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2018年9月 7日 (金)

アニポケSM感想:光と闇のプリズム、その名はネクロズマ!

放送日の未明に北海道で地震があり大変な被害が出ていて心穏やかではありませんでした。
7年前の震災の影響で当時放送されてたアニポケの一部エピソードがお蔵入りになったことを思い出したり。
でもあの時もアニポケの放送は休みなく続き、それが被災した自分にとっては心の支えでした。
今回の地震で被災した地域の一日も早い復興を願うとともに、ポケモンが被災した人たちの心を少しでも支えてくれることがあればと思わずにいられません。

89話
「光と闇のプリズム、その名はネクロズマ!」
脚本:米村正二
コンテ:浅田裕二
演出:浅田裕二
作画監督:岩根雅明 志村泉


-信じあう-

Zリングの光を浴びて力を取り戻したルナアーラと共にウルトラホールへ突入することを決める子供たち。
その決断に待ったをかけたルザミーネはとても不安そうな表情で、親として大人として子供を案じる顔になっていました。
かつては仕事一筋でリーリエとちゃんと向き合えてなかった彼女がまず一番に子供の身を案じるようになってるんだから変わったなあと思います。

かつてルザミーネを救出し戻ってこれたように今度も必ず帰ってくると誓って子供たちはウルトラホールの向こうへ。
子供たちの決意に応えるために大人たちは遺跡の碑文の解読とロケット団精鋭部隊の足止めと最大限のサポートを。
子供たちが力を合わせて困難に挑むなら大人たちはそれぞれの役割を果たすことで事態の解決へ向けて進んでいく。
子供たちの覚悟と決意を信じてそれに応える行動を取れる大人たちがカッコいいのです。
子供たちもそんな大人たちがいるから自分たちを信じてほしいと言えるのだろうし、子供と大人が信じあって助け合う姿が描かれてるのが本当に良いです。


-まさかのコンビ-

ロケット団精鋭部隊を足止めするためククイ博士とザオボーが飛行艇へ攻撃を仕掛ける。
この2人が並び立つのが思いもしなかった光景だし散々迷惑かけまくったザオボーが今は頼もしい味方になってるのが意外です。
チームリーダーは自分だとザオボーが張り切ってククイ博士を連れて行く体を取ってるのが肩書大好きなザオボーらしい。
83話の授業で大騒動を引き起こしたのにその遺恨を感じさせずザオボーに素直に付いていくいくククイ博士の対応が大人です。

まさかのコンビが成立しさあ活躍するぞ・・・と思ったらそう簡単ではなくて。
ゴズがくり出したメガボスゴドラに2人のポケモンが圧倒されて一転大ピンチに。
本部の精鋭部隊はやっぱり伊達じゃないのね。


-明かされる真実-

ウルトラホールの向こう側は暗い世界でそこにはベベノムの仲間たちと長であるアーゴヨンがいた。
ルナアーラを追うよりも苦しんでるアーゴヨンを助けたいサトシとそれに続く仲間たち。
ウルトラビーストと何度も心通わした彼らだから苦しんでるのを放っておけないのも納得だし、彼らのその心に触れたからこそアーゴヨンも自分たちのことを話してくれたんだと思います。

アーゴヨンがテレパシーで教えてくれた真実。
ネクロズマこそ伝説に語られるかがやき様で力を失いずっと眠りについてた。
再び光を取り戻すためにソルガレオとルナアーラを追っていたと。
ベベノムは光が失われた世界に代わる新天地を探してアローラへやって来たと。
断片的だったことがここで一気に繋がりましたね。
まさかアーゴヨンがテレパシーを使えるとは思わずこうして一気に謎が解けるのは意外でした。

ベベノムの使命、新天地を見つけるって凄く重いもの背負ってたのね。
この子一人でそれだけのものを背負わねばならないほど、世界から光が失われるというのは苦しいことだったんだなと。
84話でベベノムが流した涙、こんなことを背負ってたんだからそりゃ悲しくもなるよ。


-お腹いっぱいの光-

バーネット博士が碑文を解読しかがやき様の伝説の続きが語られる。
かがやき様に再び光を集めるために人とポケモンが祈ったこと、ソルガレオとルナアーラだけではなく皆で力を分け合って光を取り戻したことが分かった。
アローラでマナーロ。分かち合って共に生きていくというアローラの精神はこの伝説でも体現されてたわけだ。

その精神を、その伝説と同じことを子供たちは自分たちで気付いてもう実践していました。

ネクロズマを見逃せばベベノムたちの世界は救われるがソルガレオを助けられない。
グラジオはどちらかを選ぶ現実的な考え方だったがサトシはどっちも助けたいと言って仲間たちも気持ちは一緒だ。
そして思いついたのが87話でお弁当を分け合ったように、光が足りないネクロズマをお腹が減ってると例えてZワザの光でその空腹を満たそうというものでした。
あのお弁当のシーンがここで活きてくるのが素敵。日常的に大事なことを実践してたからこそ、解読の結果を待つことなく世界の危機を救う答えと大事な心を自分たちで見つけてそれを現実のものとしていくのがうまい構成です。
どっちも助けたいなんてそれを言うだけだったらただの絵空事だけど、諦めずに考えて解決する方法を自分たちが経験してきたことの中に見つけて理想を現実にしていくのが素晴らしい。

大昔の人とポケモンがかがやき様を救ったのと同じことを今の子供たちも自分たちで考えて実践する。
時代を超えて大事な心が生きていて再び世界を救おうとしてるんだから凄いですよ本当に。


-戦いは大人の役目-

これだけアローラでマナーロの精神が表れてるということは、ネクロズマを捕まえ力を独占しようとしてるロケット団はとてつもなく邪悪な存在ということになるのでは。
アローラにとって本当に危険な来訪者はネクロズマではなくロケット団本部の精鋭部隊で、彼らにアローラの精神が理解されることはないでしょう
心を通わすことがかなわない彼らには子供ではなく大人が対処に当たる。
戦って排除する道しかないならその汚れ役は大人が引き受ける、という話でもあったのかなと思ったり。

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コメント

サトシのどちらも助けたいという想い、ベタですが主人公らしく素晴らしいですね。 これもカントーからカロスまで様々な困難をくぐり抜けて来た経験の後押しもかかっているんでしょうか。

投稿: アルター | 2018年9月 7日 (金) 17時41分

コメント返信:アルターさん

カロスまでの旅と繋がってるか劇中ではぼかされてますが、視聴者としてはそれまでの経験があってこそどちらも助けるという想いを現実に出来たんだと思いたいです。

投稿: んがよぺ | 2018年9月 8日 (土) 19時50分

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