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2018年7月12日 (木)

「みんなの物語」の前に「キミにきめた!」をもう一度

いよいよ明日は「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」の公開です。
公開前夜に昨年公開の劇場版「キミにきめた!」を見直してみたので、思ったことを書きとめておきます。

改めて作品を振り返って感動したのが、前半と後半で似たようなシチュエーションがありながらそこに込められてるサトシの思いは違うものだということです。
初めてクロスと会った時とテンセイ山でバトルした後の言葉のやりとり、序盤にオニスズメの大群からピカチュウを庇った時と終盤マーシャドーに操られるポケモンたちから庇うところ、前半と後半ではサトシが口にする言葉に込められた思いが違っていると感じました。


初めてクロスと出会いヒトカゲにひどい仕打ちをしたことに怒るサトシ。
ポケモンを強くするために助けるのがトレーナーの役目だとマコトが言ってもそれで良いことがあるのかとクロスは冷たく返すが、サトシは「友達になれる」と迷いなく答えます。

テンセイ山でクロスとのバトルに勝利後、ホウオウに選ばれず憤るクロスは何のためのバトルだとサトシに問い、サトシは少し俯いて間を開けてから「友達になりたいからだ」と答えます。
クロスの言葉に答えるという点では最初に会った時と似ていて答えた言葉も「友達」と共通しているけど、即答と俯いてからの答えというのが違います。

物語前半、まだ挫折を知らないサトシはポケモンと友達になれることを全く疑ってなかったからクロスの言葉にすぐ答えられたんでしょう。
でもバトルで負けてピカチュウが居なくてもなんて心にも無いことを言ってしまったり、マーシャドーが見せた幻の中でポケモンがいない世界を体験し、ソウジからはレントラーが死んだ話も聞かされて、バタフリーとの別れも経験した。
友達であるポケモンが離れていってしまう・いなくなってしまう悲しさや怖さを旅を通してサトシは学んでいます。
その経験があるからサトシは再びのクロスの問いにすぐには答えられなかったんでしょう。
悲しさや恐怖を経ても尚ポケモンと本当に友達になれると言えるのか、一瞬の俯きにそんな葛藤があったんじゃないでしょうか。

それでもサトシはポケモンと友達になりたいと答える。
無邪気に信じてたことを旅を通して自分の信念として、自分がなりたいポケモンマスターはなんなのか改めて宣言する、素晴らしいじゃないですか。


オニスズメの群れを前にした時は「お前らなんかに負けない」と言い、終盤は操られたポケモンたちからピカチュウを庇おうとして「こんなことには負けないと」言っています。
ここの梨香さんの演技も凄くて、最初の台詞は旅立ったばかりの初々しさがある精一杯の強がりの言葉に感じて、終盤の台詞は苦い経験を経ても尚ピカチュウを守りたいという覚悟の思いが籠った強い気持ちが感じられます。
これも前述したクロスとのやりとりと同じく、挫折を経てそれでもポケモンを友達だと信じることが出来るサトシの成長と逞しさが表れてると思います。

怖さや悲しみも知った。それ以上に仲間が、友達がかけがえのない存在だと知ったからこそ失いたくない。
それを表すために序盤のシーンとダブらせて、そしてそのサトシの思いに答えるピカチュウの言葉「いつも一緒にいたいから」があったんだと。
改めて作品を見直してそんなふうに思いました。


テレ東系列で「キミにきめた!」の放送があって、自分の地域は見れないのでBDを再生しながらツイッターの実況を追いかける形で見返していたんですが。
いやいや昨年8回も劇場で見ていて台詞も覚えてたのに改めて見るとハッとさせられちゃってまた涙が滲んじゃいましたよ。
改めて凄い作品が作られたなと思うし関係者の方々には本当に感謝ですよ。
明日から公開の「みんなの物語」も何度でも見たくなる素敵な作品になってることを願います。

早く来い来い明日よ。

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コメント

僕はラブライブ!関係のライブやら物販やらアニメBD、ライブBDなど出費が重なってソフト化のきみに決めた!も欲しかったんですが、レンタルで改めてみました。(^_^;)

賛否両論ある作品、特に初期世代の方でタケシ、カスミがでてないとか初期の作品なのにSMまでのポケモンが出てる等あるみたいですが、ポケモンも20年たち数多くのポケモンがいます。なので各世代にも楽しんでもらえるようにただの焼き回しではなくサトシとピカチュウの出会いをベースに今サトシが第1話をやったらという感じで制作したんじゃないかなと感じました。

初期世代には嬉しい演出、バタフリーの別れ、イワークでビバークを思わせるシーンなどポケモンファンにはたまらない演出ににやっとなりました。

ヒトカゲとの出会いからリザードンまでの流れは本編と若干違いますが、本編と違ってサトシがリザードに進化してからのバトル以降ちょっとした暴走・ポケモンなんていらない的な画写これはAG編のムロジムでの勝ちたいが先行してキモリにムリさせる暴走があり、それに近い感じを受けました。

その中で本編では描かれなかったリザードンに進化してからの成長を描かれていて本当良かったです。

ピカチュウが言うこと聞くようになったきっかけのオニスズメのシーンはもう涙腺が!!て感じでしたし、それを終盤に違った形で持ってきて劇場でみたときはほんとビックリでしたし、ピカチュウがしゃべるのと初めてモンスターボールに入ったようにみえる画写など感動的でした。

特に小学生ころ一番思いは強かったですが、大人になってからもいつもピカチュウがロケット団に狙われるならモンスターボールに入ればいいのにと思っていました。(^_^;)


でもこの作品でピカチュウがモンスターボールに入ったようにみえる画写はこの作品のみでこれまでの劇場版や本編にはなく、なぜこの作品だけなのかわかったような気がします。

今年も劇場版は16日お休みなので15日の仕事帰りに観にいことうと思ってます!!

投稿: リザードン大好き! | 2018年7月13日 (金) 20時27分

コメント返信:リザードン大好き!さん

「みんなの物語」も素敵な作品なので楽しんでいただけるとよいです。


賛否があるのは致し方無いです。でも仰るように各世代に楽しんでもらえるようにとの思いで作られた作品だと繰り返し見て感じられます。
そしてファンにはニヤリとするシーンや演出があるのは嬉しいですし、決して従来のファンを突き放してるわけでもない。
ただの焼き直しにせずファンサービスも忘れてない良くバランスのとれた映画だと思っています。
終盤の展開は知ってても涙ぐんじゃいますもん。やっぱり良い映画です。

投稿: んがよぺ | 2018年7月14日 (土) 22時06分

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