだからテレビと映画を切り離したのは大英断だったと思います。

投稿: んがよぺ | 2019年7月18日 (木) 20時28分

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