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2019年3月28日 (木)

アニポケSM感想:ビューティー・アンド・ニャース!

114話
「ビューティー・アンド・ニャース!」
脚本:面出明美
コンテ:尼野浩正
演出:中田誠
作画監督:伊藤典子 矢田木瀧

-突然の襲来-

宙に開いた穴、ウルトラホールが開き久々のウルトラビースト登場です。
真夜中に現れたことで就寝中の子供たちは叩き起こされ、寝間着姿のままでウルトラガーディアンズ出動。
寝間着のままの出動と翌朝寝不足で虚ろな表情になってる子供たち。大変な状況なんだけど貴重な場面が見られたなと思います。

ウルトラガーディアンズの基地ではピクシーが手懐けたメルタンたちがお手伝いを。基地の装置を食べちゃった事もあるけどもうその心配はないようで。
彼らがあれからどうなったのか気になってましたが収まるところに収まったようで何より。
それとサトシのメルタンにもウルトラガーディアンズのマークが付いてたのも良かったです。


不穏な気配を察してウルトラビーストに応戦するハラ。
勘の鋭さは流石しまキングといったところだが未知のポケモンの突然の襲来には対応しきれずZクリスタルを奪われてしまう。
しまキングでもどうにもならないというのが強敵だということを表し、そして後半のアレの衝撃を際立たせる前振りになってる、良く出来た構成です。


-性悪ウルトラビースト-

出現したウルトラビーストはフェローチェと命名、各地でZクリスタルを奪い続けてるという。
クリスタルを奪われた人の中にあばれる君が声をあてたヒロキがいたのは意外。彼も結構な実力者だったのね。

ロケット団のところにも現れクリスタルを奪っていく。
目にも止まらぬ早わざでムサシとコジロウを蹴り飛ばしニャースの熱い眼差しに一瞥もくれずさっさと駆け去っていく。
綺麗なクリスタルさえ手に入れば他はどうでもいい。他者を容赦なく蹴り飛ばすところと合わせて傲慢な性格がうかがえます。
これまでのウルトラビーストは何を考え何を目的とするか分からないのが多かったですが、クリスタル強奪という目的と悪い意味で人間臭い性格が描かれてるのが斬新です。

ニャースの熱烈なアプローチに見向きもしないのに追い払おうとしなかったのは、ニャースを利用していたから。
ニャースが何を言ってるのか言葉は分からなかったんだろうけど、自分のために何かしようとしてるのは分かったから利用できると踏んだのだと思います。
ニャースがムサシとコジロウを庇って自分に歯向かったことでもう用済み、自分に従わないなら要らないという判断だったのかなと。

ただ自分が望むものを手に入れる。
これまではウルトラビーストと気持ちが通じることもあったのに、自分の我儘を通すだけだった今回のフェローチェの描き方は驚きでした。
好意的に捉えるなら、いつもいつでも仲良くなれるわけじゃない、異世界の存在だし他者との関りで心が通うことが絶対とは限らないという厳しさを描いたのかなと。


-ニャースの恋-

フェローチェに一目ぼれしたニャースは一心に愛の言葉を語り続ける。
無理やり等身を伸ばし目つきもフェローチェに寄せて言葉の語尾も変えた。
等身を伸ばしたニャースがちょっと気持ち悪いと思いつつあまりの変わりように笑えてしまって。
過去のシリーズでも惚れた相手にはとことん尽くしてたからなあ。異世界のポケモンだろうとその姿勢は変わらないのはちょっと尊敬します。

でも悲恋に終わるのもシリーズ恒例で今回も例外ではなく。
フェローチェの態度からしてニャースの思いが報われるはずないとは思ったけど、足蹴にされ見限られたのは可愛そうです。

基地に帰り傷心のニャースは今回のことを悔いてよそよそしくなるが、ムサシもコジロウも気にせずキテルグマは果物をニャースの口にねじ込む。
ニャースの失敗を笑ったり責めたりせずいつも通りに接してご飯を食べる。
ニャースの帰る場所は仲間たちと一緒のこの場所で、傷ついた心を仲間たちが労わってるのが染みました。


-家族のための怒り-

フェローチェにクリスタルを奪われた後の惨状を見たキテルグマ。
表情は変わらないけど彼らが傷つけられたのは察しただろうしこの時点で怒りに火が点いたんでしょうね。
そしてニャースの恋心がズタズタにされた直後、彼方からゆらりゆらりと近づいてくるキテルグマ、怖い。

傷ついたニャースとその犯人を目の前にして状況を理解したキテルグマは目を光らせ禍々しいオーラを纏いフェローチェを攻撃する。
フェローチェの高速移動を捉えて岩を投げつけ蹴りを打ち込み、そして仕掛けてきたフェローチェをカウンターパンチでノックアウト。
いやもう本当に凄まじい光景で、巨体のキテルグマが俊敏に動き戦う姿に笑いと興奮と恐怖が織り交ざっておかしなテンションでしたよ

これまでロケット団を強制的に連れ去るためもの凄いスピードで走ってきたり怪力を見せつけてはいたけど、その力をバトルで発揮するとこんなことになるんだなと。
しまキングですら太刀打ちできなかったフェローチェの高速移動を捉え一方的にボコボコにしちゃうんだから、その強さがとてつもないことが分かります。
凄まじい光景にロケット団は恐怖に慄き子供たちは唖然としてる中、ヌイコグマは母の活躍を無邪気に応援してるというギャップもこの光景を印象強くします。
これ相手がフェローチェだからまだ良かったというか、普通の野生のポケモンだったらギャグで済まされないもっと凄惨な光景になってたんじゃないかな。
そういえば同じく面出脚本回でニャースを傷つけたやつがいましたね。アローラニャースはカントーへ行って正解、アローラに残ってたら命なかったかもしれないよ。

キテルグマがここまで力を発揮したのはもちろんロケット団を傷つけられた怒りによるもの。
普段は何を考えてるのか感情も読めない彼女も家族のためなら感情を爆発させる、家の子を傷つける奴は許さんということなんでしょう。
凄まじい光景ではあったけど、キテルグマも家族を大事に思う心があると描かれたのは良かったです。
強制的にロケット団を連れ帰って一つ屋根の下で生活するようになったけど、これも彼らなりの家族の形であり絆なんだなと思いました。


最後に余談。
サブタイトルはビューティーアンドビースト、美女と野獣のパロディですね。
フェローチェのウルトラビーストのコードネームがビューティーなのでそれに掛けてのサブタイトルなんでしょうね、面白い。

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コメント

ニャースはDPの時も色々あって恋をしたニャルマーが進化したブニャットに吹っ飛ばされた事ありましたが、今回は更にその上を行く酷い目にあいましたね。キテルグマの表情は読めないけどオーラから感情を読み取れました。フェローチェとのバトルも迫力あって凄かったですね。ソーナンスがカウンターするの久しぶりじゃないでしょうか?そのカウンターを貫通するフェローチェもウルトラビーストらしい危険さが出ていたと思います。

ウルトラビースト関連の話にロケット団が明確に絡んできたのって今回のフェローチェとテッカグヤ位ですがそれ以外のUB回には全く出番無いですよね。マッシブーンの時でさえ姿見てしばらくしてから逃げましたし、制作スタッフ的にUB関連のストーリーにロケット団は絡めずらいんでしょうか?

残ったUBもカミツルギだけですね。普通にサトシ達と交流していく中で可愛い一面魅せるのか、或いはガチのバトルで圧倒的な強さを見せつけてくるのか。最後のUBという事もあって個人的に気合の入ったエピソードにしてほしいのですが望みすぎですかね。

次回はいよいよグズマが登場しますね。リーグ関連の話に悪の組織のボスが絡んでくるのは前作のフレア団ボスフラダリと同じですが、スカル団は言い方悪いけど歴代の悪の組織の中では規模が小さいので世界を滅ぼすとかの心配は無いでしょう。でもだからってほっといていいかと言えばそういう連中でもないですしサトシ達は気を付けてほしいです。

今までの悪の組織の壊滅にはロケット団の3人はこれまでのシリーズでも貢献してきましたが今回もサトシ達の勝利に貢献すると思いますか? まあ次回はサトシのピカチュウとグズマのグソクムシャがバトルするようなのでそこから話が動いていくかもですね。

投稿: アルター  | 2019年3月28日 (木) 23時47分

コメントしたのに何も書かれてないのですが、どうなってますか?

投稿: アルター | 2019年3月29日 (金) 02時04分

コメント返信:アルターさん

コメント表示の件はココログのシステムが最近改変された影響によるものかと思われます。
最初に投稿されたものが反映されていますので重複のもは削除いたしました。


DPのブニャットの件は進化しただけで熱が冷めるニャースにも非があると描かれてたと思いますが、今回は完全に被害者ですからね。
記事に書き漏れましたがソーナンスのカウンターが破られたのもフェローチェの強さを表す良い演出になっていました。
それを凌駕するキテルグマの暴れぶり、やはり恐ろしいです。

ロケット団がUBに絡みづらいのは基本は対話、気持ちを通じて元の世界に帰すのが目的なので悪だくみをする彼らを絡めづらい。
もう一つはウルトラガーディアンズ全員をを出動させなきゃいけなくて動かすキャラがどうしても多くなるからロケット団を出す暇がないという製作上の難しさがあるのかなと思います。

スカル団とはアクZを巡って対決したこともありましたのでその因縁あってまた絡んでほしいところ。
規模が小さい組織とはいえ悪であるのは間違いないので、悪同士で睨み合うのはまた見てみたいですね。

投稿: んがよぺ | 2019年3月30日 (土) 22時00分

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