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2019年2月 7日 (木)

アニポケSM感想:走れカキ! 己を超えて!!

106話
「走れカキ! 己を超えて!!」
脚本:米村正二
コンテ:浅田裕二
演出:浅田裕二
作画監督:岩根雅明 志村泉

-ハプウの本音-

前回はハプウの方からポケモンセンターを訪ねたが今回はハプウの家にお客さんが。
マオがポニ大根で作った料理をハプウに食べてもらいたい。マーマネとリーリエも付き添って皆で食卓を囲む。

3人が訪ねてくるなりポニ大根の採り方と生で食べるのもおいしいと教えてくれるハプウ。初めて会った時は大根泥棒を警戒しピリピリしてたのが嘘のよう。
肝心のマオの料理にも太鼓判を押し3人と一緒にいる間終始楽しそうで。やっぱり同年代の子と一緒に過ごすのが今までにない経験で訪ねてきてくれたのが嬉しいんだろうね。

3人と別れた後バンバドロとゴルーグをボールから出して寂しいわけじゃないと零す。
そんなことをわざわざ口に出すのは本音の裏返し、素直じゃないなあ。
でも本音が漏れだすということは心を開き始めてる証拠。
出会いがハプウを変えているのだとうかがえて良いです。


-カキとハプウの違い-

カキもサトシと一緒にカプ・レヒレに会いに行くことになり彼岸の遺跡を目指す。
でも何故か変な張り合いでどっちが先に遺跡に着くか競争になってしまい。
結果は同着、仲良しか君たち。

カプ・レヒレにまずは挨拶だとカキが厳かに語り始めるがサトシはバトルしてくれと軽い挨拶。
そんな挨拶があるかとサトシに物申すカキだがバトルすればカプ・レヒレも現れるはずだという提案に乗ってすぐさまバトル開始。
クラスメイトとしてサトシと一緒にいる時間が長いからなんだろうけど申し出に快く応じるところがハプウとは違うなと。
逆に言えばカキもサトシやクラスメイトの皆との出会いが無かったらハプウのように伝統を重んじるあまり固い考えになってた可能性もあったんだろうなと考えて。

サトシとカキのバトルは互いに譲らぬ攻防、健闘を褒め合いながら2人ともとても楽しそうで。
やっぱりハプウに足りないのってこういうところなんだなと改めて思います。


-走れカキ-

突然霧に覆われてサトシとポケモンたちが水の結界に閉じ込められる。
バトルの余波で遺跡が壊されたことに怒ったカプ・レヒレの仕業で、カプ・レヒレと共に現れた老人曰く怒りを解きたければ決められた時間までにカプ・テテフの鱗粉を持って来いという。
え~とアニポケ版走れメロスかな。カキは戻ってこないから逃げればいいと言われてもサトシは信じて待ってたりカキが時間ギリギリまで走っているのがそれっぽい。
とは言ってもカキのことを全く疑わないサトシとポケモンたち、約束のためにカプ・テテフと戦い必死に走るカキがカッコいいし、展開が読めてもサトシとカキとポケモンたちの信じ合う心が素直に熱かったです。


鱗粉を手に入れるためカプ・テテフとバトル。
その最中にカキはかつて祖父が語った言葉を思い出す。リザードンと身も心も一つにするのだと。
幼い頃はリザードンに乗ってて怖くて目を瞑ってしまったが今はしっかり目を見開いて”つばめがえし”を成功させる。
その成長をカプ・テテフが分かってくれたのか鱗粉をカキに分けてくれた。
バグガメスとガラガラが囚われの身になることで必然的にリザードンと共に戦いその力を引き出す展開に持っていき、同時にカキが祖父から継いだ思いも描くことでカキの成長も見せる。
走れメロス的展開が仲間との絆とカキの成長を描くことにマッチしててお見事です。

そして約束を守ったカキとリザードンは飛行Zを手に入れ新たなワザを使えるようになったと。
飛行Zのゲットは予想外。でもグラジオも新しいクリスタルを持ってたり前回スイレンもクリスタルを手に入れてるのでよくよく考えればこの結末も当然の流れでした。
皆本当に強く成長してるんだなあ。


-食卓に表れる成果-

朝食の席で寝不足であくびをするスイレン。前回の事があり特訓に明け暮れてお疲れの様子。
僅かなシーンですが今回も彼女の特訓の様子が描かれ日々精進してることがうかがえて良いです。

今度はカキが夕食の最中に眠ってしまう様子がCパートで描かれて。
こちらも相当お疲れ。今回のことでカキがどれだけ頑張っていたか改めて伝わります。

そして昼間のハプウ宅での食事の風景は和やかでまた違った趣。
もちろんマオだってハプウに認められるほどの料理を作るため試行錯誤を繰り返したのだろうしこちらも努力の成果を表す食事の風景で。

朝昼夜と3度の食卓が皆の努力とその成果を表す演出になってるんですね。
今回のメインはカキに与えられた試練だけど他の皆の頑張りも併せて描いてるのが上手いなと感心します。


-試練の真相は?-

カプ・レヒレの試練が始まってからずっと霧がかかっていて、カキがアーカラ島にいる間も霧が出ていたので、実はカキはずっと幻の中で走ってたり戦ってたりしてて本当はアーカラ島にも行ってないのかと思ってました。
かつてはサトシのイワンコを瀕死にしたカプ・テテフがすんなり鱗粉を分けてくれるとは思ってなかったので、”つばめがえし”の成功を認めて鱗粉を分けたのが物分かり良すぎて本物のカプ・テテフと戦ってたのではないのかなと思ってました。
でもリザードンの傷が本物で手に入れた鱗粉でリザードンが回復してたのを見るとやっぱり本物のカプ・テテフと戦ってたのは間違いないみたい。
でもやっぱり違和感。合間に挟まれるハプウ宅での食事の様子と夕暮れのマオたちとの別れの時には霧がないのにカキが映るシーンでは空を飛んでても海岸にいてもずっと霧がかかってるし。

実際はカプ・レヒレが霧で作った異空間の中での出来事でカプ・テテフは試練に協力するために呼ばれたのかなと考える。
遺跡を壊した罰を与えるにあたって、試練の協力をカプ・レヒレがカプ・テテフにお願いしたとか?
あなたの島の子がおいたしたんだから手を貸しなさいよというやりとりでもあったんじゃないかな。
サトシにほしぐもを預ける際に守り神が集まってたこともあるので、何かあればすぐに集まったり協力したりするんじゃないかな。

そして霧の中に現れた老人、ハプウの祖父のソフウの他にもう一人カキの祖父の姿もあった。
おいたをした孫に挽回のチャンスを与えて欲しいとカキの祖父が守り神に頼んで友であるソフウも一緒に掛け合ってくれたんじゃないかな。
カプ・テテフの物分かりがよかったのもかつてのしまキングの頼みならと加減してくれたのかなと。

霧がずっとかかってたのがどうにも気になってこんな想像をしてみました。
真相は分からないけどカキの祖父が孫の成長を見届けてくれたのは本当だと思いたいです。

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コメント

まずサブタイトルが走れメロスな事に笑いました(笑)

展開はわかりきった物ではありましたけど、サトシとカキの絆を感じられて良かったですね カキもサン&ムーン初期の頃はあれほど硬派ではあったものの、ストーリーが進むにつれて案外表情豊かだったり炎タイプの使い手らしく熱いところもあったりすることがあったし、何よりサトシのようなライバルが現れて今回のようにサトシとバトルで互いを高め合う程のライバルとして成長出来たんだなと感じました。 ヒコウZを手に入れましたが、カヒリはどうなるんでしょうね? その辺でカキと関わらせるんでしょうか?

とにかくサトシが転校してきてライバルになったことはカキにとっても良い刺激だったんだろうし、展開がわかっても熱かったです。 ハプウも同年代の子供と関わった事で心境に変化が現れているのが伺えますし、このポニ島編が終わる頃には原作のような姿の片鱗が出てるかもですね。

マオは今回ハプウと関わった事で自分の課題の達成が出来ましたけど、来週レヒレ絡みで何か成長が見られるかもですね。あのムーランドについても触れられるそうだしサトシのニャヒートの心境も気になるところです。

投稿: アルター | 2019年2月 7日 (木) 02時30分

コメント返信:アルターさん

今回はカキの熱さにストレートに感動できました。
成長が見られたのはもちろんサトシのいい友達でありライバルなんだと改めて感じられたのも良かったです。

カヒリも何かしら理由をつけて出てくるんじゃないでしょうか。
ハブられたと思ったイリマも出番があったので、ゴルフという特技がある彼女ならその競技に関連して出番は作れそうな気がします。

ハプウが皆と打ち解けていくのが微笑ましくて良いですね。
食事の風景が和やかだっただけに次回予告から漂うシリアスな空気に驚きました。
マオにももう一つドラマがあるようなので要注目です。

投稿: んがよぺ | 2019年2月 7日 (木) 09時36分

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