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2018年1月20日 (土)

アニポケSM感想:泣かないでヒドイデ!

個人的なことですが昨年の1月19日が30歳の誕生日で且つアニポケの放送日で、今週のアニポケが1月18日放送で30歳最後の日でした。
アニポケに始まりアニポケに終わる1年、楽しかったです。

前置きはこれくらいで感想を。

58話
「泣かないでヒドイデ!」
脚本:関根アユミ
コンテ:榎本守
演出:榎本守
作画監督:志村泉 田之上慎 小林ゆかり


-カギはサニーゴの角-

ストレス発散にとショッピングを楽しむムサシ。
付き合わされるコジロウ・ニャース・ソーナンスは荷物持ちで文句を言うが、そう言いつつも付き合ってくれるところは仲間思いだなあと。
まあムサシに何言っても聞いちゃくれないという諦めなのかもしれませんが。

ショッピング中にサニーゴの角で作られたアクセサリーにヒドイデが目を奪われてることに気付いたコジロウだが買ってやれなくてごめんと謝る。
この時のコジロウの声色が優しくて、このシーンを見ればヒドイデを大切に思ってることが分かるし2人が離れるなんてことはそもそもあり得なかったんだなと思います。

今回のキーアイテムとなるサニーゴの角をアクセサリーとしてショッピング中に登場させるという前振りがあったのが上手かったですね。


-初恋と修羅場-

浜辺でオスのヒドイデが近づいてきて顔を合わせたヒドイデは驚いている様子。
ただならぬ関係だと思ったら初恋の相手だったと、12話で初登場した時コジロウに惚れた理由が初恋の相手に似てたからと描かれてたけどまさかその初恋の相手が現れるなんて驚きだ。

さらに驚きだったのがその初恋の相手を引っ叩き、その理由がニャースの解説曰く自分のためにサニーゴの角をくれると言ってたのに他のヒドイデに渡してるところを目撃して愛想が尽きたとのこと。
しかし先輩ヒドイデ(ニャースの解説に従ってこう表記します)はそれは誤解でありヒドイデとよりを戻したいと思っていると。

えぇ・・・ガチな修羅場じゃないかこれ。
ムサシは話を聞いて楽しんじゃってるし紙芝居による解説は面白い演出だけど状況そのものは全然笑えないぞ。
まあ修羅場だからこそ演出でカバーしてるんでしょうけどね。
ヒドイデがコジロウを好きだと気付いた先輩は怒りと嫉妬でドヒドイデに進化してコジロウに襲い掛かっちゃうし、恋敵を襲うなんて演出でカバーしなかったらとても見ていられない惨事だもんね。


ヒドイデに誤解だと言う先輩を最初はただ言い訳してるだけだと思ったんですけど、ヒドイデのために進化までするところを見て真剣な想いなんだなと印象が改まりました。
まさかポケモンの進化を修羅場に絡めて真剣に恋してることを表すために使うとは、その発想に恐れ入りました。


-愛すればこそ-

先輩の毒にやられてもの凄く苦しそうなコジロウですが特に治療を受けた様子は無く。
キテルグマがいつものようにロケット団を連れ去ったのは何か解毒の方法も知ってて助けに来たのかなと思ったけどそこまで万能じゃなかったか。

息も絶え絶えの中でコジロウはヒドイデは先輩と一緒に居たほうがいいとヒドイデを手放そうとする。
そういう考えを持ってしまうこと自体がヒドイデをどれだけ大事に思ってるかの表れだし、自分が死にそうな苦しみを味わってるのにヒドイデのことを考えるというのがグッとくるじゃないか。

翌朝には家でしたヒドイデを探し回りドククラゲに襲われたところを助けるしいつの間にか毒も治っちゃってるし。
これヒドイデが心配で気力で治しちゃったのかな。だとしたらどれだけヒドイデを想ってるんだよ。
愛だよ愛。


先輩はヒドイデと別れようとするコジロウを許せず勝負を挑んでくる。
ヒドイデの涙を止めて見せろとコジロウを挑発する言い方で、恋敵なのにコジロウの想いを引き出そうとするなんて、先輩もヒドイデが誰を想ってるか分かっててこんなことを言ってるんだな。
ヒドイデを連れて行ってしまうことだって出来るのにあえて決着を望むなんて、ヒドイデの幸せのためにここまで出来るのか。
愛だねえ。


-似ている2人-

家出中のヒドイデを発見したのはサトシ。
ロケット団の仲間だと分かっていても元気がないポケモンがいたら助ける、それが出来るのが凄いなあと思います。
ククイ博士も分かっていて助けてくれるんだからカッコいいなあと。
バーネット博士は最後にヒドイデが元気になったのを見届けていたけど、ヒドイデを保護した時から何があったのか察しはついていたのかもね。

ヒドイデが一瞬サトシにコジロウを重ねて見ているシーンがあったけど、コジロウがサトシと似ているところがあるという表れだったのかな。
ヒドイデを手放そうとしてたのが無印の名エピソード「ピカチュウの森」でサトシがピカチュウと別れようとしたことに似ていると思ったので、ポケモンの幸せを願うあまり自分の感情を押し殺そうとするところが2人は似ているという表れなのかなと思いました。


-愛の形-

コジロウと先輩の戦い-と言っても可愛いものでしたが-に決着がついてこれで丸く収まるかと思ったら回想シーンも含めて3度目のドククラゲの襲撃。
悪役本当にお疲れ様です。コジロウに蹴りを入れられて最後は投げ飛ばされて、おてんば人魚が見たら怒るぞ。

コジロウの活躍を見て足を掴んできたのはヒドイデ・・・ではなく先輩のほうでヒドイデに渡すはずだったサニーゴの角を差し出して、ってえええええ?
コジロウ、先輩にも惚れられちゃったのね。
冒頭のショッピングでヒドイデに買ってやれなかったサニーゴの角のアクセサリー、彼女-ヒドイデに-贈るはずの物を男からの求愛の証として渡されるなんて思わないでしょ。

ドククラゲの襲撃から先輩に助けて貰って惚れちゃったヒドイデが、回想と重なる場面で今度はコジロウに惚れ直すというオチで綺麗にまとまるのかと思ったら、惚れ直したのは先輩だったなんて斜め上過ぎる結末に口あんぐりです。

最初は浮気性だと思った先輩がヒドイデのためにコジロウと決着を望むほどヒドイデを愛してるんだと印象が覆ったのに、結局その好印象がまた覆り別の相手に気が移る残念な男というオチになるとは、いやはや最後の最後でやられました。
無理やり好意的に解釈するなら、真剣に愛したヒドイデが真剣に惚れたコジロウだからこそ惚れちゃった、拳?も交わして気持ちが通じちゃったから助けて貰った弾みで心に火がついちゃったのかなあ。


結末にはびっくりしましたが、性別も種族も超えた愛が描かれたのは凄いことなんじゃないかと思います。
また、ついこの間幸せな結婚したククイ・バーネット夫妻の家のすぐ近くで複雑な愛模様が繰り広げられたのも、愛にはいろんな形があると描きたかったのかなと。

良いじゃないか人がポケモンを、ポケモンが人を愛したって。
良いじゃないか同じ性別の相手に惚れたって。
良いじゃないか素直に結ばれるものがいれば複雑な想いを経て一緒になるものがいたって。
いろんな愛があって良い、アローラのおおらかな空気は愛の形も許容しているんだ、というのは考えすぎでしょうか。

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