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2018年5月18日 (金)

アニポケSM感想:カプ・ブルル! ぐーたらモー特訓!!

75話
「カプ・ブルル! ぐーたらモー特訓!!」
脚本:松井亜弥
コンテ:でんさおり
演出:でんさおり
作画監督:山崎玲愛 一石小百合

-褒められたベベノム-

カプ・ブルルに特訓をしてもらうためバンバドロに乗って砂漠を渡り実りの遺跡へ向かう一行。
ゲームのライドポケモンを出してくれるの良いですね。

砂漠を渡る途中風に飛ばされるモクローをベベノムが素早くキャッチして助けてくれた。
初めて会った時は勘違いから毒を浴びせちゃったこともあったのにね。今は助け合う仲間なんだなと思うと感慨深い。
それと素早い動きを褒められてベベノムが嬉しそうにしてるのが可愛いし温かい気持ちになります。
サトシが良いことをしたらちゃんと褒めるというのが素敵だし、ベベノムも褒められることを嬉しく思うということはサトシを家族として認識しつつあるんだろうなと思って。


-ぐーたらな守り神-

実りの遺跡でカプ・ブルルに会い特訓をお願いするが、カプ・ブルルは昼寝を続けて相手にしてくれない。
昼寝といえば前回のクチナシも昼寝のために仕事を抜け出そうとしてたし最初はサトシを相手にしてなかったしデジャヴだなと。
そしておそらく会った時点でサトシが抱えてる問題に気づいていて-後ほどルガルガンを雨の中に突き出したのはそういうことだと思います-怠けてるようで相手の本質を見ているというのもクチナシと重なります。

アセロラがカプ・ブルルのことに詳しかったのもクチナシと似ているから。
普段は怠けてるようで本当は優しくて問題を解決する道しるべになってくれると信頼してるから特訓のことも提案したのかなと思いました。


-ミミッキュのゼンリョクポーズ-

雨宿りのために大木の中へ避難するロケット団。
こういう場所で安心するようになったことに自ら突っ込んでたように、すっかり彼らもアローラの生活に馴染んじゃったんだなあと思い。
そして場所が基地と似ているだけに突然キテルグマが現れやしないかとヒヤヒヤしました。
カントーまで強制送還に来たあいつなら基地と似た場所で待ち構えててもおかしくないと思ったので。

雨が止むまでとムサシはミミッキュZを使うための特訓を始める。
ゼンリョクポーズをミミッキュに教えてもらおうというもので、ミミッキュのためのZクリスタルなんだから知ってるはずだという理屈。
言われてみればZワザを使うのはポケモンなんだし知ってたっておかしくないよね。
人から教わるのが基本だと思ってたからそれは盲点でした。

しかしミミッキュが披露したポーズのなんと禍々しい事よ。
フェアリーのゼンリョクポーズと同じ動きで可愛いポーズのはずなのにロケット団も引くぐらい怖く見えるとは演出の妙ですねえ。


-どんな姿になっても-

突然種を植えてあっという間に大きな木を育ててしまうカプ・ブルルの驚きの力を見せられ、続けて雨が降り出しサトシたちが泥遊びをするという光景に。
木を育てたのはエネルギーを蓄えつつ雨を予知して雨宿りするために用意したのかなと。

汚れるのを避けるため雨宿りしてたルガルガンをカプ・ブルルが突き出し、泥だらけになって怒るルガルガンにサトシが正面から向き合い様々なことを回想し語りかける。
まだイワンコだった時の泥遊びをしてた回想は、ぶっちゃけ後付けのシーンなんですけど、でもサトシなら雨の中で遊んでてもおかしくないし人懐っこいイワンコなら一緒に泥遊びもするだろうから納得のシーンでした。
人懐っこい・頑張り屋・ちょっとドジなところもあって、進化してもそれは変わらず、そんなルガルガンをサトシは大好きだと言う。
その大好きがルガルガンの怒りを鎮めてカプ・ブルルとのバトルで体が汚れても暴走することはなくなった。
進化しても体が汚れても、どんな姿になっても大好きと言って肯定してくれるサトシがいるからルガルガンは戦える、素敵すぎるでしょ。

大好きという言葉でポケモンの心を取り戻すのはリーリエがピクシーに対してもやっていたことだったなあと思い出す。
リーリエの場合はトラウマや家族の問題があってその一言がなかなか言えなかったけど、サトシの場合は普段からポケモンたちと愛し愛されの関係だから却ってそのシンプルな答えに気付きにくかったのかなと。
バトルで追い詰められた状態じゃなくてかつて遊んでいた時と同じシチュエーションであの時と変わってないと気付いて大好きと言えるのが良かったです。

ルガルガンにとっては”たそがれのすがた”という特別な進化をした自分の姿を誇りに思っていてだから汚れるのが許せなくて怒りに震えていたのかなと。
でもサトシが大好きと肯定してくれたことで汚れに拘ることもなくなった、どんな姿でも認めてくれるサトシがいるから自分を見失うこともなくなったんじゃないかな。


-守り神の本音は-

サトシとルガルガンが心を通わしたのを見たカプ・ブルルは自らバトルの相手を申し出た。
あっという間に木を育てたのも驚きましたが、木を引っこ抜いて振り回したりルガルガンを池に突き落としてまた汚したりと豪快で容赦ない戦い方にも目を丸くしました。

でもルガルガンが”ストーンエッジ”を覚えて強くなったことに喜んでる様子だったり、サトシがルガルガンに大好きと言った後目を輝かせてもいたので、サトシとルガルガンが強くなるためにあえて容赦ない対応をしてたのかなと思いました。
ぐーたらかと思えば2人のためにここまでやってくれるなんて、サトシとルガルガンのこと好きすぎるんじゃないですか。


メタ的な解釈ですが、サトシとルガルガンの絆に目を輝かせるカプ・ブルルは、このアニメを見てるファンやあるいは製作スタッフの比喩なんじゃないかと。
困難にぶつかるサトシを見るのは辛いけどそれをポケモンたちとの絆で乗り越えるサトシはもっと大好き、そんなファン心理の象徴。
まことに勝手ながら製作スタッフもそんなサトシを愛おしく思ってらっしゃるのかなと想像してしまって。
カプ・ブルルの反応はそんなメタ的な心情の表れだったのかなと思いました。


メタな話はともかく、サトシがルガルガンが心を通わし弱点を克服できたのは本当に良かった。
雨が上がり青空が広がるのが2人の前進を祝福するようで晴れやかな気持ちでした。


ここからは余談

現在東映特撮YouTube Official「獣拳戦隊ゲキレンジャー」が毎週配信中でして。
この作品、「暮らしの中に修行あり」をモットーに日常の中から困難を乗り越えるヒントを得るという場面が何度もあります。
今回サトシとルガルガンがかつて遊んでいた時と同じ状況で、つまり日常の出来事から困難を乗り越えるきっかけを得るということで通じるものがあるなあと視聴しながら思っていました。
ただそれだけのことなんですが頭に浮かんだのは本当なので一応書き残させていただきます。

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