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2019年6月 3日 (月)

アニポケSM感想:切れ味バツグン! カミツルギ見参!!


124話
「切れ味バツグン! カミツルギ見参!!」
脚本:米村正二
コンテ:野田泰宏
演出:野田泰宏
作画監督:金振英 朴唱煥 黄星元 大西雅也

-最後のウルトラビースト-

アニポケに登場する最後のウルトラビーストは体が一番小さいカミツルギ。
ネクロズマかアクジキングか、最後に出てくるならこのどちらかだと思ってんですがカミツルギとは全然予想もつかなかったな。

一番小さいカミツルギですが、アローラに来るなり巨大ブルガン像を一刀両断し終いには隕石まで切るというとんでもない技を見せてくれて。
小さくたって十分驚異的な力を発揮してるのが良かったです。


-またつまらぬものを斬ってしまった-

ブルガン像に始まりアイナ食堂でキャベツを市場で木の実を切り、トリミアンの毛をトリマーに代わって切る、さらにはロケット団の名乗りまで切る。
アローラに来たのも空間を切ってしまってウルトラホールが開いたという種明かしだったし、切って切りまくるということを徹頭徹尾描いていたのが印象強い。

そして切った後に何か喋ってる。もしかしてルパン三世の石川五ェ門が言ってる「またつまらぬ物を斬ってしまった」のパロディ?
有志の方がカミツルギの声を検証したところやっぱりそう言ってるらしく。
そして今作レギュラーの浪川大輔さんが今の石川五ェ門の声もやってるわけで、今回は中の人パロディだったわけね。

さらにロケット団の名乗りが刀にちなんだものになってたけど、4字熟語に続く台詞はルパン三世のテーマの歌詞にちなんでるのだとか。
これも有志の方の検証なので本当かどうかは分からないですが、もし意図的なら今回もパロディに力入れた回だったんだなと意外な驚きです。


-詰込みと絆-

モアニさん久々の登場。出かける前にマギアナに挨拶するリーリエ。
ウルトラガーディアンズの基地でピクシーが手懐けたメルタンたちがいつの間にか増えていて。
未だに潰えないブルガンのアローラ開発の野望とそれがあっさりカミツルギに一刀両断され。
カミツルギの切れ味を際立たせるために巻き藁を切ろうとする授業の様子が描かれ。
最後のスペクタクルを演出するために宇宙でレックウザとデオキシスの小競り合いを描く。
ウルトラビーストの出会いだけで一大イベントなのに1話の中によくこれだけの事を詰め込んだこと。
こんな力技が使えるのはやっぱり米村さんしかいないわけで、流石の手腕だと感心します。

で、これだけ詰め込んでも大事なのはウルトラビーストと分かり合う事。
ただ目に映るものを切りたいカミツルギにこっちの世界ではそれが困ることもあるんだとサトシが説いて一度は刃を納めてくれる。
食べ物やトリミングだったら切っても助かるけど建物や信号機を切ったら大変なことになる。
切ってはダメではなく困ることもあるという説得が切ることを生きがいとするカミツルギへの歩み寄りになってて良い。
そして隕石からポケモンスクールを守ろうとする子供たちの必死な姿がカミツルギの心を動かし隕石をぶった切り大切なものを一緒に守るという超展開へ。
これまでもウルトラビーストと心を通わしてはいたけど、明確に子供たちの味方になって同じ目的を果たすというのが異世界のポケモンと分かり合える希望をさらに前進して描いていたと思います。

最後のウルトラビーストとも見事絆を紡いで見せた。
それを隕石を切るという大スペクタクルで達成する展開。
これまでの物語の流れに沿いつつ超展開を1話で纏めきる、いや本当に凄いわ。


-仮面ライダーカブト-

こっからはアニポケ本編を離れた個人的な話になりますがご了承ください。
今回の放送日と同日に放送された仮面ライダージオウ38話がカブト編でして。
仮面ライダーカブトは米村さんが担当された作品ですがジオウ38話については他の方が脚本を書いたこと、そして諸々の事情故仕方ないと理解しつつも個人的には食い足りない部分があり満たされない気持ちでいました。
そしてアニポケの放送を迎えた夜。こちらが米村さんのホンだったことで少し気持ちが救われた思いでした。
隕石と他の世界の生き物と心通わすというのも仮面ライダーカブトの物語を想起させる要素だったので。
放送日が同じというのも奇跡的なシンクロで個人的には忘れられない出来事なのでこうして書き残しておきます。
ありがとう米村さん。ありがとうアニポケ。

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コメント

最後のウルトラビースト回に相応しい盛りだくさんの話でしたね。 予告の時点でも情報量が多くてまとめられるのか心配でしたけど面白かったです。 カミツルギの鳴き声はロトムをやってる浪川さんでしたがロトムとは全然違う渋い声だったのがやっぱり凄いと思いました。色々斬っていましたが決して雑ではなくやたら丁寧かつ芸術をわかっているような切り方をしてましたし絵面が楽しかったですね。

もう少しサトシ達との交流も観てみたかった気はしますけど、言葉は通じなくとも彼らの説得には感じる物があったのか隕石を一刀両断してアローラを救ったのは素直にカッコいいと思いましたし最後に登場したウルトラビーストとして申し分無い見せ方だったと思います。

関係ないですがカブト本編の話になりますけどカミツルギによく似た名前の神代剣と言う奴いましたよね。サソードに変身するちょっと世間知らずなところのあるお坊っちゃんキャラで見ていて楽しい奴ではあったけど姉の復習の為に動いている暗い影があってしかも本人は死んでいてその時いた剣こそが姉弟を殺したワームだったというのが驚きました。楽しい雰囲気のキャラだっただけに正体とのギャップとその最期が凄く悲しかったのもあって個人的にカブトで一番好きなキャラでした。

話がずれましたが今回でウルトラガーディアンズの出番は終わりなんでしょうか? 今回の話は楽しかったけど、どうせ出番終わるなら最後に何か大きい事を終わらせて終了してほしい気がするんですよね。 例えば今まで出たウルトラビーストがリーグ編の後に全て出たら結構面白いと思うんです。ウルトラネクロズマも出て来てほしいのですが最後まで楽しんでいきたいですね。

投稿: アルター | 2019年6月 3日 (月) 11時42分

コメント返信:アルターさん

カミツルギ、隕石、レックウザとデオキシス、これだけ揃ってどうなるんだと思いましたけど、記事にも書いた通り米村さんだから纏められたんですよね。凄いです。
トリミアンのトリミングが見事だったりガラガラと1対1の勝負をしたり。カミツルギは切ってばかりに見えて美的感覚や礼節を重んじるところもうかがえたのも良かったです。
加工されてるとはいえロトムとはまた違うカミツルギの声を担当した浪川さんの力量には脱帽です。

ウルトラガーディアンズ、これで見納めだとちと寂しい。
シリーズ終盤なので何か大きな事件が起きるかもしれないしそこで最後の出動となるかなあと淡い期待を持っています。

剣という名のキャラがいたのも仮面ライダーカブトとのリンクでしたね。
世間ずれしたおぼっちゃまが起こす珍事の数々には大いに笑わせて頂いた思い出。
でもその最期は悲しく、自分の命をかけてワームを倒すという願いを貫き通した男でもありました。
変なところがあっても命をかけて戦うところはやっぱりヒーローだったなあと思います。

投稿: んがよぺ | 2019年6月 4日 (火) 09時20分

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